ご注文は青春ですか!   作:YAW

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今回は少しばかり内容がそのアレです。


まあ要はハードです。


覚悟SI RO YO?


遅すぎたプロローグ

「と、父さん!!」

 

 

「・・・良い、何も言うな。」

 

 

「でも!それじゃ・・・父さんが犠牲になるって言うの!?」

 

 

 

「俺はいい・・・逃げろ。」

 

 

「でも、父さんは!?」

 

 

「バカ野郎。」

 

 

・・・ッ!

 

 

「いいか?この職につくって事は、

自らを捨てる覚悟を持つことだ。

四原則を覚えてるか?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

何でも屋四原則。

 

 

一つ、悪には手を染めず、かつ頼みを受け入れろ

 

 

一つ、正義の味方でなくていい、悪の敵であれ

 

 

一つ、ひたすらに全てに尽くせ

 

 

一つ、これを破りしものは何でも屋を名乗る資格はない

 

 

 

 

 

 

「・・・そう言うことだ」

 

 

「・・・わかったよ、でも・・・」

 

 

父さんが、もういい、とでも言うように手で制する。

 

 

「じゃ、俺は核を止めてくる。お前は核シェルターに向かえ。

母さんの無念も、晴らすためにな。」

 

 

 

 

 

 

「え・・・母さんは・・・黒幕に・・・?」

 

 

「・・・ああ。・・・そろそろだな。」

 

 

 

 

視界がぼやけてくる。

 

 

 

 

「最後に一つ。

 

 

 

 

 

 

お前には才能が有る。

 

 

 

 

 

あれほどまでに「持っている」ものは

 

 

 

 

 

先代にもいなかった。

 

 

 

 

きっと、お前なら、この事件の黒幕を暴き、

 

 

 

 

俺の無念を晴らせるだろう。

 

 

 

 

 

 

 

頼んだぞ・・・何でも屋、新15代目。

 

 

 

最初の・・・依頼だ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

・・・生きろ。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「・・・承知しました。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ずっと、父さんも母さんも・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

核シェルターの中で、僕は一人涙を流していた。

 

 

なぜ?

 

 

父さんも母さんも救えなかった?

 

 

 

 

ひたすらに自分を責めた。

 

 

 

 

泣いて泣いて、目が枯れ切ったとき。

 

 

 

僕は、真の「何でも屋」になった。

 

 

もう、誰ひとり眼前で死なせない。

 

 

 

自分自身に誓った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

時は現在に戻る。

翔の回想から。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

簡単に説明しよう。

 

 

僕は父さんと二人で、核兵器保持の敵国に潜入し、

 

極秘文書を処分し、

 

核兵器を無力化する。

 

 

そんな依頼を父さんは受けていた。

 

国家からのお達しだった。

 

いつものように手早く仕事を終わらせる。

はずだった。

 

 

 

 

 

 

 

だが。

 

 

文書までは順調だった。

 

 

そこまでは。

 

 

 

 

 

 

 

敵国の黒幕は、最初から父さんの始末が目的で、

 

核兵器を公にしたのだ。

 

 

 

情報によると、敵国作戦参謀が黒幕らしい。

 

 

 

だがさすがはこんな作戦を思いつくやからだ、

 

証拠は何一つ掴めず、

 

核兵器の無力化も出来ず、暴走し・・・

 

核兵器は、たった五分のカウントダウンを始めた。

 

 

 

この時間で脱出は不可能。

 

 

 

そして、父さんは最高で最悪の選択肢を選ぶ。

 

 

 

残された道は、兵器による被害の最小限化。

 

 

 

 

 

父さんは我が身を呈して

 

 

 

半径2000キロ圏内だった被害を、

 

 

 

半径10キロまで縮めた。

 

 

 

本来の破壊力であれば、

 

 

核シェルターも一瞬で灰だ。

 

だが、僕は助かった。

 

 

 

否。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

助けられた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

父さんの跡を継ぎ、僕は今15代目何でも屋だ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

黒幕を暴く。

 

 

 

それが僕の最終目標であり。

 

 

両親の敵である。

 

 

後から知ったのだが

母さんも、父さんの事が世に出ないように

黒幕の手により始末されていた。

 

 

 

 

真実を暴き。

 

 

黒幕に復讐する。

 

 

 

 

 

同じ悲劇を繰り返さぬように、

 

 

僕は自分をひたすらに磨いた。

 

 

 

 

この能力と共に。

 

 

 

 

 

 

これが、僕の過去。

 

 




いい感じですねーーー



普通のラブコメだとつまんないってことで


こんなのを入れてみました。


次からは通常に戻ります。

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