最初からあってないようなものでしたが・・・そろそろキャラ改変のタグをつけるべきか悩んでいます。本気で。
「で、取り敢えず貴方の中の泥。出しましょうか。」
抱擁を交わしていたエルキドゥを放す。
エルキドゥが名残惜しそうに涙目で手をさまよわせていたのには少し罪悪感が芽生えたが、エルキドゥの為にもなるべく早めに出来ることはしておいた方がいい。
「今から行う事ですが・・・先に謝っておきますね。ごめんなさい。」
「え?物凄く痛いとかかい?それくらい気にしないけど?」
「いえ、その心配はないです。」
そう、その心配はないのだ。その心配は。
なんせ、これから行う処置はじっとしていれば痛みとは無縁なのだから。
ただ、ちょっと。
人によってはメンタルに深刻な影響が出るというだけで。
「・・・念のためもう一度言いますね。ごめんなさい。エルキドゥ。」
じっとしていればそれだけ早く終わりますから。と言って背後から天の帯を出現させる。
身構え後退するエルキドゥに構わず足元から首まで満遍なく拘束すると、その天の帯を更に自身に巻き付けてエルキドゥに手を伸ばした。
手が両頬に届いたのを確認し、そのまま再度距離を詰め・・・。
自身の唇をエルキドゥの
◇ ◆ ◇
「・・・これはどういうことです。姉上。」
「?何か?」
ジャラジャラと懸命に鎖を外しながら悔しそうに問うギルガメッシュにエルキドゥの髪を布で拭きながら答える。
「なぜ、何故
あれからエルキドゥが
頭を撫でてやれば更にすり寄ってくる。あ、かわいい。
こちらにすり寄ってきて輝かんばかりの笑顔で母さんと呼ぶエルキドゥ。
かわいい、癒される。癒しだ・・・。
思い返せば他の僕の子(仮)は親というより餌の事しか考えてなさそうな必死な小鳥たちとお菓子の取り合いで踏みつぶされた
というかそもそも鳥が焼き菓子つまみ食いしなければ城の損害もまだマシだったよね。
考えれば考えるほど気持ちが沈んでいく。と、不意に衣服を引っ張られた。
見るとエルキドゥがギルガメッシュの方を指さしている。
・・・そこだけ負のオーラが立ち上っている、キノコでも生やしそうな後姿を。
溜息をついて、エルキドゥに断りを入れるとギルガメッシュの元に歩いていく。
「ほら、行きますよ。」
「?」
ギルガメッシュが涙目でこちらを見上げる。
ぽふりと頭に手を置いた。
「お風呂、入るのでしょう?髪、洗ってあげますよ」
途端にぱあっと顔を輝かせる弟に
お姉さん・・・弟さんがちょろくなるのは貴女と朋友さんの前だけです。
今回は話としてはかなり短くなってしまい申し訳ありません。
風呂と合わせるか迷ったのですが結局分けました。
何分収拾がつかなくなったもので・・・。
あ、と。それとなく入れていましたが『菓子の道』でちょこっとだけ出てきた合成獣。
あれはフンババです。大事なのでもう一回言います。あれはフンババです。
では、ありがとうございました。