どうせ転生するなら更識姉妹と仲良くしたい   作:ibura

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本編を書くモチベはない
この作品書き始めた当時が就活生だったという事実に驚きを隠せない

シチュエーション
臨海学校前


番外編/短編
平凡な日常


どこにでもある平凡な日常。

俺と刀奈の日常は他の人とは少し違うのかもしれない。

 

 

 

AM5:30

 

朝目が覚めると、隣で刀奈が眠っている。

もう同じベッドで眠ることが当たり前になっているので特に疑問は無い。

ただ、隣で眠る彼女の寝顔を、1日の初めに眺めることができるというのは、中々に幸せなものなんだろう。

 

「……んっ」

 

しばらく寝顔を眺めていると、刀奈が目を覚ます。俺達が普段起きる時間帯は同じだ。どちらが先に目を覚ますかは日によってまちまちだけど、後に目が覚める側もそう時間が掛からないうちに目を覚ます。

 

「おはよう、刀奈」

「ん……、おはよう翔平」

 

俺の彼女さんは寝起きのタイミングが非常に無防備になる。

更織関係の時は寝起きでもすぐに仕事モードに入るので、そんなことは全く思われないのだろうが、こうしたプライベートの時間ではふにゃふにゃの状態になっている。

本人曰く、"最も信頼できる人の隣で眠っているから"だそうだ。

‥面と向かって言われると恥ずかしいが、嬉しいものは嬉しい。

 

この状態の寝起き刀奈を見たことがあるのは、俺と虚、あとは両親ぐらいだろうか。妹の前では背伸びしようとする刀奈は、簪の前でもこの姿は見せないようにしているようだ。

以前、いつもの5人で話していた際、俺と虚の証言から簪がすごく興味を持っていた。普段凛々しい姿が多い姉の、イメージとは正反対の姿は想像できないのだろう。

俺と刀奈の部屋に、朝こっそり侵入してみようかと考えたそうだが、朝からバカップルがイチャイチャ寝ているところは見たく無い、とのことで断念していた。

 

 

 

AM6:00

 

起きてから30分、顔を洗うなどして目を覚ました後は、プロテインを飲みつつ2人で今日の予定の確認を行う。更織関係で何かトラブルがある場合はもう少し長引くが、基本的には30分程度だ。

その後、2人とも着替えて外に出る。

朝に30分程度体を動かすのはもう日課になっている。

メニューはランニングが基本だが、日によっては2人で組手を行ったり、カポエイラのトレーニングを行ったりする。

 

 

 

AM6:45

 

トレーニング後は部屋に戻り、順番にシャワーを浴びる。極々稀に2人で入ったりするが、あくまで時間が無かったりしたときが理由であって他意はない。

シャワー後は、先に浴び終わってた方が、後からシャワーを浴びた側の髪をドライヤーで乾かしたりもする。

 

 

 

AM7:30

 

制服に着替え身支度を整えて、食堂に移動して朝食を食べる。

俺も刀奈も朝はご飯派だけど、たまにパンを食べたいと思う時もある。

ちなみに、俺は朝からお前それどこの野球部だよ、と言われそうな量を食べる。昔から体作りはしていたし、任務によっては昼食べれないなんてこともあったので、朝からがっつり食べることが習慣になってしまった。体を動かした後なので普通に食べれる。

食堂スタッフの皆様には入学当初かなり驚かれたが、今では俺用に特盛の朝食を用意しておいてもらえるので有難い。

 

 

 

AM8:00

 

朝食後、部屋に戻って授業の準備を行うのと同時に、部屋の掃除をパパっと行う。俺が掃除を行う間に、刀奈は2人分の弁当を用意してくれる。大体は前日の夜に準備してくれているのでそこまで時間はかからない。

刀奈の弁当の準備が整ったタイミングで、2人で教室に移動する。

ここまでが、平日の基本的な朝のルーティンだ。

 

 

 

 

PM12:00

 

午前中の授業を終えて、刀奈と合流して昼食となる。食べる場所はその日によって変わるが、大体は生徒会室で食べている。食堂で食べてもいいのだが、更織関係の情報共有を行ったりすることもあるので、生徒会室がうってつけなのだ。

この時は簪や本音、虚も一緒に食べることもあるが、ほぼ毎日弁当の俺らと違って、他3人は学食を使うこともあるので、2人きりになることの方が多い。

稀に一夏に一緒に食べないかと誘われることもあるが、ヒロインズの皆さんの圧があるので、生徒会とかを理由に出して丁重にお断りしている。

セシリアだったり鈴は、刀奈に懐いていると言えばいいか、仲が良いようでたまに生徒会室まで来て食べている時もある。刀奈は織斑先生レベルとまではいかないが、同性にそこそこモテるようだ。

ガールズトークをするからと生徒会室から追い出されたときは、泣きながら1人で弁当を食べた。

 

 

 

PM4:00

 

鈍ってはいけないので、日によってはアリーナの使用許可をもらって、刀奈と模擬戦をやったりもするが、基本的には放課後は生徒会の仕事で潰れる。ひたすら俺と虚が事務作業を行なって、刀奈は生徒会長判を押して回ることになる。

PCが1台しか無いので、もう1台追加したいなと思っているが、予算的にまだ先になるようだ。

ただ、俺には最近非常に強力な助っ人が誕生した。

 

 

 

よしベル、この会計報告が問題ないか確認しておいてくれ

 

--ISコアに事務作業させるってどうなのさ?

 

 

会計報告の確認など、単純な数字の部分はベル様に手伝ってもらうことができるようになった。

なんだかんだで手伝ってくれる俺の相棒は、非常に頼りになっている。

ベルが確認しておいてくれる間に俺は別の作業を行えるので、以前と比べて遥かに効率的になった。

 

 

 

 

PM7:00

 

生徒会の仕事がひと段落した後、一旦部屋に戻ってから食堂に移動して夕食をとる。この時は昔から変わらず、いつもの5人で揃って食べることになる。全員が食べ終わった後も、しばらく駄弁っていることが多い。

昔から変わらないこの時間は、心を落ち着かせれる貴重な時間だ。

食堂もいつまでも開いているわけではないし、スタッフの皆さんも片付けがあるので、遅くならないうちに解散となる。

 

 

 

 

PM9:00

 

部屋に戻った後は、今度は更織の仕事となる。秘匿情報が多いので紙で印刷するわけにもいかず、俺と刀奈は各々PCで作業となる。

仁さんや葵さん、藤丸さんとオンラインで打ち合わせを行う時もある。

メールのやり取りより電話の方が手っ取り早いし、複数人で共有する場合はオンラインでの打ち合わせが手っ取り早い。

ちなみに打合せ時のネットワーク回線は、藤丸さん監修の基でガチガチにセキュリティが固められている。

国防並みのファイアウォールガチガチ環境でありながら、学園からでもアクセスできるようにしてもらえた出雲社には頭が上がらない。

このクオリティって製品化したら一儲け出来そうだよなぁと思うが、藤丸さんはそんなこと微塵も考えてないようだ。

更織の仕事は2〜3時間かかることが普通なので、俺も刀奈も授業での課題は免除されている。その分試験等では結果が求められるが。

 

 

 

 

AM0:00

 

更織の仕事を終えた後は、俺は筋トレをしたり、刀奈は翌日の弁当の準備をしたりする。2人それぞれのタイミングを見計らってシャワーを浴び(朝と同様にたまーに2人で)、髪を乾かしながら2人でしばらく談笑する。ここでは極力更織だったり生徒会の話は出さず、気を抜いて2人で話せるテーマに限っている。寝る前に重苦しい話もしたくないし。

 

 

 

 

AM1:30

 

2人一緒にベッドに入り、恒例となったおやすみのキスをして就寝となる。昼間忙しすぎて基本的にすぐ眠れる。

 

 

 

 




勢いで書いたけど、よくよく考えたらブラック企業かなっていうタイムスケジュール……。
睡眠時間4時間確保はまだいい方なのか。

ちなみに作者は7時間は睡眠時間は欲しい人間。休日は平気で10時間眠る。

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