総領娘様には姉がいたようです   作:アリス姫

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テストおおおおおおお……(≧Д≦)ンアーッ!


・驚異の紅き霧と門番

 

薄暗く大きい広間、ステンドグラスの窓から差し込む光がより一層怪しげな雰囲気を醸し出す

そこには五人の人物がいた

 

「パチェ」

 

一人だけ高いところにたち、リーダーのような振る舞いの女性がふと名前を呼ぶ

 

「えぇ、準備は済ませてるわ、いつでも大丈夫よ?レミィ」

 

パチェと呼ばれた少女

長い紫髪に髪の先をリボンでまとめ

主に紫が主流となった服を着ている

右手に本を抱えている、少女の名前はパチュリー・ノーレッジ

そして、リーダー格のような女性はレミリア・スカーレット

 

「そう、では私レミリア・スカーレットの恐ろしさを知らしめるわよ…今宵の楽しいパーティの始まりよ!」

 

あはははと狂ったかのように笑う

パチュリーはその姿見てため息をつく

そして本を開き、不明な言葉を発する

それと同時に魔法陣ができ、赤くろい何かが空目がけのうのうと立ちこもる

それと同時に五人のうち四人が立ち去る

レミリア一人おいて

そしてレミリアが叫ぶ

 

「紅魔異変の始まりよ!!」

 

 

~♪~

 

「ねぇ、お姉ちゃんどこに向かってるの?」

 

不意に天子が聞いてきた

 

「紅魔館というところですよ、そこがこの異変の元凶です」

 

「そうなんだ…異変解決するの?」

 

「いえ、ほとんど傍観ですね」

 

「ふ~ん、まっ楽しそうだからいいけどね」

 

雑談していると紅魔館が見えてきた

そして最初の相手

紅美鈴が堂々と立っている

私たちは美鈴の前に着地した

 

「すいません、紅魔館ですよね?ここ」

 

「はい、そうですよ、何も用がないのであればお帰りいただきたい」

 

「いえ、そういう訳にはいきませんね…と言ったらどうします?」

 

「排除するまでですね」

 

「なるほど、ひとつお聞きしてもよろしいかな?」

 

「なんでしょう?」

 

「あなたは武器を使えますか?」

 

「武器…ですか、まぁ拳よりではないですが」

 

よし、作戦執行だ!

 

「ならよかった、天子、非想の剣を彼女に貸してあげてください」

 

「え!?なんでお姉ちゃん!」

 

「私はこの人とスペルカード使わず戦いたい、それだけです」

 

「……サシで戦いたい、勝てる……ということですか?」

 

美鈴の目はイラっとしたような目で私を見据える

 

「そうと言っていません、楽しそうだから、とでも言っておきましょうか、ちなみに、あなたは私を武器でなければ、傷つけることはできません、試しに私に攻撃してみたらわかりますよ?あなたの拳は届かないと」

 

「舐めてもらっちゃここの門番は務まらないんですよ!!」

 

そういい、彼女の拳は躊躇なく飛んできた………はずだが

私の前でその拳は止まっていた

 

「……あなた何をしました?」

 

「私の能力です…あなたが私を拳で殴ること。解除するまでは使えませんよ?その自慢の拳はね」

 

「こしゃくな……いいでしょう相手しましょう」

 

「やはりそうでなくては、天子?」

 

「んもーどうなっても知らないよ!」

 

そう言ってそっぽ向きながら剣を差し出すうちの妹は可愛らしい

 

「さて殺りましょうか……いざ尋常に勝負……ってね!」

 

ふざけていると

美鈴からの突きが飛んできた

 

「容赦ないですね、それでは私も」

 

そういい、刀を抜刀する

そしてお互いにらみ合う

妙に長く感じる静寂

その静寂は一瞬にして金属音で騒がしくなる

 

刀の絡み合い、力はやはり美鈴の方がある

だが、刀にも使い方はある

刀を滑らせそれと同時に前のめり、相手を切り捨てる

美鈴は反射的に交わしたが、額に傷が薄くでき血が垂れ流れる

美鈴は距離をとり、そして勢いよく走り上段から力強く切り下げる

私もガッチリと受け止める、受け止めたと同時に刀の重力が軽くなる

なぜなら、美鈴は剣から手を離し、しゃがみ足払いをかけてきたからだ

私は後ろに体制を崩した、それと同時に美鈴は剣を手に取り振り上げたそして縦十文字に剣を下ろす……だが

反射的に私はもうひとつの刀、抜かずの刀【道化】を使い防ぐ

そしてまた私も美鈴に習い足払いをして、体制を崩させる

そして、後ろに飛び体制を整える

私は刀を鞘に収め、神経をとがらす

美鈴は足に力をいれ、半歩で間合いを詰めえる

渾身の下段からの切り上げが迫り

 

反射神経よりも早く、鋭く、居合をした

 

 

 

美鈴は自然に横たわる

 

「それでは通らせていただきますね?」

 

 

そういい、天子を連れ、館に足を踏み入れる

 

end




今回は長かったですね笑
次回は巫女さんががんばりますよ~
次回も
霊夢「ゆっくりしていきなさいよ?」
と、取られただとっ……

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