ロクでなし魔術講師と月香の狩人   作:蛮鬼

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*注意
 今話は内容が大変カオスなものとなっております。
 はっちゃけた話が嫌いな方、またはキャラ崩壊を好まれない方はブラウザバックを推奨します。
 それでも良い方だけ、お読みください。


ようこそ、夢世界へ②

『喚び出して早々悪いが――お前たち帰れ

 

『い・や・だッ!!』

 

 

 洋館の外へ叩き出された狩人たちと、この世界の狩人たるギルバートの言葉が交わされる。

 内容は聞いての通りで、多分……いや確実にこの後の展開を全員――1人黙々と苺タルトを食っているリィエルを除く――が予想できた。

 

 

『そうかそうか――じゃあ皆殺しだァッ!!

 

『やってみろや変態野郎ォオオオオオオオオオオオッ!!』

 

 

 近日最大の無駄な雄叫びを上げて開催された狩人大乱闘。

 ギルバート対全協力者狩人という構図を思い描くのが普通だろうが、悪ノリとおふざけが大半の今回の狩人たちに真面目に戦う意思はなく、よってまともな連携が取れる筈もない。

 だからこそ理想的な一対多という構図には至らず、相手をまともに確認せずに、取り敢えず殴って撃って殺して見るという本物の大乱闘状態に突入してしまったのが現実であった。

 

 

『オラ尻出せやッ! 深々と突き刺して掘り返してやるよォッ!!』

 

『やめっ、やめろぉおおおおおおおッ!? ――アッーーーー!!?

 

『ウフフフッ、アハハハハハッ!! いいですわぁ……殺し愛、殺され愛、これぞまさしく至上の愛!

 (わたくし)、久方ぶりに昂って参りましたわぁッ!!』

 

『いいねぇッ! いいね、いいね、果てしなくイイッ!! どいつもこいつも切り刻んでも呻きは発せど文句は言わず!

 最ッ高だよ! 斬り放題、刻み放題じゃないかァッ!!』

 

『おい、そっちに行くんじゃねぇッ!! 変態共の巣窟だぞそこッ!?』

 

『はっはぁッ!! 若造がァ……調子にノってんじゃねぇよぉッ!!』

 

 

 絶え間なく響く罵詈雑言、叫声怒声の数々。

 金属同士がぶつかり合う音、銃火が放たれる音、そして肉と鋼が噛み合う粘着質な音。

 あらゆる声、あらゆる音が鳴り響く外庭に、だが不思議と4人は呆れや心配こそ抱くことはあれど、彼らの内に不快感は生じなかった。

 

 

「……あいつ。何気にまともだったんだなぁ」

 

「あ、あはははは……まあ、普段の様子から見ても、私たちと大して変わらないですしね」

 

「もう、何だって言うのよぉ……」

 

「? システィーナ、疲れた? 苺タルトたべる?」

 

「ありがとう、リィエル。でもだいじょ『ウハハハハハハハッ!! 刻んでやるよォ、何もかもォッ!!』せんせぇ……!」

 

「諦めろ、白猫。多分止めに入っても略式魔術の1つすら唱えることなくお陀仏だぞ」

 

 

 そもそも戦う土俵が決定的に異なる彼らでは、割り込んだところでグレンの言う通り秒で終わる。

 加えて今回召喚された狩人は、その大半が非常識人。中には狂人さえいるこの乱戦の中に身を投じるなど、肉食獣の群の中に己が身を捧げるも同然の行為だった。

 

 

『ウハハハッ、さあ、次はどいつだ!? どいつが俺の千景の餌食にコペァッ!?』

 

『ちょっとォッ! あんたのせいで折角思い付いたネタが吹っ飛んだじゃないのォッ!? どう落とし前付ける気だゴラァッ!?』

 

『狩人フィジク、『とっつき』行くぞォッ!』

 

『ちょっ、おまっ!? そこは流石にヤバ『爆発こそ浪漫だぁああああッ!!』ああああああああああッ!!?

 

『やぁやぁ、我こそはカインハーストの血族に名を連ねるかり『自己紹介長そうだから死ね』ぐふぅっ!?』

 

『はっはぁ……物書きの嬢ちゃん。お前さん、幾つでヤーナムにやってきた?』

 

『あぁ!? ンなこと聞いてどうすんのよ17よ!』

 

『そうかいそうかい……ンじゃあ俺から見りゃぁ赤子も同然だなぁ……』

 

『え――ちょっ、あんた、何でいきなり私のこと抱きかかえてんの? 一体何を『そぉれ他界他界(たかいたか)ぁああああああああああいィッ!!』イヤァアアアアアアアアアアアアアアアッ!?

 

『うぉッ!? 何でいきなり(ライス)が!?』

 

『あいつだ! あのニンジャ野郎が投げていやがる!』

 

『お米は大事お米は大事お米は大事お米は大事お米は大事お米は大事』

 

『こっちは○ンコ投げていやがる!?』

 

『いやマジでこういう場面じゃなきゃ消費されないんだよねぇ、○団子』

 

 

 それから後も外の喧噪が止むことはなく、苛烈なれども全く恐怖を感じない大乱闘の中で、多くの狩人たちがその命を落としていった(元の世界に還された)

 やがて音は絶え、あれだけ濃密だった殺気も失せて外に沈黙が訪れると、程となくして洋館の扉が開き、その隙間から見慣れた黒装束が現れた。……全身を返り血でべっとりと染め上げて。

 

 

「――待たせたな」

 

「お前ら『ヤーナムの狩人』って馬鹿か狂人しかいねぇのか」

 

 

 格好良く決めて来ようとも、外で起きた乱痴気騒ぎを無かったことにすることはできない。

 正直、全身血染めの今の姿を見ても恐怖は湧かず、ただ彼に対する呆れだけが心内にあった。

 

 

「……と、まあ。こんな風に他世界から狩人を喚べるのだよ。()()はハズレばかりを引いてしまったようだが、皆頼りになる狩人ばかり「いやだなぁ! そんなに褒めても輸血液しか出ないぞぉ!」うおおおぅっ!?」

 

 

 グレンたちとギルバートの間から飛び出す赤装束――もとい、血染めの白装束。

 未だしぶとく生き残っていた最後の1人(オーウエル)を外に連れ出し、骨を砕く音が鳴ってから少ししてギルバートは再び館内に戻ると、自分の椅子に腰掛け、話の続きを再開した。

 

 

「……話を元に戻そう。とにかく、俺は以降他の狩人たちとも行動を共にするだろう。あの一件以降、ミコラーシュは動きを見せていないが、いつまた奴が凶行を引き起こすか分からん。その時は対処のため、表の仕事を疎かにするかもしれないが……」

 

「ああ……そっちは気にすんな。お前が適当な言い訳考えてくれりゃ、後は俺の方でも上手くやっとく」

 

 

 減給までは知らねえがな、と。意地の悪そうな笑みを浮かべて言ってくるグレンだったが、それでもギルバートとしては少し意外だったらしく、マスクと狩帽子の間から覗く双眸を見開き、その瞳に驚きを宿していた。

 

 

「先生は、元々そちらの方を目的として生きて来たんですよね? 誰かの命を奪い取る……なんてやり方は、私はあまり認めたくはないけど、月香さんにも譲れないものがあるということだけは、分かっているつもりです」

 

「……ルミア君」

 

「あの檻頭、ギルバートの敵? だったら早めに倒した方がいい。そしたらまた皆で普通に過ごせる」

 

「……ああ。そうだな」

 

 

 理解、と言っていいかは分からないが、少なくともルミアとリィエルはギルバートの今後の行動について否定はしなかった。

 残るはシスティーナだが、当の本人は視線を左右交互に動かして、何を言うべきか迷っているような様子を見せていた。

 それでも思考の末、何を考えたのか彼女の双眸がようやくギルバートの方を向き、その瞳で彼の姿をしっかりと捉え、口を開いた。

 

 

「……正直、私は他の3人ほどギルバート先生のことをよく知りません。先生が『血塗れの殺人鬼』で、その……ミコラーシュって人を倒すために動いていることも、ここ最近になって初めて知りましたし……」

 

「……ああ。君の言うことは、何も間違ってはいない」

 

 

 一番遅くにギルバートの正体、その目的とこれまでの凶行の理由を知ったのは他でもないシスティーナだ。

 驚愕の事実の連続を突きつけられて、それでなお平静を保てる人間はいない。狩人にだって不可能だ。

 だから正直に言って、彼女からだけは了承を取れるつもりはなかった。ただ、先日の一件もあり、これ以上の秘匿はあってはならないと考えた上で、彼女もこの夢の中に呼んだのだ。

 

 

「……だから――」

 

「――でも、ギルバート先生は、好きこのんで魔術師を倒して来たわけではないんですよね?」

 

 

 突然の質問に一瞬驚くも、ギルバートはすぐに首肯し、その問いに肯定する。

 最初期こそ民間人や一般魔術師も巻き込んでしまったとはいえ、彼が討つべき敵は外道狂人の類のみ。

 邪魔する者は例外として、己の往く道を阻むことがなければ、彼は決して一般人をその手に掛けはしなかったし、それは今日まで続いた『血塗れの殺人鬼』としての殺戮歴が示している。

 

 その反応に、システィーナは「そうですか」と呟くと、一瞬だけ顔を曇らせ、その後に再び彼を顔を見つめて言った。

 

 

「……なら、勝ってください」

 

「……?」

 

「勝って勝って、勝ち続けて。必ずその本命の相手を倒してください。そしてまた――皆で一緒に過ごしましょう」

 

「……ああ」

 

 

 そうだな――そう紡ぐ声はどこか寂し気で、その目にも心なしか悲哀の色が映っていた。

 必ずミコラーシュを倒す。これは絶対不変の決定事項だ。舞台となる世界そのものが崩れぬ限り、ギルバートたち狩人は文字通り死んでもそれを成し遂げる。

 だが、その後までは分からない。例え奴を討ったとしても、その時自分の存在は世間的にどうなっているか。

 今はまだいい。正体を知っているのはごく限られた面子だけだ。だが、もしも決戦の前後に正体が世間にバレてしまえば――

 

 

(いや……今それを考えるべきではないか)

 

 

 後ろ向きだった思考を掻き消し、再び4人の顔を順に見ていく。

 狩人ならざる、この世界で友誼を結んだ者たち。

 かつての宿敵、教え子、巻き込んでしまった者――出会った際の形は異なれど、行き着いた先は皆同じ。

 ならば彼らを獣と狂気の牙から庇い、守るのもまた、『ヤーナムの狩人』としての使命である。

 

 

「――ありがとう」

 

 

 ただ一言告げ、ギルバートは再び立ち上がる。

 もう迷いはない。学院勤めの町医者として、異界に降り立ったヤーナムの狩人たちの長として。

 これまでも、これから先も、共に等しく己自身であると自負できる。

 確固たる自己の確立を認めると、彼は再度4人を見つめ、マスクに覆われた口を開き、言った。

 

 

「俺から語るべきはもう何もない。何か聞きたいことがあれば聞くが、あるかね?」

 

「いえ、今は特には」

 

「俺もだな。つか、さっき話された内容で一杯一杯だ。これ以上は勘弁して貰いてぇな」

 

「そうか。では現実に送り帰そう……が、その前に。回収がまだだったな」

 

「回収?」

 

「最初にシスティーナに『啓蒙』を与えた際に言っただろう? 後でちゃんと回収する、と」

 

 

 そこまで言うと、ギルバートはまずシスティーナの下へ歩み寄ると、彼女を見下ろす形で見つめるが、そこから特に動きが無かった。

 不思議に思い問い訊ねると、彼は何とも言えない口調で言葉を濁し、暫くして後ようやく語り始めた。

 

 

「その……『啓蒙』というのは、人の脳に蓄積されるものなのだ。

 本来それは特殊な方法でのみ消費するものなのだが、それとは別に『回収』という形で無くすことができる」

 

「ちなみに『啓蒙』を持ったままだとどうなるんですか?」

 

「微量ならば先の人形のように、低級の夢想存在が見えるようになるだけだ。だが、多量に蓄積されると本来見てはならない超次元存在が視認できるようになってしまったり、感受性の向上から発狂しやすくなる」

 

 

 それを聞いてシスティーナたちの顔が若干青ざめる。

 そしてすぐに彼に回収して貰うよう言うが、当の本人は「いや、それが……」とだけ言って、躊躇うような様子を見せるばかり。

 それでも彼女たちの押しには勝てず、諦めたように長躯を屈め、なるべく腰掛ける彼女たちと目線が合うように位置を調整した。

 

 

「……やる前に1つ言っておくぞ、システィーナ君」

 

「はい?」

 

「……こんなオヤジですまない」

 

「へ?」

 

 

 言ってすぐさま彼はマスクを下ろすと、手袋を嵌めた手でシスティーナの額に掛かる髪を上げ、露わになった額へ近づき、

 

 

『――!?』

 

 

 スッ――と。

 

 その額に、彼の()()()()()

 僅か数秒。されど数秒。一瞬であるが永劫にも思える時間の中で彼の唇はシスティーナの額を吸った。

 程なくして唇は離れ、瞬時に触れた箇所をハンカチで拭くと、ギルバートの視線がルミアへと移る。

 

 

「えっ、ギルバートせんせ――!?」

 

「すまない、本っ当にすまないルミア君……!」

 

 

 そうして、先のシスティーナ同様、ルミアの額に彼の唇が押し当てられる。

 同じような時間を経て、同じように離れて次の標的へ移るギルバート。

 リィエルは大して反応を示さなかったから2人より抵抗感が無くて助かったが、先の2人は顔を茹蛸のようにその顔を真っ赤にし、声にならない声を上げていた。

 

 

「……っ、……っ!?」

 

「白猫、ルミア!? ……おい、月香! 何しやがった!?」

 

「……先程も言っただろう。『啓蒙』は人の脳に蓄積する。特殊な方法でなければ消費されないが、それとは別に『回収』の方法があると」

 

「それが今のチューと何の関係が……いや、おい。まさか――!」

 

「……上位者の眷属の中には、人間の脳に捕食器官である管を突き刺し、直接『啓蒙』を吸い取る怪物がいる。

 低位の輩では脳から直接でなければ吸収できないが、幸か不幸か、俺は最高位の上位者のなりそこない。脳に触れずとも、啓蒙があろう脳に近い肉体箇所に直接接触することで『啓蒙』を回収できる」

 

 

 早口で言う彼の顔も、システィーナたちに劣らないほど真っ赤に染まっており、どうにか隠そうと顔に手を添えているが、はっきり言ってバレバレだった。

 呆れたように口をあんぐりと開け、顔を真っ赤に悶える2人へグレンは再び視線を移した。

 

 

「……ぅ、ぁ……あぅ……」

 

「口じゃないから大丈夫……そう、口じゃないから大丈夫よ、システィーナ……!」

 

「――さぁ、次はお前だ」

 

「っ!?」

 

 

 ガシッ! と明らかに過剰すぎる握力で肩を掴まれるグレンの耳元に、怨嗟の如き低声が響く。

 顔は変わらず真っ赤であるが、何故かそれをグレンは羞恥によるものだとは思えなかった。

 

 

「お、おまっ!? お前、マジでか、マジですんのか!?」

 

「『啓蒙』の蓄積は発狂の恐れがある! それはヤーナムの魑魅魍魎共を相手取る時、致命的な欠点と成り得る!」

 

「だからって他に方法はなかったのか!? あるんだろ、その特殊な消費方法ってヤツが!」

 

「あるにはあるが、肝心の使者たちが今どこにもいないのだ! 出て来るのを待っていて、その間にまたミコラーシュやヤーナムの狂人共が出てきたらそれこそ手遅れだ!」

 

「いいじゃねえか待ってろよその使者をよ! 俺はイヤだぞ、額とはいえ野郎とキスするなんざ!」

 

「いい加減に諦めろ! それに貴様が使者と会えば、多分その形相で怯え死ぬぞ!?」

 

「ウソだろそれ!? そんなに怖いわけねぇだろ!?」

 

「いいや、本気で怖い! 貴様ならば絶対にちびるぞ、あの顔は!」

 

 

 言い合いを続けながらも、着々と準備は進んでいく。

 元々身体能力の面では大きな差がある2人だ。接近戦を得意とするとはいえ、魔術師であるグレンと純粋な至近戦闘を土俵とするギルバートとでは、どちらが勝るかなど火を見るよりも明らかだ。

 

 

「観念して額を出せ! どうせ減るもんじゃあるまい!」

 

「減るわ! 男の尊厳とか、俺の華麗でクールなスーパーグレン大先生イメージが!」

 

「そんなもん最初からないわ! いいから――額を出せ小僧ォッ!!

 

「テメッ、マジで――あああああああああああああああッ!?

 

 

 

 

 

 

 その日、強烈な吸引音と共に、彼らは(どうでもいい)一線を越えた――。

 

 

 

 

 

 ――帝都・帝国魔導士団本部『業魔の塔』、特務分室オフィス。

 

 

「――『円卓会』から正式に指令が下されたわ」

 

 

 職務室内に凛とした声が響く。

 よく通ったその声が運んだ内容を耳にして、声の主の前に立つ3人は、それぞれの反応を示した。

 

 

「……やはり、こうなったか」

 

「当然よ。元々4年前から騒ぎを起こし続けて、今日に至るまで捕えられずにいた凶悪犯よ。

 単独でも脅威だったのに、それが徒党を組んで一大組織を築いたとなれば、流石に上層部も重い腰を上げるわ」

 

「まあ、初手が過激なものじゃないだけマシじゃが……あいつ、黙って従ってはくれんだろうのぉ」

 

 

 3人の内の2人――アルベルトは顔を僅かに曇らせつつもその決定には納得し、バーナードは面倒くさそうな声でそう言いながら背を伸ばす。

 

 

「……イヴさん。万が一ですが、彼がもし同行を拒否し、抵抗した場合は――」

 

「私に同じことを言わせるつもり、クリストフ? 繰り返すようだけど、その時は力尽くでも連れて来なさい。帝国上層部も、それについては認めているわ」

 

「それは陛下もか、イヴ?」

 

「ええ。最終的な決定は陛下が下されたわ。他の部署にも同じ命令がいっているけど、メインとなるのは私たち『特務分室』よ」

 

 

 そうして職務室の主――若き室長、イヴ=イグナイトは再度3人を見据える。

 

 

「もう1度言うわね。今回の任務内容は捕縛。殺害は許されない。私たちの目的はフェジテのアルザーノ帝国魔術学院へ向かい、医務室補佐ギルバート……いえ――」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「――武装組織『月狩』(つきがり)の首領、『血塗れの殺人鬼』を捕まえ、陛下の御前に連行することよ」

 

 

 

 

 

 




 補足しますと、最後に出てきた組織名は『誓い、そして蠢く悪意』の後に決められたものです。
 次回からはオリジナル話も混ぜた6巻の内容に移ります。
 感想お待ちしております。

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