魔王の写し児   作:ドリーム

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魔王系小学生編
魔王系幼女は魔王系小学生になった


 

前世のお父さん、お母さん。だてメガネをかけ始めた息子(今は幼女)は今では新しい世界で立派な小学生ですよ。

あ、でも残念ながら私立にはいけませんでした。なのはちゃんと川嶋君は私立だけどね。学力はこれでも前世は大学までしっかり行ってたから問題なかったんだよ。

でもね…

 

 

 

 

 

 

 

金がなかったんや…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

市立小学校

 

さて、まあ一緒の学校にいけなかったことや、そのために住む場所を変えてなのはちゃん達に会えなくなったことはしょうがない。

ボッチは慣れてますよHAHAHA

 

今なんとかしければいけない問題。それは…

 

「王華さん!付き合ってください!」

「…」

 

まあなのはちゃん美幼女だったし、顔が瓜二つな俺の顔も美幼女なのはしょうがないんだけどさ…(自意識過剰みたいで嫌なんだが)

中身おっさんなんだよ。少年。

 

「ごめんなさい!(精神詐欺ですまない…)」

 

とりあえず走り去っておこう。あの微妙な空気には耐えられない。

 

 

 

 

 

 

 

「高松が死んでる!」

「王華ちゃん相手に玉砕したらしい…」

「ヤムチャしやがって…」

「いや…こいつは頑張ったよ。うん」

 

 

 

 

 

 

 

放課後

 

後もう一つ困ったことがある。

それは俺が今お世話になってる家だ。

以前まではあの廃ホテルに住んで居たんだけど、今はある家に居候として住み込んでいる。

なぜそうなったかというと、こっちの学校のある町に来た時、これまた廃病院があったのでそこに住み着いてた。だけど住み着いて一週間くらい経った時、廃病院が取り壊され始めて、瓦礫から這い出て来たところをなぜか居たお金持ち風のハゲたおじさんに出くわしてそのまま拾われた。やたらと尻を触ってくるからスケベなんだなって思った。

どうやらおじさんはこの取り壊したところに別荘を建てる予定だったらしい。

まあ、おじさんのおかげで今は学校にも行けてるし、美味しいご飯に、あったかいお風呂に大量の小遣い…さすがにやりすぎだと思うが週に一回使用人の服…メイド服を着ることを要求してくるし、結構な頻度で尻触ってくるし、お爺様呼びも要求してくるからチャラだと思う。

もうこのせいでもともとおじさんのところで住み込みで働いてるメイドさんに家事を完璧にさせられたよ。

「花嫁修行だと思って…ね?」と言われたが、俺はしっての通り中身おっさんなので花嫁になる機会は一生ないと思う。

 

「ただいま帰りました」

「おかえりなさいませ、まおかお嬢様」

 

まあお爺様の話はもういいよ。もっと厄介なのがいるから。それが…

 

「ようまおか」

「…ただいまです。お兄様」

 

それが今の俺の義理の兄、お爺様の孫、坂霧 竜巻。チャラい系イケメンである。

 

ついでにいうと…

 

 

 

 

 

「さて、お帰りなさいのキスだ…」

「お断りさせていただきます(即答)」

 

シスコンだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

あのお爺様にしてこのお兄様だ。

お風呂に入っていれば普通に入ってくる。(入ってくるたびに殴る)

ご飯を食べていれば、口移しをしようとして来る。(してくるたびに殴る)

メイド服を着ていたら、スカートをたくし上げるように言ってくる。(言ってくるたびに殴る)

寝ていれば押し倒すよう覆いかぶさって迫ってくる。(そのたびに殴る)

 

お爺様の方が全然マシだな(確信)

 

 

 

 

 

 

 

 

「さて、お兄様は縛って部屋に置いてきたからゆっくり風呂に入れるぞ」

 

リボンをほどき、髪を下ろす。うん、髪型は後ろに伸ばして左右で纏めてるせいか、長い。多分なのはちゃんより長い。

 

洗うのめんどくさいなぁ…

 

でも俺依存が激しいから、この髪型って決めたらこれ以外嫌なんだよなー

面倒だがやるしかないか。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

竜巻視点

 

俺は坂霧竜巻。金持ち、イケメン、リリカルファンの転生者だ。死んでまさか本当に神様転生するとは思わなかったぜ…

だが、俺はこの魅力の顔で原作ヒロイン達を俺の女にしてやるぜ!

 

…と思った矢先に学校が違うって…だ、だがジジイに頼めばきっと転校ぐらいオッケーだろう。

 

ふふふこれから楽しみだぜ。実際、俺は今の学校でたくさんの女を堕としてきたと自負している。告白は毎日だし、クラスに入ったらキャ〜キャ〜言われるし、俺の周りで女の戦争起きてたし、間違いなく俺はやれる!おまけに俺は強い!魔力もあるしデバイスもある…さいっこうだぜ…

 

『マスター、先程から顔が気持ち悪いです。死にたくなったんですか?』

「うるせえっ!そんな冗談言ってる暇があったら縄解くの手伝え!」

『デバイスに無茶言わないでください』

 

だが、俺にも落とせない女はいるらしい。

王華まおか…現在俺の義理の妹となっている美少女だ。まあ妹といっても同い年なんだが。まあいいや。あいつは最近この家に来たんだが、なんと見た目が髪の長さとか、色とかを除けば現在主人公であるなのはにそっくりなのだ!

 

だが俺も馬鹿じゃない。転生者なんじゃないだろうかと警戒した。しかし、デバイスを見せたり、監視魔法をチラつかせたり、色々したがそんなそぶりは全然見せなかった。

つまり!まおかはイレギュラーキャラ!!おまけに美少女だ!であるからして俺の攻略対象!

今は縄で縛り付けられたりしているがこれは照れ隠しだッ!そうに違いない!

いつか絶対落としてやるからな!待ってろよまおかぁぁぁぁぁぁッ!!!

 

『マスター、妄想爆発させるのはそこまでにして早く縄解いてください。みっともないです』

「うるせえェェェェェェェェッ!!」

 

 

 

 

 

 

 

まおか視点

 

お兄様はうるさいな。誰と話してるかは知らんが、脱衣所まで声が響いているぞ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

後日、小学三年生になる春、俺たちは私立に転校するとお爺様に知らされた。

 

 

 

 

 

喜んで…いいのかな?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




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