操虫棍使いの日常XX!   作:初代小人

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今回は対古龍大戦争シリーズ第2弾ということで、ラオシャンロンとの戦いになります。

ちなみにちょっとしたネタバレですが、今後の方針として、2人以上で挑んだ古龍戦を一通り書き終えた後、同じ順番でソロプレイしたものも投稿するつもりです。最も、予定なので変更はありますが。

色々と変更点が出てきたので、リクエストを新しく活動報告に載せましたのでそちらも見て、よかったらリクエストしてくださると小人が狂喜乱舞します


大切なことを書くの忘れてました!?前々回でUA数が1000を超えました!!ありがとうございます!


対老山龍大戦争! 総力戦

僕「さてと、久しぶりだな、我が弟子よ」

操虫棍使い(女)「いや、弟子入りした覚えはないんですがそれは」

 

 

 

僕「いつもありがとね、狩友(男)」

狩友(男)「お前らしくもない。熱でもあるのか?」

 

 

 

僕「さて今日は、いよいよラオシャンロンと戦おうと思っている。宜しくお願い致します」

 

 

 

「「了解」」

 

 

 

 

???「いやちょっと待てーーーい!」

 

 

僕「なんだコイツ、無視しとこ」

狩友(女)「いや待て待て、私は!?最初っからいましたけど!?」

僕「あれ?居たっけ?」

狩友(女)「居たよ!最初から!お前の向かいに!座ってたよ!」

僕「あら狩友(男)さん聞きました?お前、ですってよ〜女の子なのに言葉遣いの荒いこと〜」

狩友(女)「誰のせいだと思ってんだよ〜!!!」

 

 

 

 

兎にも角にもクエストに行かなくては話にならない。

狩友(女)以外はネコの砲撃術を発動させる。

 

 

 

いつも通りの気の抜けたようなほら笛の音とともに出陣。

ちなみに今回は操虫棍使い(女)のハンターランクを上げるためのクエストである。

 

 

 

開幕早々ベースキャンプから大砲の玉を運び出す狩友(男)。

それを見てポカンとする僕。

 

 

僕「え?BCに玉置いてたっけ?」

狩友(男)「うん。普通に。」

僕「まあいいや。」

狩友(男)「こいつ雑いな…」

 

 

大砲に玉を最大まで詰めた後、僕はバリスタ台へ。

少しして、ラオシャンロンがいよいよエリアに入ってきた。

 

 

狩友(女)「死ねぇぇええええええ!」

僕がバリスタ台から見たものは、眩い程の攻撃エフェクトだった。

 

 

僕「え、何それ怖いんですけど」

狩友(女)「ん?ボルテージショット。貫通弾でやると楽しいんだよね」

 

 

僕「え、こっわ、ラオシャンロンが可哀想になってきたんだが」

狩友(女)「ふははははは!馬鹿でかいから痛かろう?痛かろう?」

僕「え、マジでこいつやばい、ラリってるやんこの顔…」

 

 

 

とりあえず僕は大砲に玉を込める。

狩友(男)が一斉掃射。

ラオシャンロンがひるむ。

 

 

 

そうこうしている間にラオシャンロンは前衛砦の目の前へ。

僕「なぁ、巨龍砲俺がやっていい!?やっていい!?」

 

 

後に狩友達三人は口を揃えて言った。

 

「あの時のアイツの目は、間違いなく狂人の目だった。」と。

 

 

狩友(男)「お、おういいぞ」

僕「よっしゃ行くぜ!!」

 

 

 

僕「黒より黒く闇より暗き漆黒に我が深紅の混淆を望みたもう。覚醒のとき来たれり。無謬の境界に落ちし理。無行の歪みとなりて現出せよ!踊れ踊れ踊れ、我が力の奔流に望むは崩壊なり。並ぶ者なき崩壊なり。万象等しく灰塵に帰し、深淵より来たれ!これが人類最大の威力の攻撃手段、これこそが究極の攻撃魔法、エクスプロージョン!」

 

 

狩友(女)「!?」

狩友(男)「いやお前、流石にそれは…」

僕「いや、かっこいいやんこのすば。二次創作しか読んだことないけど。」

 

 

 

狩友(男)「お前さ、このすばにかこつけて文字数稼ぎすんなよ。原作知らん人ポカーンだろうが」

僕「お前なぜ気づいた!?仕方ないから今度からは「我が深紅の流出を以て白き世界を覆さん!エクスプロージョン!」にしとくわ」

狩友(男)「だから文字数稼ぎはやめろって…」

 

 

 

そんな会話をしている間に、ラオシャンロンは1度も前衛砦の前で止まらずにそのままエリア2に移動。

 

 

僕達も追っていく。

 

僕「あ、間違えてエリア1の最初の所に出てしもた」

狩友(男)「アホかよ…マップ見ろよ…」

操虫棍使い(女)「くっ…付いてくる人間違えた…」

狩友(男)「まあそんな時もあるよね」

 

 

僕「いや、扱いの差酷すぎる!」

狩友(男)「自分の胸に手を当てて聞いてみな?きっと答えが分かるから。」

僕「と、とりあえずラオシャンロン来たし頭のあたりに大タル爆弾G置いてくるぜ!」

 

 

僕の装備はスキュラX一式だったので高速設置ですぐにおけたのだが。

狩友(女)「ヒャッハー!汚物は消毒だぜ!」

 

 

Bomb!

 

 

僕「え!?おま、マジかよ!?」

狩友(女)「ほら、ラオシャンロン入ってきたからさ。事故やって。不幸な事故。」

僕「今の気持ちは?」

狩友(女)「普段の仕返しができてとても楽しかったです!」

 

 

僕「案の定かよ!」

 

 

狩友(男)「あ、そうそう、ここのバリスタ台壊す所でアイツの上に乗って巨龍爆弾置けるから。頑張って」

僕「え!タイミングは!?今から渡すからやってよ!」

狩友(男)「ボマーついてないから無理」

僕「畜生めェ!」

 

 

僕「え、いつ?いつ?」

狩友(男)「はい、いってらっしゃい」

 

 

ドンッ!

 

 

 

僕「何も落とすことないやん…」

狩友(男)「ま、気にすんな。とりあえず爆弾置いて。」

 

 

僕「よし、置いた。我が深紅の流出を以て白き世界を覆さん!エクスプロージョン!」

狩友(男)「またかテメェ!」

僕「細かいことは気にしない、それわかちこわかちこ〜」

狩友(男)「古い!やり直し!」

僕「そんなの関係ねぇ!そんなの関係ねぇ!はい、おっぱっぴー!」

狩友(男)「それも古い!」

 

 

 

しばらくお待ちください

 

 

僕「ってヤベェ!」

狩友(男)「今度はなんだ。」

僕「このままだと撃龍槍撃つ前に終わっちまう!」

狩友(男)「順調でいいじゃん。」

 

 

僕「英雄の証聞きたいんじゃ!

狩友(男)「その位ならいいや、操虫棍使い(女)ちゃん、撃っちゃって。」

 

 

 

僕にはその瞬間がスローモーションに見えた。

 

発射される3発の砲弾。

発生する爆発。

悲鳴をあげるラオシャンロン。

 

 

 

クエストクリア!

 

 

僕「畜生~~~~~~!」

 

 

 

狩友(男)「普段の仕返しが出来てスッキリした。」




今日のモンスター辞典


・ラオシャンロン


分類:古龍目、山龍亜目、ラオシャンロン科


・古い呼び名で「老山龍」とも呼ばれる古龍。
・棘だらけの甲殻、長大な首と尾、鼻先に生えた一本の角、そして圧倒的な巨体が何よりの特徴。
・その全長はなんと69.6mもあり、初めて見たハンター達の大きさについての尺度を根本から覆すほどの存在である。
・その巨大さより、歩くだけで周辺に小規模な地震を起こし、周囲にあるもの全てを崩落させるその姿から、「歩く天災」や「動く霊峰」と称されることもある。
・極めて長寿であるとされ、確認された個体は少なくとも全て齢1000年を超えると見られている。
・普段は四足歩行だが、尻尾を支えにして後ろ足で立ち上がることもあり、天を衝くほどの高さに、誰もが思わず見上げてしまうほど。
・鱗の1枚ですら、並の飛竜の甲殻に匹敵するほどの堅牢さを誇り、悠久の時を経て作られた甲殻は岩盤の如く堅く分厚い。
・皮質は甲殻というより岩に近い性質で、大気中の塵や鉱石などの粉塵を少しずつ取り込んで長い時間をかけて形成される。
・一般的な老山龍の角質は鉄分を多く含んでおり、これが老山龍の甲殻の赤茶けた色の元となっている。
・一部の地域に定期的に出現し、ほとんど同じルートで闊歩するように巡回する姿がよく見られるが、その巨体に反してハンターズギルド及び古龍観測所すら居場所を特定できないほど神出鬼没であるが、ある山腹に鉱物精錬所が建設された際に、地下から地震とともにラオシャンロンが現れたという事例から、普段は地下に生息しているのではないか、とされている。

余談ではあるが、この古龍をハンターたちが撃退した際、それを見た者達が、「まるでそこに居ない何かに怯え、それから逃げるように去って行った」と言ったことから、強大な力を持った『何か』から逃げているのではないか、という俗説がある。
しかしながら、このような強大な龍を怯えさせる存在など存在しない、というのが共通見解であるため、一般的にこの説は絵空事だとされている。

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