大轟竜転生奇譚〜これが私の大轟竜としての、生き様だ〜(友人の金の月もいるよ!) 作:熨斗付けた紅白蛇
皮付きのガーグァの羽を猫(違う)に渡そう
そしてどっかで希レイ(レイア希少種の意味)が生まれたな
アイルーたちには戸惑っていた。
先日、彼らの住処に小さな赤い轟竜がやって来た。
小さいと言っても、アイルーからすれば相手は大きく自分たちよりも強い。
まして、度々通常の轟竜がやって来ている場所のため、その強さも危険さも重々承知していた。その小さな赤い轟竜が自分たちの住処に住み着いた時点で引っ越す話をしていた。
だが、その小さな赤い轟竜は普通の轟竜と違った。
住処に住み着いた以外、特に危害を加えてくるわけでもなかった。
それどころか、キノコを採ってきたかと思えば、それを自分たちの方に置いて引き下がる。キノコを取ったところで襲われるわけでもない。寧ろ取らなくとも次の日には新しいキノコに変えられている。
しかし、置かれたキノコを取った時と取らなかった時では、明らかに次の日に置かれているキノコの量が違う。倍ぐらいになって置かれている。さすがに多すぎたため少し残して置いておくと、前日持っていった量と同じぐらいの量が置かれている。
そんなことの繰り返しなのだ。
あの小さな赤い轟竜は、危害を加えて来ない。
そのことには、長老たちも驚いていた。長く生きて来た長老たちは、轟竜というものの危険性をよく知っている。轟竜によって死んだ仲間たちも少なくは無い。
そのため、轟竜というものがどれだけ危険なのかは、重々承知していた。
そんな轟竜が…………
ーーー
子どもというものは、どのような種族であれ
やんちゃで好奇心旺盛なものなのである。
親にするなと言われたことほど、やりたくなる。
ここに、アメショ柄の水色の毛のアイルーの子がいる。
他の兄弟もわんぱく盛りだが、この子猫は特に手がかかった。
行くなと言われたところに行く
やるなと言われたことをやる
典型的な手のかかるガキであった。
そんな子猫は、今日も親の言いつけを破っていた。
"絶対にあの赤い竜にも、あの赤い竜が住み着いている巣にも、近づかないこと"
そう言われたのに、子猫は赤い竜がいない事をいい事に巣に近づき、剰え侵入すらしていた。
巣の中には、様々なものがあった。
薬草、ゲドクソウ、ケルビの角、ネバネバソウ、鉄鉱石
そして……
(……!こ、こりぇは……またたひ?!)
マタタビ。
アイルーもメラルーも大好きな植物。
その匂いを嗅ぐだけでアイルーもメラルーも酔っ払ったようにふらふらとし始める猫にとっての至高の一品。
時にハンターたちは、このマタタビをポーチの中に忍ばせ、メラルーに盗ませる事でアイテムを守ったりという事に使うという。
子猫であれど、そんなものを見つけたからには持ち帰ろうとした。
その時
「…………グ……グるるる…」
後ろから聞こえて来た低いうなり声。
子猫が恐る恐る後ろを向くとそこには……
一月ぶりの投稿……
スランプと、文字が出てこないと、思いつかないと、指が動かないの四連発で……(全て同じ意味しかない)
良いところで(本当に?)終わってますが、まあ、
…………また、お待ちください。
スランプなんて滅べば良いのに…………