賢者な英霊(仮)はとにかくヤりたい(真顔) 作:おき太さんかわゆい
────自分の真の力を思い出して
賢者は慟哭した
────真実を再認識して
賢者は絶望した
────覆せない現実に
賢者は決意した
────理不尽の化身になることを
賢者は死滅した
────酷使し過ぎたせいで
そして賢者は────
────さぁ、ついて来れるか(クソみたいな展開に)
今回は前回の延長線である……つまり、察して?
え、無理?
ヒントは前回あえなく分割した、ということ
そして前回の前書きの赤字……後はわかるかな?
それでは第5特異点『イ・プルーリバス・ウナム』編第9話始まります
※最初に謝っておきます。書きたいように書いたらこの始末☆になった。読み辛かったら申し訳ない。だが後悔はしていない
拙作を世に出した時点で後悔は済ませた(悟り)
賢者のアヴェンジャー。
未だ謎多きサーヴァント。
だけど先輩はそんな彼に信頼を置いている。
無論今ではわたしもです。
経歴は不明でもあの人の実力は本物で、たまに危うい場面もありますけど、一対一の戦いで負けることはないと思っていました。
そう、思っていたんです。
「
「……では我も応えよう。我が神技を以て迎え撃つ」
エミヤ先輩達の応援に向かう道中。
ケルトの軍勢に襲われました。
ケルト兵やワイバーンだけでなく、キメラやウェアジャガー、果てやシャドウサーヴァントまで現れる始末。
皆さんで迎撃していたそんな中、参戦してきたのがランサーのクラスで現界した李書文さん。
シャドウサーヴァントを片っ端から滅ぼしたかと思えば、開口一番に李書文さんはこんなことを宣ったのです。
『我が名は李書文。そこの神仙とおぼしきサーヴァント! 儂と今すぐ戦え!』
『……何故?』
賢者さんの疑問は最もでした。
どうやらケルト側のサーヴァントではない様子。
にもかかわらず、賢者さんに勝負を挑んでくる理由がわかりませんでした。
『貴様の動き、何らかの武術と見て間違いない。だが生前の記憶とサーヴァントとして得た現代の知識をもってしても、とんとお主の武術が何なのかは見当もつかなんだ』
『……実際、我しか使い手はいないからな』
『だからこそ、だ。見たことも聞いたこともない武術を極めし神仙。そんな者が遠目からでも目に入れば死闘を嗜む身として、即刻立ち合いを所望するのは至極当然であろう?』
『ちっ……また戦闘狂か。説得も面倒だな。……来るなら来い。1分で終わらせてやる』
『くははははは!! そうこなくてはな! いざ尋常に勝負と行こうぞ神仙! 己の槍が貴様に通じるのかどうか、試させてもらおうか!!』
『……ハァ』
賢者さんは額に手をやり、溜め息を吐いていた。
そういえばベオウルフさんもそんな感じでしたね。
二人は視線を交えると互いに構えました。
そして。
「我が槍は是、正に一撃必倒。神槍と謳われたこの槍に一切の矛盾なし!!」
「移動は不要。刹那にてこの場よりただ放つのみ」
「ぬっ……!? なん、だ……? 頭に訳のわからぬ文字列だと────」
正直、最初わたしには何が起きたのかまるでわかりませんでした。
「────ガハッ……儂に何をしたかも悟らせんとは……実に見事……」
賢者さんの姿が急にぶれたかと思ったら、李書文さんが血反吐を吐きながら倒れていました。そのまま李書文さんが消滅していきます。
勝敗は決し……えっ?
「────あっ、やべっ」
賢者さんも消滅……? 相討ち?
えっ?
信じられない光景に、わたしの思考は停止した。
でも1つ理解してしまった。
できれば拒否をしたかった事実。
────賢者さんが死んだことを。
彼の霊基が、この特異点から消滅したのだという現実を。
――――――――――――――――――――
俺は思い出した記憶を整理する為に思考領域を、一時メインとサブに分割することにした。
【メイン脳内】
フィンとのガチバトルの前に『ん? 今なんでもするって(ry』な言質を取ることに成功した俺は、ヤリサー二人組を片付けたので早速紳士的な要求を行使した。
結果、リリィちゃんを指南してやることになった。寝技の。
あ、素で間違えた。聖剣の、な。
もちろん、エミヤ達がいるであろうアレクサンドリアに向かいながらだ。
ホバー移動式白濁マットレス、再び!
みんな疲れてるだろうしな。
俺なんかを守ってくれた愛すべき仲間達への労いの気持ちを込めた、射精もとい白濁光を放出しマットレスモドキを作成したのだ。
心なしか表情のわかり辛い婦長が一番喜んでくれてた感じだったんだよね。
……そんなに感触を気に入ってくれたようなら、婦長にプレゼントしてあげるのも悪くないかな?
そんな訳で移動はマットレスモドキに任せて、リリィちゃんとの修行をそのまま行うことにしたのだ。
理由?
いや、なんかリリィちゃんってば二次元シミュレーションで分析した感じ、自信をだいぶ喪失してるようだったからさ。
その原因の一端は俺にもあるっぽいし、だったら元気付ける方法は一つ!
極めて全うな提案だろ?
紳士な俺が酷い要求をエンジェルセイバーにする訳がないんだよなぁ。
肝心な修行方法? 無論抜かりはない。
強みをイカせるような修行法を考案した。
簡単だ。
意図せずして彼女の聖剣の光は股間へと炸裂する。
そう、無意識であろうと宝具を解放すれば飛んでいく先はだいたい誰かの股間だ。
そして股間はある意味で人間の中心部とも言える。
そこを中心にして連鎖的な爆発が起きるのは、実際のところ全身にダメージを与えるって面で理に叶っているのだ。
だから逆に考える。
今度は意識的に股間めがけて聖剣の光を射出し、確実に股間の中心に当てる練習だ。
できてることをわざわざやめさせて、新しいことをやらせるのは愚作。
股間を、というよりも股間を『的』の代わりとして認識させ、どんな体勢どんな角度どんな状況であろうと、敵がどれだけ高速で動き回ったり避ける動作をしようと、『確実』に『的』へ命中させる訓練を施す。
彼女はスキル・直感持ちだ。
訓練すればモノにできるだけのスペックを持っている。
そして最終的には股間以外も意識を集中すれば『的』と認識できるように改善させれば完璧だ。
今の俺の股間はバッキバッキのフル勃起スタイルだから、彼女の聖剣も余裕で耐えられる。
全身に伝播する爆発? SMプレイの鞭打ちのようなもんじゃん? へっちゃらへっちゃら。
だからバッチコーイ!
リリィちゃんは最初躊躇したものの、普段表向きは寡黙で仏頂面な俺からかなり熱心な説得を受け渋々承諾。
「邪悪を断て!
彼女が宝具を解き放つ。
ズドンッ! と重たい一撃からの広がる爆発が全身を打つ。
ドピュッと一発、
トレッ! ビアーン!!
痛みと共に走り抜けるこの快☆感!
じんじんと後からじんわりと来る絶え間ない痛みの波が、俺のカリバーンをギンギンのビンビンにするのだ!
いいね! いいねェ! 最ッ高だねェェえええええ!!
この気持ち良さはまさにフォルテッシモ!!
おっと……あまりにも興奮し過ぎて、どっかの変態が複数混線してしまったか。
もっとクールにイかねばな。
うっ…………ふぅ。
よし、冷静になった。
【サブ脳内】
さてと修行を続けながらも、判明した記憶について改めて確認するとしようかね。
耳元で一人ずつ囁く連中=超越童貞。
内側というか金玉に居座る連中=無念のまま死んだ童貞達の魂の集合体。
外側で閲覧してる連中=超越童貞になれる素質を持つ者達。
この3組は俺と脳内会話を可能とする奴らだ。
それらを含めて判明したのが、俺はどうやら全ての童貞と魂が繋がっているらしい。
その3組以外とは会話を交わすことはできないが、この世のみならず、過去・未来・現在、平行世界・異世界など、あらゆる全ての童貞と繋がっているようだ。
それは俺が
【メイン脳内】
「
オウフッ……エクセレントッ!!
いいよぉ、いいよ! さぁ、もっと! もっとだ!
来いよ聖剣! 自重なんか捨ててかかってこい! ……楽にイカしちゃつまらんだろう? 光を撃ち込み、俺が苦しみもがいて股間を無様に腫らす様を見るのが望みだったんだろう。そうじゃないのか聖剣?
来いよ聖剣!!
「
────やればできるじゃないか。
たぶんこの場で股間を露出する機会があれば、勢いよく放たれた精液はケルト軍の根城まで飛んでいくくらいの勢いがあっただろう。
そう、変換した白濁光ではなく、ただの精液がそのレベルで飛んでいく程の勢いで射精できた。
これはギネス記録に乗るレベルの偉業に違いない! 表彰してもらおうそうしよう!
「……良い感じだ。なら今度は回避動作をする。それでも確実に狙えるように制御してみせろ」
「わ、わかりました! やってみます!」
【サブ脳内】
実は神になる以前の人間だった頃から童貞と繋がる力を持っていたみたいだった。
ただし受信のみの一方通行だったみたいだった上、根本的にこの力が何なのかまではまだ思い出せていない。
その力が
……まあ、今の今まで特に意識することなく勝手に繋がってただけに過ぎないせいで、ほとんど有効利用できてないんですけどね!
記憶が無くなってたから仕方ないね!
だからか勝手に俺の体に憑依してきた、無念のまま死んだ童貞達の魂の集合体は、ある意味別枠に当たるのかな?
全ての童貞と繋がってるって言ったのは、あくまで生者の話であって死んでる連中とは繋がってないのだ。
だからアイツらは例外ってことになるんだろうな……事実、他は脳内で繋がってるだけなのに、俺の金玉に居座ってる訳だしね?
【メイン脳内】
「
「もっと集中しろ。神経を研ぎ澄ませろ。直感を信じろ。キミならできるはずだ」
「はい! 頑張ります!」
脳内整理中であろうと、抜かりなく修行に付き合う俺。
股間目掛けて飛んでくる聖剣の光を白濁ジェットを行使して紙一重で回避していく。
まあ? これでも? 神の端くれですし?
この程度は朝飯前なのだ!
本心では当たりたいんだが、これも金蹴り焦らしプレイってことで回避に徹する。
【サブ脳内】
にしても、俺が扱う宝具の数々や何気なく使ってきた
てっきり神になったんだから、なんでもできて当然的な理由だと俺自身は思ってたってのに。
そう、俺が冠するこの名にもちゃんと意味があった。
この真実を思い出して、よく今まで疑問にも思わず活動できてたもんだな、と思わず内心苦笑したもんだぜ。
……いや、過去の俺に思い込まされてたって言ったらそれまでなんだけど、性欲一辺倒で童貞卒業願望しか無かったのが一番の問題だったんだろうなぁ。
【メイン脳内】
「
「……自分の腕を信じられないのなら、せめて聖剣を信じろ。後は我の言葉を信じろ。大丈夫だ。キミにはそれを成すだけのスペックがある」
そうだよ。
諦めんなよ、諦めんなよお前! どうしてそこでやめるんだそこで! もう少し頑張ってみろよ! ダメダメダメダメ諦めたら。聖剣の事思えよ、
「……集中、意識を集中。邪悪を断て!
「ッそうだな。なら次だ。次は直前での回避ではなく、最初から高速移動してる対象に当てる特訓だ」
「は、はい!」
なかなかに鮮烈な一撃だった……!
これなら世界を狙えるかもしれねぇ。
金蹴りプレイの世界チャンピオンに!
天然ドSで世のM共を制圧できるのはお前だけだ。リリィ、お前がナンバーワンだ。
「
「見ようとするな、それは残像だ。感じ取れ。直感こそがキミの武器だろう?」
「…………直感で感じ取る。視界に頼らず、直感と聖剣を信じて解き放つ」
よし、感じ取れ! もうナニも怖くない!
【サブ脳内】
さて。
宝具は別名『
まさしくさっきから俺に向けて放たれている聖剣の輝きなんかが、貴き幻想にふさわしいだろう。
ならば俺の宝具は?
…………俺の主観ですら貴いとは思えないどころか、世界で一番汚い自負がある。
客観視したら、それはもはや紛れもない汚物、いや汚物以下という認識だろう。
そんなものが果たして宝具に該当するのだろうか?
答えは否……でもあり、そうでもない。
何とも微妙な立ち位置にあるのが俺の宝具だった。
実は今まで俺が使ってきた武器や宝具の数々は
言うなれば『
性行為もしくはそれに関係すると思われる様々な希望的観測の一部を宝具へと昇華させたものだ。
まあ、簡潔に言うと性的な妄想の具現化だな。
それは知ってはいても理想とするものだったり。
知らないからこその思い込みであったり。
例を幾つか挙げるなら。
男性の場合。
・どんな状況であろうとオカズがあれば勃起できる。
・精液は尿と同等の勢いで出る上、必ず勢いよく飛ぶ。
・オカズがあれば何回出そうと何度でも勃起できる。
ハハッ、んなことはまずありえねーよ。
普通なら、な。
だが俺の十八番『
逆に女性の場合。
・処女は初めての場合、誰であれ出血するし痛みを伴う。そこに例外はない。
・激しく指で膣を刺激してやれば誰でもイク。
・どんな女性でも潮吹きするのは当たり前だ。
・子宮への挿入は普通に可能で、興奮すると降りてくるため子宮の最奥まで突ける。
・強姦であろうと絶対に性的快感を得る。
これらもほぼない。だいたいが幻想だ。
まだ可能性の高い一番目と二番目も。
一番目は処女ではあっても処女膜が日常生活で喪失してる場合があったり、処女膜があっても処女膜自体に多くの血は供給されていないため、実は血が出る方がレアケースだったりすんだよ。だからそこに例外はないってのは正しくない。
あ? 童貞なのに何故知ってるのかって?
……非童貞とは繋がりが自動で絶たれる。
だが俺の方から故意に一時的にではあるが繋ぎ直すことはできるのさ。
何せ『元』童貞な訳だし。
繋がりが切れた瞬間に繋ぎ直し、こっちから記憶閲覧とかして、童貞卒業を影ながら祝いつつ、卒業者の卒業相手をオカズに抜くとかも五百年引きこもってた際ずっとやってたりしたんだわ。
まあ、そんなこと散々やってりゃこれくらいの性知識は、たとえ未だ童貞でも付くってもんよ。
…………童貞なのに性知識ばっか豊富でもなんか虚しくなるから、敢えて仕入れた(知りたくなかった)性知識とかは時間経過で除去したりもしてんだけどな。
哀しいなぁ……。
二番目については誰でもイクってのがおかしい。M気質な女性なら可能性はあるものの、ただがむしゃらに刺激するのは、粘膜を傷付けるだけの可能性の方が高いから注意が必要だしな。
だからこれらもまずありえない。
しかし。
しかし、だ。
それら全てが百パーセントありえない、と断じるのは早漏……いや早計だ。
何せ実際にこの世全ての人間の体を、ましてや状況を調べ倒した訳じゃない。
だったら可能性が0だとは言いきれない。
まあ、仮に可能性が0でも関係ないのだ。
俺と繋がっている童貞の中で
性的空想とも言える、それら全ての妄想を体現した真の宝具を、俺は保有していたのだから。
否、神の名を冠したからこそこの宝具を手に入れたが正しいか?
つまり今まで繰り出してきた宝具の数々は、ほぼたった1つの真の宝具から生み出されたのだ。
その真名が────
────真第一宝具『
常時発動型の宝具で、俺が
この肉体を構成する真の第一宝具って訳だ。
記憶が戻り始めてから、そして色々と自覚してから、薄々おかしいとは思っていたんだ。
いくらなんでも俺が使える宝具の数が多すぎる。
宝具の数が豊富と言われるライダーのクラスならいざ知らず、アヴェンジャーにしてはあまりにも数が多すぎる。
しかも
童貞のくせに、眼力だけでイカす、とか。
ケツ穴を一瞬で開発する、とか。
あと即興とはいえ編み出した
しかもそれらが全てただの技能とか……ないない!
二重の意味で未経験なのに、そんなことできる訳ないやんけプギャー! ゲラゲラゲラゲラ!
……ふぅ、虚しいなオイ。
あ、
オナったことあんなら誰でも使える可能性あるし。
これに関しては性交経験関係ないから。
ま、そんな訳で童貞の夢を結晶化した宝具で形成されたこの肉体だからこそ、
【メイン脳内】
「集中……あれ? 聖剣の光が弱まってる……?」
何? まさかカリバーンの奴、俺の股間に撃つことに嫌気が差したのか!? 何故だ!(…………)
こんなにも俺とリリィは頑張ってるのに!(ッ)
「あれ? 魔力が上手く流れていかない……」
アルトリアの魔力で折られずに済む、エクスカリバーに居場所を奪われずに済む、そんなリリィが笑ってお前が望む最高な花の旅路ってヤツを!
今まで待ち焦がれてたんだろ、こんな展開を……何のためにここまで折れずにいたんだ!?
お前だって現役の方がいいだろ!
エクスカリバーに役目を譲ってんじゃねえ!
命を懸けてたった一人の
だったらそれは全然終わってねえ!! 始まってすらいねえ!!
これが
────光を出せば(股間に)届くんだ。いい加減に始めようぜ、カリバーン!(……ダメだ)
「あっ! 光が……これなら。これで、決めます……!」
今までで一番の輝きじゃねぇか(もう我慢の限界)
いいよ来いよ(反省の色もほぼ無し)
……なんか光の荒々しさにヤケクソ感あるけど(聖剣だって自棄にもなるわ!)
【サブ脳内】
話戻すか(メインもサブもウンコじゃねーか!)
つまりこの真第一宝具の効果を使えば、薄き聖典にありがちな即堕ち展開も!(歯止めないのかコイツ)
初めての相手がごく短時間でレイプされ、しかも果てには2穴挿しで絶頂しまくるという、どう考えてもねーよ! な事態も!(お前らのリーダーだろ何とかしろよ)
子宮に届くレベルの巨根って時点で「は?」な案件なのに、子宮内を蹂躙されて感じるという女性とか「お前人間じゃねぇ!」という感想が出ても仕方ない状況も!(手遅れですね)
何度も中出しされていて避妊薬も使われた様子が無いのに、まるで孕む気配0という、男性が種無しなのか、女性が不妊なのか、どちらにしろ正直笑えない深刻な問題にしか思えない、あまりにも不自然な場合も!(オイ聞こえてねぇぞこれ)
ポルノものにも言えることだが、やたらと多い大量潮吹き……あれは実際のところ過剰な水分補給をするのがほぼ前提な上、潮吹きできる体質に作り替える必要がある。だから素人が潮吹きとかまずありえないのが現状でも!(頼むからブレーキ機能しろ)
そんなものはフィクションだけの話なんだとしても!(アンタが虚構ならなぁ)
それら全てを実現できるのがこの第一宝具であり、その宝具の名を冠する者、即ち童貞の頂点だということになる訳だ!!(誰か下克上求む)
そう! 童貞の頂点に至れば、そんな薄い本的展開を容易に現実へとできる!!(ヤバイよこれ)
これ程に素晴らしいことは無いだろう?(早く記憶を物理で奪うんだよあくしろよ)
フハハハハハ! 崇めるがいい!
そしたら願いを叶えてやらんこともないかもしれなくもないやもしれんぞ?(どっちやねん)
だってよぉ……だって……!(え、なんか泣きそう?)
その力の弊害なのか、スキル・童貞一途を強制取得させられるせいで、フルバースト体質が定着しちゃうんだぜ!?(あっ)
つまり俺自身は神でいる以上、童貞卒業ができないってことまで思い出しちまったんだ(気付いてしまったか)
できたとしても死と隣り合わせというデメリットがあるんだっつーのっ! クソが!(御愁傷様です)
確かにこの力をフルに使えば、様々な生のオカズを獲得できるんだろうよ。
望んだ通りのポルノグラフィを、目の前で生み出すことだっていとも簡単にできるんだろうよ!
立香ちゃんやマシュにも、あんなことやこんなことをさせることだって造作もないはずさ。
だけど、当事者には絶対になれないんだ。
俺はあくまで傍観者にしかなれない。
どんなに脳内で描くエッチでドスケベなシチュエーションを、真第一宝具で演出できても!
この体質がある限り、俺が出演することは絶対に叶わないんだよ(血涙)
これが直接的な接触限定なフルバーストなら良かったのに、間接的な接触ですら、全弾発射するんだから救えない。
実際、まだカルデアに来てから間もない頃、ローブの上からなのに背後から肩にマスターから手を乗せられただけで、フルバーストしてるしな。
コンドームで参戦することすら許されないのだ!
俺が寝取られ属性以外受け付けないコアな変態だったなら、問題なかったのかもしれないが……生憎と幅広いジャンルを広く浅く網羅する変態だ(それはそれでどうなの)
しかも俺は我欲が高い分NTR属性は得意じゃない。
寝取る側に回るなら大義名分がありゃやる気出すけど、わざわざ幸せカップルをどうにかしたいとまでは思わない(そこまでの屑ではなかった)
……いやまあ、相手の女性が好みのタイプならオカズにはさせてもらいますがね(オイ)
可能なのはオナニーとブッカケ、道具の使用くらいが限界だろうし。……しかも俺の場合宝具じゃない素のブッカケには、ちょっと問題があるんで軽々しくできないんだよなぁ(遠い目)
最初の頃は良いよ?
たぶんそれだけでも楽しめない訳じゃねぇと思う。
けど『永遠』は辛いわい。
目の前に女性がいるのに触れただけで大賢者モード、大賢者が解けた後に触れれば即死とか…………生殺しも良いとこじゃん。
身動きの取れない女の子達に悪戯とかスゲー背徳感あって好きだけど! 壁に埋まって展開とか大好物だけど! 直接は触れられない現実に、余計に後で虚しさが襲ってくるのが目に見えてんだよ! 正直その方が苦行だっつーの!
あと……うん、親しい子にやった場合、罪悪感ガガガガガ(罪悪感あったのかコイツ)
他にも真第一宝具を応用すれば、暴漢に女の子が襲われてるありきたりなシチュエーションを演出し、そこに颯爽と現れるヒーローな俺みたいなのも簡単にできそうだ。
だがそんな力を使って親しい女性陣を自由にできるとして、そこに価値はあるのか……?
プレイの一貫ならそれらもまたよし。
だが、相手の気持ちまで操ったり、暴漢などに襲われる状況を作り出し吊り橋効果を狙うなんざ、それはもはやオナニーと変わらねぇだろ。実際本番不可だからオナニーでしかないし!
やっぱり地力のみで女の子を落とせなきゃ、俺の五百年が無駄になっちまう!
五百年の間にリサーチとシミュレーションを繰り返してきた今までの俺が、
本番もできやしないのに!
オナニーと共に磨いてきた女の子を悦ばせるテクだって、恋人になってから披露するのが常識だろ!?
俺は普通に恋人作ってラブラブエッチがしてぇんだよ!!(変態のくせにピュアかよ)
……いや、真第一宝具使って本番も可なら誘惑に負けて使ってた感あるけどさ(今までの熱弁は何だったのか)
でも現実は非情なり、本番も何もない
俺にとっては、本番ができなきゃそんな力があったって、価値なんざまるでねぇんだよ!!(それが本音か)
つーか、それなら五百年の間に培った
どうせ現実では触れもしないなら、脳内で作った仮想現実空間でセックスする方が有意義なレベルだろこれ……(変態がスキルを得た結果がこれかよ)
モテようがモテ無かろうが、最悪風俗に行くかアプリとかでセフレを作れば女体を楽しむくらいできるのが普通だ。
だと言うのに、俺には神の名を得て真第一宝具を持った代償なのかそれすらも許されない。
色々とできることがわかった反面、期待を持たされた分ショックがでけぇんだよ……。
こんなのってないだろ! あんまりだよ!
つまりあれだろ? 俺を超える年数の超越童貞が現れてくれない限り、この体質は治らない。
誰か継いでくれなきゃ永遠に無理。
童貞卒業までなら死ぬの前提ならできても、本番は不可能とか……嘘やん。
【メイン脳内】
そんな傷心中でありながらも高速移動をこなしてはいた俺だが、動揺が動きに出てしまったのかもしれない。
「……そこだ!
「ッ!?」
あひぃ!?(キモい)
なかなかにクリティカルヒットだぜ……(なんつー修行だ)
高速移動してたから、オムツの中のソーセージとミートボール入りおいなりさんがプラプラしてた訳だけども、そこの中心に寸分違わず狙い撃ちできるようになるとは……やるじゃねぇか(純真無垢な娘にSMプレイさせる屑)
常人なら顔色が真っ青だっただろうが、生憎俺は超人もとい変人……否、変神だ(自覚あるならやめろ)
まっ竿になり、オムツの中は一時的に真っ白になった(汚い)
ビュルルルルルルルルルルルッッ!!!! って感じにフルバースト以外では久方ぶりの大量射精だったぜ(病院が逃げ出すレベル)
今のならこのアメリカ大陸を横断する精液の道を作れるかもしれない!(しなくていい)
リリィちゃんってばやればできるじゃないか(やらせた内容が最低)
もう次で最後で良いなこりゃ、ここまでできたんだ。
後は股間以外を『的』として認識し狙い撃てるようにしてやればばっちりだろ(最初からそうしろ)
【サブ脳内】
その時、股間に電流走る!(頭じゃねーのか)
リリィちゃんが放った聖剣の光の刺激のおかげでナイスアイデアが閃いたぜ!(閃き方ぇ)
そうだよ! なんでこんな簡単なことに気が付かなかったんだ!
よし、俺と繋がりし超越童貞諸君!!
俺の後を継いでくれ!(((((断る)))))
即答!? なんでだよ!?(脳内で実状垂れ流し)
へ?(繋がってる俺らに丸聞こえな件)
…………しまったorz(そもそも年数の桁が違うし)
は……? いやいやいやいや。
それはおかしいだろ、超越童貞なら三桁くらい普通(今のアンタだけで五百年以上)
ああ、それが?(過去のアンタが約五百年)
え゛(合計するとたぶん千年超え)
は? ちょっ、は!?(一桁違うだろ?)
………………………………(絶句)
ハッハッハァ!! 望みは断たれた!!(絶望)
神は死んだ!!(お前が神じゃねーか)
こんなことなら思い出さない方が良かったよ……!
何も知らず夢のために邁進していた頃の俺は酷く道化染みてたかもしれねぇ……けど、知らなかったからこそ前に進む気力があった。
なのに現実はどうだ……?
夢も希望もないじゃねぇか!!
クソッ……クソォ、クソクソクソが!
……もう良いよ、こうなりゃあれだ。
俺はアヴェンジャーなんだ。
世界への復讐者だろ?
だったら良いよな……? 別に────
────俺が
アッハッハッハッ!
もう好き放題女の子を薄い本展開に導いても良いよね?
ただし出演する男は俺のみで。
他の野郎は全員排除する。
本番ができなかろうと、新鮮なオカズの収集だと割りきれば良いよな?
充分我慢したよね?
もうこれで人間関係が終わってもいい……だからありったけを────
────何故か
【????】
────また『孤独』に戻るのか……?
異空間での『独り』の生活に戻るのか?
それで本当に良いのか……?
居心地の良いこの生活を手放して、手に入るのは新鮮なオカズのみ……割りに合うのか?
だったらこの生活を手放さなくて済むように洗脳やら催眠で……いや秘蔵の封印をどんなに行使しても、俺に関する情報はいくらでも隠せても、ヤッてしまった相手への不自然な何かは残るよな。
例えばそれをマスターやマシュにヤッたとして、それに気付かない程、カルデアの英霊達は愚かじゃないだろう────
────なんて、自問自答してる時点で答えは出てるだろうに俺は気付かないもんなんだな……。
迷走し出すと自分の気持ちが一番わからない、とはよく言ったもんだが。
それ以前に俺はあれで意外と繊細だから、実行に移せば罪悪感で潰れるだろ。
脳裏に過った記憶が答えだ。
だから無意識に甦ったんだろうし。
そんなに長い時間彼女達と一緒にいた訳じゃねぇけど、濃い毎日を過ごして来たのはわかる。
白濁の記憶しかない俺の世界に、色彩をくれたのは彼女達だ。
彼女達と一緒に過ごした記憶が、どれも輝いているのを俺は感じてた。
異空間にいた頃のほぼ無為な時間とは雲泥の差だ。
重要なのは時間じゃない、密度だ。
あれだけ親しい仲になった二人に、孤独な日々にうんざりしていた俺が、酷いことをできる訳ねーだろうに。
つーかもし無理してやるとしても、だ。
今一番可能性の高い藤丸立香とマシュ・キリエライトとの関係性を崩すことを、他ならぬ
暴走したら今までの『丸太を両肩に担いで一輪車に乗りながら綱渡り』するレベルの、奇蹟的な二人との親密度上昇が全てご破算だ。
無駄にはできない。
天文学的数字で引き寄せたこの幸運を。
宿痾を断ち切り、楔を叩き込むには、この好機を逃せばいつになるかわからないのだから。
そのためには万全を期さなければならない。
一回切りしかないんだ。
だからミスをする訳にはいかない。
たとえこの身が朽ちる運命だろうと、彼女達のどちらかと心中することになったとしても、
たとえ
――――――――――――――――――――
聖杯戦争。
万物の願いを叶える『願望機』を奪い合う争い。
広義には「一定のルールを設けて、聖杯(と思われる何か)の所有を巡る争い全般を指す」。
つまり、聖杯を求める戦いであるのなら、聖杯とされるものが出品されたオークションだって聖杯戦争。
景品が聖杯のカードゲーム大会で勝者を決めるとしても聖杯戦争。
聖杯の所有権を賭けてジャンケンをするだけであろうと、聖杯戦争となる。
普通の人から見たらクソくだらない諍いがあった。
それは聖杯戦争の亜種。
別名、性杯戦争。
童貞卒業を最高のシチュエーションで叶えるという、童貞の神を呼び出す『顕現機』を奪い合う争い。
7人の今を生きる童貞と、彼らと契約した7人の既に故人の死霊童貞が(精神的な)生き残りをかけて
そうやって最も酷い境遇のペアに、性杯は答えてくれる仕組みになっている。
そして性杯にて呼び出されるのが
本来、
しかし、どういう訳か。
今その名を継ぎし存在は、性欲にまみれ、あろうことか第一宝具を己のために使う者であった。
そう、賢者はイレギュラー。
普通なら重なるはずの無かった
そんなイレギュラーの塊を、これまたイレギュラーな条件でカルデアのマスターが召喚に成功した。
そして賢者は奇しくも
それが
――――――――――――――――――――
どうやらいつの間にかメイン(男)とサブ(女)が脳内合体(意味深)したらしく、その拍子に前後の記憶が数秒くらい吹き飛んだっぽい。
俺、ナニをシようとしてたんだっけ?
まあ、いっか! 忘れちまうような内容なら大したことじゃねーだろ。
そんなことより、リリィちゃんとの修行をしながらの浮遊式白濁マットレスでネロとエリザベートの応援に向かう道中。
なんかケルトの軍勢に遭遇した。
急ぎではあるが、数も多いしリリィちゃんの実戦も積みたかったので、迎撃に打って出ることにしたんだ。
そんでワイバーンやらキメラを屠っていたら、いきなり槍持った達人らしきサーヴァントが参戦して来たかと思えば、ケルトの軍勢をさらっとぶっ潰し、急に言われたのだ。
「オイ、デュエルしろよ」(意訳)
(※言ってません)
何故か中華出身の武術家然としたはぐれサーヴァントに、決闘を挑まれた件。
闇のゲーム(物理)はご遠慮願いたかったのだが、生憎相手は戦闘狂だった。
会話が通じるとは思えない(お前よりはたぶん通じるよ)
唐突で悪いがコイツをどう思う?
あ、読む必要は無いぞ。
『みなんみとみいうか口み直しに、女みの子のおみまみんこをみマンみグみリ返ししてクンみニしみたい。体質み的に無み謀? 実際みにやみらせてもらみえる状況なみら俺はひとみ舐めだみけでも満足だみよ。……ごみめん。嘘。延み々とみバみターみ犬よみろしみくペみロペロみしてみたい! みホみモ共の相手は思みいの外疲みれた。なみんでアイみツらのケみツみに挿さみなあかんねみん。不み潔やわー。やみっぱり女み体をみ貪りたいみ。女み体で癒みされたい。すみまんみこされるなら、素み股でみも構わん。……願望をみ心の中で口みにするくみらいは許されみるはずだ。というか俺の息子を女の子が口みにするというか口でしみてくれるなら大歓迎なんだが。デみィーみプスロみートとかしてみ欲しい。お預けでも良いから見せてくれるだけでも良いんだよ。おっみぱみいとかおみまんこを解禁してくれるなら、それを目の前でオカズにオナるだけでも全然み構わないどころかむしろバッチコイなんだよなぁ。やみっぱ嘘。俺のちんみぽをまみんこに収み納しみたい。そみれがみ叶うみなら何みもいらみないみですみ』
な?(病院が来い)
視界に入れただけで読むのを断念したくなる感じの言語の羅列だろ?(それな)
これ、俺が少し前に思ってた心の声を文章化し、さらに暗号化したものを脳内で映像表示したもんなんだわ。
これがホントの見抜き言葉。うっ……ふぅ。
いや、『み』抜き言葉か。妄想だけでイってしまった。
まあ多くは語らないさ。
わからないならそれで良いんだ。
一部隠れてないとか知らん。
あくまでコイツは例だけど、こんな感じの脳が拒否しそうな糞暗号を敵の記憶に叩き込む手を思い付いたんだよね(クソメール送信能力ですねわかりたくない)
今も繋がる童貞であろうと、繋がっていない非童貞や死者であろうと、一度でも『童貞』だったのなら一時的とはいえ繋ぎ直せる。
であれば送信するだけの簡単なお仕事。
だから俺はこの手段を用いて、迷惑メールを目の前で槍を構える李書文の脳内に直接送信した(大迷惑)
当然の如く李書文の動きが一瞬鈍る(せこい)
そして隙を一瞬でも作れれば後は充分!(なにか嫌な予感が)
さぁ! 様々な記憶を思い出したが故に編み出した、『
悪いな、李書文とやら! 俺の新技の実験台になってもらうぞ! てか、勝負は受けてやったんだから何をしても問題ないよね?(その発想はおかしい)
己の童貞卒業魂に限界を感じ、悩みに悩み抜いた結果、俺が辿り着いた先は『射精』であった。
自分自身が童貞卒業を諦めない為の限りなく無駄な執念。
自分なりに少しでも捨てる機会を得ようと思い立ったのが……一日一万回、感謝の見抜き!
精子を整え、見て、高め、マスかき、放つ。
一度の射精を一回こなすのに当初は5~6秒。
一万回を出し終えるまでに、初日は18時間以上を費やした。
出し終えれば倒れるように寝る。
起きてまた出すを繰り返す日々。
二百年が過ぎた頃、異変に気付く。
一万回出し終えても半日すら経っていない。
齢五百を超えて完全に羽化する。
感謝の見抜き一万回、10分を切る!
代わりに見るだけでイク時間が増えた。
見イキによって異空間からカルデアに召喚された時。
賢者の射精は────
DTS──No.1
絶招・『
────妊娠までの過程を置き去りにした!(婦長ですら匙を投げる病気っぷり)
女性サーヴァントに使ってはいけない(戒め)
だって『霊基が孕んじゃう……!』ビクンビクンッ! な展開からの即刻妊娠の可能性が極めて高いからだ(オイ誰か止めろコイツ)
なので白濁光に変換せず、素の精液を放つ場合は非常に危険なのだ。
中に挿入すらしていないのに、ただの精液が女性の体に当たるだけで、妊娠してしまうのだ(は?)
どうやら精子の1つ1つが元気過ぎるらしく、肌から浸透して僅か数秒で卵子に辿り着いてしまうようなのだ(何それ怖い)
…………このことに気付いたのは俺がまだ
肌に付着した精液をティッシュで拭き取ろうとしたんだが、少し目を離した隙に精液がほとんど消えていたのだ。
しかし、俺は見てしまった。
若干残ったその精液が俺の肌に染み込んでいくのを(急にホラーかな?)
慌てて俺はその精液が何処に向かっているのかをサーチした。結果、前立腺小室がゴール地点だと判明した(えっ)
さて、胎児の発生段階では皆女性な訳だが、性決定遺伝子の作用によって最終的に男になるか女になるかが決まるのは知っていただろうか?
それを踏まえて前立腺小室とは何なのか。
答えはズバリ男の子宮である(ハイライトオフ)
正確には始まりが女性だったが故、形成されていた子宮の名残ってとこか。
つまり男は女からリアル性転換した生き物だったんだよ!(それはどうなんだ?)
うん? それって男×女も女×女も男×男も全て『百合』の一言で片付けられるのでは!?(暴論)
だって皆、元は女なんだし……はっ!?(嫌な予感しかしない)
つまり結論として実はこの世には女しかいないんだから、電車で痴漢冤罪の罪を着せられる心配とかも無くなるし、性別でわける必要が無いんだから、トイレも更衣室も身体測定もみんな一緒で良いよね!?(よくねーわ)
女の子同士のスキンシップってことで、友人や知り合い相手なら触るのもオールOKってことじゃないか!(極論)
これこそが真の平等(曲解)
俺って天才かよ……(バカと天才は紙一重)
おっと論点からズレてたな。
つまり俺の子種は人間に付着すると、どういう訳か子宮目掛けてダイレクト受精を仕掛ける性質があることが判明したのだ(何その危険精子)
童貞を極めすぎると、ただのブッカケですら妊娠不可避という、恐るべき精子に成り果ててしまうのである!(誰か治療しろマジで)
そのため俺の精子は霊基で構成されたサーヴァントですら、妊娠させかねない危険物になってしまっているのだ。
これこそが俺が不用意にブッカケはできない理由。
もしカルデアに来てから宝具と称して素の精子でブッカケばっかりしてた場合、妊婦増えすぎ問題が発生していたかもしれないのだ!(大問題だな)
そう、白濁光に変換しなければ逆に危ないのである(攻撃用にした方が安全とはこれ如何に)
サーヴァントを妊娠させるとか、さす俺! なんて思ってる場合でもねぇ!
童貞を卒業した訳でもないのに、妊娠させるとか流石に嫌だから!
工程すっ飛ばし過ぎとか無いわー!(コイツの存在が無いわー)
んで、今回
その第一号『
ぶっちゃけ圧縮したことでもろに塊の個体と化してるから、普通に殺傷能力がある(ただの射精こっわ)
しかも着弾と同時に子宮を目指す性質はそのままなのに、内部に卵子が存在しない場合、逆ギレして子宮に留まったまま炸裂弾となるのだ(ヒエッ)
無論、男の子宮にはまずないので、炸裂弾一択である(理不尽が過ぎる)
フッ……死闘前提の武術家相手なら、これくらいやり過ぎって程でもねーだろ?(屁理屈が酷い)
グサリ。
「────あっ、やべっ」
ブシャッ。
そんな余裕をこいてたら、唐突に俺の股間が破裂した(ザマァ)
────オー マイ サン(やかましいわ)
どうやら治りかけの股間を酷使し過ぎたらしい。
リリィちゃんの聖剣の光制御の為の股間耐久修行……謂わば最先端(?)の金蹴りプレイ。
李書文との一騎討ちもとい一気射ち的な、神速腰振り
最後の決め手は、『
直後に、牽制で放たれし槍の一撃が見事我が股間に炸裂。
流石は「二の打ち要らず、一つあれば事足りる」。
牽制で放った一撃ですら敵の命を奪うに足りるという逸話は真であった。
流石は八極拳を極めぬいた男が扱う六合大槍という槍術。
男の急所を牽制の一撃で穿ち、股間の生命線を断つことで、絶命へと導くその手腕。
流石は神槍(最後の最後まで風評被害)
遅れて走る想像を絶する激痛は一瞬だけだった。
────こうして俺は死んだ。
今は謂わばロスタイムってとこかな?
とんでもない強さの歴戦の英雄も、死に方は呆気なかったりすることなんてよくあるじゃん(間違ってはいない)
とは言っても、まさかベオウルフに仕出かした所業が、こんな形で帰ってくるとは……(まさに自業自得)
俺のステータスの幸運がE-なのって、童貞絡みだけじゃないのかよ?
つーか、なんか倍になって返ってきてない?
ベオウルフに対して股間に一発入れたのに対して、こんな短時間でリリィちゃんと李書文、二人から宝具を股間にもらうとか、俺くらいなもんだろこれ。
…………もう、流石に無いよね? ね?(目逸らし)
[管理者の肉体の死亡を確認][スキル『卒業限定』オートセットアップ][仮登録地点『フィニス・カルデア』に管理者の魂を移動完了][完全復元を実行中]
お? そろそろか。
あ、どうでも良いけど胆汁の読み方は知ってるよね?(唐突にどうした)
なら『おまんじゅう』のじゅうを汁にしてみてくれ。
……ね? 飲みたくない? 俺は飲みたい(急に何言ってんだコイツ)
おつゆを飲みたい。ぶっちゃけ聖水も可()
俺、もしプロポーズするなら台詞は決めてあるんだ……(まず彼女作れや)
君のおつゆをテイクアウト☆(玉砕不可避)
喉を潤したいだけですが何か?(さらっと嘘をつくな)
[完全復元完了][現状、肉体に異状なし][知識の再獲得に伴い、管理者の発想により新たな技能『DTS』を取得][ただし現状の肉体では『DTS』の行使は極めて反動が大きいと推定][管理者の発想内容に応じて、肉体スペック向上のアップデートを実行中…………完了][最適化を実行][全スペック更新完了][再起動を開始します]
よし、
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第一宝具の真名を漸く思い出した彼。
さらに、己の力がどういったものなのかを理解した彼は、DTSなる攻撃手段を新たに獲得した。
ただ、使用した結果反動で死亡。
しかし彼は死を覆すスキルを保有していた。
スキル・卒業限定。
所有者が童貞を卒業しない限り、決して死なない。死ぬ事態に遭遇しても何度でも復活するという恐るべき不屈のスキル。
これにより賢者のアヴェンジャーはついにカルデアにて完全復活を果たす。
だが、それはきっかけであり引き金だった。
謂わば今までの賢者は未だ本領を発揮できていなかったのだ。
死んだことで再構築の際に、彼が新たに思い付いていた、攻撃手段全てを網羅できるスペックへと肉体を進化させた。
つまり賢者(完全体)となったのである。
それが色んな意味で
奴の所業(同胞の武器を勝手に持ち出した上、それを野郎のケツに突っ込んだ)に対してボイコットをしたばっかりに、我慢ができずツッコミを入れた時には、こっちの声に聞く耳持たず状態になってしまっていた挙げ句、それにより更なる変態を止められなかった『彼ら』は、それぞれ頭を抱えることになるのであった。
賢者、さらに明後日の方向に強くなる模様(絶望)
『彼ら』の苦労が留まる所を知らない(悪夢)
主人公が死ぬ、よくあることだろ?(鼻ホジ)
※下らなすぎる上あまりにもあっけない死
主人公がまともじゃない? よくあることだろ()
※常人には及ばない上、変態方面に極振りな思考
主人公復活は強化フラグ、よくあることだろ(白目)
※ろくなことになる未来が見えない
主人公が主要攻撃手段が精液かつ在り方がナニからナニまで、不潔で不浄な
※(あんまり)ないです
シリーズ作品とかで賢者みたいなのが急に出てきたら、歴代主人公唯一の汚点とか言われそう(震え声)
にしても、この長文病治らないんかな……これで3割くらい削ったとか嘘やろ、はは(乾いた笑み)
追伸
『特大の自業自得』射出準備完了(残当)
待機中、発射まで残り数話……(無慈悲)