ぼっちと魔術師   作:SPZS

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処女作!ムシャクシャしてやった後悔しかしてない!


第一話 哀れな転生者

 目が醒めると見知らぬ場所に居た…しばらく辺りを見回してると

「ようこそ星野 ロアさんあなたの人生は先ほど、終わりを遂げました。私は水の女神アクア。死後の魂を導く神様です」

 

いきなり何を言ってるんだこの子は…髪も目も水色だしかなりの美少女だ。そして、なかなかいい体をしている。しかしこれはアレか、ドッキリっていう奴かな?そんなことを思ってると…

 

「別にドッキリではありませんホントに貴方は先ほど亡くなったのです」

 

心まで読まれちゃったよ。これが神様パワーって奴なのかな?てことはマジで俺死んだのかよ。

 

「なら俺はどうやって死んだんですか?」

 

と質問してみると

 

「えぇと…貴方の死因は……プハッ!フフフ……ぷーっくすくす何これ受けるんですけど〜〜!!」

 

え?

 

えぇ…なんかさっきまでの神様っぽい荘厳な雰囲気どこいったよ…つーか何笑ってんの?もしかして俺の死因なの?そうなの?

 

「ふーふーあーおもしろ…でね、貴方の死因はねテクノブレイクです」

 

「ほぇ?(゚Д゚)

 

え?ホントに?俺そんな悲しい死に方したの?それもう人間としての尊厳がなんか…こう……アレなんだけど!?」

 

「そんなこと言われても知らないわよ性欲お化け。あんまり近寄ってほしくないんですけどー!!」

 

あぁ、思い出した…受験へのストレスでいっぱいいっぱいになってる時にムシャクシャして抜きまくったんだった…。

なんということでしょう。俺はきっと現世で世界で最も馬鹿な死因のギネスに乗るんだろうなぁーアハハ…

そんな感じで現実逃避をしていると

 

 

「まぁいいわ!「よくねぇよ!」貴方には2つの選択肢があります。1つはその記憶を持ったまま天国に行くか…2つ目は記憶を失い新たに現世に転生するかです」

 

さっきまでの素はどこいったんだろう。まぁいいや転生かぁ、恥ずかしい死に方したしそれもいいかもなぁ。

 

「じゃあ転生で」

 

「え?」

 

「ん?俺なんか変なこと言いました?」

 

「いや普通の人は天国に行きたいって言うんだけど…」

 

「いや、こんな恥っずい記憶もって天国行くよりも今の自分を消し去ってしまった方がいいと思いまして。さぁ!一思いにやってくださいよ!」

 

もうヤケクソじゃい!

 

「いやいやちょっと待って!貴方ゲームは好きよね!「オフコース」そんな貴方にもう1つの選択があります」

 

そんなこんなで女神(笑)は俺にもう1つの選択というものを説明してきた。

曰くその世界では魔王がいて、人間と敵対していると、そしてその世界で死んだ人たちは結構なトラウマを持ってしまいその世界で転生したくないと、そして転生する魂がないとその世界では赤ちゃんが産まれないのだとか、そしてどんどん人間が減っているのでその原因に当たる魔王を現世から神様からつよーい防具や武器、または特殊能力を授かり魔王をシバいて欲しいのだとか。

 

「ふむふむ、それを俺にやれと…そういうわけですか?」

 

「そうよ。やってくれないかしら?」

 

あ、こいつ女神ぶるのめんどくさくなったな、まぁそんな美味しいお話を逃す気もないんだけど

 

「いいっすよ、俺そういうの憧れてたんですよね〜」

 

「じゃあ決まりね!次に特典についてだけど…この中から選んでちょうだい!」

 

そういうと女神(疑)は紙の束を俺の前にばら撒いた。おいコラまとめて渡せよ読みにくいだろうが。と文句を心の中で言いつつ拾い集めつつ内容を確認してみる。

 

「ねぇ早くしてくれない?こっちはいろいろ忙しくてあんたみたいな性欲魔獣の相手をしてる暇ないんですけどー」

 

こいつナグリテェ…(^∇^)そしてどっからか出したポテチを頬張りながらこの糞女神様はそうおっしゃる。ならばら撒くなってんだよ…

 

「そうは言うけど自分に合ってるって物が見つかんないんですよ」

 

ドラゴン召喚とか超魔力とかはね、何かこうね、違うんだよ!(謎のこだわり)あと、モテそうなかっこいいのがいいなぁ。

 

「一応そこにないものでも説明してくれれば作ることができる決まりがあるんだけど…めんどくさいからその中から決めてくれない?」

 

そう聞いて俺は閃いた

割と昔にやったあのゲーム

あのゲームのあのキャラの能力があれば楽しいなぁ〜と何度思ったことか…そのチャンスが目の前にある!これを逃す手はない!

 

「マジで!じゃあ作ってくれますか!?」

 

「人の話聞いてた?めんどくさいからそうぃ「えぇとですね、まずはこのゲームの中の」聞きなさいぉぉぉぉぉぉぉぉ!」

 

 

10分後

 

 

「〜というモンなんですがいかがですか?」

 

だいぶ詳しく言ったつもりだがダメかもしれないと少し不安になる

 

「ふーん、まぁそれくらいならいいんじゃない?あ、でも世界を壊しかねない技はナシね。そういうルールだから」

 

あー、一部ダメだったかまぁでも一部くらいなら大丈夫だろう。少し劣化はしたもののきっと俺の想像通りになってくれるはずだよね!

 

「あ、そうだどうせなら容姿も変えたい。せっかくの異世界なんだ黒髪黒目じゃ目立つしイケメンになりたい」

 

「注文が多いわねぇ、めんどくさいからそういうのナシにしたいんですけどー」

 

ヤベェ断られる、こうなりゃ最終手段

 

「アクア様ってすごいですよね!もうあった瞬間から神って感じがするくらい神でした」

 

うん、何言ってんだ俺。焦ってよくわからん日本語になったな

 

「え、そう?やっぱあなたもそう見える?」

 

あ、こいつチョロいわ(笑)

 

「そうです!アクア様!あなた様ほどすごい神ならば私の容姿などチョチョイのチョイと変えれるのでしょう?」

 

「もちろんよ!何たって私は水の女神!そんなの朝飯前だわ!やってやるわよ!」

 

「ありがとうござます!アクア様!!」

 

そう言って俺は土下座した

 

計画通り……(ニヤっ

 

「じゃあそこに立ちなさい。送り出すから」

 

遂にきた!さらば俺の恥ずい人生!そしてようこそ我が新しい人生を!高まりすぎておかしな方向にテンションが爆発した俺は駆け足で魔法陣の上に乗る。

 

「んっんん…さぁ勇者よ!数多の冒険者の中から貴方が魔王を倒すことを願っています!ちなみに魔王を討伐した暁には神々からの贈り物でなんでも願いを叶えてさしあげます!…さぁ旅立ちなさ…………あっ…ヤバ!乗せる魔法陣間違えた…」

 

 

 

「ゑ?」

 

ちょっと待って今この女神なんつった?

 

 

「おい待てそれどういうこt「えっと…ごめんね!なんか間違えて違う魔法陣に乗せちゃったみたい」はぁ!?おいコラここから出せ!なんだこれ透明な壁で出れねぇ!チクショウ!」

 

オイオイオイ待てや違う魔法陣ってなんだよ!え?俺これからどうなんの?一体どこに転送されんの?そんなの聞いてないんですけどー!?

 

「ごめんね!間違えて昔作った古い魔法陣に乗せちゃった。いろいろと不備やバグがあったから今はもう使ってなかったんだけど間違えちゃった。えっと…なんかごめんねっ!」

 

「チクショウ!ぜってぇ許さねぇからな!つーかどうなんの俺!?だんだん浮いてきたし!」

 

「大丈夫!…多分。昔使ってたとはいえ一応あっちの世界に転送する魔法陣だからきっとなんとかなるわよ!………多分、頭がパーになったり、姿が人じゃなくなったりいろいろあったけど大丈夫よ!………多分」

 

「ふっざけんなよお前!?それもうフェイタルエラーじゃねぇか!うわぁぁぁ!!!なんか体が透けてきたぁぁぁ!

覚えておけよこんの糞アm「ブウォン」」

 

………

 

「……この事はなかったことにしよ……」

 

 

 

**************************

一方その頃

山奥の小さな集落…そこは一見するとただの民家の集まりだがそこの村人はみんながみんな例外なく魔法使いのエキスパート!そして俗世間では≪厨二病≫と呼ばれる病にみーんな感染している。だがみんな根は優しいとってもいい人達ばかりと見方によれば暖かい村である。

そんな村の辺境に少女はいた…

 

「もう…悪魔が友達でもいいや……」

 

黒い魔法陣の側で少女はそう言った。

この少女この厨二病の吹き溜まりみたいな所で唯一≪まとも≫であったために周りの人から≪変わり者≫と不遇なレッテルを貼られ、尚且つコミュニケーション能力の低さからボッチになってしまった可哀想な子である。そして今、ボッチを拗らせた彼女は事もあろうに悪魔と友達になろうとしていた…

 

「一応護身用に聖水は持ってきたけど…大丈夫よねっ!きっと悪魔でも話せばきっとお友達になれるはずだから!でも…悪魔にまで断られたらどうしよう…」

 

片手に本≪悪魔とお友達になれる方法≫を手に彼女は難儀していた。一体友人とはなんなのか彼女の中では一体どこからどこまでが友人なのだろうか。そんな難儀している彼女を見る影が2人、木の影から覗いていた…。

 

「こめっこ、今日はあのボッチ娘ゆんゆんから昼食をご馳走してもらいましょう」

 

「うん!わかった姉ちゃん!」

 

さてこの姉妹、この魔法使いのエキスパートの集まりの中でもすごい魔力と知力を叩き出した天才の姉と迫真の演技で新聞屋のお兄さんや散歩中のおじいさんや金のないニートにまで食べ物を貢がせる魔性の妹である。

 

「それにしてもゆんゆんは何をやっているのでしょうか?まさかあの魔法陣で友達でも召喚する気なのですかね?」

 

そう言いつつボッチ娘ゆんゆんに近づく2人。

 

「ゆんゆん姉ちゃ〜ん!」

 

「あ!こめっこちゃん!それにめぐみんも!ひ、久しぶりね!」

 

「いや、昨日会ったばかりじゃないですか…ところで何をしているのですかゆんゆん。とりあえず昼ご飯を奢ってください」

 

「え、えっとね!これはね、べ、別に悪魔と友達になろうとしたわけじゃぁ………」

 

だんだんと尻すぼみになっていく彼女の言葉に呆れるめぐみん。

 

「全く、これだからボッチは…悪魔なんかと友達になったりしたら、魂と引き換えに友達になって地獄に連れてかれるのがオチですよ」

 

「う、でも話せば無償で友達になってくれるかもしれないじゃない!」

 

「そんな訳ないでしょう。悪魔も無償でこんなボッチ娘と友達になんかなろうとしませんよ。それこそ「俺たち友達だよな!」と言っていろんな人に自分と契約させるよう働かされるパシリになるのが容易に想像できます」

 

「そんなことないわよ!め、めぐみんだって悪魔に「人1人連れてきたら食いモンやるよ」て言われたらころっと騙されそうじゃない!」

 

「何おう!?人の事を食べ物で釣れるチョロいお手軽女のように言ってくれますね!ゆんゆんこそそこら辺のダメ男にでもすこし優しくされればころっと騙されるチョロい尻軽女なんじゃないですか?」

 

「なっ!言ってくれるわねめぐみん…今日こそ決着をつけるわよ!」

 

「いいでしょう!ここらで格の違いを思い知らせてやりましょう!」

 

そう言って2人は構えてじりじりと躙り寄る。そして…

 

「姉ちゃん達喧嘩はダメ!仲良くしないとダメだよ!」

 

取っ組み合いになる寸前でこめっこが止めに入る。そう言われて2人は構えるのは止めて

 

「そうよね…仲良くするべきだよね!ライバルでも!」

 

「ライバルって馴れ合うものじゃない気がするのですが…まぁいいでしょう。今日のところは見逃してあげます」

 

「じゃあ姉ちゃん!3人でご飯食べに行こ!」

 

「そうですね。もちろん全部ゆんゆん持ちですが」

 

「えっえぇ、まぁ友達とご飯食べに行けるならいっか!」

 

「とうとうライバルではなくなりましたね。まぁ奢ってもらう身なので何も言いませんが」

 

「あ。そうだ!この魔法陣消さなきゃ!」

 

「すっかり忘れてましたね…でもいいんじゃないですか?そんな学校の図書館にあるような本の魔法陣が本物の訳ないじゃないですか。何も起こりませんよ」

 

そしてそのフラグが建築された瞬間

 

 

ズズッ… ズズッ…ズガン!ズガン!ズガン!

 

 

魔法陣から黒い光が出て、周囲に黒いイナズマが落ちる。

 

 

「あわわわわわっ!めぐみん!どうしよう!なんか魔法陣が起動したんだけど!」

 

「し、知りませんよ!まさか魔法陣が本物だったなんて…こめっこ!お姉ちゃん達の後ろに隠れていなさい!」

 

「わかった!」

 

「め、めぐみん!一応私聖水持ってきたんだけど…」

 

「それです!それを早く言ってください!それさえあれば逃げる時間は稼げます!」

 

そう言ってる間にも魔法陣の光は強くなり始めて

 

「き、きますよ…」

 

一瞬強い光を魔法陣が放つとそれは居た。

 

2つの青いツノ(?)球のような胴体で青い服そして、浮いている。

 

「あ、あれは何でしょうか、悪魔?にしては小さいし魔物?にしてもあんなの図鑑で見たことありません…」

 

「あ、悪魔でも魔物でもないなら……と、友達に…」

 

「なれるわけがないでしょう!はっ!こ、こっちに気づきました!近づいてきます!ヤバイです!ゆ、ゆんゆん!その聖水を投げつけるのです!ほら!早く!」

 

「待ってよ!まだ襲ってくるとわかったわけじゃあ…あっ!ちょっちょっとめぐみん!」

 

めぐみんはゆんゆんから聖水をひったくった。ゆんゆんのような甘い事を言っていてはここにいるこめっこまでもが襲われてしまう。仕方のないことだった。

 

「アノォ、ちょっとキミ達「せいやぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!」

 

 

ガッシャーン!!

 

少女それに向かって聖水をスパーキング!

 

 

**************************

 

あの駄女神に護送された後、俺は目の前が真っ白になり落ちていく感覚にとらわれる。

あぁ、どうかちゃんと街について変なバグもありませんように…そう願った。もう一心不乱に願った。ただあの女神にだけは願わなかった。今度会ったら一発殴ってやる!そして不意に視界がクリアになったかと思うと…

 

平原?ここはどこだろうか?つーかなんか視界が低いのは気のせいだろうか。

 

「ハァ、一体ここハどこなんダロウ?」

 

 

 

!?

 

 

何だこの声と口調!自然に出てきたよ!今までこんな口調でしたが?ってレベルの素ででたよ!まさか…これがバグ?喋り方がおかしくなるだけ?あぁ"、心配して損した〜何だバグも大したことないな(笑)

 

「なれるわけがないでしょう!」

 

ん?今声が聞こえたような?

振り向くと3人の少女達がいた。3人姉妹だろうかあの長女の方は高校生、そして中学生、小学生くらいかな?まぁいいや、あの子達にここらの事を聞いてみよう。

 

「アノォ、ちょっとキミ達「せいやぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!」」

 

ガッシャーン!!

 

俺が一体何をしたって言うんだ…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




ついつい書きすぎちゃった。
批判でも何でもコイヤァァァ!

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