もうちょいで、自分がこの第2章で書きたいくだりに辿り着けそうです。
できればペース崩さずにいきたいなぁ…。
こと戦闘面に関して、ルイズのデイダラへの信頼度は群を抜いていた。学院でのギーシュとの決闘やフーケの巨大ゴーレム戦を通して、ルイズはそれだけデイダラの実力を見てきたのである。
だから、今まさにデイダラが巨大な空気の槌によって弾き飛ばされている光景は、ルイズにとってまったく予期していなかった事態であったのだ。
「えっ、デイダラ!?」
ワルドによる風の魔法を受け、積み上げられた木箱に激突したデイダラを、ルイズは信じられないといった面持ちで見つめていた。
「勝負あり、だ。どうやら僕はきみを過大評価していた様だ」
杖を収めながら、ワルドは壊れ崩れた木箱の山に向かって言い放つ。
「そんな……」
「なんだいルイズ。きみは彼が勝ち、僕が負けると思っていたのかい?」
そう言うと、ワルドは胸に手を置きながら「傷つくなぁ」と呟いた。
ルイズとて、魔法衛士隊の隊長であるワルドが負けるとは思っていなかった。だが同時に、使い魔であるデイダラのこの様な姿もまた、想像してはいなかったのだ。
「どうだいルイズ。僕だって、伊達に十年もきみをほったらかしにしてきた訳じゃない。ちゃんと、きみを守るだけの力があるという事を分かってくれたかい?」
「そんなの…、別にわたし、あなたの力を疑ったりなんか…」
「きみは、どうやら彼の力を信頼し切っていたみたいだからね。婚約者として、少し嫉妬してしまっていたんだよ」
ルイズの言葉を制し、ワルドはきまりが悪そうに微笑みかける。
だが、ルイズはそれよりもデイダラの身が心配であった。
おそるおそるといった表情でデイダラの沈む木箱の山に近づいていく。
「僕にだってプライドがある。この先何があろうとも、きみを守れるのはこの僕さ。他の誰でもないーー」
「あ、あれ?デイダラは!?」
ルイズの背に向け言葉を投げかけていたワルドは、ルイズの一言で口を噤む事になる。
慌てて木箱の山へ近づくワルド。見てみれば、そこで沈んでいるのはデイダラはデイダラでも、形を模しただけのただの粘土人形であった。
「身代わり……だと⁉︎」
ワルドは自身のレイピア状の杖の柄を力強く握る。魔法の手応えは確かにあったというのに、いつの間に入れ替わっていたというのか。
「長ったらしい色恋話は終わったか…うん?」
「ーーッ!」
悔しそうに歯噛みをしていたワルドは、背後から声をかけられ勢い良く振り返る。マントを翻し、素早く杖を抜いて突きつけると、その先には壁に背中を預けて腰掛けるデイダラがいた。
「よかった、デイダラ。あんた無事だったのね」
「当たり前だ…!このオイラがあんな単純な攻撃をくらうか…うん」
駆け寄るルイズに、そっぽを向きながら答えるデイダラ。
『変わり身の術』
本来は動物や丸太などの植物を用いて、己の身と瞬時に入れ替え相手に攻撃を受けたかのように錯覚させる術である。
デイダラは、先のワルドの攻撃を自前の粘土を用いた『変わり身の術』によって難なく回避していたのである。
「一体いつの間に身代わりを…、この僕が目で追えない速さとはな」
「まぁ、素人がいきなりこの『変わり身の術』を見切るのは至難のワザだろうな。だが、旦那もなかなかのスピードだったぜ。まるで忍の様だった。こりゃあ“次”が俄然楽しみになってきたぜ…うん」
立ち上がりながら楽しそうに笑うデイダラ。その言葉の中に気になるものがあったので、ワルドは疑問を投げかける。
「“次”……だと?」
「ああそうだ。今は任務中だから自重するがな…。オイラを嵌めやがったてめぇには、後で必ず、オイラのアートを刻んでやるぜ…」
こんな風にな、と呟いてデイダラは印を結んだ。
そうすると、ワルドの後方で木箱の山に沈んでいたデイダラ人形が轟音を立てて起爆する。当然の様に、変わり身の人形も起爆粘土製であったようだ。
激しい爆熱を背中で感じながら、ワルドは目の前のデイダラと対峙する。
「……機会があれば、だがね」
「……楽しみにしてるぜ、うん」
ピリピリとした空気を肌で感じながら向かい合う二人。まさに一触即発といった状態であった。
「ちょっとデイダラ!あんた爆発させるなって言ったでしょ!これじゃあ、宿の人にも怒られちゃうじゃない!」
そんな男二人の不穏な空気を読まずに、ルイズはデイダラを叱りつける。
余りにも空気を読まぬ発言に、デイダラは思わず呆れて口をへの字に歪ませる。
「うるせぇぞルイズ!大体、オイラに芸術を使うなと言う方が問題なんだよ!うん!」
「なんですって〜!そもそもあんたが加減知らずなのが悪いのよ!」
「お前が言うんじゃねーよ癇癪玉が!」
「な、なによ!最近は抑えてるし、わたしはちゃんとセーブしてるわ」
「アレでかよッ!」
ワルドの事を放っておき、いつもの言い合いを始めるルイズとデイダラ。
突然の出来事に、一瞬目を点にしてしまうワルドであったが、ルイズと言い合うデイダラを見ながら、ひとまず胸を撫で下ろした。
「で!デイダラぁーーー!!」
「あん?」
ルイズと睨み合っていると、突然自分を呼ぶ声がしたので、デイダラは練兵場の入り口に目を移す。
「デイダラぁ!やっと見つけた…、ここに居たのかい!」
「なんだ、ギーシュか」
「どうしたのギーシュ、そんなに慌てて…」
肩で息をしながら、ギーシュは膝に手を置いて呼吸を整える。
「大変なんだ…、緊急事態なんだよ!!」
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「ラ・ロシェール中の傭兵がキュルケ達を襲ってるですって!?」
大慌てするギーシュから話を聞いたルイズは驚きの声を上げる。
デイダラ達に無事会えたギーシュは、酒場であった出来事を口早に説明した。事態が事態であったので少し興奮気味な説明ではあったが、ギーシュはその役目を果たしたのだ。
「それは大変な状況だ。よく伝えに来てくれた、ギーシュ君。しかし、よくここが分かったな?」
「はい。先程この練兵場の方から爆発する音が聞こえたので、もしやデイダラかと思い、走って来ました」
ギーシュに労いの言葉をかけたワルドは、この場所が分かった理由を聞いて「…なるほど」と呟いた。
「とにかく今は一刻を争う!デイダラ、僕と一緒に酒場まで来てくれ!」
「そういう事ならこのオイラに任せとけ。ちょうど憂さ晴らしがしたいとこだったんだ…うん」
大変な状況だというのに、慌てるギーシュとは違い、楽しげに笑いながら答えるデイダラ。
荒事に慣れているから、というよりは元々が好戦的な性格だからかもしれない。ルイズはぼんやりとした頭で、そう考えていた。
「……いや、待ちたまえ諸君」
ギーシュとデイダラが話していると、間へ入る様にワルドが制止の声をかけてきた。
そのせいで、今まさに戦場となっている酒場へと飛び出そうとしていたギーシュは盛大にズッコケてしまっていた。
「なんですか子爵!今は一刻を争う時だってーーー」
ズッコケつつも、ワルドに対して抗議の声を上げるギーシュだったが、その続きを唱える事はできなかった。
ワルドから、一際低い声で告げられた言葉に耳を疑ったからだ。
「今、我々がとる最善の手は半数を囮として残し、アルビオンへと向かう事だ」
「………え?」
「……なんだって?」
ルイズとギーシュは共に困惑の声をもらす。
「な、なんで……」
「当然だろうルイズ。僕達はここへ、アンリエッタ姫の極秘任務の為に来ているんだ。ここで、おそらく貴族派であろう奴らの妨害を受けていればアルビオンへ渡る船を逃してしまう」
アンリエッタの名を出されてしまい、ルイズは反論できず悔しそうに俯く。
そうだ、自分達はここに姫様がウェールズ皇太子に宛てた手紙を回収する為に来ているのだ。……失敗は許されない。
「そんな…。じゃあ、キュルケとタバサは…どうするんですか!?」
「彼女達には、さっき言った様に囮役を担ってもらう。相手が手練れの傭兵達とはいえ、撤退戦を行えば活路は見える筈だ」
ワルドの言い分にギーシュはさらに項垂れる。
今、キュルケ達はギーシュがデイダラを連れてくるのだと思って持ち堪えている状態だ。これから囮役を担うには、精神力が心許ないだろう。
そんな状態の彼女達には、あまりに酷じゃないのか?
「待て、ワルド。今から桟橋へ行ったって、明日まで船は出せないんじゃなかったのか?」
項垂れるギーシュを一瞥した後、デイダラはワルドに疑問を投げかける。
「昨夜から一日経っている。アルビオンの位置もラ・ロシェールに十全とは言えないまでも近づいているだろう。船を出しても何とかなるさ」
「…ったく。慌ただしい旅路だぜ…うん」
「で、デイダラ〜…」
デイダラは目を閉じて薄く笑う。ギーシュは、そんなデイダラをすがる様に見つめる。
「そんな顔してんじゃねーよギーシュ。オイラだって任務を受けた以上は、それを優先する。……だが、囮役の足止めも、あんま期待できそうにないからな…うん」
そう言うと、デイダラは両手の人差し指と中指を立て、胸の前で交差させる独特の印を結ぶ。
「影分身の術…‼︎」
デイダラがそう唱えると、彼の隣にもう一人のデイダラが煙に包まれて現れる。
「‼︎……なに⁉︎」
「うわっ!デイダラが二人になった!」
いち早く驚きの声を出したのはワルドであった。次いで、ギーシュも声を上げて驚く。
「そっか!そう言えば、あんた粘土の分身を作れるんだったわね。それで助けに行けばタバサ達もきっと大丈夫よ、ギーシュ!」
この中で唯一、デイダラが分身を作れるという事を知っていたルイズは、得心いったという顔をする。
ルイズとて、仲が悪いとはいえキュルケと、何かと世話になっているタバサをそのまま残して行く事には抵抗があったのだ。
「…まぁコレは粘土分身じゃあねーが、目的はお前の想像通りだルイズ。今は、細かい説明は省いていくぜ…うん」
ホントはこの『影分身』はあまり使いたくないんだがな。デイダラはひっそりと呟いた。
この『影分身の術』は、術者の保有チャクラを等分割させて作り出す実体を持った分身である。
その為、あまりチャクラ量の乏しい者にはオススメできない術であり、デイダラとしては、自身の自慢の芸術忍術である起爆粘土に回すチャクラが減ってしまうという理由で使用を控えている術なのだ。
「ま、ワルドの言い分は理解できるからな。アルビオンに行くにしても、これで時間稼ぎの保険はできた…うん。さぁ、さっさとお姫サマの任務を終わらせちまおうぜ、ルイズ」
不敵に笑みを浮かべながら、デイダラはルイズに向けてそう言い放つのだった。
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「チクショーあいつら!油撒いて火をつけやがった!これじゃ迂闊に近づけねーぞ!」
「しかも風の魔法で火を煽っていやがるぜ。なんてこった!」
一方のキュルケ達。
彼女達は、傭兵達が酒場に突入する瞬間を見計らって、タバサが『レビテーション』で油の入った鍋を入り口付近にばら撒き、キュルケが『ファイアーボール』で火をつけていた。
さらに駄目押しとばかりに、タバサが魔法で風を起こし、火の手を大きくして傭兵達を迂闊に近づけない様にしていたのだった。
「怯むんじゃねぇ野郎共!風の魔法のインターバルを狙って、矢を放て!」
「爆弾、まだ残ってるよな⁉︎ 隙を突いて火の根元を吹き飛ばしちまうぞ!」
しかし、キュルケ達の相手は白仮面の男に脅され、もはや後がない傭兵達。何人か怯む者が出たとしても、他の者が何とか奮い立たせて対抗してきていた。
「………参ったわね。あいつら意外と怯まないわよ。もう、親玉的なヤツが居たら真っ先に叩くのに…」
キュルケは悔しそうに呟いた。彼女が見たところ、敵の集団は寄せ集めといったものだったので、頭を叩けば統率を失うだろうと思ったのだが、あいにくとそれらしい人物は見当たらなかった。
「…ッ!伏せて…!」
風の魔法を放った後、何かに気づいたタバサは彼女なりに大きな声を発してキュルケに注意を促した。
突如、目の前の炎の壁が爆発する。傭兵の一人が、爆弾を火の中に放り込んだのだ。
それにより、炎の壁に大きな抜け道ができてしまい、傭兵達を阻むものがなくなってしまった。
「!!……まずいわね。これは、いよいよ撤退を視野に入れないといけないかも」
「………」
額に冷や汗を浮かばせながら、キュルケは僅かに後退る。
すでにキュルケもタバサも、多くの魔法を放っていた。精神力も限界に近づいていたのだ。
「さぁて、散々手こずらせやがって。どう痛めつけてやろうかぁ!?」
傭兵の一隊が下卑た笑みを浮かべながら突入してくる。
「ウインド・ブレイク…!」
「!!ーーうおおぉあ!」
タバサが呪文を唱える。相手を吹き飛ばす風の魔法で傭兵達の足を止める。
「退避…!」
「了解!」
その隙に、タバサとキュルケは宿の中へと逃げ込み走る。
「……! 逃すかぁ!」
負けじと傭兵の一人が矢を放つ。その矢は正確に、キュルケの背中へと向かっていった。
「ーーー!!」
迫る鏃に気づいたキュルケであったが、迎撃の魔法は、間に合わなかった。
「ーー行け!僕の『ワルキューレ』!!」
飛ぶ様に現れた青銅製の戦乙女が、キュルケと矢の間に盾として滑り込む。
比較的柔らかい青銅に、鋼鉄の鏃がめり込むが、キュルケを守るには十分だった。
「お待たせしたね、麗しの乙女諸君!このギーシュ・ド・グラモンが来たからには、もう大丈夫さ…!」
「ギーシュ!!」
間一髪というところで、現れたのはギーシュであった。キュルケは驚きの声を上げ、タバサは目を僅かに大きく見開いた。
「なんだぁ、誰かと思えばさっき尻尾巻いて逃げてった野郎じゃねぇか!」
「テメー、今更ノコノコ何しに来やがった!?」
「ただ逃げた訳じゃあないさ。援軍を連れて来た…!」
「! ギーシュ、それじゃあ…」
傭兵達とギーシュの間で交わされる言葉の応酬で、キュルケとタバサは、ギーシュが務めを果たせた事を確信する。
「援軍だぁ?バカ言うな、そんな軍隊どこにいる!?」
「こけおどしだ!バカめ、そんな手に引っかかるかよォ!」
「……確かにね、僕が連れて来たのは一人だけさ」
ギーシュの言を聞いた途端に、傭兵達がケタケタと笑い出す。
「一人だぁーあ?そんなもん援軍になるかよ⁉︎」
「はっはー、傑作だぜこれは!最っ高だぁー!」
傭兵達の物言いに、ギーシュは反論せずにニヤリと笑みを浮かべた。
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「あの野郎共、何やってんだ。たかがガキ一人増えただけで…!」
傭兵の一人が、酒場の中の様子を見てじれったそうに荒げた声を出す。
「待て、油断するな。相手はガキでもメイジだ。第二波、第三波と続けて攻めろ!」
おおー!と声を発して、さらに傭兵の一隊が突入しようとする。
ふと、突入しようと動いた彼らは気づく。自分達の手前、その足元に、白い小さな昆虫が沢山いる事に。
だが、それがどうした。
彼らは気にせずその昆虫達を越えて行く。酒場の中で足掻く、貴族のガキ共をさっさと片づける為に。
そうして、傭兵達が白い昆虫を越えた瞬間だった。
その昆虫達は、小さな体のわりに、大きな後ろ足を動かし飛び上がって、傭兵達の肩や背中に貼り付いた。
ーーー喝ッ!
どこからか、そんな声がしたと思った次の瞬間、貼り付いていた白い昆虫が次々に爆発していった。
「いぎゃあああぁぁぁあ!!」
「お、俺の肩がぁぁーー!」
「な、なんだァこりゃあああ!?」
爆発を受けた傭兵達は、こぞって地面に倒れのたうち回った。
「なんだ⁉︎ 何が起きた!」
突入しようとした傭兵の一隊が、全員一斉にやられてしまった。
魔法に慣れていた傭兵達にも、何が起きたのか分からなかった。
「ん?なんだこりゃ。……蜘蛛?」
次は、距離を置いて待機していた傭兵達に丸い小さな蜘蛛が降り注いだ。
再び聞こえる「喝」という声と共に、爆発していく傭兵達。正確には降り注いだ蜘蛛達が、だが。
その爆発を受けた傭兵達は、もれなく全員が倒れ伏す。
「……痛ッ!なんだってんだオイ!」
「ーーーおい、あれ!」
叫び声を上げ、誰しもが困惑の声を上げる中、一人の傭兵がソレに気づいた。
女神の杵亭、その壁面に、何者かが直立して立っている事に。
「……やっと気づいたか、うん」
低い声色で男だと気づく。
壁に直立する、その異様な男は、長い金髪に黒地に赤い雲模様といった外套を纏った姿だった。
闇夜の中に浮かぶ赤い雲は、言い知れぬ恐怖を伝えてくる。
「ッ‼︎ ひ、ひィィィ‼︎」
その姿に見覚えのある者達は、全員が怯え腰を抜かしてしまう。その者達は、最初に白仮面の男に雇われた者達、渓谷で奇襲を実行したメンバーであった。
赤い雲を纏った男ーーーデイダラは、怯えた面々に気づくと、ニヤリと笑みを浮かべてこう言い捨てた。
「運が良いな、お前達。オレの芸術を間近で何度も見られるのは、そうそうないぜ…うん!」
➖➖➖➖➖➖➖➖➖
先に酒場に突入していた傭兵達は、ギーシュと青銅のゴーレム達と睨み合いを続けていた。
目を逸らす訳にはいかない。相手に隙を与えてしまう。だがーーー
「なんだ?外が騒がしいぞ…」
「おい、なんで後に誰も突入して来ねえ?」
酒場の外から何度も響いてくる爆発音に不安を覚えたのか、傭兵達は揃って背後を気にし始める。
「……君達、覚悟した方がいいよ」
ぴしゃりとギーシュが言う。その声を聞き、傭兵達が身構える。
「僕が連れて来た援軍は一人だが、そいつは、こんな数の差なんかひっくり返す……一騎当千の化け物さ!」
誰よりも、その事実を身をもって知っているギーシュは、高らかにそう宣言した。
今回の話の中で出てきたデイダラの影分身への考え方は、自分の独自解釈です。
使えるのに原作で一回(自爆分身の際)しか使ってない理由って何かなーって考えたら、やっぱ芸術バカだからかなぁ(黒ツチ並感)と思った次第です。
まぁあくまで、この二次小説の独自設定と捉えて頂ければ幸いです。
あと、一体デイダラは両腕のない状態でどうやって印を結んだのだろう…。おそらくこれは、突っ込んではいけない類のものなのかな…。