超超高校級の78期生 作:天星
翌々日の朝、超超高校級の風紀委員が死体で発見された。
それに続けて、超超高校級の同人作家も死体で発見された。
『え~、死体が発見されました。一定時間の後に学級裁判が始まります』
ちなみに、今回も超超高校級の探偵が死亡宣言を出してくれた。探偵は検死を誤らないらしいので有難い。
「ところでモノクマ、一つ質問があるんだけど」
『ん、何かね? この学園長に言ってみなさい』
「この2つの事件、犯人が同じなら楽なんだけど別件だったらどうなるの?
あとついでに共犯者が居たらどうなるの?」
『お答えしよう!
まず共犯者が居ても結局は殺したクロ1人のみが卒業できます!
で、別件だった場合だけど……そうだね、両方のクロをキチンと考えてください!』
「なるほどね。ちなみに、クロが既に死んだ場合、例えば石丸くんがクロだった場合はオシオキはどうなるの?」
『流石に死んでる人にオシオキするのはねぇ……別にやってもいいけど、面倒だから無しだね」
「……分かった。ありがとう」
『うんうん、先生として質疑応答にはちゃんと答えないとねぇ。
それじゃあ、調査パートスタート!!』
そしてそれぞれの生徒が独自に調査を進める。
しばらくした後、再び放送が鳴り響く。
『え~、皆さん、学級裁判の時間です。
本校舎一階の赤い扉まで来てください』
念のためエレベーターに乗り込んだ人数を確認したがキチンと13人だった。
まぁ、本来ならもっと人が減ってるのでこれでも多すぎるのだが……
そして再び、学級裁判が始まった……
探偵「一応確認しておくけど、自白する人は居ないわね?」
探偵の少女が確認するが、答える人は居なかった。
今までは一瞬で裁判が終わっていたので江ノ島は少し安心した。
探偵「……それじゃあ、私から言わせてもらうわね」
そして、その安心は一瞬で崩れ去った。
探偵「石丸くん殺害の犯人は山田くん。
そして山田くん殺害の犯人は安広さん、貴女ね?」
占い「お、俺の事だべか!? お、おおお俺はそんな事してねぇよぉ!!」
水泳「犯人はみんなそう言うんだよ!」
プロ「葉隠くん……信じてたのに……」
占い「いやいやいやいや!! マジで俺はそんな事してねぇから!!」
もちろん、彼は犯人ではない。
このまま行けばクロの勝利で全滅だが……江ノ島は嫌な予感を感じていた。
探偵「安心しなさい、彼の事ではないわ。
私が言ったのは、そこに居る安広多恵子さんの事よ!!」
探偵がそう言い放った瞬間、皆が『誰だ?』と思っていた。
……そう、ただ1人を除いて。
博打「……お見事です、超超高校級の探偵さん」
超超高校級のギャンブラーである、彼女を除いて……
う~ん、適当に書いてたら少々って言うかかなり短くなっちゃいましたね(1061字)
よし、では明日も投稿します。それで勘弁してください。
……ストックの消費スピードが想定より速いです。頑張って書き溜めなければ。