オウガテイルになったんだが 作:腹ペコ
恒例の独自解釈です
そろそろ次の話に移ろう。時間に余裕が無いわけではないが早く終わらせて損はない。いつ何が起こるか分からない...まぁそれは今更ではあるんだが。
次は....これからの家だ!
「ふむ...」
「はぁ...」
なんだ....やたら反応が薄いな。これも大事なことだと思うんだが。
快適な住環境!
迎えてくれる仲間達!
以前の自分の家は...まぁゴミだらけだし迎えてくれる人もいない。寂しいものだった。しかしオウガテイルになり仲間たちと家で過ごすようになり家庭...とは少し違うかもしれないが、誰かが迎えてくれることの暖かさを知った。疲労感しかなかった帰宅が充実感と生きている実感を持てるようになった。
「なら今のままでも良いんじゃないか?」
いや、いやいや....狭いじゃないか
50数匹までに膨れ上がった群れが入るには今の建物は小さ過ぎる。常時全員が迎えてくれとは言わないがこのままではゆっくり休めない者も多いと思う。ローテーションを回すにも限度がある、完全フリーな日をそれぞれに設けたい。そのために....
「・・・いや別に疲れないっスけど」
え
「まぁ確かに食えばだいたい治るな」
・・・・・言われてみれば、確かに。
針を飛ばしたりして疲労感を感じたりはするがアレだってオラクルを消費したから疲れたのであって休んで回復する訳じゃない。エネルギーを摂取しないと、何か食べないと回復しない。そういえば走ってスタミナ切れ、なんて事がオウガテイルになってからなくなったような気が.....
アレ?ちゃんと食料供給出来てれば住環境いらない...?
「・・・そうなるな」
「オレはどうでもいいと思ってましたけど」
そ、そんなぁ〜
群れを守るために必死に考えたんだぞ!
意見出したのお前らだけど...
狩りの帰りいつも迎えてくれるの嬉しいんだぞ!
嬉しいのは自分だけかもだが....
・・・・これは人の意見にタダ乗りしてるだけじゃないか!?
え、何だこれ割とショックだぞ!?
「必要ないとしてもまぁ....作るのは楽しかったが」
「食べる以外に楽しいことではあったスね」
そうか...あぁそうだな、アイツだって楽しいと言ってたしな。
・・・よし、じゃあ改めて自分たちの新しい家を探すぞ!
「了解」
「うっす」
・・・・そこはオーって言おうぜ、な?
「なんだ?そのオーってのは」
「そんなの知らないんスけど」
うん、だよなそうだよなー
普通アラガミが掛け声とかしないだろうな。しても威嚇などの唸り声だろうし。
仕方ないよなぁ....思わずため息を吐いた。
えっとなオーっていうのはな...
2人の新班長に説明しながら自分たちの掛け声を考えるのも悪くないと思った。
そういえば巣作りの様子を具体的に書いてませんでしたね
暇があれば書いて上手い具合に入れておきます