操虫棍使いの日常XX!   作:初代小人

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いよいよミラボレアス戦が開幕です!

人と龍との死闘を制するのはどちらなのか!
その結末を刮目して見届けよ!


追記:サブタイを一部変更しました(2017/08/12午後11時11分)


対古龍大戦争
対黒龍大戦争 双狩人


モンスターハンターXXの発売から早くも四ヶ月が経過し、アトラル・カすらソロで楽々マラソンする程度にやり込んだ僕は、いよいよやることが無くなってきたなと感じ、狩友(男)を呼び出した。

 

 

 

狩友(男)「呼ばれて飛び出てジャジャジャジャーン!はっ!今俺は何を!?」

僕「あのさ、狩友(男)」

狩友(男)「スルーされたら逆に辛いこともあるってことを学んだよ。それでどしたん急に呼び出して」

僕「遂にTheミラクルが完成した。」

狩友(男)「うん、それで?」

僕「だから今ならミラボレアスも撃退くらい出来ると思う。」

 

 

狩友(男)「え、やりたくないんですけど」

僕「集会所作ってクエスト貼っといたから来てな〜」

狩友(男)「アッハイ」

 

〜少年達移動中〜

 

 

僕「ふぅ、やっと来たなシュレイド城。4の時は酷かったからなぁ…」

狩友(男)「あれはゲームシステム的に真鎧玉を手に入れるために真鎧玉が必要とかいうわけのわからんシステムだったのが悪いと思う。」

僕「まあ防御力足りてなかったしな。」

 

 

僕「とりあえず」

 

 

「「行くか!」」

 

 

 

 

僕「乗って頭落として叩いたらいいよな!?」

狩友(男)「うん!それで問題ない!」

僕「そのための飛燕&乗り上手!俺にとっては最高の火力スキルだぜ!」

 

 

どうして二人共怒鳴っているかというと。

 

一瞬でも気を抜けば被弾するほどの攻撃に見舞われ、修羅場とも言えるような状況であったからである。

まさしく地獄絵図。

圧倒的な火力で刃向かう愚かな人間を纏めて焼き払わんとする黒龍と、武器を持ってそれに対抗する二人のハンター。

 

 

右で爆発が起きれば左から炎の吐息が迫る。

それらは一発でも当たれば体力の半分を持っていく威力を孕んでいる。

 

間を縫って跳躍。

 

そんなこんなで一回目の乗り。

 

僕「割とこいつ危ないから支援頼む!」

狩友(男)「了かi…グボッ!乗りの暴れでこのダメージかよっ!」

 

 

恐ろしいことに狩友(男)の体力は1/3ほど削られていた。

 

 

僕「でも何とか…落とせた!」

 

 

狩友(男)「オラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラァ!」

僕「URYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYY!」

 

 

 

 

そうこうしているうちにミラボレアスが立ち上がる。

ミラボレアスはダウンからの復帰後確定で威嚇する。しかし剣士では近づいている間に威嚇モーションは終わり、そんなに攻撃はできない。

 

 

 

そう、()()()()()()()()

 

 

僕「俺は…跳べる!」

 

 

エリアルスタイルの操虫棍に限っては、スキルやアイテムでスタミナの問題さえどうにかすれば、セルレギオス並の空戦能力を誇る。

当然ながら起き上がった黒龍の胸元まで飛翔することなぞ、造作もないことである。

 

 

僕「もっと…!もっと速く!もっと強く!」

そこに狩友(男)は「それどこの黒い剣士よ」と言いながら加勢してくる。

 

 

そして威嚇を終えたミラボレアスは猛攻から逃れんと数歩後退して、火炎放射をする。

 

 

狩友(男)はそれを黒龍の後ろに回り込んで回避。

しかし僕は操虫棍の攻撃モーション中だったせいで回避が遅れ、ブレスはもう目前に迫っている。

 

 

 

僕「んなモンこうすりゃ当たんねぇだろうが!」

当然のようにフレーム回避。

ドヤ顔をしつつ低い位置にある頭に追撃。

 

 

ちなみに狙ってフレーム回避をしたように振舞っているが、半ば反射的にしたので、内心では焦りまくっている。

 

 

 

僕「そういや全く撃龍槍当ててないけどこれ大丈夫?バリスタは開始早々全消費しといたけど…」

狩友(男)「大丈夫だろ、二人で殴ってるし。しっかり覚えてたし。忘れてないし。」

 

 

僕(こいつ忘れてたな。)

 

 

とりあえず撃龍槍を当てようと二人で結論を出して撃龍槍のスイッチのところで二人でガン待ちする。

それなのにミラボレアスは近づいてこない。

 

 

僕「なげぇわ。屈伸しちゃう。」

狩友(男)「おいバカやめろ」

 

 

 

ちゅどーん

 

 

冗談のような音と光とともに僕の体力は吹き飛んだ。

 

 

「初代小人が力尽きました…」

 

 

呆れるほど早いフラグ回収であった。

 

 

 

僕「ふっかーつ!」

狩友(男)「お前がいない間に逃げ回って大変でした。とてもとても大変でした。撃龍槍も当てときました。」

僕「あっうん、ごめんなさい。」

 

 

僕「こいつ弱ってんのか!?つーか撃退ライン超えてんのか!?とりあえず突撃!からの斬ッ!」

 

 

 

Bomb!

 

 

僕「え、爆弾置いた?」

狩友(男)「置いた。そのためのボマーと高速設置」

 

 

僕「まさか俺が爆破されるとは…一生の不覚…!」

狩友(男)「そこまで!?」

 

 

僕「この憤りは目の前のコイツにぶつける!」

 

 

なまじタフであったために何度も何度も乗られ、急所の頭に攻撃を受け続けた黒龍は戦闘開始から約25分後…

遂にその身を地面に倒し、2度と動くことは無かった!

 

 

 

僕「我が方の勝利じゃ!」

狩友(男)「なんとかなるもんだな。」

僕「手応えありっ!これなら紅龍も勝てそうだな。」

狩友(男)「もういや〜」

 

 

 




今日のモンスター辞典


・ミラボレアス

分類:古龍種、古龍目、源龍亜目、不明



・その名は「運命の戦争」、あるいは「避けられぬ死」を意味し、古代より数々の伝承や民話に記される「伝説の黒龍」
・文献や伝承などによって呼び名は様々で、黒龍の他には、「邪龍」や「古代龍」などと称される場合もある。
・その力は極めて強大で、この世界の全土をわずか数日で焦土に変えるほどであり、最も凶暴かつ強大なモンスターであると推測されている。
・正確に本種について記された資料は一つとして存在せず、情報はすべて曖昧かつ不明瞭なものばかりで、その存在そのものがおとぎ話や伝説、空想上の怪物と言われている。

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