物語は小説版の方を基本にして行きます。
後キャラ崩壊しているかもしれません。ご注意を。
あの少女の姉と話?てから4日が経った。
学校で机に伏せていると必ずと行っていいほどあの姉に話しかけられる。
それと同時に周りの女子からは奇異の目、男子からは殺意の目。
最近目の調子が悪いのにそれに加えて胃まで痛くなってきた。
そりゃあ可愛いし美人で人当たりもいいけど年下だからね?…そんな年離れてないけど。
それより何故話してくるのか聞いてみたが「ちゃんと本当の私を見てくれるから」だそうだ。なるほど…わからん。
そして話の内容としては妹の自慢話や可愛いとこなど一日目でこの姉がシスコンだとわかった。
後は家庭環境のこととかも話したりしてくれたり。
この姉妹はほとんど二人で暮らしているらしい。道理でこんな性格になるわけだど納得した。
父は仕事でほとんど家には帰らず母親は他界。
そして姉は妹を守るために自分の日常をすべて妹のために時間を割いているそうだ。
それを聞いているとふと思ったことがある。
「友達には相談しなかったのか?」
言いたくなかったのか曖昧な答えでしか帰ってこなかった。
(まぁ友達に迷惑かけるの嫌そうだもんなぁー)
性格故かすべて自分で抱え込もうとしているのがわかる。
だがまだまだ若いしこの年ならまだ親に甘えていてもいいと思う。
気休めにしかならないだろうが…
「何かあったら呼んでくれ。できることなら手伝うから」
「ほんとに!じゃあ早速で悪いけど妹の面倒見てくれるかな?」
あれ?なんかはめられた?
あの後は教室にいる男子にガンを飛ばされながら痛む胃を抑えてあの少女のいる家にえと向かっている。
どうしてこうなったかを歩きながら考える。…わからん
それにしてもキャラおかしくない?ここ一応ホラーゲームだよね?シリアスどこいった?
結局わからないため思考放棄する。べ、別にめんどい(re
「ついたよ、前にも来たことあるんだっけ?」
「来たことはあったな」
少女を送ったときの家までだどりついた。
いざ入ろうとすると……
「ワン!」
勢い良くポロが飛びついて来た。
なんとか踏ん張ろうとするが我慢できず後ろに倒れてしまう。
そして容赦なく顔を舐め回してくる犬を両手で引き離す。
「あ、この間のお兄ちゃん…」
声がする方を向くと夜廻の主人公がボロに繋いであるリードを握っていた。今から散歩だろうか?
気になって聞いてみると予想通り散歩に行くようだ。
一緒に行こうかと思ったが足にまとわりつかれながら歩いていた事故に合いそうなので「気おつけてね」と一言かけると「はい」と返ってきた。
その後ろ姿を曲がり角で見えなくなったときに唐突に少女の姉が口を開いた。
「目は大丈夫?」
唐突で一瞬迷ったが「少し違和感がある」と伝えると姉の顔が少し曇った。
「どうした?」
問いかけたが深く何かを考えているようだ。
今度は肩を軽く掴んで「どうかしたのか?」と聞くとどうやら今度は聞こえていたらしく。少し迷ったのか一瞬を伏せて「何でもない」と悲痛な笑顔で言われた。
その顔を見ると胸が痛んだが見てみぬふりをする。そして自分に(俺には関係ない)と言い聞かせる。
自分が呪われてると知らずに……
その後は妹が帰ってくるまでオセロで遊んだ。
もちろん四分の一取られて負けた。悔しい。