大轟竜転生奇譚〜これが私の大轟竜としての、生き様だ〜(友人の金の月もいるよ!) 作:熨斗付けた紅白蛇
『はいはーい。それでは親父の死んだ理由を手取り足取りあげ足取りで教えてもらおうか? あと転生者なのに黙ってた理由もね?』
『手取りも足取りもしないし、あげ足も取らないけどな? えーと、まず俺が死んだ理由っていうのはあれだ、交通事故。』
『テンプレ転生乙』
『テンプレートだね』
どうもみなさん。前回友人の父親すらも転生者だと判明した希少種ティガです。それにしてもテンプレートな死因だな。
『確かにテンプレだけどな?! だけどトラックじゃなくて乗用車だからな?!』
そこだけ普通かよ。交通戦争の被害者か?
※交通戦争とは
日本における交通事故死者数が日清戦争時の戦死者を上回る勢いで増加した状況に付けられた名称。主人公の使い方は間違いなく間違っている。
…………なんか説明が出た気がする。まあいいか。
『乗用車での事故が原因って聞くと親父の前世がどんなもやし体型だったのか気になるところなんだけど』
『なんでもやし前提?!』
『普通の車で死んで来てるから』
『偏見が酷いな?! 普通の車でもスピード出してるやつなら普通に死ねるからな?!』
『あ、そりゃそか』
『普通だろ?! むしろなんで死なないと思った?!』
『いや、すぐに死なずにじっくり苦しんで死ぬかと思った』
『たしかにそのパターンもあるけどな?! 怖いこと言うな! そして俺即死したの前提で話されてないか?!』
『違うの?』
『…………たしかにそうです』
『やっぱもやしだったんだね』
『だから、なんでもやしってことになるんだよ?!』
『即死したんでしょ?』
『したよ?!』
『じゃあもやしだったんじゃん』
『だからなんでだよ?!』
とりあえず、この延々とループしてる親子のバカな話を終わらせるか。
『やっぱもやs むぎょえっ?!』
このアホを押しつぶすという形で。
『…………なにやってるんだ?』
『いい加減会話を戻したかったんで、黙らせたんです。普通にやっても黙らないし』
『……いや、そうだろうけどな? 一応そいつ俺の娘な?』
『そうでしょうけど、付き合いはこっちが長いです。小学生のガキの頃から事件で死ぬまでの十数年間、ずっと振り回されて付き合わされて来たんですから。最適な黙らせ方も知ってます。こいつの頭の中が9割リオレイアで残りの1割でなんとか適当に話してるのも知ってます。
数カ月程度でなおかつ自分のことを話さなかった父親(笑)とは程度が違います』
『話さなかったのは悪かったけど、せめて理由は聞いてください』
『はいはい、理由なら聞きますよ?』
こちらの勝ち。浅い付き合いのくせにこいつの父親面なんてしなくて結構だ。身体の遺伝子的な親子としては認めてやるが。
『……なんかすげー的は得ているけど、仲良くする気のない風に思われたのは気のせいか?』
『気のせいですよ。最低でもこいつを育ててくれるのにディスりはしても仲良くはさせてもらいますよ?』
『おおー……仲良くしてくれてもディスられるんだな……。まあ仕方ないか……。
でさ、俺が転生者なのを秘密にしてた理由はさ……』
うん、言うがいい。今にも口を開いて喚きだしそうなこいつを抑え込んでる間に。今ももがもがと呻いてるからな。
『ほら、時々いるじゃん……転生してチート持ってむっちゃ調子に乗った嫌な奴……。もしもそんな奴だった場合、殺しとこうと思って……。』
金レイア[偏愛者][うざいお調子者]
主人公[___________][毒吐く者]
中途半端ですが、ご容赦ください。
はい、三ヶ月半ぶりです!エタってないですよ!スランプですよ!
期間が空きすぎてやばいと思ってる作者です!なんかこの小説の先は思いつかないのに昔思いついたオリジナル小説の方が色々アイデア湧いて辛いです!
一応今なら続き書けそうなんで、ちょっと頭を回転させて来ます!それでは!
あ、一番↑のはある意味称号みたいなものです。多分間違ってはない。"……もしかしたら、あの称号から話が分岐するかも?"程度のものなので!
p.s
テンション上げないとどうにもなりませんでした。