人理修復に芸術家を入れてみた   作:小野芋子

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やってやったぜ


番外編 遂にこっちでも呼ばれちゃったよ 芸術家さん

言峰綺礼は無表情ながらも優秀な神父である。

それは師である遠坂時臣も良く知るところであり、同時にそんな弟子だからこそ気に入っている節もある。

 

だからこそ遠坂時臣は困惑していた。

自らの愛弟子にして今回の聖杯戦争協力者である言峰綺礼が無言で麻婆豆腐を頬張る姿を見て。

いや、正しく言えば遠坂邸で勝手に食材を使って麻婆豆腐を作ったサーヴァントと、それを止めることなくむしろ嬉々として色々と教えていた愛弟子を見た時から言葉を失っていたのだが。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

事の始まりは大体1週間前のこと

 

聖杯戦争で確実に勝利するために最強のサーヴァントであるギルガメッシュを呼び出した時臣は、念には念を入れて弟子である綺礼にもアサシンのサーヴァントを召喚させた。

聖杯戦争においてアサシンを呼び出すということはいずれかのハサンを呼び出すことであるため、失敗はないだろうと思いサーヴァントを召喚している弟子を静かに眺めていた中、それは起こった。

 

まずおかしかったのはその服装。

黒の生地の上に赤い雲が浮かぶ独特のマントを羽織ったその姿はお世辞にもアサシンのようには見えず、さらにその顔はどうあがいても十代かそこらの童顔。冷めきったその目つきはアサシンを思わせるところもあるが、少なくともハサンには見えない

 

「お前は、何だ?」

 

普段では見られないほどに動揺した綺礼が尋ねるが返事は無い。

どころか時臣たちをまるでいないものの様に扱って周囲を見渡している。

 

その行動にわずかに苛立ちを感じる時臣だが遠坂家の家訓を思いだし、少しずつ呼吸を落ち着ける。

そんな中一通り周囲を見渡したサーヴァントがようやく時臣たちに視線を向けその小さな口を開く

 

「ここはカビ臭くてかなわん。今すぐマシなところへ案内しろ」

 

あっ、キレそう。そう思った時臣であった。

 

 

 

 

 

 

 

 

「成る程、つまりお前は能無しというわけか」

 

互いの簡単な自己紹介ーーと言ってもアサシンは自らの真名を明かさず適当に受け流していたーーを終え、これからの作戦、つまり破門にした綺礼が時臣にアサシンは差し向け、それをアーチャーが倒しアサシンは敗退したと周囲に誤認させアサシンには情報収集に徹して貰うという旨を聞いたアサシンが最初に放った言葉がそれだ。

 

思わず手に持つコーヒーカップを握り潰しそうになった時臣が、あと一歩のところで踏ん張ったのは果たして意地かプライドか。

勤めて冷静なふりをしてなぜかと問う時臣の姿は、ギルガメッシュをして吹き出してしまうほどに滑稽であった。

 

「作戦が杜撰すぎる。正直言って幼稚園児の遊戯の方が完成度が高いほどだ。聞いていて気分が悪くなる、猿芝居にも劣る三文芝居だな」

 

「ハハハハハハハハハハ!!!!」

 

ツボに入ったギルガメッシュが転げ回りながら腹を抱えているのを尻目に、青筋を立てて自慢のステッキに若干のヒビを入れた時臣が立ち上がり

 

「優雅さはどうした?」

 

座り込んだ。

 

師よ、完全に弄ばれてますよ。

 

そう思いつつも、普段とはまるで違い優雅さのカケラもない自らの師を見て僅かに口角の上がっている言峰はすでに何かに目覚めていると言っていいだろう。

自らのサーヴァントの発した、師に対する侮辱をまるで止める素振りすら見せないのが何よりの証拠だ。

 

「この街を見てくる」

 

そんな3人を無視してマイペースにも勝手に外出しようとするアサシンだが、止められる者はいない。

勝手知ったる様に飛び出したアサシンと、部屋に残された三人。

1人は未だに笑い転げ、1人は下唇を血が流れるほど噛み締めて呪詛の様に「優雅たれ」と呟き続け、1人は無表情で何処からか取り出したビデオカメラで全く優雅じゃない自らの師を録画している。

 

完全にカオスである。

 

 

 

 

 

 

そして冒頭に戻る。

作戦を少し変更しケイネスを襲撃して見事に死んだと誤認させたアサシンは独自の手段で情報収集を行いながらも暇さえあればこうして遠坂邸へと足を運んでいる。

 

なぜケイネスなのか?仕返しを目論むガキ大将の目をして問いかけた時臣に対して

 

「実力も名声もある一方で、自尊心が高く加えてサーヴァントとの仲は最悪。罠にハマったフリでもしてれば高笑いしながら自慢げに語る姿が目に見えるような男だ。三騎士であるランサーなら怪しいと思うだろうがそれに貸す耳がある様にも思えん。これ以上の優良物件が何処にある?」

 

正論で返した。

 

さらに加えれば参加者の中には生徒であるウェイバーもいる。ケイネスを尊敬している様には見えないが、その実力を知っているウェイバーならアサシンにやられて欲しいという思いとは裏腹に負けるわけもないとも理解をしている。

それは他の参加者も同様だろう。

 

唯一衛宮切嗣は気付くだろうが、それはもはやどうしようもないことだろう。いくら策を練ろうと常に最悪を考えている切嗣を騙し通すことはほぼ不可能だ。

 

それを踏まえて最善策を考えて実際に成功させたアサシンは非常に優秀と言えるが、時臣の表情は晴れない。プライドの高さならこの男も負けていないのだ。

 

「綺礼、なぜ我が家で食事を?」

 

冷静になった時臣は漸く口を開くが、顔が引きつっているあたりまるで冷静じゃない。

 

「そこに麻婆豆腐があったからです」

 

いや、無かったよね?材料勝手に使って作ってたよね?

 

キャラを忘れて突っ込みかけたが身に染みた家訓が寸でのところで時臣を止める。もはや家訓というより洗脳に近いが当の本人である時臣は気付いていない。

 

「それで、何か用があって来たのかい?」

 

心の中で優雅たれを反芻し、勤めて冷静さを装う。

手元のステッキに新しいヒビが入ったことには気付いていない。

 

「麻薬豆腐を食べに来ただけですが?」

 

アアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!!

 

その日、遠坂邸で狂った様に叫び声をあげる当主が目撃されたとか、そうでないとか。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「超coolだよ!!アサシンの旦那!!」

 

「不肖このジル・ド・レイ感服いたしましたぞアサシン殿」

 

「あの程度で感動するな。これから先身が持たんぞ?」

 

「超coooooooooooolだよ旦那!!!!」

 

なんだこれは。

 

その光景を見て時臣が最初に思ったのはこれだ。

既にアサシンのサーヴァントを召喚してから10日、七騎のサーヴァントが集まり、正式に聖杯戦争が始まって2日がたった今日、昨日に行われたランサーとセイバーの戦い、さらにその場に現れたライダーにバーサーカー、その分析を行いある程度まで真名を絞り終えたころそいつらはやって来た。

 

1人は最近よく見る顔だ。だが残りの2人がまるでわからない。

雰囲気を見る限り敵意はない様だが、それとは別の不気味さの様なものがひしひしと伝わるのを時臣は確かに感じていた。

 

現在切らした豆腐を買いに出かけたため綺礼はいない。そうでなくとも最近何かと反抗的な綺礼が時臣のために何かをするとは考えられないが、そこに思い至らないあたり時臣クオリティである。

 

「おいお前ら、自己紹介をしろ。どうやらこの家の家主様がお困りの様だ」

 

1番の悩み事、困りごとはお前だよ。

 

思わず口から出かけた言葉を飲み込み、できるだけ余裕を持ったふりをして笑顔を作る時臣。深く椅子に腰掛けているがその足はせわしなく動き続けている。

 

「俺、雨生龍之介です、ヨロシク」

 

「私、ジル・ド・レイと申します、どうぞ宜しくお願いします。あっ一応キャスターのサーヴァントを務めております」

 

「そうか、私は遠坂時臣、遠坂家当主を務めている。こちらこそ宜しく頼むよ」

 

貧乏ゆすりで発火するのではないかと思うほど速度を増したが、当の時臣本人は涼しい顔をしている。思考を放棄したとも言えるがそこを指摘するのは野暮だろう。

 

「おいアサシン!!昨日の続きだ!!我と勝負しろ!!」

 

え?勝負?昨日の続き?why?

 

思考を放棄して尚無視できない事態に完全にキャラがおかしくなっているが誰も気づかない。約1名気付いていながら無視するアサシンもいるが…

 

「いいだろうギルガメッシュ。俺に勝てるか?」

 

「戯けめ、昨日の我と一緒だと思うなよ?もはや貴様には一度の勝利すらくれてやらん」

 

「いらねえよ。俺の手で掴み取ってやる」

 

「よく言った、それでこそ我がライバルよ。だが果たして成長した我のクィングテレサのドライブテクに勝てるか?」

 

「そういうのは俺のヨッシィーに勝ってから言え」

 

「あっ、じゃあ俺永遠の2番手!!」

 

「では私はプィーチを使いましょうかな」

 

仲良さげに去っていく4人の背中を眺めながら遠坂時臣は考える。

 

聖杯ってそういう知識も与えるんだな、と。

 

 

 

 

数時間後、上等な豆腐を買って帰ってきた綺礼が見たのは、楽しげにムァリオカートをする4人の男と、うわ言の様に優雅たれを繰り返しながら苦しげに眠る師の姿だった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『昨夜未明、間桐邸が消滅しました。目撃者によりますと、一瞬だけ強い光を放ったと思ったら気付けば間桐邸が消滅していたとのことです。警察は新手のテロ…………』

 

生まれて初めて使ったテレビで、生まれて初めて見たニュースに流れる映像を見て静かに電源を消す遠坂時臣。おそらく彼はこれから先一生テレビを見ることは無いだろう。

 

そしてそんな彼を無視して仲良さげに朝食を食べる8人。

1人は時臣の弟子の言峰綺礼、そしてそのサーヴァントであるアサシン。

さらには時臣のサーヴァントであるアーチャーことギルガメッシュ。

なぜかいる犯罪者とそのサーヴァントであるキャスター。

本当に何故かいる間桐雁夜と間桐桜、サーヴァントであるバーサーカー。

 

カオスである。

そんな中、時臣は遠い目をして空を眺めている。ただの現実逃避である。

 

「ありがとうアサシン。まともな食事ができたのは久々だよ」

 

「まだ完全に蟲を摘出出来たわけじゃねえから、なるべく軽いものを食っておけよ」

 

「おじさんを助けてくれてありがとうね、アサシン」

 

「謝礼云々はもう聞き飽きた。さっさと健康体になって俺の絵の被写体になってくれりゃそれでいい」

 

「優しいんだね。それにすごく強かった」

 

「大したことはねえよ。ウジャウジャいた蟲はジルの宝具の餌になったし、黒幕を語るジジイだって所詮は雑魚。文字通り虫の息にしてから十八番で家ごとやっただけだ」

 

「我が出るまでも無かったな」

 

「うるせえよ、お前コソコソと金になるもん探してだろ」

 

「子は宝よ。これから先金に困らぬ様に手配するのは王として当然のことである」

 

「本音は?」

 

「強いて言えば新作のゲームでも無いかと探って見たがつまらぬ魔術書しかなかった故、燃やしてくれたわ」

 

あれ、今王はとんでも無いことを仰らなかったか?え?間桐家の魔術書燃やしちゃったの?あれ一冊にどれだけの価値があると思ってるの?

 

「だそうだが、良かったのか?」

 

「別に構わないさアサシン。桜ちゃんさえ無事なら、あの家がどうなろうとどうでもいいよ」

 

うるせえよ落伍者。お前全然価値わかってねえだろ

 

「まあ、桜のこれからの成長をモデルにできることを思えば、魔術書どころか聖杯戦争すらどうでもいいというお前の意見には賛成だな」

 

そこまで言ってねえだろうがアサシン。っつうかお前聖杯戦争なんだと思ってんだよ。

 

「確かに、麻婆豆腐に比べれば聖杯戦争などどうでもいいな」

 

お前は何の話してんだよ綺礼。最早訳分かんねえよ。ってか聖杯戦争と麻婆豆腐を同じ天秤に乗せるな。

 

「超cooolだよあんたら!!!」

 

うるせえよ犯罪者。お前が一番分かんねえよ。おとなしく刑務所入ってろや。

 

「………神よ」

 

何が?

 

「◼️◼️◼️◼️◼️◼️◼️◼️◼️!!!!!」

 

日本語でOK

 

「これだけの人数がいればスムァブラwill Uができるな!!!早速準備をしろアサシン」

 

王よ。少し俗物に染まりすぎではありませんか?

 

「既に終わっている」

 

マジかよ

 

「やるな。ではいざ勝負だ!!!」

 

意気揚々と別室に向かうギルガメッシュとその後に続くサーヴァントとそのマスター達。全員がゲーム名を聞いてもまるで驚かない、どころかどのキャラを使うかを話し合っているあたり聖杯の与える知識が大きく偏っているのが伺える。唯一桜だけはついていけていないが目ざとく見つけたアサシンがしっかりとフォローをいれている。

それを受けてぎこちなくも笑みを浮かべる桜と、嬉し涙を流す雁夜。その肩を優しく叩く紫の長髪のイケメン。

 

いや、お前誰だよ。

 

時臣が気を失う前に出た唯一のツッコミはそんなくだらのないことだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ウジウジと鬱陶しいんですよこの軟弱者が!!!」

「許すって言ったことをいちいち蒸し返すな女男!!!」

「泣くな円卓最強(笑)が!!!」

 

河原で殴り合う2つの影。夕日をバックに繰り返される拳打の応酬はひと昔前のヤンキーマンガを思い出させるものだった。

尤もそれはパンチ一発ごとにクレーターができ少しずつ地形が変わることを除けばの話である。

 

 

 

 

 

 

事の始まりは今朝、ツッコミも思考も放棄した時臣が優雅って何だっけ?と1人頭を悩ませていた時。弟子の綺礼に、少し気になることができたと言って昨日の夕方から留守にしていたアサシン(プラスα)が1人の幼女とライダー、そしてそのマスターを連れて帰ってきたところから始まる。

 

まず始めにそれを見て時臣が思ったことは「やった、これでアサシンを牢屋にブチ込める」という魔術士として完全にズレた思想であったがそれは置いておこう。

 

聞くところによると、間桐臓硯を尋問にかけたところ聖杯に関して何やら可笑しな話を耳にしたため、より詳しく知っているであろうアイツベルンの家に特攻を仕掛けたらしい。

 

この時点で思考を飛ばした時臣だが話は終わらない。

 

サーヴァント4騎という過剰戦力で遠坂邸を飛び出した彼らは、道中で出会ったライダー陣営にどうせならと声をかけ、一国すら滅ぼせるまでに戦力を高めて満を辞してアイツベルンへと向かった。

 

アイツベルン周辺には特殊な結界が貼られているがギルガメッシュを前にしては全くの無意味、あっという間に侵入し当主であるアハト爺を無事確保。「なんじゃ、切嗣の使者か!!イリヤがどうなっても!!あふん……」という言葉からイリヤという少女も重要人物らしいことを悟り、そちらも無事保護した。

 

そのあとはアサシンが尋問、というより幻術にかけて聖杯に関する全てを吐き出させ、泥と呼ばれるものがあることが判明した。

その後はアハト爺を犬神家状態にして帰ってきたようだ。

 

なぜ犬神家状態にしたのかと問われたアサシンが「芸術性のカケラもねえからせめて見れるようにしてやったんだよ」とどう考えても体勢との矛盾が生じる言葉を言っていたが気にしたら負けだ。

 

その後は緊急の会議を開き、対策が練られるまでの間聖杯戦争を無期限で停戦することを伝えそこでなんやかんやあってセイバーとバーサーカーに何やら浅からぬ因縁があることが判明。

じゃあ河原で殴り合いだな、となり現在に至る。

 

ちなみに河原での殴り合いを提案したのは桜だ。なんでも最近見た昼ドラでヒロインとその親友が夕日をバックに殴り合うのを見て思いついたらしい。時臣がテレビは絶対に見ないと再度固く誓ったのは言うまでもないだろう。

 

「キリツグ!!私ね、アサシンと結婚するんだ!!」

 

「え?」

 

「颯爽と現れて『お前を攫いに来た』って、まるで王子様みたいだったんだよ!!」

 

「……舞弥、僕の車のトランクからグレネードランチャーを持って来てくれないか?」

 

「嫌です」

 

「なぜ?」

 

「アサシンが消えたら美味しいケーキが食べられなくなります」

 

「既に懐柔されているだと!!おのれアサシン!!娘だけでなく僕の愛人までも!!!」

 

「あらキリツグ。妻である私を前に堂々と愛人宣言だなんて、嫉妬しちゃうわ。後でお話しましょうね♡」

 

「oh」

 

「言っておくけどアサシンは私のモノだから。イリヤちゃんにはあげないよ?」

 

「ああ桜ちゃん、そこまで感情を露わにできるようになったんだね?おじさんは嬉しいよ」

 

「お父さん的にはその男は辞めて欲しいかな?」

 

「遠坂さん家のおじさんは黙っていてください」

 

「oh」

 

「愉悦愉悦」

 

「あがりだ!!我の勝ちだ!!」

 

「まだ勝負は終わっておらんぞ?勝敗を分けるのはあくまで財産だ」

 

「この我が財宝で貴様に負けるとでも?」

 

「余をあまり見くびるなよ?」

 

「ライダーのマスターよ、このコマにはなぜか『上司の妻を寝取ったことがバレ、全財産投げ捨てて愛の逃避行』と書かれているのだが俺の見間違いか?」

 

「………」

 

「俺はライフゲームですら忠義を尽くせないと言うことか!!クソオオオオオオ!!!」

 

「いや、誰に忠義を尽くすんだよ誰に」

 

「悔しがる姿すら素敵ね、ディルムット」

 

「ソラウゥゥゥウウウウウ!!!」

 

「あなたが悔しがっても気持ち悪いだけよ?」

 

「oh」

 

「見てよアサシンの旦那!!この造形!!洗礼されたライン!!まさに芸術だろ!!」

 

「まだまだ細かいところはなってないが、まあここ数日では一番の出来だな」

 

「やりましたな龍之介殿!!」

 

「だからいつまで引っ張ってるんですか!!女々しいんですよ!!!」

 

「しかし王よ!!」

 

「うるさいロン毛が!!!」

 

「ブハァ!!!」

 

「アサシンは私のモノ!!」

 

「イリヤのモノ!!」

 

「「お父さんは許しませんよそんな男」」

 

「「うるさい部外者は黙ってて!!」」

 

「「oh」」

 

「愉悦愉悦」

 

冬木の街は、変わらず平和であった。

 




クラス アサシン
真名 サソリ
筋力 E 耐久 E 敏捷 B
魔力 C 幸運 A+ 宝具 EX
単独行動 A 気配遮断 A++ 幻術 B
対魔力 C 心眼 A

謎の疾走感と謎の達成感を感じる。


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