今日はいよいよ自分の推しである千歌ちゃんの誕生日ということで
めちゃめちゃテンション上がっておりますw
千歌ちゃん誕生日おめでとう!!
それでは本編どうぞ!
「次は旅館、十千万前~」
バスのアナウンスの声が聞える。
現在俺は千歌の家である十千万に来ていた。
理由は、今日8月1日は千歌の誕生日なのだが
千歌にどこに行きたいか訪ねたところ、俺と二人で
家で過ごしたいとのこと。ちなみに夜はAqoursメンバーで集まって
誕生日会をやる予定もある。だから夜まで
二人で一緒にいることになる。
バスを降り入り口に向かって歩く。
暖簾を潜って受付にいた美渡さんに挨拶をし、
住居スペースの二階にある千歌の部屋へ。
軽く数回ノックをし、中から返事が返ってきたのを確かめてから
部屋の扉を開ける。するとそこには
部屋着でベットに寝転んでいる千歌の姿があった。
零「よ、千歌。なんつーカッコしてんだ」
千歌「あ、零君おはよ~。だって夏休みだもんしょうがないじゃ~ん」
そう、今は夏休み。
夏休みというのは始まる前は楽しみだが
いざ始まってみると毎日暇でいつの間にか終わっている。そんなものだろう。
だから今の千歌の格好もわからない訳ではない。
零「ま、今日は練習もないから仕方ないっちゃー仕方ないな」
俺はベッドの背中を預けられる位置に腰をかける。
零「つーか、千歌のことだから曜とか梨子も呼びたい!とか言うと思ったんだがな」」
千歌「まぁ曜ちゃんや梨子ちゃんと過ごすのもいいけど・・・やっぱり大切な日は零君と過ごしたいなって♪」
後ろかから千歌が抱きついてくる。
もう何度目だろうと思うほどだ。全然嫌ではないけど。
零「まぁ千歌がいいっていうならいいけどさ。
ちなみに今日はなにすんだ?」
千歌「ん~、今から一緒に考えようよ!
でもまぁチカは零君と一緒なら何してても楽しいから何でも良いよ♪」
まぁそう言われるだろうと予想はしていた。
でも今日は千歌の誕生日。流石に俺の意見を通すわけにはいかない。
零「流石に千歌が決めてくれよ?主役は千歌だろう?」
千歌「うーん、そうだなぁ」
未だに抱きついたままの千歌が考える。
千歌「じゃあじゃあ!午前中はここでゆっくりして、午後から少しだけ散歩しにいこうよ!ちょっと遠いところまでなら大丈夫でしょ?」
まぁ千歌らしいと言えば千歌らしいが・・・。
そんなのでいいのか。と聞こうとしたが
これが千歌のやりたいことだと言うなら
これをするしかないだろう。
零「おう、千歌がそれでいいならな」
千歌「やったぁ!一日中ずぅーっと零君と一緒だ♪」
ご満悦のようだ。その証拠にアホ毛がピョンピョンしてる。
零「まぁ家にいるのはいいんだが何するんだ?流石に時間余りすぎてるだろ」
千歌「それは・・・まぁ話してるうちになんとかなると思う!」
そんなことだろうと思った。まぁ
話してるだけでも楽しいからよしとしよう。
~~~数時間後~~~
千歌「そしたらその時曜ちゃんがね~」
零「あいつらしいな、ははっ」
何時間かお互いの近況について話し合った。Aqoursのことはもちろんプライベートなこと、少し俺のことも話したりもした。
零「まだ時間あるけど散歩いかない?外の空気吸うのもついでにさ」
千歌「さんっせーい!それじゃあいこー!」
すぐさま部屋を飛び出していく千歌。
行動が早いやつだなぁ。
零「俺も行くとするか。」
部屋を出ようと扉に手をかける。
開こうとしたその時、ふと気になって千歌の部屋を見渡す。
誰もいない千歌の部屋。見渡すとある物が目に入った。
それは千歌の机の上に立ってる写真。
コルクボードにいろんな人との写真が貼ってある。
Aqoursメンバー全員との写真や曜とのツーショット、ユニットなどの写真。さらに言えば俺とのツーショットまである。
あのときは千歌に無理矢理に撮られて大変だった。
まぁ、今では良い思い出だけどね。
でも・・・こんな俺との写真がもっと増えてくれたら・・・。
千歌「れーいーくーん!まだーー?」
下からの千歌の声にはっと我に返る。
急いで部屋を出て玄関に向かう。
そこには行く気満々の千歌の姿があった。
千歌「もう!遅いよ!何してたの!」
零「悪い悪い。じゃ、行こうか」
俺と千歌は歩き出す。
最初は浜辺。いつも見ている光景だが
最近はゆっくりすることがなかったため、
良い息抜きだ。
千歌「覚えてる?Aqoursがまだ私と零君と曜ちゃんと梨子ちゃんの4人だったときのこと。」
零「あぁ、懐かしいな」
あれは2年になったときの春。
千歌が曜と東京に行って帰ってきたときのこと。
千歌がいきなり「スクールアイドルをやる!」って言い出した。
あのときはどうせすぐ飽きるだろって思ってたけど・・・
あの千歌がまさか飽きずに、さらにはAqoursを東京というおおきな舞台へと導いたと言っても過言ではない。
何度か折れそうにはなってたけど、その都度仲間と励まし合い乗り越えた。
千歌「私たちは変わったけど・・・零君は全然変わってないよね」
零「まぁ、特段なにかあったわけではないしな。いろんな出会いこそあったが」
Aqoursを始めてから、1年生の3人や鞠莉とダイヤ。果南は入学した頃に関わってたので初めてではなかった。
まぁAqoursに入ったときはビックリしたけど。
零「色々あったな。ここ数ヶ月。」
千歌「そうだねぇ・・・」
少しの沈黙。千歌は海の方を眺めている。
零・千歌「「あのさ」」
千歌「あっ」
零「・・・どうぞ?」
千歌「別にたいしたことじゃないんだけどね。
今まで色々あった中で零君は何を考えていたのかなーって」
難しい質問だな・・・。
何を考えていた。か
まぁ自分なりに色々考えていたけど・・・
零「まぁいつも思ってたのはAqoursに出会えてよかったなーとか」
千歌「出会えてっていうか立ち上げたときには零君もいたよね?」
零「いやまぁそうですけども。」
千歌「あっはは。ところで零君は何を言おうとしたの?」
零「あっ、あぁ・・・」
ここで言ってしまうか?
いやまだ先の方が・・・
心の中で俺と俺が口論している。
いや、言うタイミングはここしかない。
言う。そう決めた。
零「あのさ、Aqoursの練習とかプライベートはもちろん、ステージとかも一番近くで見てきたのは俺だと思うんだ。自分で言うのも変だけどさ」
千歌「それは本当のことだと思うよ、それに零君はAqoursのマネージャーなんだから。一番近くで見てくれてなきゃ困るよ!」
零「お、おう。それでさ、一応みんなのことを見てるつもりだよ?
練習風景とかステージで。でもさ、なんていうかこう・・・」
千歌が?と言った表情で見つめている。
言いたいことはあるのにすっと言葉が出てこない。
零「ふぅ、よし。」
深呼吸をひとつして心を落ち着かせる。
大丈夫、大丈夫。
零「練習でもステージでも、みんなのことを見てるつもりだったけど
いつも千歌のことを目で追いかけてたんだ。」
千歌「えっ!?私?なんか変なことしてた!?」
ここまで言ってわからないか・・・。
千歌らしいと言えば千歌らしいが流石に気づいて欲しい。
俺の気持ちと・・・羞恥心に。
零「あぁっもうっ!バカチカ!
単刀直入に言うよ、千歌のことが好きなんだ。だから俺と付き合ってほしい。」
言ってしまった。体中が熱い。顔も真っ赤になってることだろう。
なんていうか、すぱっと言えない俺が情けない。
千歌の反応は・・・?
恐る恐る千歌を見ると驚いた顔でこっちを見ていた。
そして立ち上がって少し前に歩き出す。
千歌「零君にそんなこと言われるとは思わなかったなぁ・・・。
でも、なんでチカなのさ?ほら、曜ちゃんとか梨子ちゃんとか・・・
もっと可愛い子はいっぱいいるよ?チカなんて普通だし・・・」
零「そんな千歌に惹かれたんだよ俺は。
可愛いからとか普通だからとか関係なく、千歌が好きなんだ。」
千歌「・・・そっか。ありがとう零君。
実はねチカも零君のことが好きだったんだ。でも好きになったのはチカの方が早いんだよ?Aqoursが4人で結成されたときから。いつも練習に付き合ってくれて、しかも練習メニュー考えてくれたりみんなの体調気にしてくれたり・・・。気づいたら零君のこと好きになってたんだ。だから、付き合おうよ!!」
俺が求めていた答え。千歌が俺のこと好きだったのは知らなかったが・・・それでも、嬉しかった。
零「ありがとう、千歌。嬉しいよ。」
これしか言葉が出てこない。だけどこれでいい。
バカな千歌にも伝わってるはずだ。その証拠に千歌は優しい笑みを浮かべている。
千歌「遠くに散歩行こうと思ったけど・・・ここで二人でいたいな。」
零「そうだな。時間はまだあるからずっと話してようよ。」
これから夜まで時間はある。だけど千歌と話していると話題が尽きない。話せるならどこだっていいからね。
俺の気持ちを受け入れてくれて、笑わずに聞いてくれてありがとう。
千歌・・・大好きな俺の彼女!!!
この後、Aqoursメンバーにつきあい始めたことっをばらされたのは秘密の話。
いかがでしたか?
推しだから頑張っちゃいましたw
そしてそして・・・
~高海千歌 Happy Birthday!!~
これからも可愛い千歌ちゃんを見せて欲しい!
アニメ二期ではもっと輝いて欲しい!w
ではではまた次回!