穂乃果「どーしたの?そんな神妙な顔して」
銀時「いや、小説は表情とかそーゆうの分かんねーから。で、どうしたんだ?」
に・・・
銀時・穂乃果「に?」
二ヶ月近くも投稿しなくて、すいまっせーん!!
銀時「ああ・・・(察し)」
穂乃果「そう言えば、もうそんなに前回の投稿から立ってるんだっけ?」
理由としてはもう前のこと過ぎて覚えてない部分もあるんだけど、最近の投稿をしなかった理由は言えるよ!
穂乃果「ん?なになに、どうしたの?」
最近、私の通ってる学校で文化祭があったんだ。終わったのは二日くらい前だから、本当に最近なんだよねー。
銀時「へー」
実はもう過去形だけど、私演劇部に入ってたんだ。
穂乃果「そうなんだ。あれ?でも、どうして過去形?」
んっと・・・私が悪いんだけど・・・部活の先輩を怒らせる事しちゃって・・・あと、先輩と同級生にも迷惑かけちゃったの・・・。
それで本当は経験値を積むための、学祭公演の役者だったんだけど降りちゃって・・・裏方に回してもらったの。
で、今回の事をきっかけにやめたんだー。
穂乃果「そうなんだ・・・平気?」
平気だよー。
あ、今更だけど(多分いるであろう)読者様に聞かせる話じゃなかったね。どうでもいいだろうし。
いやー、ホントに申し訳ないです。
銀時「ま、そーゆう事を経験して、成長していくもんだろ。あんま気を追うなよ」
うん、ありがとー。
因みに、期間的に学祭公演の練習期間が二週間、文化祭準備期間が一週間ぐらいだと思うなー。
銀時「マジか。短いな」
穂乃果「・・・じゃあ、学祭公演のやつ、本当に残念だったね・・・」
やだなー、穂乃果がそんな顔すると私まで悲しいよー。何たって、ほのキチだから!!
穂乃果「そっか・・・」
じゃあ、早速本編に行こうか!
銀時「そうだな。よし穂乃果、気を取り直して行くぞ」
穂乃果「うん!」
よし!じゃあ、お願い!
銀時・穂乃果「ラブ魂!始まります!」
※ごめんなさい、こんな話をここでしてしまって。でも、銀ちゃんと穂乃果に話を聞いてもらって癒してもらいたかったんですぅ!
多分、もうないと思いますが、もし読者様の中でこーゆう話いらないと言う方がいたらコメントの方にしてください。今後一切しませんので。
ここ、万事屋銀ちゃんの前で言い争う二人がいる。
前回もあったので分かるとは思うが、万事屋の大家であるお登勢と、万事屋のオーナーである坂田銀時である。
お登勢「しるかボケェェ!!金がねーなら腎臓なり金玉なり売って、金つくらんかいクソッたりゃー!!」
銀時「家賃如きでうるせーよウンコババァ!!こないだ、アレ・・・ビデオ直してやったろ!アレでチャラでいいだろが!!」
お登勢「いいわけねーだろ!五ヶ月分の家賃だぞ!!大体、あのビデオまた壊れて【鬼平犯科帳】コンプリート失敗しちまったわい!!」
銀時「バカヤロー、諦めんな。きっとまた再放送するさ!!」
そんな二人を、ラブ魂キャラとしては割と早起きな穂乃果はため息を吐き、またやってるよ・・・この二人・・・と思いつつ達観していた。
お登勢「んなこたァいいから、家賃よこせっつーんだよ。この天然パーマメント!!」
銀時「んだ、コラァ。お前に天然パーマの苦しみがわかるか!!」
そこで万事屋に来て割と経った新八が来た。
因みにもっと言えば、銀時について行っていいものか、最近悩んでる新八である。
まぁそれはともかく、溜息をつきつつ、二人を止めるために声をかけようとした。
が、何処にそんな力があるのか、銀時の首を締め付けていたお登勢が銀時を持ち上げて思いっきり投げた。新八がいる方に。
新八「ぎゃああああ!!」
穂乃果「し・・・し・・・新八くぅぅぅん!!?」
新八の悲鳴に外に出て来た穂乃果の叫び声が辺りに響いた。
*
銀時・新八「スキヤキ?」
穂乃果「うん。スキヤキ。皆で買いに行こ?」
銀時「穂乃果ちゃぁん?何処にそんな金があるのかな」
新八「そうですよ。さっき、家賃取られたばかりなのに」
穂乃果「えへへ・・・実はさっき、何食べたいかってお登勢さんに聞かれたんだ」
まだあまり理解できない新八に対して、銀時はこの言葉だけで理解出来たようだ。
どうやら、何回もある事らしい。
新八「はぁ・・・それで?」
穂乃果「じゃーん!ちょっとだけど、お小遣い貰っちゃった♪」
新八「え!?あのお登勢さんが!?」
お登勢が穂乃果にお小遣いをあげる何て話は割とある事だが、初めて聞いた新八は驚いた。
そんな新八に銀時が言った。
銀時「あのババァ・・・穂乃果の事がすごい好きなんだよ。まるで孫みたいに穂乃果の事、思ってるんだろーよ。だから、穂乃果を好きになったらまずはあのババァを何とかしなきゃいけないんだよ。まぁババァじゃなくても、お前みたいな
新八「おいぃぃぃ!!今新八って書いてメガネって読んだろ!!」
銀時「お前は
穂乃果「そっか!新八君はメガネ君なんだね!」
新八「違うからァ!!何だよ、メガネ君って!!しかも何で納得した!?意味わかんないけど!!?」
ツッコミ終えた新八は、溜息をつき、改めて言った。
新八「そもそも穂乃果さんの事は多分、好きになったりしませんって。確かにどっかの誰かさんには勿体ないぐらい、可愛らしい方ですし、優しい方ですけど」
穂乃果「え・・・えへへ・・・そ、そうかな?何か照れるね」
新八の『どっかの誰かさんには勿体ない』という言葉に銀時は反応し不機嫌な顔になったが、何かを思いついたのかニヤリと笑い言葉を放った。
銀時「あー・・・そっかァ・・・お前は海未がいるもんなぁ?」
その言葉に赤面する新八。
新八「はっ!?ち、違いますよ!!確かに、海未ねぇとは許嫁ですけど!!」
穂乃果「え?違うの?」
銀時「いーや?違わないさ」
ここで、からかわれてると気づいた新八が話を逸らすために言った。
新八「そ、それよりも!スキヤキを買うんじゃないんですか?」
穂乃果「あ、そうだった。という訳で、銀ちゃんスクーターよろしく」
銀時「はぁ・・・スクーターは二人乗りだろ。前回はペスを追ってたから三人乗りはしたけど、普段は無理」
穂乃果「もぉー・・・それくらい分かってるよ!だから・・・」
穂乃果は言葉を一旦止めてから言った。
海未ちゃん、今日は休みらしいから海未ちゃんに頼も!と。
*
銀時「しまったァ。今日ジャンプの発売日じゃねーか」
穂乃果「そう言えばそうだっけ」
銀時「今週は土曜日発売なの忘れてた。引き返すか」
新八「もういいでしょ。スキヤキの材料買ったんだから」
海未「そうですよ、銀さん。大体、わたしは・・・わたしは・・・無理矢理連れてこられたんですからね!!」
そう。海未は無理矢理連れてこられたのだ。
穂乃果の『海未ちゃん、お願ーい❤』に負けたのだ。
これには新八、そして流石の銀時と同情した。
原作でもほのキチ、今作でもほのキチになる海未には刺激が強すぎたためだ。つまり、赤面して倒れたのだ。
まぁ、それはともかく・・・
銀時「ま・・・まァ、これもジャンプ卒業するいい機会かもしれねェ。いい歳して少年ジャンプって、お前・・・いや、でも男は死ぬまで少年だしな・・・」
新八「スンマセン。恥ずかしい葛藤は心の中でしてください」
そこまで新八が言ったところで、女の子が飛び出してきた。
穂乃果「銀ちゃん!前ェ!?」
銀時「あぶね!!」
「!」
銀時がスクーターのブレーキを掛けたが、間に合わずに引いてしまった。
その事実に絶叫する四人。
新八「あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!ひいちゃったよ、ちょっとォォォ!!」
海未「どーするんですか、コレは!!アナタ、よそ見をするから・・・」
穂乃果「ぎ、銀ちゃーん・・・」
穂乃果が銀時の方を見たら・・・
銀時「騒ぐんじゃねーよ。とりあえず落ち着いて、タイムマシンを探せ」
前回同様、自販機の口の部分をあさってる銀時がいた。
それにすかさず突っ込む、ツッコミ役の二人。
海未「アナタが落ち着きなさい!!」
新八「あれ?これ何かデジャブ!?」
二人のツッコミを半場無視し、穂乃果は再び銀時に声を掛けた。
穂乃果「銀ちゃん。どーするの?この子」
銀時「だ・・・大丈夫だよ。お目覚めテレビの星座占いじゃ、週末の俺の運勢は最高だった。穂乃果も見たろ?」
穂乃果「た、確かに・・・そうだったね」
銀時「そうだ。だから、きっと奇跡的に無傷に違いねェ。ねェ、お嬢・・・!!」
そこまで言って少女を仰向けにしようとした銀時だが、ドロッって言う効果音が付くくらいに血が流れている少女を見て固まるのだった。
*
銀時「お目覚めテレビぃぃぃぃぃ!!」
と叫びながらスクーターを走らせてる銀時。
その後には、穂乃果・・・ではなく、
その隣をちょっとお高めのスクーターで走らせてる海未とその後に穂乃果。
少女を連れてくる時に穂乃果と新八をチェンジしたのだ。
銀時「てめっ、もう二度と見ねーからなチクショー!!いや、でもお天気お姉さん可愛いんだよな」
穂乃果「銀ちゃん・・・サイテー!!私という者がありながらァ!!」
銀時「穂乃果ちゃぁん?誤解を生むような発言はやめよう!?」
海未「まったく・・・それよりも、新八。その少女の様子はどーですか?」
新八「ピクリともしないよ」
穂乃果「早く、医者に連れてかないと・・・?」
そこで、何故か黒い車が銀時達に近づいてくる。
丁度、銀時と目線が合うところまで来たら、何故か窓を開けた。
中から見えた人物は、まるでヤのつく職業の人みたいだ。
四人で疑問に思ってると、突然銃を向けられた。
訂正、みたいではなく、ヤのつく職業の人らしい。
銀時・穂乃果「!!」
新八「ちょっ・・・何ィィィ!?」
銃を向けられ、思わず目をつぶって頭を抱えた新八だが、何故か無事な事に疑問が出て、目を開けて後ろを振り向いたら、そこには傘を広げて弾丸を塞いだ少女の姿。
次の瞬間に傘を閉じて、普通の傘からはありえない音、まるで例えるなら拳銃から出るような音が聞こえた。
と次には、傘から出た弾丸で車を躊躇いなく撃ち行動不能にさせた。
煙が出てる傘の先端に、フッと息を吹きかける少女だが、その状況を後ろに座ってる故に見れた(と言うか見た?)新八と穂乃果は顔が引き
*
少女の名は神楽と言うらしい。
神楽「お前ら、馬鹿デスか?私・・・スクーターはねられた位じゃ死なないヨ」
穂乃果「・・・そっか・・・スクーター位じゃ死なないのか・・・(遠目)」
神楽「そうヨ。コレ、奴らに撃たれた傷アル。もうふさがったネ」
銀時「お前、ご飯にボンドでもかけて食べてるの?」
そうツッコんだ後に、面倒事に巻き込まれる前にとでも、去ろうとした銀時。
銀時「まァ、いいや。大丈夫そうだから俺ら行くわ。お大事に~」
だが。
銀時「アレ?穂乃果、お前急に重くなった?」
穂乃果「銀ちゃん、それ本気で言ってるの?だとしたら、抹殺だね?(黒笑)」
銀時「ご、ごめんなさぃぃ・・・!!((((;゜Д゜))))ガクガクブルブル」
そんなやり取りも新八と海未は無視。←
神楽「ヤクザに追われる少女、見捨てる大人見たことないネ」
銀時「ああ、俺心は少年だからさァ。それに、この国では原チャリ片手で止める奴を少女とは呼ばん。マウンテンゴリラと呼ぶ」
そこまで銀時が言った所で、さっきのヤクザが現れた。
「おっ、いたぞォォ!こっちだァァ!!」
新八「ちょっ、なんなの!?アイツら。ロリコンヤクザ?」
神楽「何?ポリゴン?」
海未「いえ、ポリゴンではなくロリコンです」
海未のツッコミを無視して何故か語り出した神楽。
神楽「私・・・
新八「いや、あんま変わってないんじゃ」
神楽「そんな時、奴ら誘われた」
〈ウチで働いてくれたら三食鮭茶漬け食べれるよ〉
神楽「私、それ聞いてとびついたネ」
海未「何故ですか。せめて三食バラバラのを食べましょうよ」
謎である。
神楽「私、地球人に比べてちょっぴり頑丈。奴らの喧嘩、ひき受けた。鮭茶漬け、毎日サラサラ幸せだったヨ。でも最近、仕事内容エスカレーター」
新八「いや、エスカレートね」
神楽「人のキンタマまでとってこい言われるようになったアル」
海未「違います!それは
穂乃果「海未ちゃん、恥ずかしさのあまり言っちゃってるよ?」
海未のツッコミを無視して、さらに言葉を続ける神楽。
神楽「私もう嫌だヨ。江戸とても恐い所、
銀時「バカだなオメー、この国じゃよォ。パンチパーマの奴と赤い服を着た女の言う事は信じちゃダメよ」
穂乃果「赤い服を着た女って何?」
銀時「まァ、てめーで入り込んだ世界だ。てめーでおとし前つけるこったな」
そう言って背を向けて歩き出す銀時。
新八「オイ、ちょっと!」
海未「もう!あの人は・・・」
その様子を見て、穂乃果は新八と海未に聞こえない程度に神楽に聞いた。
穂乃果「・・・神楽ちゃん、夜兎?」
神楽「・・・そうだと言ったら、どうするネ?」
その問に、穂乃果は微笑んで答えた。
穂乃果「・・・どうもしないよ。ただ聞いただけ。神楽ちゃんが戦闘民族だろうと、神楽ちゃんは優しい子みたいだしね?」
神楽「え・・・」
そう言って銀時同様、背を向けて歩き出す穂乃果。
海未「ちょっ!穂乃果までどっか行くんですか?」
穂乃果「うん、ごめんね。でも銀ちゃんが居れば何とかなると思うから、何とかしてでも連れてくるね」
新八「そうですか?なら、お願いします」
*
新八「なんとか、ここまで来れた」
海未「そうですね。周囲にパンチパーマの影はありませんか?」
神楽「ないネ。大丈夫ヨ」
そこまで言った所で、三人で一つのゴミ箱に入ってたのか、ちょっとだけ頭を出して話し始めた。
新八「ここから電車に乗れば、ターミナルまですぐだ。
海未「そうですね」
新八「それにしてもアイツ・・・本当に帰るなんて・・・薄情な奴だ」
その新八の言葉に、ため息を吐きつつ同意する海未。
海未「そうですね・・・穂乃果は何をやってるんですかね。穂乃果ならすぐに連れてくると踏んでいたんですが」
神楽「気にしないネ。江戸の人、皆そうアル。人に無関心。それ、利口な生き方。お前らのよーなお節介の方が馬鹿ネ」
そこまで言った所で神楽はにっこりと笑って言った。・・・最後に毒舌付きで。恐らく、最後の方は新八を見て言った故に新八に対して言ったのだろう。
神楽「でも私、そんな馬鹿の方が好きヨ。お前は嫌いだけどな」ボソ
新八「アレ?今、標準語で辛辣な言葉が聞こえたよーな。しかも、明らかに僕に向けて」
神楽「私、メガネ男って嫌いなんだよね」
海未「キャラ、変わってますよ?」
そんな神楽の様子に新八は怒り、海未は呆れた様子だ。
神楽は二人の様子にお構い無しに、ゴミ箱から出ようと動く。
だが。
神楽「!・・・アレ?」
海未「?」
新八「どーしたの?」
神楽「ぬ・・・抜けないアル」
海未「え・・・?・・・!!」
新八「エ?アレ?ウソッ!僕まで・・・ウソッ!!ヤベッ・・・泣きそっ」
そう何度も奮闘するが、抜けない。しかも、電車が出る音までした。
新八「ヤバイ、電車もう出る!!」
海未「ど、どうしましょう!?」
新八「もういい、転がれ!!」
海未「ええっ!?」
新八「ん!?アレ?本日二度目のデジャヴ!?」
そんな事を新八が言ってる側で、誰かの足によって転がりを止められた。
分かる人は分かるだろう、パンチパーマだ。
新八・海未・神楽「!?」
パンチパーマ「オイオイ、ダメだよ~。駆け込み乗車は危ないよ」
海未(いつの間に・・・)
パンチパーマ(とその他)が近くにいたと気づかなかった事に舌打ちしたくなった。
パンチパーマ「残念だったな、神楽ぁ。もうちょっとで逃げれたのに」
神楽「井上・・・!」
パンチパーマ「何も言わずに逃げちゃうなんて、つれないねェ。あんなによくしてやったのに。金に困ってんじゃなかったの?いいのかィ?ふりかけご飯の生活に逆戻りだよ?」
そう言う井上を睨んで、神楽も反論する。
神楽「人、傷つけてお金もらう、もう御免ヨ。何食べても美味しくないアル。いい汗かいて働く、ふりかけご飯もおいしくなるネ」
井上「戦うしか脳のない蛮族がいうじゃないか。ええ、
新八「夜兎族?」
井上「おやおや、何も知らずにコイツに協力してたのかィ」
神楽が夜兎族と気づいてなかった新八に、薄々気づいてたらしい海未が説明する。
海未「新八、あなたも名前だけは聞いたことあるでしょう?宇宙最強の傭兵部隊【夜兎】」
新八「傭兵部隊・・・あっ!海未ねぇの書物にもそーゆう本があったような・・・」
海未「ええ、ありますよ。・・・夜兎、それは姿形は人間と大差ないが驚異的な戦闘力を誇るといわれてる
そう説明をしているさなか、何かを思い出しているのか、一瞬だけ遠い目をする海未。
まぁ、それに気づいたのは新八だけだし、新八が気づいた直後にはもうなおっていたが・・・
井上「そう、その通りだ。お前は隠していたようだが、その透けるような肌の色と傘が何よりの証拠。奴らは日の光を嫌い常に日傘を離さないというからな。薄っぺらい道義心で本能を拒絶したところで、戦うお前は楽しそうだったぞ。お前の本能は血を求めてるんだよ、神楽」
神楽「違うネ!!私は・・・」
そう神楽が否定しきる前に、井上がゴミ箱を線路の方へ蹴った。
当然、ゴミ箱から抜けない三人は線路にダーイブッ!
しかも、漫画みたいなタイミングで電車が来た。(実際に新八も漫画みたいなタイミングとツッコんでいる。)
新八「うわァァァァ!!」
と新八が叫んだ直後、エンジン音が聞こえた。
その音に気づいた三人が見た先には電車の横をスクーターを走らせてる銀時の姿が見えた。(穂乃果はちゃんと後ろに乗っている。)
銀時「ったく、手間かけさせんじゃねーよ」
新八・海未「銀さん!!」
穂乃果「三人共!歯をくいしばって!すごーい衝撃が来るよ!」
と木刀片手に穂乃果。
新八「え!?ちょっ・・・待ってェェ!!」
海未「うそっ・・・」
と思いっきり顔が引き攣ってる新八と海未。
そんな二人を気にしないで、躊躇いなく思いっきり木刀でゴミ箱を殴って上に放り投げた。
海未「いやァァァァァァ!?」
新八「ぎぃやぁああああ!!」
丁度、井上の後ろあたりに落下した三人。
落下の衝撃で壊れたゴミ箱から出れた神楽が、何が起きたか分かってない井上に話しかけた。
因みに、銀魂常識人(一番普通の人間とも言う。)の新八は落下の衝撃に耐えきれなくて白目をむいている。
ラブ魂常識人(やはり一番普通の人間とも言う。)の海未は・・・うん、ラブライブキャラ名誉として(銀魂とクロスオーバーして、銀魂の色に染まりつつあるラブライブキャラがラブライブキャラ名誉なんてあるのかは定かではない。)黙っていよう。皆様の想像に任せます。
神楽「私、戦うの好き。それ夜兎の本能・・・否定しないアル。でも私、これからはその夜兎の血と戦いたいネ。変わるため戦うアル」
井上「このボケがァ!!野郎ども、やっちまいな!!・・・アレ?」
神楽「井上、私お前に言いたい事があるアル」
井上「へ?」
そう言って、神楽は高く跳ねて傘を振り上げつつ言った。
神楽「お前のそのアフロ、全く似合ってないヨ!!」
井上「いや、これ一応パンチパーマなんだけど・・・!?」
神楽「どっちでもいい!!」
叫びながら
*
神楽「助けに来るならハナっから付いてくればいいのに、わけのわからない奴ネ・・・シャイボーイか?」
と気絶しているパンチパーマを丸刈りにするべく?カミソリでパンチパーマの頭を
銀時「いや、ジャンプ買いに行くついでに気になったからよ。死ななくてよかったね~」
とジャンプ片手に銀時。
新八「僕らの命は230円にも及ばないんですか」
海未「最低です・・・あなたは最低です!!」
とたんたんとツッコム新八と半泣きの海未。
穂乃果「ごめんね。銀ちゃん、バカなんだ」
銀時「穂乃果ちゃぁぁぁん!!?」
と何気に毒舌を見せる穂乃果。
それに絶叫する銀時。
そこに丁度よく、電車がくる。
銀時「ほら電車来たぞ、早く行け。そして二度と戻ってくるな災厄娘」
神楽「ん・・・それが私、帰れないネ」
神楽の言ったことを理解するのを拒否しているのか聞き返した。
銀時「はっ?」
神楽「よくよく考えると、私金なしだったネ。だから、帰りたくても帰れないのヨ。だから、もう少し
銀時「はぁ!?冗談じゃねェェ!!なんでお前みたいなバイオレンスな小娘を・・・」
思わずジャンプを破って叫ぶ銀時の言葉の途中で壁ドンならぬ、壁ドゴォをやる神楽。
後ろの壁は神楽の拳がめり込んだ状態だ。
なので・・・
神楽「なんか言ったアルか?」
銀時・新八・海未「言ってません」
穂乃果を除く三人がすぐさま否定するのは当然である。
*
何でこうなった・・・、とは銀時と神楽の今の心境である。
事の発端は穂乃果の一言である。
因みに、新八と海未はもう帰った。
穂乃果『神楽ちゃんって、何処に住むの?』
この一言に僅かに疑問を滲ませながら答える神楽。
神楽『んー・・・そこら辺で適当に寝たりするアル』
穂乃果『ええっ!?ダメだよ!!年頃の女の子が野宿なんて!!大体最近、ポリゴン流行ってるって話だよ?危ないよ!!』
銀時『ポリゴンじゃなくてロリコンな。てか、ロリコン流行ってるって何だよ。流行ってねぇよ』
ボケる穂乃果にツッコム銀時だが、穂乃果は無視である。
次に、まるで凄くいいことが思いついたかのような笑顔を浮かべた穂乃果の言葉に銀時どころか、神楽まで固まった。
穂乃果『そうだ!神楽ちゃん、うちに一緒に住めばいいんだよ!!』
神楽『はっ?』
とまぁ、こんな事があったのだ。
穂乃果「?・・・どうしたの、神楽ちゃん。銀ちゃんも、そんな顔して」
銀時「ど・し・た・の、じゃねぇだろ!!一体どういうつもりだよ!?」
穂乃果「どうもこうもないけど?」
銀時「お人好しにも程があるわァ!!」
これまでずっと黙っていた神楽が穂乃果に話しかける。いきなり毒舌だが・・・
神楽「・・・お前、馬鹿デスか?」
穂乃果「えー、何がー?あとお前じゃなくて穂乃果、だよ!」
神楽「・・・だって、夜兎だって知ってる癖に・・・やっぱり、お前変な奴ネ」
穂乃果「うーん・・・まぁ、変な奴ってのは時々言われたりするけどー・・・」
と言うか穂乃果だってば!!と訂正しつつ、話を続ける。
穂乃果「だって神楽ちゃん、まだ小さいのに家なしなんてダメだよ!」
神楽「そんなの!穂乃果には関係ないアル!・・・あ」
思わず穂乃果の名前を呼んだ神楽は赤面して、呼ばれた本人である穂乃果は嬉しいそうに微笑んだ。
それを見てまた赤面する神楽。
その様子を見た銀時は、相変わらずの天然タラシ・・・と思いつつ何も言わない。
穂乃果「これからよろしくね、神楽ちゃん!」
神楽「う、ウン」
思えば恐らく、と言うか絶対にこれが神楽のほのキチになるきっかけであろう。(笑)
※おまけ
神楽「おかわりヨロシ?」
お登勢「てめっ、何杯目だと思ってんだ。ウチは定食屋じゃねーんだっつーの。ここは酒と健全なエロをたしなむ店・・・親父の聖地スナックなんだよ。そんなに飯食いてーならファミレス行って、お子様ランチでも頼みな!!」
神楽「ちゃらついたオカズに興味ない。たくあんでヨロシ」
お登勢「食う割には嗜好が地味だな、オイ。ちょっとォ!!銀時!!何だいこの娘!!もう5合も飯、食べてるよ!!どこの娘だい!!」
新八「5合か・・・まだまだこれからですね」げっそり
銀時「もう、ウチには砂糖と塩しかねーもんな」げっそり
穂乃果「うん・・・かつて無い消費だよね・・・」げっそり
お登勢「なんなんだい、アイツら。あんなに憔悴しちまって・・・穂乃果まで・・・ん?」
神楽【むがもご】
お登勢「って、オイぃぃぃ!!まだ食うんかいィィ!!ちょっとォ、誰か止めてェェ!!」
さて、神楽登場回終わったねぇ。
銀時「そうだなー」
穂乃果「ところで、今回のゲストは誰?」
ふふっ・・・もちろん!この方に決まってるでしょう!!
神楽「今回のゲストで呼ばれた神楽様アルヨー!」
ホントに神楽は可愛いねー。妹にしちゃいたいくらい。
銀時「お前、正気か?こんなバイオレンスな小娘・・・」
ドゴォン!
神楽「なんか言ったアルカ?」
銀時「なんでもありません」
穂乃果「あはは・・・ここでは、効果音って美雪ちゃんが言うんだねー」
だって、地文がないから。
穂乃果「そりゃあ、そっか。」
神楽「じゃあ、早速設定に行くアルナ!」
*
神楽
皆様お馴染みの銀魂ヒロイン。だが、ゲロなど吐くのでゲロインとも言われている。
作者は銀魂女子キャラの中では、神楽が一番好きと言って除けた。
宇宙最強戦闘民族、夜兎族である。
後に、重度のほのキチになる。って言うか、多分次回にでもなる。
歳━━━━14歳
容姿━━━夜兎の特性である透けるように白い肌と、穂乃果のような青い瞳を持ち、サーモンピンクの髪を、基本的に両サイドで三つ編みにしぼんぼりで纏めて団子状にしている。容姿は、新八からは「見た目だけは美少女と言ってもいい」と言われてる。普段は様々な種類のチャイナ服を着ている事が多い。
性格━━━稀に年相応の反応を見せたりする。
普段はやりたい放題だが、強い意志と優しい心の持ち主である。
今作では重度のほのキチ。
一人称━━私
普段は、銀時にも新八にも結構な辛辣な態度を取っているが、別段嫌ってる訳ではなく寧ろ好きている。(特に銀時。)故に(恋愛的な意味で)穂乃果の相手は銀時、銀時の相手は穂乃果じゃないと認めないと思っている。
*
こんなもん?
穂乃果「うん。いいんじゃない?」
神楽「ふむふむ、中々アルナ」
銀時「よし、今回は早速次回予告行くか」
え?もう?早くない?
銀時「いいんだよ、早くて。何せ、もう話すネタなんてないんだからな」
えー・・・。
穂乃果「銀ちゃん・・・ここのトークを任されてる側としてはその発言、ダメだと思うよ?」
神楽「思う、じゃなくて完璧ダメネ」
まぁ・・・銀ちゃんがそう言うなら、次回予告で。
銀時「おーい、神楽。ちゃんと次回予告言えるか?」
神楽「平気ネ!任せるヨロシ!」
では!どうぞ!
神楽「えっと・・・このカンペ読めばいいアルネ。任せるヨロシ!えー・・・次回はあの脳トロボイスを持っている原作でほのキチ。今回でも原作程ではないがほのキチ予定の少女の登場回らしいネ!うんっと・・・次回もご視聴お願いしますネ!」
***
神楽「どうネ!完璧だったダロ?」
いや、ご視聴ってアニメじゃないんだけど。
神楽「細かいことは気にすんなヨ!」
穂乃果「全然細かくない気がするんだけど」
銀時「気がするんじゃねぇよ。細かくねぇんだよ」
ま、いっか。
じゃあ、神楽。あれ言ってくれる?
神楽「任せるネ!じゃ、次回のラブ魂もお楽しみに!」
神楽、可愛い!!
神楽「あったり前ネ!」
穂乃果「よっぽど、神楽ちゃんの事が好きなんだね」
穂乃果の事も同じぐらい好きだよ!
穂乃果「あはは、ありがとう」
じゃあ、今回は取り敢えずここまでだね!
読者様には気長に次の投稿を待っていてほしいです!!
*
新八「またかァァァ!!」
わっ!何?どうしたの?
新八「だから、後から出てきた神楽ちゃんが今回の次回予告を言うなんて、僕なんてまだなのに!!」
・・・あー、では、皆様本当に次回出会いましょう。
新八「無視すんなァァァァァ!!!」