大轟竜転生奇譚〜これが私の大轟竜としての、生き様だ〜(友人の金の月もいるよ!) 作:熨斗付けた紅白蛇
それでもいい方、どうぞ。
なお、作者は文才ないです。
つまるところみなさん、キティちゃんは好きですか?
一言で言えば、それは確かに愛するものであった。
いや、正確に言えば、それに愛されているか?受動なのか能動なのかで意味はかなり変わってくるが、まあ、どちらも同じだろう。
私は確かに、それを愛していたし、向こうもある意味では洗礼という名の愛とレアという愛を私に向けていたのだから。
…………とかなんとか言った変な独白をする原因をいい加減言おうか。原因にして今現在の私の状態を言おうか。
今の私はどうみても、ティガレックス希少種の姿をしている。さらに言えば、周りには明らかにタマゴの殻が散乱している。
これが、今回の変な独白の原因である。
私は人間である。
そこら辺にいるどこにでも居る、一般人である。少しばかり普通の人間とは好みが違うとかそんなことはなかった事もないのかもしれないが、ともかく一般人である。
単にゲームが好きな、単なる人間であった。
だのに……
「……ギュゥゥうう(つまるところ、なぜ……)」
ティガレックス希少種。
別名キティちゃんとかキチィちゃんとか言われている、どこまでも皆さんのトラウマなティガレックスの赤い希少種。
初見で3回目の突撃を緊急回避でなんとかしたら4回目がやって来て轢かれたとか、轢き殺しに9回もやって来たとか、咆哮で体力が全部削れたとか、咆哮をガードしても連続咆哮で体力を削り切られたとか、スタミナ切れでもろに咆哮を喰らったとか、食べられたとか、爆破煙で爆破やられになったところを轢かれて乙とか、
そんなことを聞きまくったキティちゃんである。
だが、みんなのトラウマだろうがなんだろうが私は言おう。
「……ギュっギャァア!!(やっタァァア!!)」
嬉しいのである。
なにしろキティちゃんである。私の大好きなキティちゃんである。
いや、本当は狩るのが好きなのだが、大体の動きを把握しすぎて『キティちゃんのストーカー』と『リオレイアのストーカー』とよばれていた友人に言われてしまった。ストーカーにストーカーと言われてしまった。
……動きを把握していれば、狩りをするのが楽になるだろう?だから覚えきった。
だがまあ、気づけば狩るだけでなく本当にキティちゃん自身を好きになっていたのだが
そんな私が、キティちゃんになって喜ばないわけが無い。
え?元の世界?戻れるのなら戻るが、戻れないだろう。
今更だが、自分の記憶が戻ってきた。
独白の時点では全く思い出せなかったが、ようやく思い出せた。
私は、死んだ。
いや、事故でも病気でもなくてだ
強盗事件に巻き込まれました。
うん、酷いよね?銃で胸撃たれたんだよ。仮にもうら若い娘に対して酷くないかい?
しかも、隣にいた『リオレイアのストーカー』と呼ばれていた友人もろ共にね?
で、
撃たれて灼熱のような痛みと赤く染まっていく自分を認識した時点で意識はブラックアウト。撃たれる寸前に隣の友人が先に撃たれた状態がギリ見えたが。
次目が覚めた時には、変な黒い空間。今思えば、タマゴの中。
そこでなんか
「とりあえず、モンハン世界でやってけ。see youー」
とかいうふざけた声が聞こえて…
そして、タマゴを割って冒頭の独白になる。
……あれ、神様の声か?だとしたら、大分適当だな神様。
まあ、別にいっか。もしかしたら、彼奴もいるかも知れないな。あのリオレイアのストーカー、もしかしたらリオレイアに転生してるかな?だとしたら………………………て、言葉通じたら良いけど。まあ、最悪日本語を書けば……良いよな?書けたらだけど。
まあ、そうと決まれば
「……ギュッ(動こう。)」
まだ親らしきティガレックスは来てないけど、とりあえず動こうか。周りにも他のタマゴが見えるけどさ。
場所はこれ……密林か?つーか、樹海?むっちゃでかいけど。
なんにしろ、動かないと……体に慣れる的な意味でも……
「ぎゅぁっ?!!(あいたっ?!)」
何?!なんかひっかかった!……って、木の根か…やっぱまだ体ちっさいよなぁ……
どうしよう、でっかくなるのに時間費やした方が良いのだろうか…
うん、つまるところこれからどうしようか?
読了、ありがとうございます。作者です。
なんというか、書きたくなったんで書きました。
……いや、キティちゃんの小説が地味に少ないような気がしまして。
あと、レイアは……まあ、単に私が出したいだけです。続けられたら……。
それでは、またお会いできましたら、お会いしましょう。
ちなみに、この小説内で書いてあるキティちゃんに愛されるの意味とは、
逆鱗やら爆心やらが出まくるが、轢かれたり咆哮を喰らったりする
という意味です。(この小説の主人公は、キティちゃん装備上位G級共に作成済み)