大轟竜転生奇譚〜これが私の大轟竜としての、生き様だ〜(友人の金の月もいるよ!) 作:熨斗付けた紅白蛇
やあやあ!皆さん初めまして?
転生リオレイア希少種だよ!
いやー、この世界に来てよかったよ!自分はリオレイア、当然ながらお母様もリオレイア、姉妹たちもリオレイア!パラダイス!
いや、親父とか兄弟とかは当然リオレウスだけどね?リオ種族の雄個体だし?
UNKNOWNとか言うどっちなのかわかんないのはのはいるけどさ。てか、あれリオ種族ですら無いし。それを考えると見た目だけ黒い、リオレイアに酷似しているだけのもの。あちこち違うし。尻尾は棘がでかいし赤い。目だって最初は黒いのに赤く輝きだすし翼の爪こと翼爪も大きくて赤いし さっきからでかくて赤いしか言ってない気が
〜リオレイアUNKNOWN違い解説が続いています。しばらくお待ちください〜
で、あるからして……あれ、なんかすごい時間が経ってる?!具体的にはさっきまで東にあった太陽が気付けばかなり登ってる?!
やばいヤバし!本日はお母様も居ないこの時を狙って他のとこに行くつもりだったのに!そんなわけで速攻で行かなきゃ適当にこっちってあれこっち足場がn
「ギャァァァアア〜?!!!!?!(落ちる〜?!!!!?!)」
ここで補足入れると、まだ飛べないんですよ?!理由?!
小さすぎて翼の力も弱いし、体の方が重い!!!今現在も必死で動かしてるけど、飛べません!せいぜい少しばかり落ちる速度が弱まっただけでね?!
そんなわけで、
真っ逆さまでなくても落ちていくのでした☆
マジで誰か助けて?!?!!!!
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きれいな きれいな きんいろが
おちてきたよ?
ちかくで みてみたいな
けどね、けどね、
おちたのは、あかい やつの むこうがわ
だから、ちかづけないの とめられちゃうの
とっても あぶないって きこえるの
だから、ぼくたちは す の なかから のぞくの
みているの
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うつらうつらとしながら、私は今日の狩に関して考えていた。
この遺跡平原は非常に多くの獲物となる生物が存在する。アプトノスやケルビ、ガーグァと言ったハンターたちも美味しく食べる生肉が獲れる生物が。
だがしかし、獲り過ぎは生態系を崩してしまうし下手をしたら何事かと見に来た飛竜観測所に見つかりかねない。
なにより餌が少なくなる。刹那的快楽と同様な刹那的食欲に負けて食べ過ぎてはならない。
…………まあ、生態系云々は今回別に良いだろう。
重要なのは、気球である。今日の狩に関して考えていた原因として、気球を見かけたのが原因である。ハンターやってた頃には世話になりました。
あの気球は前世で色々調べていた時には、恐らく古龍観測所のものではないかとは推測されていたが、普通に色んなところを飛んでいた。時にはハンターがペイントを付け忘れて見失った狩猟対象の場所を教えてくれたり。
遺跡平原で見かける理由はなんとなくわかる。ここではたまにオオナヅチを見かけることがあるから。見えないものをどうやって観測するんだっていうのは突っ込まないけど。
ともかく、今回考えるべきは、思っていたよりも早めにここを離れるか否か。
確実にあの気球には見つかっていることだろうから、もしかしたら調査という名目でハンターを送ってくるかもしれない。下手したら狩猟依頼が出されるかもしれない。
それは至極勘弁願いたい。まだ私はこの竜生を手放すつもりはさらさらないのだから。
だがしかし、まだこの遺跡平原で気になることがあるのも事実。
それは、時折見かけるリオレウス。そして、鉢合わせかけて慌てて隠れた、アプトノスを狩に来たリオレイア。
あのバカのせいで少しばかりの知識はあるが、普段のリオ夫婦は同じ縄張りの中にいるわけではないらしい。リオレイアとリオレウスはそれぞれ生息している場所がズレているらしく、繁殖期だけリオレイアの方がリオレウスの生息地にやってくる……らしい。
はっきりしないのは、あのバカから聞かされたことがうろ覚えだからだ。少しばかりきっちり聞いておけば良かったと後悔している。
で、何が言いたいのか。
あのリオ夫婦が一緒にいるということは、ちょうど今は繁殖期なのではないかということだ。
そして、その場合巣には卵か仔竜のどちらかがいる。
……ハズレかもしれない、そもそもにして巣に近づけないかもしれない。
だがしかし、もし仮に、あのバカがこちらに来ていた場合、
間違いなくリオレイアになっているはずだ。断言する。
さらに言えばあいつがいる場合の確定条件にしてもいいぐらいには、あいつはリオレイアになっているはずだ。
ハンターの可能性?無い。あいつはリオレイアを狩る場合は必ず捕獲していたやつだ。一回たりとも討伐をしたことがない。狩猟事故?そもそもにして起こさせない。捕獲可能体力になっても攻撃を続けているやつはタル爆Gで吹っ飛ばしたりしていたようなやつだ。
リオレイアへのダメージ?それがないほどの完璧な位置で爆発させていた。
そんなあいつが、リオレイアの討伐という依頼が来かねないハンターになるわけないだろう。
もう一度断言してやる。あいつはリオレイアになっている。
どのような狩猟場所だろうとどんなにペイボを付けていなくとも、見失っても必ず最短で一番にリオレイアのいる場所に直行するようなやつだ。正直私も引くぐらいのバカだ。
そんなバカがリオレイアでない訳がない。
言葉が通じないかもしれない。巣にたどり着けないかもしれない。そもそもにして親のリオ夫婦に殺されるかもしれない。
それでも、私は確かめずにはいられない。否、確かめたい。
だから…………
「ギャァァァアア〜?!!!!?!(落ちる〜?!!!!?!)」
は?上からの声?
いや待てちょっと待て何故鳴き声の筈なのにあの聞き慣れた声に聞こえr
〜キティちゃんの思考が乱れました。正常になる次の話までお待ちください〜
私にとっては最悪なことに、私の上に落ちて来やがった(ここまでがタイトル)
長いかつ妙に引っ張ったタイトルです、はい。
さすがにこういう話で、タイトルネタバレは避けたかったんです。
しかし、タイトルがあとがきまで続くのはなかなかにシュールですね……。
そして、早めに離れるべきか否かと言っているわりになんか結構長い時間居そうな感じになっている。
なお、途中の平仮名だけの文は……まあ、
書いているエリアとジャギィでお察し頂けるとありがたいです。この小説には、仔竜という概念が主人公ペア以外にも(見えないところ含めて)結構登場しますから。
はぁぁぁぁ…………
夏休みが近づくにつれて、ドンドン課題のレポートが溜まってレポート地獄……