しかし、嘘だっ!!
いやぁ……書いてて楽しくなかったのでカットで(´・ω・`)
そういえば、この話でアルクェイドの話を出していたのですが、秋葉ルートって確かアルクェイド出なかったはずなんですよね(; ・`д・´)
ま、まあ、うん。そういうことです。
もう一回秋葉ルートをしっかりやろうと思ってパソコン開いたのですが、plusディスク、歌月十夜はあったのですが、月姫だけどのフォルダにあるか行方不明という……探してるなうです()
キャベツ狩りは終わった。メタい話、俺がただキャベツを切る話なぞ、何も面白くない。
というわけで、キャベツで100万稼いだカズマ君は、借金まみれの女神様にお金をせびられている。その女神様は、キャベツではなく相場の安いレタスの討伐が多かったようである。
どういうことなのかは分からないが、カズマ君は仕方なくお金を渡している。
しかし、カズマ君の性格なら絶対に渡さないと思うのだけど……
なにか恐喝でもされたのだろうか?
「それで、志貴さんはどれだけ稼いだんですか?」
「ああ、俺はこれだけだよ」
指を3本立てる。
「30?」
「そういう事だ。どうも、俺もレタスが多かったらしくてね」
実際は300。しかし、ここは黙っておく。どこかの駄女神が俺にまでせびってくる可能さえあるためだ。
「それより、よくアクアにお金を渡したね。カズマ君のことだから渡さないと思ったんだけど」
「そうなんですよ……あいつに弱みを握られちゃって……」
カズマくんはため息をつく。
「弱み?」
「聞かないでください……俺はただ正常な、健全な男子高校生ですからっ!!」
言っている意味がわからない……
────────────────────────翌日。
カズマはギルドにファンタジーにぴったりの服を来てきた。
「ちゃんとした冒険者に見えるのです」
めぐみんの言う通り、緑色のマントはそれなりに冒険者に見えなくもない。
「ジャージのままじゃファンタジー感ぶち壊しだしな」
「確かに。俺も学ランのままじゃ落ち着かなかったからわかるよ」
「ふぁんたじーかん?」
ダクネスはファンタジーという単語に疑問を浮かべているようだが、ややこしくなるため無視する。
「では早速討伐に行きましょう! 雑魚モンスターがいるやつです! 新調した杖の威力を試すのです」
めぐみんはピカピカの杖を振りかざす。どこか息が荒いのは放っておこう。
「いや、一撃が重くて気持ちいい凄い強いモンスターを」
気持ちいい……? 言っている意味がわからない。
「いえ、お金になるクエストをやりましょう! ツケを払ったから今日のご飯代も無いの!」
駄女神様は特に変わりはないようだ。
「高難易度クエストしかないぞ……?」
クエスト掲示板を見るが、変態共の要望に答えられるクエストは見つからなかった。
「申し訳ありません。最近魔王の幹部らしき者が街の近くの古城に住みつきまして……その影響か弱いモンスターは隠れてしまい仕事が激減しておりまして……」
受付のお姉さん曰く、とのこと。
それから、クエストを受けるということはなく、カズマとめぐみんは毎日どこかに行っては、めぐみんがへばって街に帰ってくる。あの様子を見ると、爆裂魔法でも撃っているのだろう。
アクアはアルバイト。ダクネスは実家に帰るといった具合に、俺は現在1人である。
別にぼっちという訳では無い。
「しかし、どうするかねぇ……」
ギルドのテーブルに肩肘をつき、ため息をつく。
1人で高難度のクエストに行っても多分問題ないとは思うが、パーティーメンバー、特にダクネス当たりから何を言われるかわからない。
アルバイト……も、特にやる必要は無い。現時点で、生活費もろもろは稼いでいる。あるに越した事はないが、別に今する必要も無い。
「やあ、志貴。一杯どう?」
「クリスか。こんな真昼間から酒を飲むのか?」
それでいいのか、女神様。
「ま、そう言わずにさ! ウェイターさん、シュワシュワ2つ!」
「で、何か用事があったんじゃないか?」
「流石、志貴。勘がいいんだね」
「勘も何も、女神様が俺に直々に声かけてきたんだ。他に何があるんだ」
これが、ただの女の子ならば期待したかもしれないけど、相手は女神だ。そういうことを期待する方が間違っている。
「それもそうか。ま、大したことじゃないんだけどね。この街の魔道具屋には行ってみた?」
「魔道具? 確か街を散策してる時にそれっぽいのは聞いたことがある気がする」
確か、売れば売るほど赤字になるだとか、万年貧乏の主がいるとか、意味のわからない噂を聞いた気がする。
「そう、それ。一回行ってみてもいいんじゃない? もしかしたら、魔王軍幹部の情報が手に入るかもよ?」
女神様の助言だ。なにかあるに違いないのは分かる。しかし――
「しかし、解せないな。どうして、俺にそんなことを教える?」
別に助言をするのは俺でなくてもいいはずだ。それなのに、なぜこの女神様は俺を擁護する?
「そうだね。それは君がイレギュラーだからだよ」
「イレギュラー?」
「そう。本来、私の担当っていうのは……あ、女神としてのね? で、担当がこの異世界なんだけど、志貴は私の元に来た。本当なら、志貴の世界担当がいるはずなのにね。多分、上の手違いだろうけど、運命を感じちゃったから……って言ったらどうします?」
クリスは頬を少し朱に染め、恥ずかしそうにそういった。
「は……?」
もちろん、俺は固まる。何を言っているんだこの女神様は……
「冗談冗談。ちょっとからかってみただけだよ。君が私の正体を知っているということ。これだけで十分なんじゃないかな?」
「それもそうか」
事実、そうなのだろう。多分、クリスはこの世界でエリスだということはバレていない。そもそも、自分をエリスと公言する女神はいないだろうし、いたとしても、似ている女の子で終わる。
どこかの馬鹿な女神は自分を女神だということを公言しているが、信じてもらえず、かわいそうな目で見られている、というのがいい例である。
「それじゃ、私は私でやることがあるから行くね。またねー」
「ああ、ご馳走様。それと、ナイフありがとう。お礼を言いそびれていた」
「いいよいいよ。どこにでもあるナイフだからさ」
クリスが店を出ていったのを見届け、俺も腰を上げる。
「魔道具屋か……行ってみる価値はありそうだな」
ということで、街を移動。
「あ、志貴!! 丁度いいところに来たわねっ!!」
移動中、会いたくないやつに出会ってしまった。
「アクアか。どうしたんだ?」
「これ、買っていきなさい!!」
差し出したるは、浅緑の緑玉である。
「断る」
「どうしてよぉ!! 私のお給料に関わるのよ!? 一つくらい買っていきなさいよ!」
そんなことだろうと思ったけど、理不尽だ。
「知るか! 大体、これキャベツだぞ? ここで買ったとして、どうしろって言うんだよ?」
「そういわずに一つだけでもお願いよぉおおっ!!」
アクアは去ろうとする俺の足にしがみつく。どれだけ足を振るっても、アクアは剥がれようとしない。
「ああもう、わかったわかった! お前に買ってやるから、あとは煮るなり焼くなり勝手にしろっ!!」
「まいどありっ!」
俺は一つだけ疑問に思ったことがある。
本当に殺人衝動を手放してよかったのだろうか?
あの特異な体質があれば、目の前が真っ暗になった後に駄女神は天使になっていたはずだ。
ほら、目の前が真っ暗になった後、人が死んでるなんてよくあることだろ……?
ない……?
そんな下らないことを考えながらも、例の魔道具屋に到着する。
しかし、こんな所に魔王軍幹部の情報があるのだろうか。クリスの言うことを疑うという訳では無いが、始まりの街といわれるアクセルの魔道具屋だ。そんなところに、情報があるとは思えない。
「……考えていても仕方が無いか」
俺は店に入ることにした。
一応志貴さんには、秋葉様がいますからね……
この話、ヒロインとか作れないじゃねーかっ!!
志貴さん不憫()
志貴さんは先にウィズに合わせることにしました。何故って、爆裂娘が城爆破してる時に何もすることがないからですよっ!!
最後の志貴さんの考え事は1部アーネンエルベの1日から抜粋(?)しました。この世界、アクアとかいう頭のおかしい子がいなかったらまだまともになるんじゃないか……なんて思うんですよね……
まあ、カズマさんは実際何度も助けられてますし、なんとも言えないのですが(´・ω・`)