ラブ魂   作:美雪

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はふぅ〜。

穂乃果「ほぇ〜」
銀時「ふぅ〜」
神楽「ぬく〜」
新八「いや、何前書きからこんなにだらけてるのォ!?神楽ちゃんに至ってはぬく〜って何!?」

いや、別にだらけてないけど?

穂乃果「そうだよ、新八君」
銀時「俺達はただ、お茶を飲みながらコタツに入ってるだけだろ」
神楽「ぬく〜はコタツに入ってぬくぬくしてるからネ。全く、そんな事も分かんないからお前は新一じゃなくて新八アルヨ」
銀時「そうだぞー。何だよ、(パチ)って」
新八「新八全否定かァァァァ!!」

と、言うわけで今日は恐らく今年最後の投稿になると思うので神楽にゲストで前書きに来てもらいました!
あ、次いでにぱっつぁんも。

新八「僕は次いでか!!」

後書きも今回は神楽ゲストでーす。
ねぇ、もう始めていいかな。本編。
このままぬくってたい。

銀時「いいんじゃねぇの?」
穂乃果「確かに、誰にもコタツのこの心地良さには叶わないもんねぇ〜」
神楽「そうアルナ。よし、それでは本編どうぞアル」
銀時・穂乃果「ラブ魂、始まります!」





新八「え?今回それでいいの?あんま喋ってないけど。短いんだけど。しかもグダグダなんだけど」

いいんですぅ。
どうせ、前書き読んでる人なんてごく一部何だから。

新八「ちょっ!?そんな事言わないで!!あ、こんなグダグダですけど、見捨てないでくださいね!?お願いします!!

あ、お通語が変だと思ってもツッコまないでくださいっ!


第八訓 一度した約束は死んでも守れ

今銀時達は、前回の事が原因で江戸警察署の取調室にいる。

 

銀時「おいおい、いい加減にしてくれよ」

穂乃果「私達は無関係だって100万回は言ってるでしょ!」

真姫「そうよ!」

凛「早く解放するにゃ!」

 

と、そう反論しても全く信じないらしい警察。

 

「今も昔も変わらないんだよ。犯人に限って俺は無関係だとか濡れ衣だとか」

ことり「あなた何回聞いてるの?」

花陽「あの・・・最初っから最後まで全部話したんですけど」

「はいはい、犯人は皆そーいうの。ウチの子に限ってとか、記憶にございませんとか。そーゆう事言ってる奴らの言葉と同じくらい信じられないだろ?」

 

警察の言ったことに、ことりと花陽も反論したが、全然気にしない。

さっきから何も喋ってない新八は何故か時間を気にし、海未は無表情ながらも鋭い視線で警察を睨んでいる。因みに、神楽はカツ丼を食べている。

 

「早く吐いちまいなよ。こっちも事前事業やってるんじゃないんだから。それともあんたら何、粘り続ければなんとかなると思ってるの。それは無理な話だって」

 

そこで新八と海未の限界が来た。

二人が一斉に立って、正面にいる警察の胸倉を掴んだのだ。

 

「「「「「「「「「?」」」」」」」」」

新八「いい加減にしろや、このクソボケがァ!!」

海未「いい加減、わたし達を解放しろ。あ?」

新八「こっちは無実だって言ってんだよ!うだうだ言ってないで今すぐここから出せや!こっちは行かなきゃいけない所があるんだ!」

海未「それとも何、もう二日もバイト休んでるんだけど?これ以上休ませるつもりか、そしてこれ以上わたしと空を会わせないつもりか、ああ?」

 

この二人に、思わず静まり返る。

 

神楽「・・・バイオレンス眼鏡とバイオレンスUMI(ウミ)

銀時「おい、キャラ変わってんぞ」

穂乃果「・・・特に海未ちゃんは酷い」

 

 

 

 

新八と海未がキレた甲斐があって釈放されたらしい。

八つ当たりという意味でか、銀時は“江戸警察署”って書いている立てかけ板?を蹴る。

 

銀時「命張って爆弾処理してやったってのによォ。三日間もとり調べなんざしやがって腐れ外道が」

新八「もういいじゃないですか。僕と海未ねぇのお陰で容疑も晴れた事ですし」

銀時「ていうか、何で新八と海未がドス効かせただけで釈放なんだ」

穂乃果「普段、大人しい人の方がキレたら恐いのを知ってたんじゃない?」

 

その穂乃果の言い分に納得がいかなそうな顔をする銀時。

 

銀時「どーもスッキリしねェ。ゴールデンウォーターかけていこう」

神楽「よっしゃ。私、ゲロ吐いちゃるよ」

新八「器の小さいテロすんじゃねェェ!!」

穂乃果「神楽ちゃんも女の子がそーいう事しないの!」

 

そんな二人の様子に大半の者が溜息をつく。

 

海未「では、わたしは失礼しますね」

ことり「あ、海未ちゃん、待って!一緒に行こ!」

凛「私たちも行こうにゃ!」

花陽「そうだね」

真姫「はぁ、パパとママに何て言おう」

 

海未を始めにことり、凛、花陽、真姫と、散り散りに帰る面々。

残ってるのは、銀時、穂乃果、神楽、新八だけだ。

 

新八「アンタらに構ってたら、何回捕まってもキリないよ。僕も先に帰ります。ちゃんと真っすぐ家帰れよ、バカコンビ!!」

 

そう言って去っていく新八。

そんな新八(と言うよりもツッコミ役組)に理不尽な文句を言う銀時。

 

銀時「オイオイ、ツッコミいなかったらこの小説成立しねーぞ。・・・しゃーねぇな、第八訓は俺がツッコミでいくか」

 

そんな事言ってる銀時の側でゲロを吐く神楽。

 

穂乃果「ちょっ・・・!神楽ちゃん!?」

銀時「おまっ・・どこにゲロ吐いて・・・くさっ!!」

 

そこで突然の笛の音が聞こえ、上から人が降りてきた。

・・・しかも、神楽のゲロの上をピンポイントに。

まぁ、当然滑って転んだ。

 

いだだだだだだだ!!それに、くさっ!!

「オイ、そいつ止めてくれ!!脱獄犯だ。くさっ!!

銀時・穂乃果「「はィ?」」

 

警察が来たのを見た脱獄犯は、近くにいた神楽に首に手を回して人質にした。

 

脱獄犯「来るんじゃねェ!!このチャイナ娘がどーなってもいいのか」

「貴様!!」

 

そこで脱獄犯は神楽の近くにいた銀時・・・ではなく、穂乃果に声をかけた。

 

脱獄犯「オイ、そこの女。車の運転は出来るか?」

穂乃果「うん?私?免許も持ってるし、出来るよ」

「ええい!!幕府(おかみ)にたてついて、タダで済むと思ってるのか!」

 

そこで突然神楽が声を出した。

 

神楽「あー。捕まっちゃったアルヨー、怖いアルヨー」

 

ビックリするほど棒読みである。

 

銀時「こりゃあ、言う事聞くしかねーなー」

 

こちらも同様に棒読みだ。

 

穂乃果「そうだねー」

 

三度目の正直、当然棒読みである。

 

脱獄犯「オラオラ、どけどけ!」

 

そう言いパトカーに乗って、穂乃果の運転で発車させた。

 

銀時「ま、ぶっちゃけスカッとしたけどさ、こんな事してホントに逃げ切れると思ってるの」

脱獄犯「いいから右曲がれ」

穂乃果「今時脱獄完遂するなんて、宝くじ一等当てるよりも難しいよね」

 

話しつつ、右に曲がる。

 

脱獄犯「逃げ切るつもりなんてねェ・・・今日一日だ。今日一日、自由になれればそれでいい。・・・特別な日なんだ、今日は・・・」

銀時「特別な日ねェ・・・」

穂乃果「確かに、脱獄して直ぐ捕まったら一生忘れられない、ある意味特別な日になるかもね」

 

そこまで話していた所で、後からパトカーが追って来る。

 

脱獄犯「飛ばしてくれ!今、俺は捕まる訳にはいかないんだ!」

穂乃果「オッケー!任せてよ!舌噛まないようにね!」

 

そう言って、凄いスピードを出す。

行く先にある人がいっぱいいる歩行者天国と書いている看板?を倒していく。

 

「止まれバカヤロー!!逃げ切れると思うのか!?」

 

その警察の問に笑みを浮かべる穂乃果。

 

穂乃果「逃げ切れないって?そう言われると、意地でも逃げたくなるじゃない!」

 

そう言って、さらにスピードを上げる。

スピードを上げて暫く走ったら、前の方で東仙坊(とうせんぼう)をするかの如く前にパトカーが来た。

 

脱獄犯「道が・・・!」

穂乃果「まだ平気!」

 

そう言って、パトカーをギリギリの所で方向転換し、かわした。

そのお陰で、前にいたパトカーと後から追ってきたパトカーがぶつかって少数だが、撃沈した。

ちょっと前には壁があるが、パトカーの車内にあるレバーを操作することによってタイヤが収納され、代わりに羽のようなモノと裏にあるホバー機能が作動して飛ぶという機能を使って上手い具合にその壁を登っていった。

また、少数だけパトカーが撃沈したがまだまだパトカーはいる。

 

銀時「やったぜ!流石、穂乃果だな!」

穂乃果「んー・・・銀ちゃん、まだ安心するには早いよ」

脱獄犯「へ?」

穂乃果「ま、まっかせてよ!」

 

そう言って、壁の近くを飛んでいる三機の船の内、二機を通り越し、三機目の船の影に上手いこと隠れてやり過ごした。

そして通常の道に戻り、銀時と脱獄犯は高笑いをした。

 

脱獄犯「へへっ・・・やりやがった!」

銀時・脱獄犯「あっはっはっはっー!!」

穂乃果「ふふっ・・・あっ!?」

 

パトカーの走っている道には狼の様な天人の親子が現れた。

まぁ、当然止まれないパトカーは避けようとして電柱にぶつかった。

 

子「父ちゃん」

父「我等親子、冥府魔道に生きるもの。先を急ぎます故、これにて後免」

 

そう言って去る親子。

 

穂乃果「きゅ〜(๑〜๑)」

銀時「あんっのクソ狼・・・車は急に止まれないって習わなかったのか・・・おい、穂乃果!大丈夫か!」

 

目を回している穂乃果を車から出して、頬をぺちぺちと叩きながら聞く。

それで意識が戻った。特に大事にはならなかったようです。

 

「おい!いたぞ!」

 

とうとう警察に見つかった。

が、寝てる神楽をおんぶしている銀時は人気のない方を見て、こっちだ、と言い逃走劇を繰り広げる。

どうやら銀時の言っていた場所は下水道だった様で、警察がつく前には下水道に入った。

 

銀時「おい、こら!いい加減起きろって!」

神楽「う〜ん・・・くさっ!!」

 

そりゃあ、下水道なので当然である。

 

脱獄犯「何故俺に手を貸すんだ!」

銀時「・・・さぁな」

脱獄犯「おかしいじゃねェか!お前らは巻きこまれただけだ!それなのに・・・」

銀時「そりゃあ、あいつらが嫌いなのもあるけどよ、見届けてェのかもしれないな」

脱獄犯「?」

銀時「特別な日ってヤツをさ」

 

その銀時の言葉にふっ、と笑う脱獄犯。

 

脱獄犯「もうすぐ目的地だ!急ぐぞ!!」

銀時「おう!」

 

 

 

 

はい、ここはどこだって?それは・・・

 

お通「みなさーん!今日は、お通のライブに来てくれてありがとうきびウンコ!」

穂乃果・神楽・脱獄犯「とうきびウンコォォ!!

 

寺門通のライブ会場である。

いきなり来たのに、脱獄犯と一緒に穂乃果と神楽も凄く盛り上がっている。

 

お通「今日は皆、浮世の事なんて忘れて楽しんでいってネクロマンサー!!」

「ネクロマンサー!!」

お通「じゃあ一曲目、【お前の母ちゃん何人?】!!」

 

そして歌い出したお通を見て、銀時が問いかける。

 

銀時「・・・なんだよ、コレ」

脱獄犯「今、人気沸騰中のアイドル寺門通ちゃんの初ライブだ」

銀時「てめェェェ!!人生何だと思ってんだァ!!」

 

そう言い、かかと落としを脱獄犯にかました。

 

銀時「アイドル如きのために脱獄ぅ?一時の享楽のために人生棒にふるつもりか。そんなんだからブタ箱にぶち込まれんだ、バカヤロー」

脱獄犯「一瞬で人生を棒にふった俺だからこそ、人生には見落としてならない大事な一瞬がある事を知ってるのさ」

 

そう言って、脱獄犯は仕切り直しだと言うように・・・

 

脱獄犯「さぁ、楽しもう!!L・O・V・E、お・つ・う!!L・O・V・E・・・

 

そんな事を言い始めた銀時はものっそい引いた感じで穂乃果と神楽に声をかける。

 

銀時「やってらんねェ。帰るぞ、穂乃果、神楽」

神楽「え〜もうちょっと見たいんきんたむし」

穂乃果「そうだよ〜。折角なんだから、もうちょっと見てもいいジャーナリスト」

銀時「影響されてんじゃねェ!!」

 

そんな神楽を置いて、銀時は入口に向かう。

え?穂乃果?穂乃果は結局銀時についていくらしい。

 

銀時「ほとんど宗教じみてやがるな。なんか空気が暑くてくさい気がする」

 

銀時がそう言っている側で、穂乃果は近くから聞いたことあるような声が聞こえた。と言うか、さっきまで聞いてた声のような気がする。

 

穂乃果「あ・・・」

銀時「ん?どした」

穂乃果「銀ちゃん・・・アレ」

銀時「アレ?・・・!」

 

銀時と穂乃果が見ている方には、さっき別れた新八がいた。

その新八の格好は、寺門通親衛隊と書いている羽織?を来ている。

 

新八「オイ、そこ何ボケッとしてんだ、声張れェェ!!」

「すんません、隊長ォォ!!」

銀時「オイ、いつから隊長になったんだオメーは」

新八「俺は生まれた時から親衛隊長だァァ!!」

穂乃果「ていうか、何してるの?」

新八「何って、決まってるだろ!もちろん・・・って、ギャアアアア!銀さん!?穂乃果さん!?何でこんな所に!?」

 

思わず声をかけたらしい銀時と穂乃果の存在に最初は気づかずに受け答えをしていた様だが、やっとこさ気づいたらしい。

 

穂乃果「いや、それこっちが聞きたいんだけど。行かなきゃいけない所があるってココ?」

銀時「てめー、こんな軟弱なもんに傾倒してやがったとは。てめーの姉ちゃんと幼馴染に何て謝ればいいんだ」

新八「僕が何しようと勝手だろ!!ガキじゃねーんだよ!!」

 

そこに銀時と穂乃果に声がかかる。

 

「ちょっと、そこのアナタ達。ライブ中にフラフラ歩かないでください。他のお客様のご迷惑になります」

新八「スンマセン、マネージャーさん。俺が締め出しとくんで」

 

その新八の言葉に、やってみろや、コラ、という顔をする銀時。

そんな銀時を呆れ顔で見る穂乃果。

どうやら、声をかけてきた人はマネージャーだったようで。

 

マネージャー「あぁ、親衛隊の方?お願いするわ。今日はあの娘の初ライブなんだから、必ず成功させなくては・・・」

 

と、そこでマネージャーはなにかに気づいたらしく、驚いた顔をして、その人物に声をかけた。

 

 

 

 

脱獄犯「───そうか!おめぇがお通のマネージャーやってたなんてな。親子二人でここまでのし上がったわけか。たいしたもんだ」

マネージャー「アナタに言われても何も嬉しくないわ。今更、よく平然と顔出せたわね。それにアナタ、服役中じゃなかったの。なんでこんな所にいるのよ」

 

そう問いかけても答えない脱獄犯にマネージャーは溜息をついた。

 

マネージャー「あきれた・・・十三年前から何も成長してないのね。あなたが好き勝手生きるのは結構だけど、私達親子のようにその陰で泣きを見る者がいるのを考えた事ある?」

 

何かを思い出したのか、キツい口調で言葉を紡ぐ。

 

マネージャー「消えてちょうだい。そして二度と私達の前に現れないで。あの娘に嫌な事思い出させないでちょうだい。父親が人殺しなんて」

 

マネージャーが会場の中に戻った後、いつの間にいたのか銀時が脱獄犯にガムを差し出した。

穂乃果は結局神楽の所に戻ったらしく、ここにはいない。

 

銀時「ガム食べる?」

脱獄犯「んな、ガキみてーなもん食えるか」

銀時「人生を楽しく生きるコツは、童心を忘れねーことだよ。まァ、娘の晴れ舞台見るために脱獄なんざ、ガキみてーなバカじゃないとできねーか?」

脱獄犯「・・・そんなんじゃねェ、バカヤロー。昔、約束しちまったんだよ」

 

 

お通『アイドールーにーなーりたぁーいー♪』

脱獄犯『ワハハハ!やっぱり、お前も俺の娘だな。音痴にも程があるぞ』

お通『フン、今に見てな。練習して上手くなっていつか絶対歌手になってやる!』

脱獄犯『お前が歌手になれるなら、キリギリスでも歌手になれるわ』

お通『うるさいわボケ!なるっつったらなるって言ってんだろ』

脱獄犯『面白(おもしれ)ぇじゃねーか。もしお前が、歌手になれたらよォ、百万本のバラ持って俺がいの一番に見に行ってやるよ』

お通『絶対だな』

脱獄犯『あぁ、約束だ』

 

 

脱獄犯「覚えてるわけねーよな。十三年も前の話だ。いや、覚えてても思い出したくねーわな。人を(あや)めちまったバカな親父のことなんかよォ。俺のおかげでアイツがどれだけ苦労したかしれねーんだから。顔も見たくねーはずだ。・・・帰るわ。バラ買ってくるのも忘れちまったし・・・迷惑かけたな」

 

そこで、会場から穂乃果と神楽が慌てた様子で走ってきた。

 

穂乃果・神楽「銀ちゃーん!!」

銀時「どした?二人して」

穂乃果「会場が大変なの!」

神楽「お客さんの一人が暴れ出してポドン発射」

 

訳の分からない説明をした神楽の頬を片手で掴みキレる銀時。

 

銀時「普通にしゃべれ。訳わかんねーよ!」

 

そう銀時に言われても、何故か標準語の敬語で話す神楽。

 

神楽「いや、あの会場にですね、天人がいたらしくて。これがまた厄介な事に食恋族(しょくれんぞく)・・・興奮すると好きな相手を捕食するという変態天人なんです」

 

説明を終えた神楽が穂乃果と一緒に敬礼し

 

穂乃果・神楽「という訳で報告に来た次第でございます!」

 

と言い、銀時は・・・

 

銀時「つか、何でお前標準語?」

 

と神楽にツッコんだ。

神楽の説明を聞いた脱獄犯は会場に走った。

 

 

 

 

「隊長ォォォ!!会員ナンバー49が暴走しました!!」

新八「アレも会員だったのか・・・マスコット人形かと思ってた」

 

そこで、天人に叫びながら突っ込んで行く者もいるが、薙ぎ払われる。

お通に近づき、進行が止まったと思ったらお腹に口が現れた。なんか、触手もいっぱい出ている。

 

お通「きゃあああああ!!」

天人「お通ちゃん、僕と一緒になろ。胃袋で!」

新八「いかん!お通ちゃんが!」

 

そう言って、天人に向かっていく新八率いる親衛隊。

 

マネージャー「早く逃げるわよ、お通!!」

お通「でも、腰が抜けちゃって・・・どーしよ」

 

そうしてる間に突っ張りをする様に手を突き出す天人。

だが、頭に袋を被った人がそれを防いだ。

分かる人には分かるであろう。脱獄犯ですね。はい。

 

新八「だっ、誰だアレ」

脱獄犯「お通!!早く逃げろ!!」

 

だが、所詮は普通の人間。脱獄犯は天人に突き飛ばされた。

 

新八「いけェェ!僕らもお通ちゃんを護れェ!!」

 

そう言って、天人に向かっていく親衛隊。

 

お通「しっかり!しっかりしてください!!」

 

お通の呼びかけた甲斐があったのか、脱獄犯が意識を取り戻した。

 

お通「あ・・・気がついた」

マネージャー「無茶するねェ、アンタ」

お通「あの・・・アナタは一体・・・」

脱獄犯「・・・ただのファンさ。あんたの」

 

とそこで親衛隊を薙ぎ倒した天人が次の標的を新八に決めたらしく新八に向って手を出す。

がそこで神楽が宙を回転して現れ、傘で応戦した。

 

新八「神楽ちゃん!」

神楽「助けに来てやったアル四周連続第一位!」

天人「何するんだ!!」

穂乃果「それはこっちのセリフダイニングキッチン!」

新八「穂乃果さん!銀さんも!」

 

銀時と穂乃果の登場にますますご立腹の様で、触手をこっちに向けてくる。

それに二人で応戦する。

 

銀時「お前はそろそろ退場しろ焼肉食べほーだい!!」

穂乃果「そうだヨーグルト!」

 

そう言い、先に穂乃果が触手を木刀で切り、道を開けてから、次に銀時が木刀でトドメを刺そうとした。

が、また触手が生えてきてやむなく後ろへと下がる。

そこで、新八が叫びながら出てきた。

 

新八「ちょっと待ったァ!!お通ちゃんは僕が護るだるまさんがころんだァー!!」

 

そう叫び、天人の脳天に強力な一撃をお見舞した。

 

銀時「おっさん」

 

そう言って脱獄犯に銀時が投げたのは、三輪のタンポポだった。

 

銀時「そんなもんしか見つからなかった。百万本には及ばねーが後は愛情でごまかしな」

穂乃果「じゃあね!」

 

───バカやろう・・・あんな約束・・・覚えてるわけねーだろうが。だが、この際覚えてよーが忘れてよーが関係ねーや。俺は俺の約束を護ろう

 

そう思いつつ、何も言わずに渡す。

 

───お通・・・しっかりやれよ

 

脱獄犯は去ろうとしたが、会場の入口前でお通から声をかけられた。

 

お通「あの・・・今度は、ちゃんとバラ持ってきてよね。私、それまで舞台(ここ)でずっと待ってるからさ。お父ちゃん!」

 

 

 

 

入口付近で待ってたのか、銀時は脱獄犯に声をかけた。

 

銀時「よぉ、涙のお別れはすんだか?」

脱獄犯「バカヤロー。お別れなんかじゃねェ。また必ず会いにくるさ。・・・今度は胸張ってな」

 

泣いてないといいつつ、泣いているが、恐らくこれは決意なのだろう。




はい、終わりましたー。

新八「まだ、だらけてるよ。この人達」

えー、それでは、前書きにあった通りゲストは引き続き神楽と+a(新八)でーす!

新八「なんで+aに新八ってルビ振ってるの!?」

+aだから。

銀時「+aだからだろ」
穂乃果「+aだからって事以外に逆に何があるの?」
新八「だから何で僕は+aなの!?」
神楽「駄眼鏡だからアルヨ」

ピンポンピンポーン!
神楽、せいかーい!

新八「正解って!?駄眼鏡だから+aなの!?つか、駄眼鏡ってなんだよ!!」

はい、ぱっつぁんはほっといて今回は特に設定を書くキャラが居ないため、新たになった設定です。それは、以下です。↓

・ぱっつぁんが寺門通のファンクラブの親衛隊長。
・ぱっつぁんがアイドルオタク。
・海未は怒ると怖い。(はい、これ重要。テストに出るレベルで。(本気にしないでね!!でも、重要ではあるよ!))

以上かな。

新八「いや、何で海未ねぇの所が一番重要?色付けるレベルで。」

これからは海未は怒らせるべからず、って言う教訓を広めようかなって。

穂乃果「教訓って・・・大袈裟・・・な?」
銀時「いや、そうでもねぇだろ。お前も疑問符付けてるしー。うん、教訓は大事だよな」
神楽「そうアルナ。これからは、皆の心の中に刻んでほしいアル。海未は怒らせるべからずって」
新八「・・・うん、まぁ、色付けるレベルで大事な事です」

やっぱり、ぱっつぁんが一番知ってるよねー。

新八「まぁ」

よし、早速次回予告をしよう。

新八「ええっ・・・?・・・何か今回、短くありません?前書きも後書きも」

・・・ネタ切れって・・・辛いね。

新八「ネタ切れだったの!?」

だって、話す内容が思いつかないんだもの!!
あ、そうだ。実は今週の金曜日から冬休みなんだ!

新八「いきなりだね!?」
銀時「おー、良かったじゃん」
穂乃果「これで好きな時に好きなこと出来るね!」
神楽「ゴロゴロしたりアルカ?」

そーそー!
・・・じゃあ、話し終わったし、次回予告しようか。

新八「早っ!?話し終わるの早いよ!あ、次回予告はもちろん僕ですよね?」

はい、神楽おねがーい!

新八「何で!?神楽ちゃんは一回やってるじゃん!なのに何で!?」

・・・もー、うるさいなぁー。
しょうがない、ぱっつぁんどぞ。

新八「・・・なーんか、納得いかない・・・」





新八「次回は、真選組が出ます。真選組の特番放送と並行して、話が進みます。あとは、ゴリラが出ますね」

・・・・・・・・・・・・・・・・

神楽「ふっ・・・ダメダメアルナ。短い上にクオリティ低すぎアル」
新八「うっ・・・」

まぁ、いいや。これでも分かる人には分かるでしょ。

穂乃果「それでは皆さん、少し早いかもしれませんが良いお年をお過ごしください!」
銀時「投稿は来年になると思うので、来年も俺達の日常を見れる事を楽しみにしていてください」
神楽「それじゃ、今回はこれくらいですアル!また、来年アルナ!」

皆さん、風邪をひかずに良いお年をお過ごしください。

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