この素晴らしい世界に殺人貴を!   作:朎〜Rea〜

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はい、ノリと勢いで書いている駄作者です。

もうどうしよう? 収集つかなくなりそうで怖っ!!

そして、お昼ご飯にチーズササミ弁当(ササミ2切れ入り)を5分で食べなくてはいけなくて、死にそうになりました……やばい、胃が……




レンと不思議なNECO2

「いい? この不細工には関わらないことをオススメするわ」

 

 そう言って、氷漬けになったブサイク猫を砕く。

 

「関わった場合は犯しても構わないのだろう?」

「その表現にはちょっと問題があるけど……問題ないわよ、殺人貴。それだけ殺したいの?」

「これでも欲求不満でね。めぐみんとダクネスは人間。人外のアクアは女神で殺せそうもなくて嫌になる。まあ、あのクルセイダー様に関しては俺には殺せそうにないが……」

 

 確かに、ダクネスは殺しても死にそうにない。あれは七夜にとっても苦手なタイプらしい。

 

「なんだ志貴! 何か用なのか!?」

「……」

「ここに来て放置とはっ!! はうぅっ!!」

 

 変態は放っておこう……

 

「それで? 本命は誰なの?」

 

 この世界に来た遠野志貴の本名は遠野秋葉らしい。真祖のことも知らないらしいし、私の知っている志貴とは違う人生を歩んできたに違いない。そんな人物の反転の本名というのは、気にならなくもない。

 

「なんだレン。そういうのに興味があるお年頃か? ……そうだな。俺が生涯で本気で愛したのはただ1人だけだ。他はありえないさ」

「ふぅん。それは、殺したいという意味で?」

 

 七夜の場合、殺すことこそが愛情表現になり得る。そこはしっかりと聞いておかなければならない。

 

「なるほど。レンは俺のことをよく知ってると見た。だが、いいや、まさか。本気で恋をしたんだよ。笑うなら笑えばいい。ガキみたいだと」

 

 私は知っている。七夜志貴が遠野志貴になる前、志貴を屋敷の離から連れ出した人物を……志貴救った人物を……

 

 なんだ、こいつは私の知っている七夜となんら変わらないんじゃない。違うのは遠野志貴だけという訳ね。

 

「その子にしてみたら迷惑と思うけど?」

 

 あの子にフラれたのは別の七夜だものね。志貴がいた世界の翡翠はそこのところどう考えているかは少し気になる所ではある。

 

「いいんだよ。俺は白昼夢みたいなものだからな。この恋は奥深くでしまっておくとするさ。さて、そろそろあの猫たちの詳細を聞こうか」

「あれはただの害よ。最悪のね。無視したらいいんだろうけど、あいつらは放置しておいたら何をしでかすか分からないし……反転した時になにか聞いてないの?」

 

 あいつらのことだから、なにか話しているはずだ。それが分かれば、なにか先手を打てるかもしれない。

 

「いや、七夜っちを呼んだ理由、わかれ? と言われたが、さっぱりだ。向こうは俺のことを知っているみたいだったが、こちらは知らないものでね」

「やっぱり馬鹿は馬鹿なのね……これは予想だけど、あのブサイク猫たちは扉か何かを使ってるんじゃないかしら。どこでもド〇みたいな……」

 

 例の喫茶店にあったような肉球マークの付いた黒いドアを思い出す。

 

「となると、それっぽいものを探すのが優先か。しかし困ったね。あいつらがどこから湧いて出てきてるかなんて情報はない。策はあるのかい、レン?」

「……ないわね」

 

 情報がなさすぎる今は、後手後手になってしまう。どうにかならないかしら……

 

「あの、私達は氷漬けになったのしか見てないのですが、どんな生物(せいぶつ)なのですか?」

「確かに気になるな。レンがそんなに危険視しているということは、凄い害がありそうだけど……」

 

 めぐみんとカズマは私たちの会話に興味を持ったらしい。

 

「なんだなんだ? あちしの噂をしてるのか?」

「そうそう、こんな生物(なまもの)……って、なんであんたがここにいるのよぉ!!」

 

 噂をしていればなんとやら。すぐにどこにでも現れる。

 

「いやぁ、なーんか七夜っちに違和感を覚えましてね。どうも、あたしたちとの熱き友情物語を忘れてるようじゃないか。まあ、説明は省くとして、あちしたちの目的はこの世界の乗っ取りよぉ! で、どうよぉ、七夜くん。あちしたちに手を貸すなら世界の半分をくれてやるぜぇ?」

 

 なにそのドラ〇エ。

 

「断らせてもらう。生憎俺は、そういうのに興味はなくてね」

「即答いただきました! 仕方がない。我らがNECOだけでことをなす他あるまい」

 

 呆れた……

 

 つまり、七夜に世界征服を手伝ってもらう為に志貴を反転させたのね……

 

 志貴なら絶対断るだろうけど、七夜なら、と踏んだのでしょうけど……

 

「世界征服が目的だったのね……てっきりまたヒロイン乗っ取り計画てもするんじゃないかと思ったわ……」

「バカを言うんじゃないよ、ツンデレェ。そもそも、この小説にヒロインとかいましたっけ? 駄女神と爆裂娘とドMですぜ? カズマっちの苦労もわかりますよ、ホント……」

 

 どこからか、プチッという音が聞こえた気がした。

 

「頭にきました。撃っていいですか? この生物(なまもの)を焼いてもいいですか?」

「落ち着きなさいめぐみん。こんな所で撃ったら、負債がさらに増えることになるだけよ」

 

 めぐみんを止める。撃ちたくなるのは分かるけど、場所を考えて欲しいところね。

 

「言いたいことはそれだけねっ!! ゴッドブロウッ!!」

「ヌワァァアア!! あちしの……あちしの美貌が!! 良くもやってくれたな、駄女神ィ! これでも喰らうがいい!」

 

 さすが女神様。こんなミジンコみたいな生物にも容赦がない。だけど、結構派手にくらっていたのに、全くダメージを受けていないブサイク猫。お返しとばかりに目からビームを放った。

 

「なによそれ! 反則でしょ!!」

「我々猫27キャットに反則もクソもないのだ。どうよ、この強さ。憧れちゃう? 痺れちゃう?」

「どうしよう、カズマ! こいつら、強すぎるわ!」

 

 アクアと共にカズマの方を見る。そのカズマはというと────

 

「分かってくれるか……俺は……俺は……」

「皆まで言うな、兄弟。まあ、飲め。言いたいことはよぉくわかる。そんなパーティー抜けて、あちしらと来たらどうだ?」

 

 仲良く飲んでいた。

 

「そうしたいのは山々だけど、俺も一応このパーティーのリーダーだ。第一、楽しんでるしな。こういうのも悪くないって思い始めたよ……」

「何そんなところで語り始めてるのよ……」

 

 ブサイク猫を再び凍らせ、砕く。

 

「兄弟ぃいいいい!!? レン、なんてことするんだ!!」

「なんてことするんだ、じゃないわよ! 何馴染んでるの? 百歩譲って、常識人だと思っていた私が馬鹿だったわ……」

「まて! 俺は常識人だろ!!」

 

 周りの目が急に冷たくなる。

 

「ちくしょう……何故こうなった……」

 

 アクアやめぐみんをカエルの粘液でベトベトにする。クリスやめぐみんのパンツを強奪する。etc…

 

 日頃の行いのせいでしょ……




なんか、もうカオス……

次回さっちん出せたら出します

オチはおもいついたけど、どうやって持っていくか……

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