ソードアート・オンライン−−ギルド名『草生えるw』   作:tfride

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この小説を見て、バス、電車で白い目で見られた。

腹筋が取れた

壊れたetc

等の苦情は受け付けておりません。


Ⅱ 第2話『誰かこいつをBANしてくれ!w』

『とりあえず遅刻した理由を三行で』

 

「開始早々デバックした

 エルフの森に突っ込んだ

 なんか色々あった」

 

「端折るな槍珍」

 

「うまい具合に漢字で誤魔化してるけど放送禁止用語だよな」

 

「とりあえずそのロンギヌス去勢するか」

 

「やめてください死んでしまいます」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今の文章でこの話の1割を察した方。

 

 

 

草生えるw検定準二級です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

森の中の砂埃が消えていくと、その中心に居る人物が露わになっていく。

 

黄緑色のショートヘアに同色の兎のような耳。童顔が合わさって幼獣のような印象を受ける体格。

そんな状態で右腕があらぬ方向へひん曲がって伸びきり、胴体の鳩尾の部分から飛び出ているこの現状。

 

酷い。

 

 

「あー、お姉さん。このゲームだと空から落ちてきたやつは全員あんな感じなのか?」

 

「安心して、ない」

 

「おぉ、この腕絶妙に伸び縮するのか」

 

「なぁ―――」

 

「――絶対ない」

 

スプリガンとシルフ両名の目の前で、腕をビヨンビヨン伸ばしながら遊ぶケットシー。

 

とてもひどい。

 

 

「き、貴様一体どこから…いや、それ以前にケットシーだな。一体何の用だ」

 

一早く現実を受け入れたサラマンダーの一人が、ケットシー…ウサギに向かって剣を突き立て続ける。

 

「我々の邪魔をするということは、それ相応の覚悟があっての事だろう」

 

 

「あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛」

 

飛び出た右腕がゲッダンを始め、その振動で体も小刻みに揺れ動くウサギ。

付け加えるならサラマンダーのセリフは一切耳に入っていない。

 

「ふざけるな!」

 

 

尤もである。

 

 

「さーて、こっちは実質三人になったわよ。どうする?」

 

最早戦力に入れていいのか分からないが、さっさとこの現状に見切りをつけたいのか、シルフの女が先手を切り喋りだした。

 

その言葉に、周囲の人物を素早く見定め、後ろに控えるサラマンダーの一人が目で合図すると、そろって飛び上がった。

 

「なら逃げるとしよう。もう直ぐスキルレベルが上がりそうなのでな」

 

「負け犬の遠吠え゛え゛え゛え゛え゛え゛」

 

相変わらず存在がバグっているウサギの言葉に目くじらを立てるも、一目散に退散していくサラマンダー。

脅威が一つ去ったことにより、一息ついたシルフはスプリガンの男…キリトに向けて剣を突き立てる。

 

「それで、相変わらず脅威があるのは変わらないんだけど、アンタは私の敵ってことで良いの?」

 

「い、いやいや…俺はただ女の子相手に多勢で向かっていたから助けただけで…」

 

そう引き気味のキリトにジト目を向けるも、本心であることに何となく察したシルフは、次は一瞬ケットシーに目を向ける。

まるで何もない空間に引きずり込まれているかのように、体というオブジェクトを捻じりこませ、存在が消えそうなウサギ…。

 

「あれは害が無いだろうから置いといて」

 

「一番害がありそうなんだけど、システム的に」

 

シルフの女の口元が若干引き攣っている事に、ここはあえて触れないでおこうと思ったキリト。

 

「こほん…私はリーファ、見ての通りシルフよ。あなたはスプリガンで間違いないわね」

 

「あ、あぁ…俺はキリト。よろしくリーファ、ところであっちのウサギ耳は――」

 

「――こ、こんなところじゃなんだし、助けてくれたお礼にいっぱいおごるわよーあははは」

 

完全にウサギの方を見ないようにしているリーファに、色々察したのかキリトは背中を押されるようにして去っていく。

が、それを阻止するかの如くウサギの伸びきった右腕がキリトの足首を掴む。

 

最早ホラー。

 

「まってくれぇ…体バグったまま戻らないんだよぉ…」

 

完全にホラー。

 

リーファに至っては小さい悲鳴を上げて数歩後ずさりをしている始末。

キリトも悲鳴を上げそうになるのを何とかこらえて、まずは会話をすることにした。

 

「とりあえず…。まずは自己紹介から…」

 

「俺はウサギと申します。ワタクシは今体がバグって三半規管死にそうでやんす。助けてくれ候」

 

「分かったから一人称と語尾を統一してくれ」

 

「ゆるしてひやしんす」

 

「キリト君、この右腕切り取りましょう」

 

「落ち着けリーファ!! まずは武器を下ろそう!!」

 

 

 

 

 

 

 

結局のところ右腕を切り取り、再生するまで待ってみればバグは収まったので事なきを得た。

得てない気がするがこの際気にするのはやめておこう。

リーファの案内で近場の中立地域の酒場へとやってきたキリト達ご一行。

ウサギはともかく、キリトはリーファの危機を救ってくれた恩返しということで一杯奢られていた。

 

「ともかく、色々イレギュラーもあるけど。助けてくれてありがとう」

 

「もがもごもぐもぐごっくん」

 

「アンタは何で乾杯の音頭もなしに先に一人で食べてるの?」

 

「店員さんおかわり」

 

「今すぐ切り伏せてもいい?」

 

完全に一発触発な二人を目の前に愛想笑いをしながら、キリトはリーファと交流を深めていった。そしてウサギは腹を満たした。

このゲームの事、世界樹の事、プライベートピクシーと偽ったユイの事、グランドクエストや…ウサギの底知れない食欲の事。

 

「アンタも一応初心者よね、ちゃんと人の話聞いてる?」

 

「ちゃんと聞いてる、続けて、どうぞ」

 

「まぁこの際聞いてるならいいけど」

 

相変わらず暴飲暴食を続けているウサギにあきれたのか、リーファはキリトとの会話を再開した。

当の本人は流れ出てくる料理に舌鼓しながら、視界の端にキリトを捉えたまま話を聞いていた。

 

キリト…SAOのプレイヤーなら、その殆どが名前を聞いたことがあるだろうプレイヤーネーム。

ただ遊ぶためにログインしたなら良し。しかし話を聞いている限り――

 

――やたらと世界樹やグランドクエスト…はたまたその先の木の上の事を聞きまくっているあたり、何か訳アリといった具合だろうか。

 

(ニンジャ風にいうなれば、思考駄々洩れのお手軽な相手…んーというよりも焦っているのかな)

 

普段ニンジャの隣で彼の言葉や行動を見聞きしているウサギは、ふとそんな感想を抱いた。

それを裏付けるかの如く、キリトはいきなり声を荒げたかと思えば、冷静さを取り戻し奢られた飲み物に口をつけた。

 

「―――げっぷ」

 

そんな中、我らが主人公の一人ウサギは食事に満足したのか、腹をさすりながら…。

 

「すんません店員さん、おかわり」

 

「この際、殺した方が世のためじゃないかしら」

 

「待ってくれリーファ、この店が鮮血に染まる」

 

「チャーハンと、酒蒸しと、あとみたらし団子30本で」

 

「あんたはどこの寄生型?」

 

「頼むから話を聞いてくれ…」

 

 

結局のところ、キリトが一人でグランドクエストに挑むという発言からリーファが名乗りを上げ、話の流れでウサギも同行することになった。

その話のさなか、キリトが何とも言えない複雑な表情で人類悪(ウサギ)を見つめる…。

 

キリト君。

君はこの小説で草生えるwに関わることを…………強いられているんだ!!(集中線)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「お前もう嫁さんに首輪つけてもらって監視してもらえ」

 

「冗談きついっす」

 

時間は経過し、忍が入院&リハビリしていた病院前。

兎人曰く「お金ニギニギ大作戦」によりめでたく?退院した忍は、手持ちの杖で兎人を小突きながらベンチに座り、車で迎えに来てくれるという木郎を待っていた。

日はまだ上り切っておらず、11時前と少し早かったこともあり、寒空の下のんびりと待つことになった。

 

「大体なんでチュートリアルぐらい大人しくしていられんのだ、阿保か」

 

「空腹時に飯が目の前にあったら耐えられんだろ、分かるだろ」

 

「分かんねぇよ」

 

「え、忍お腹すいたことないの?」

 

「あ、もしもし木郎?着いたら兎人轢き殺してくれない?」

 

「ストップザその提案!!」

 

≪おk≫

 

「了承しないで!!」

 

なんて阿保みたいな会話をしながら待つこと五分。

ボックスカーでやってきた木郎は時速30kmで兎人に向かって爆走。

 

「にぎゃやぁおん!!」

 

間一髪のところで避けた兎人はその勢いのまま病院前の植木に突っ込んだ。

 

「悪い忍、轢きそこなった」

 

「惜しかったな」

 

「殺意高すぎ笑えない」

 

手元のスイッチ一つで動き出す車のスライドドアに、忍が成金と木郎を茶化す。

それを鼻で笑いつつ運転席から降りてきた木郎は、杖を頼りにゆっくりと立ち上がる忍に手を貸した。

 

「だいぶ鈍ったな」

 

「二年間電気治療はして貰ってたらしいし、衰えは少ないはずなんだけどな。どうも左足はポンコツらしい」

 

「もうオートメイルつけてもらえよ」

 

頭に植え込みの葉っぱをくっ付けたまま兎人がそう口をはさんだ。

当の本人はニシシと――明らかに作り笑いの笑みを浮かべて後部座席に腰を下ろす。

 

「このまま忍の家で良いの?」

 

「あぁ、アミュスフィアとカセットはネット注文したから。12時までに家につけるか?」

 

「余裕」

 

「ねえ木郎、陸人は?」

 

「学校終わり次第、家に直帰して始めるって」

 

「なら全員揃うのはまだ先か」

 

「ところで俺、夕方キリト擬きと会う約束しているんだけど」

 

「言ってたなそんな事。また変なことに巻き込まれてんだろ。あのハーレム製造機」

 

「ハーレムは製造されないだろ」

 

「えーっと、俺が知っているのだけでも…リズ、シリカ、アスナの三人かな」

 

「どーせ他にもいるんだろ」

 

「すげー」

 

「ものすげー」

 

以降、このキリトの殺意を高める話は、忍の家に着くまで続いたという。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ウサギがキリト達と合流する時間まであと2時間ほど。

先にログインを済ませたウサギは、SAOと変わらないメッセージ機能でほか二人…ローキとリクを呼び出し、少し遅れてニンジャもログインできたのか、ウサギが借りた宿屋の一室をよにんがせんきょしている。

 

「まぁそんなわけでログインに成功したんだが…」

 

と、髪の色がすこし焦げ茶色なレプラコーン…ニンジャが口を開いた。

円を囲むように椅子が置かれた中心の机には様々な情報誌や、各々のメニュー画面が開いており、あからさま会議してますという雰囲気が醸し出されている。

しかし、彼らの今の議題は――

 

ほとんどSAOのステータスがほとんど反映されている事…ではなく。

ちょうど集金したコルがそのままユルドというALOの通貨単位になってトンデモナイ金額が目の前に表示されている…ことではなく。

 

『選別だ、受け取りたまえ』

 

ふと四人にあの時の言葉が浮かび上がる。

 

そう、四人の今の議題は、目の前に表示されている???という正体不明のアイテム。

まさしくプレゼントボックスみたいに開封するまで中身がわからないこのアイテム。

 

「これ実行したらまたゲームに永久追放なんてないよな」

 

「殺意高すぎるだろ」

 

「でも茅場だよ、大いにありうる」

 

「子供の誕生日前にこれはきちぃ」

 

「意外とチートアイテムとか」

 

「デバッグ表?」

 

「ウサギしか喜ばねぇよ」

 

と、他三人が頭を抱えている最中。

 

「……」

 

ウサギがソワソワしながら何か揺れていることに気づいたリクは、そっと彼の後ろに立ちディスプレイを眺める。

 

 

――???を開封しますか?――

 

――yes/no――

 

「おい待てこの野郎」

 

その言葉と同時にリクのハイキックが炸裂。

哀れウサギは吹き飛ばされ壁に激突。

 

「なんでだ!!どうせ開けるだろう!!」

 

「そのせいで俺らのギルドネーム草生えるwになったんだろうが」

 

そう続けるニンジャのディスプレイには、自分の詳細情報と、所属ギルド「草生えるw」の文字が…。

 

 

 

数分前

 

 

 

 

「集まったわけだが、早速ギルド作ろう」

 

「どんな名前がいいかね」

「わかりやすくすれば何でも良いんじゃね?」

「仮面ライダーからとろうず」

「カッコいい名前もいいよね、気取らない程度の」

「あー…ウサギ、なんか良い案ない?」

不意にウサギに意見を求めるニンジャ。

その言葉に少しばかり考えるそぶりを見せ、ニンジャが開くギルド設立用のウィンドウを少し操作し…。

「どう?」

がっつりニヤケ顔でウィンドウをこちらに向ける。

その命名欄には。

ギルド名【草生えるw】

瞬間。

「またかお前wwww」

「おまwwちょwww」

「流石に天丼はきついw」

ニンジャ、リク、ローキがそれぞれの反応を示し、その反応にウサギのニヤケ顔はさらに加速する……前に、流石にこれじゃいかんだろうと、皆が未だに笑いながら講義し始める。

「いやいやいや、流石に馬鹿にされるわ」

「ウサギとっとと消せ」

「ほらとっとと座って考えようぜ」

そう続ける三人。

勘のいい…いやもうがっつり天丼しているんだが、勘の良くない読者でも気づくであろう。

「あははーそうだよねぇ」

なんて笑いながらウサギが文字を消すために押したキャンセルボタン。

よく見ると決定であったことに。

《ギルド【草生えるw】が結成されました》

『…』

瞬間バカウサギは察した。

あ、殺される

 

 

 

 

 

1分も経たずにウサギのデスログが残ったという…。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ウサギは露店で売っていた串焼きを頬張りながら町中を歩いていた。

あの後もれなくもう一度デスをかます珍事件もあったが、結果的にキリト達と約束した時間を過ぎてしまい、致し方なしと考えてメッセージを送ったが返ってこない。

ついに怒られて無視されていると思ったウサギは、観光気分で町中を買い食い。

今更他三人と合流する気もなく、街の一番高い塔に向かうことにした。

その道中に装備やら何やらを横目で流しながら、なるべく動きやすくするように長ズボンにブーツ。半袖サイズの革装備に、お洒落でもするかと正に兎と言わんばかりの縦長の獣耳用の穴が開いた、丸型のゴーグル付きのニット帽を購入。

何より全身空色の装備が気に入ったのか、ルンルン気分で塔の階段を上ると、ちょうど目の前に数人のシルフ族が階段を下りてきた。

特に急いでいないウサギはそこまで広くない階段を端に寄って道を譲ると、長髪が目に付く一人が通り過ぎざまに…。

 

「―――チッ」

 

と舌打ちしたのを聞き逃さなかった。

えぇ…と見えなくなってから口にしたウサギは、若干の胸糞悪さに晒されながら、開らけた空間に出る。

 

周りは流石にシルフ領に近いこともあって、シルフしかいないが。

 

種族的ボッチ感に苛まれながら、外からも見えた横に伸びた足場のようなもののところへ向かうと、ちょうどキリト達が飛びだった後なのか、昨日リーファを探しに来たレコンというプレイヤーが彼らを見送っているところだった。

流石に遅刻、そして無視されたことに対しての罪悪感にウサギは走り出す。

 

「ちょ!! まってぇええええええええ!!」

 

全力疾走のウサギは、目の前のレコンの横を通り過ぎ、更には足場らが飛び出すと空中に足を回しながら少し進むと。

 

 

「―――あれ」

 

 

そう、ウサギは羽を出していない。

 

「あああああああああああああああああああああああああ!!??」

 

そのまま真っ逆さまに落下していく…。

そこでふと落下先が気になったウサギが下に目を向けると、不運なことに真下に屋台の煮えたぎった巨釜が鎮座していた。

 

「…止まるんじゃねぇぞ」

 

何を思ったのか某団長の死に際のポーズを取ると、言葉を続ける。

それの目線の先にはキリトとリーファが空を飛んでいる姿が…。

 

「…お前らが止まらない限り、俺はその先にいr」

 

ドボーン

 

 

「熱ばぁああああああああああああ!?」

 

一瞬の内に窯から出てきたウサギはその場で地面に転がり、火傷の状態異常。

加えて死体一歩手前のHP。

 

とりあえず重症だった。

 

と、そこにニンジャ、リク、ローキが先ほどウサギが食べていた串焼きを頬張りながら歩いてきた。

 

「なんでお前団長のポーズしながら落ちてきたん?」

 

「と、止まるんじゃねぇぞ…」

 

「なら止まらないから見捨てていいか?」

 

「立ち止まってくださいお願いします」

 

仕方なしと、回復魔法を覚えていない三人は回復薬をウサギに投げつけると、ローキが空を見上げながら口を開く。

 

「あれがウサギの言ってた二人組?このままだと置いて行かれるけど」

 

その言葉にはっとなったウサギは急いで回復薬を飲み干すと、今更追いつくことは難しいと考えた。

そもそも出発した高度が違うのだ、羽の限界を迎えるころには大きな差が出来ているだろう。

が、何を思ったのかウサギが周りをキョロキョロすると、建物の間に挟まれた大き目の板を見つけた。

 

「……お前まさか…」

 

何かを察したリクは頭痛がするのか眉間を抑えて下を向いた。

その板を引っ張り出すと地面に投げ捨て、そしてどこから持ち出したのかスケートボードを取り出した。

そして板の上に立つとボードを足元に置き、片足でボードをひっかけ片方だけを上げる。

 

 

 

 

すると若干のゲッダンを起こした後、ウサギは板と共にフワッと浮き始めた。

 

 

 

「待ってくれキリトぉおおおおおおおおおお!」

 

 

そのまま謎の力をコントロールしているのか、真っすぐ上昇しそのままキリト達の方角へすっ飛んでいった。

 

 

 

 

 

 

 

「あいつがBANされたら笑ってやろう」

 

「ああいうやつってBANされたら勝ちみたいなもんだろ」

 

「どーにでもなーれ」




誰かこいつを捕まえろ。

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