貞操観念が逆転したアイドルマスターミリオンライブ! 作:Fabulous
朝、太陽が昇り人々が活動を始める時、一人の少女がベットの中で惰眠を貪っていた。既に時刻は7時50分を過ぎたがこの少女は未だ夢の中にいる。
「でへへ~♪お兄ちゃん~♪」
どのような夢を見ているかはあえて指摘はしない。つまるところ少女は今夢の真っ只中ということ。そして彼女の夢はさらに加速して行く。
「お兄ちゃんだめだよう~♪私達兄妹なのにぃえへへ~」
まさに幸せの絶頂。しかし世界は彼女の幸せをこのまま許しはしない。
時刻が8時を回る。そしてベッド上部にある目覚まし時計が鳴り響き、彼女の理想郷は終わりを告げる。
一瞬で覚醒する脳波。そして今しがた自分がいた世界は夢幻だった事に気づくと同時にその夢を終わらせた存在に怒りを覚え力任せにアラーム停止ボタンを叩く。
「うぅっ…折角いい夢見てたのに~。っ!うわぁ!もうこんな時間だ~!」
彼女はベットから跳ね起き急いでパジャマを脱ぎ、椅子の背もたれに掛けてある制服を掴み着替える。
着替え終わり一階に駆け降りると既に母親は仕事に出ておりキッチンで洗い物をしている父親に彼女は挨拶をする。
「おはようお父さん!」
「おはよう未来、休みなのに随分早いな。朝ごはん出来てるぞ」
「お父さんありがとう!いただきま~す。おいしい~♪それじゃいってきま~…あれ?休み?」
矢継ぎ早に挨拶を済ませ彼女は食パンを口にくわえ勢いよく家をでようとするが父親の言葉を聴き足を止める。
「やれやれ。相変わらず落ち着きがないな未来は...兄妹でも兄とは大違いだな」
「え、えへへ…」
私の名前は春日未来!14歳の女子中学生!
私は今自分がいっちばん楽しく頑張れることを探していろんな部活を掛け持ちしています!今はテニス部、陸上部、ソフトボール部、生活部に所属していて、学校でいろんな人やいろんな仕事を経験出来てとても楽しく学校生活を過ごしていいます。今の生活は私、とっても大好きです! でも一番好きなのはお兄ちゃん!
お兄ちゃんと私は少し年が離れていて今は大学に通うために独り暮らしをしてます。男の独り暮らしなんて凄く危ないと私は思ったけどお兄ちゃんはしっかり者だからお父さん達も納得してくれました。でもやっぱり私はすごく不安になっちゃいます! お兄ちゃんは凄くカッコいいし妹の私や他の女の子達にもとっても親切にしてくれるんです! 私の友達はみんないつも、未来はあんなにカッコよくて優しいお兄ちゃんがいて羨ましいというんです。私ももちろん大賛成です! 私のお兄ちゃんはカッコよくて優しい世界一のお兄ちゃんです!
でもそんなお兄ちゃんが最近元気がないんです。就職活動がうまくいっていないらしくて昨日もお父さんと電話でそのことを話してました。でもその電話によると今日就職面接に行くみたいなんです。どんな会社なのかはお父さんもお母さんも詳しく話してくれなかったけどきっとお兄ちゃんなら大丈夫!
「がんばれ~!お兄ちゃーん!」
「いきなりどうした未来?」
「あ」
気づけば私はリビングで朝食を食べながら席を立ち叫んでいた。
「なっなんでもない!」
お父さんのに恥ずかしいとこ見られちゃって私は真っ赤になりながら席に着いた。
ううっ‥恥ずかしい。でも応援してるよお兄ちゃん♪
最上静香はうどんが好きだ。
彼女の体はうどんで出来ている。例えどれほど多忙で疲労していてもうどんのことを考え、食し、愛していた。この人類が生み出した偉大な発明、うどんを彼女は体型が変わらなければ3食1年365日1095食うどんで生きていきたいという思いを抱く程うどんに毒されていた。そして今日も彼女は未知なるうどんを求め、放浪していた。
都内某所
「フフフッ♪」
この日を私は待ちわびていた。前々から口コミネット等で話題に上がっていたうどん屋に私は惹かれ、いつか行ってみようと思っていたが今日ついにその日がやってきた。
外観は地味だ。最近はどこも店先に料理の写真やショーケースに食品サンプルを展示している飲食店が多いがこの店は『うどん屋』の、のれんただ一つだけ。あたりを見渡してもメニュー表示の看板もない。本当に客を呼び込む気があるのか疑うほどの質素さだ。
面白い…っ! こういった店ほど穴場であることは私は己の経験則に従い期待を膨らませる。だが同時に外れも多くこういった外見の場合当りと外れの落差も大きい。ハイリターンを求めるならばハイリスクは当然ついてくる。私は己の敗北・敗戦・敗走の歴史を脳裏で呼び起こし奥歯を噛み締めた。
だが私に不安はなかった。私には自信があった。このうどん屋が当りであることを。
「聴こえる…うどんの声が…私を呼んでいる…」
そう。私は度重なる戦いを乗り越え通常の人間達がたどり着けない極致へと至ったのよ…っ!
「さあ、声のもとに行こう」
私は引き扉を開け店内に入る。そこはまさしく私の求めるEdenだった。落ち着いた店内。テレビすらなく聴こえるの調理場にいる職人気質と思われる料理人の作業音と沸騰するお湯の音のみ。うどん生地を捏ね均等に引き延ばし麺を切っていく。彼女は私に気づくと小さく「…いらっしゃい」と呟きまた作業に戻る。
私はとりあえず手近なテーブル席に座りメニューを開く。メニューには『かけ(温・冷)540円税込み大中均一・小-50円』とだけ書かれていた。
戸惑い店主を見るが彼女はうどんに神経を集中している。
なるほどね。私は少し甘く見ていたようだわ。これほどシンプルで挑戦的なメニューはいまだ見たことがないわ。だがこれで私の自信は確信へと変わったわ。フフフ…楽しみだわ。どんなうどんが出てくるのか…。
私はかけ(中)を注文して店主が調理する作業音を聴きながら期待に胸を躍らせていた。この時までは…。
引き戸が開かれる。それは新たな来店の知らせ。
引き戸の音につられ目を向けた瞬間私の思考は一瞬停止した。
入ってきたのは若い大学生ぐらいの男性だった。
お…男の人…っっ!
私にとってまさかの事態。なぜなら私は男性と触れ合った機会がほぼないに等しい。私のうどん放浪記は孤独な一人旅。雑念などなくそこに男の影など皆無だった。それに身内である私の父とは進路について折り合いが悪く最近は口を開けば喧嘩ばかりしてしまう始末。
どっ…どうしてこんなところに男が…
困惑したまま注視してしまう。突然の来客は何故か妙にニコニコした顔で近くの席、つまり私の座っているテーブル席に近づいた。
ええぇっ!ちょっと待って!まさかあの
そのまさか。彼は私と向き合う形で座り店主に注文をしたが、私を見つめ何かばつが悪そうに「すみません」と謝り、辺りを見渡しながら立ち上がる。
なるほど。どうやらこの男性は非常に信じられないことだが私に気づかずに席に着いてしまったのだ。それでたった今私に気づいて席を立ったんだわ。ようやく謎が解けた。それもそうだ。いくら私のような学生に結婚適齢期の男性一人で近寄るなんて…まったく人騒がせな
そんなことで安堵していた私だったがなんと彼が立ち上がった瞬間に一体どんな確率なのか店に大勢の客がやってきたのだ。どうやら彼らは地元の老人クラブか何かのようでここで食事をしに来たらしい。
それを見た彼は再びばつが悪そうに席に座り直し、
「すみません、相席よろしいでしょうか?」
と聞いてきた。
「い、良いですよ…」
私は首を縦に振るしかないが心中では、
ふぁっ!?なんで?どうして!?こんな営業努力の欠片も無い店によりによってこのタイミングで来店なのよ!それにそもそも男の人が連れもいないのにどうして一人でうどん屋に来店して女の私がいる席になんでわざわざ相席するのっ!?
しかも彼はまったくの初対面である私に対して全く物おじせず先ほどから不自然な笑みを浮かべている。
わ、わからない…。
怖気づく私はテーブルの下でじっとりと汗ばんだ両手を握りしめ小刻みに震えていた。
耐えられない…なんなのよこの仕打ちは…私が何をしたっていうの…私はただ…ただ…。
この拷問のような現状に耐えきれなくなった私はついにカオスの元凶に尋ねる。
「あの…何か御用でしょうか?」
やった!言ったわ…ついに言ってやったわ…っ!
勇気を振り絞った一言。しかし次の彼の返答に私の喜びは更なる混沌によって塗りつぶされる。
「失礼しました。御用というほどではありません。ただあなたがとても魅力的に思え、それこそアイドルのようだと見惚れてしまいました」
「‥‥‥」
瞬間、世界が止まる。
「ええぇ!?」
衝撃。サッと顔に血液が昇る
「じょ…冗談はやめ‥」
最期まで言えず呆然とする。
ありえない。およそ私の人生で決して現実の男性から言われたことがない言葉に戦慄する。
最近は規制が厳しくなってドラマや映画すら遠回しにやんわりな表現が多いのに。
今までの人生で最も親しい異性といえば父しか挙げられない私。そんな春の欠片もない私に自分よりも一回り年上の男性がこんな創作物でしか目にしない歯の浮くようなセリフを淀みなくすらすらと自信満々に言ってくれる人はいない。
それこそ漫画やアニメの世界でしかありえない展開だ。クラスメイトはよくその手の話題を教室の隅で話しているがそんなオカルトはありえないと、不可能を妄想し続けている彼女等を私は憐れんでいた。そんなことよりうどんが食べたかった。それなのに…。
「お待たせしました。どうぞ」
困惑の中うどんが運ばれてきた。私はその言葉と目下のうどんを目にしてうどんを注文したことを思い出す。慌てて受け取ろうとするが店主は何故か向かいの男性にうどんを渡した。ちょっと待て。どう考えても私の注文が早かったでしょ。
店主にを非難を込めて見れば私が来店したときは営業スマイル一つしなかった仏頂面が今や気持ち悪いほど緩みまくってデレデレな笑みを浮かべていた。なるほど。メンズファーストというものですか。確かに私のような女子を相手にするよりも目の前の男性の方にいい顔した方がいいに決まっている。
不満ではあるが店主の気持ちは分かる静香であった。
失礼とは思ったが彼を見れば運ばれてきたうどんを見て満面の笑みを浮かべる。彼はまずレンゲでダシを掬い口に運ぶ。次にうどんを箸で啜る。見ただけでツヤとコシの良さが分かるうどんが彼の口元に運ばれつるんと音を立て吸い込まれる。真向いのため彼の咀嚼音も耳をすませば聴こえており濡れそぼった唇やうっすら火照る顔が私の前で…
いけないっ!これじゃまるで覗き、変態じゃない…いくらうどんが好きでも私はうどんフェチではないはずよ‥
「冷めてしまいますよ」
突然向かいの男性からの言葉に私は返答できず顔を向けるだけで精一杯であり、その言葉によって私の席にうどんが運ばれていることに気づいた。あの店主、私には一言も無いのか。最早食欲などどこかに行ってしまったが食事をして時間を消費しなければこの異様な空間に私は耐えられなかった。
緊張と焦燥感で動悸と箸を持つ手の震えが止まらなかったが私はうどんをすする。
いったい何を食べているのかまったくわからなかった。
私より先に食べ終えた彼は店主にまた来ますと言い店を出た。店主は先ほどのように頬を紅潮させ彼の食べ終えた食器類を何故か洗い場ではなく店の奥に持って行った。
店主の行動はどうかとは思ったがそれより気になったのが彼が去り際に言い残したまた来ますという一言。彼の態度から言ってこの店は初めてではなく彼の行きつけの店ということだ。つまり彼はまたこの店に来店する可能性が非常に高い。
「‥‥‥また来よう」
ここに一人の少女がいる。名を伊吹翼。通っている学校では男女問わず人気者で特に異性の注目と好意を集めることに熱心であり本人もそのことに快感を感じている。彼女は日々異性にモテることを研究し続けている。
「はぁ、最悪」
今日はとってもいい日になるはずだった。今日のためにピックアップしていたお店に行く計画をちゃんと立ててお気に入りの服を着て好きなフレーバーのアイスクリームを買ってちょっとオトナっぽい服も買ってこれでもっとモテモテになれるって思ってた。最高の一日になるはずだったのに…
ショッピングして沢山遊んでもう帰ろうって時に急に雨が降り出すなんて聞いてないよぉ~。
天気予報でも今日は晴れますって自信満々に言ってたのに~!
雨宿りは出来たけどお気に入りの服は濡れちゃうし全然雨止みそうにないしどうしよう。無理やり駅まで走ったらせっかく買った服が台無しになっちゃう…
こんなことになるなら家でゆっくりしてればよかったなぁ。
今の天気みたいなわたしの心、でもそんなわたしの心を一発で晴らすような出来事がこのあと起こった。
「大丈夫ですか?雨で大変でしょう。差し支えなければどうぞこの傘を使ってください」
それはわたしがいつも夢見ていた理想のシチュエーションだった。
雨の中困ってる女の子に傘を差し出してくれる男なんているわけない。わたしがいつも理想を喋っているとよく家族やクラスメートに言われた。そんな男は少女漫画の世界にしかいないって…。
わたしもなんとなくそんな気はしてた。でも今よりもっとモテモテになったら理想の王子様がいつか来てくれるって信じてた。
嘘じゃなかった!本当にいたんだ。わたしの目の前に!
でも困ったな~。わたしはとっても嬉しいけどいくらなんでもわたしだけ傘を使ってこの人を置いてなんて出来ないよ。相合傘をすればいいけど初対面の男の人にそんなこと言えないし…
「どうでしょうあなたさえよろしければこの傘を二人で使いませんか?」
信じられない。わたし、今オトナの男の人と相合傘してる!しかも腕を組んで!
学校で仲のいい男子はいるけどここまではしてくれない。でこの人はわたしがくっついても何にも言ってこない。それどころかわたしが濡れないように寄り添ってくれる。スゴイ!スゴイ!本当に王子様みたい♪
気づいたらもう駅に着いちゃった。もう~なんで着いちゃうかな。もっと遠くに建っててよ~。
わたしはダメもとで連絡先を聴いてみた。流石に渋ったようだったけど本気で嫌がってはいないとわたしは思った。よし、もっと押してみよう。わたしは結構こういうのはうまいんだ。
王子様は連絡先をくれた。LINEだけだけどわたしと連絡してもいいってことだよね♪調子に乗ってついでにハグもしてみた。
王子様と別れた後、わたしは体がとってもポカポカしていることに気づいた。そっか。わたし今日、スゴイこといっぱいしちゃった…。
スゴク優しい
大丈夫かな…悪い女に捕まっちゃうかも…
「でも大丈夫。わたしの王子様はお姫様がちゃんと守ってあげる♪」
あのあとお兄ちゃんからメールが来ました。内容は無事内定が貰えたそうです!でも気になったのはその会社名。
765プロ。
内定がとれたことは嬉しいけどまさかあの天海春香や星井美希がいるアイドル事務所に就職するなんて…。
お母さんが仕事から帰りお父さんが夕食の支度をする。私はリビングに降りたけどお父さんとお母さんが言い争いをしていた。
「そもそも私はあの子が一人暮らしを、するのも反対だったんです。今回だって無理に就職する必要はないと言ったんです。それなのにあなたが!」
「まあまあ。確かに母さんの気持ちは分かる。今の時代、男のあいつが社会に出て働くのは大変だと思ったが僕はあいつの自主性を尊重したいんだ。それに僕だって若い頃は働いてたし」
「それは国が出資している公企業でしょ!あなたの部署はみんな男性だったじゃない。私だって絶対に働かせないと言うつもりはありませんがせめてあの子にもっとふさわしい職場があるでしょう!何も芸能事務所なんて…芸能界のよくない噂はいくらでも聞いたことがあります。不埒です」
「確かに聞いたことはあるがなにもあいつがアイドルになる訳じゃないだろ?あいつからは事務員やプロデュースの手伝いだと聴いている」
「あの子を野獣の巣に放り込む気ですか!?」
「少し落ち着いてくれ。僕も訳の分からない会社にあいつをやる気はないよ。でも765プロはちゃんとした会社だし在籍アイドルだって最近は何処でもでずっぱりじゃないか。潰れる心配はないし人気や信用が一番の業種だから自社の男性社員は特に大事にしてくれるさ」
怒っているお母さんをお父さんが説得しています。でもお母さんの言っていることは分かる。たしか765プロのアイドルは全員女の子だったと思う。そんなところにお兄ちゃんが…
私は胸が苦しくなるような不安を覚えた。
「それにたしかあの会社は社長が男性だ。周りが異性でもきっとフォローしてくれるよ」
「間違いが起きたらどうするんですか!?」
その言葉にお父さんは飲んでたビールを吹き出し私も箸が止まる。
「ゴホッゴホッ、母さん!未来の前で何てことを言うんだ…」
「いいえ。言わせてもらいます。あの子をもし傷物にされたらと考えると私は夜も眠れないわ!母親の贔屓目を抜きにしてあの子ほど良い男はいないわ!いくらアイドルとは言えハ、ハレンチなことを仕出かさないとは限りません!!」
「そ、それは僕も心配じゃないと言えば嘘だがあいつだってもう大学を卒業して立派な社会人だ。ちゃんと育ててきたつもりだし将来の相手だって自分で見つけるかもしれないよ」
「しょ、将来の相手なんて駄目です!認めません!社内恋愛なんて不潔です!不浄です!不埒です!」
「でも母さんは僕を会社で口説いたじゃないか」
「え!?お母さんそうなの!??」
私は突如明らかになった事実にとっても驚いた。だってお母さんはお父さんと運命で結ばれたとしか言ってくれなくて詳しいことは絶対に教えてくれなかった。
お父さんの一言でお母さんは急に顔が赤くなり恥ずかしそうに取り乱す。
「あ、あなた!なんてことを…未来には…子供達には言わないでと約束したじゃないですか…」
「すまんすまん。でも事実じゃないか。しつこすぎて危うく警察沙汰になりかけたところを僕が観念して付き合い始めたから未来達が産まれたんだろ」
え!?お母さん、もう少しで犯罪者だったの!??
私は知られざる両親の馴れ初めに衝撃を受けた。まさかいつも真面目なお母さんがストーカー一歩手前だったなんて…
「とにかく。あいつが自分で選んだ道なんだ。応援しようじゃないか。辛くて帰ってきたら優しく迎え入れれば良い。恋愛だって今のところ世の中自由恋愛推奨なんだからあいつに任せよう。女性の趣味は悪くないはずさ。さあ、食事の続きだ」
お父さんの締めの言葉でお母さんは渋々引き下がった。私も表面上はいつも通りだけど心のモヤモヤは益々大きくなっていた。あの優しいお兄ちゃんが誰かのものになる。私より大事な人がお兄ちゃんに出来る。私の知らないところで。
そんなの…嫌だよ…お兄ちゃん。
本作はギャグです。ご安心ください
個人的なフェチですが私はいつも明るい妹に彼女が出来ましたーと言ったら嫉妬で大反対されたいです。ラーメンとか食べてる無防備なキャリアウーマンとかJKが素敵です。イケメン女性にカッコよく傘を差しだしてもらって「帰ろうか」とか言ってもらいたいです。
アホな男なんです私は。
だいたいここからキャラ崩壊が激しくなります。全然アイドルをマスターしてませんが次辺りからマスターします。