お前のような踏み台がいるか!(白目)   作:ジャック・ザ・リッパー

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最近忙しい。続きを中々書けない。
あとがきに、聞きたいことがある。
感想待ってる。


第二十六台

現在バーベキュー。

高町ヴィヴィオは激怒した。川で遊んでいたのに、最終的に来なかった踏み台転生者の伊織朱音を。

 

「なんで、何で来てくれないんですか!」

 

「ヴィヴィオさん、何で怒っているんですか?」

 

「この日のために可愛い水着用意してせっかく誘ったのに、何で来ないんですか!」

 

「だって、デバイスが出来たからなのはさんと特訓してたんですけど?そもそも僕は水着用意してません。」

 

「水着なら、こっちで用意してましたよ!」

 

ヴィヴィオがポケットの中から水着を取り出す。

どう見ても布の面積が圧倒的に足りないブーメランパンツにしか見えない。

 

「でも、フェイトそん達はよく用意できたな。」

 

「用意してないよ。水着はバリアジャケットで代用したから。」

 

「便利だな、バリアジャケットって。」

 

俺は、ヴィヴィオ達が遊んでいる間になのはさんと特訓していた。初めて魔法を使うのだから、熟練の人たちに教えてもらえる方がいいに決まっている。

 

覚えた魔法は、リングバインド、チェーンバインド、レストリクトロック、ディレイドバインド、ストラグルバインド、ロングレンジバインド、フープバインド、殆どバインド系ばかりだ。

 

ディバインバスターも覚えたかったけど、砲撃魔法の才能がないらしいので無理(そもそも砲撃を出せる程の魔力が足りない)。飛行魔法も使えない。身体強化魔法は使えた。後、回復魔法の才能があったらしいので、キャロさんに教えてもらえた。

 

これだけの凄い面子に教えてもらえるのだ。川で遊ぶより、よっぽど有意義だろ?

 

「ブー!」

 

ヴィヴィオ達が頬を膨らませて怒っていた。何故怒られないといけないのだろうか?それにしても、俺は何で戦闘系の魔法の才能が無いのだろうかと落ち込んだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

それからしばらくして、温泉があるようで今日は沢山汗をかいたのでゆっくりしよう。エリオさんもいるので久し振りに男とお風呂には入れる。

 

「それじゃあ、風呂上がりにまた会いましょうね。」

 

エリオさんが女性陣にそう伝えたので、俺とエリオさんとフェイトそんが男湯の暖簾を潜る。ん?フェイトそん?

 

「フェイトそん、君はあっちの女湯だよ。」

 

「......あ!うっかりしてた。お風呂はアカちゃんと一緒だから。」

 

「アカちゃんやめろ。」

 

さて、ゆっくりしよう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ヴィヴィオ、どうするのさ!川にも来ないしこのまま何もないなんて聞いてないよ!」

 

「うーん、どうにかしてお風呂に潜入できれば...。」

 

「どうしたんですか?」

 

「あ、アインハルトさん。実は、ある場所に潜入したいんですけど、どうすればいいのかわからなくて。」

 

「潜入、ですか......。なら、私にいい考えがありますよ。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「アカネ君、僕は先に上がるよ。」

 

「そうですか。なら、僕はもう少しゆっくりしていきますね。」

 

久し振りにゆっくり出来る。そう思って俺は風呂で休んでいた。今思えば、俺って男の人の知り合い少ないなぁ。これなら魔法関係でフェアリーテイルの世界に転生したかったなぁ。ナツとか男の人の方が多いし。

 

だが、俺はエリオさんと一緒に風呂から上がっていればと後悔することになる。少しすると、何故か風呂の入り口のドアが開いた。そして、段ボールが4箱風呂の中に入ってきた。段ボールがゆっくりと俺に近づいてくるので、俺は少し離れる。次の瞬間、段ボールが高速で俺に近づいてきた。

そして、

 

「とぉ!」

 

「とりゃあ!」

 

「やぁ!」

 

「せい!」

 

段ボールの中から、ヴィヴィオ、リオ、コロナ、アインハルトさんが水着姿で飛び出してきた。

俺は避けようとしたが、お湯に足をとられ飛び出してきた四人に捕まった。

 

「な、何をする!離せ!」

 

「ヴィヴィオさん!やっぱりこんなことするのは」

 

「何言ってるんですか!アインハルトさんだって、興味ある癖に!」

 

「周りに同じ年の男の子何て居ないから、今のうちに男の子の体をじっくり観察しないと!」

 

「何腰にタオルなんて巻いてるんですか!こんなもの、ポイしてあげます!」

 

「ヤ、ヤメロー!誰か助けてー!」

 

「叫ばないでください!仕方無いですね、五月蝿く出来ないように、私達の水着でも口の中に入れておきましょう!」

 

誰か......助けて...。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

オマケ

プレシアの受難

 

「やっぱり、あれは取り外した方が良かったかしら?」

 

プレシアは、伊織朱音のデバイスであるピースメーカーの設計図を思い出す。プレシアの設計図を大幅に改造したのだが、元の設計図には遠隔操作可能な自爆機能が搭載されていたのだ。

 

ピースメーカーは元々、ゆりかごをモデルに作られたデバイスなのだが、デバイスにしなくても戦艦ならば見ただけで戦意を削ぐことが出来るはずなのに何故かデバイスモデルが用意されていた。しかも、デバイスの元々の待機状態が首の枷なのだ。

 

「まるで、奴隷兵ね。」

 

そしてもう1つ、使用方法の書かれていない武装である。その武器には『記憶兵器』とだけ書かれていた。

 

「考えた奴もイカれてるとしか思えないけど、作る私もどうかしてるわ。」

 

プレシアは、自爆機能の代わりに作っておいた遠隔で操作可能な強制停止スイッチを見ながら呟いた。

 

「ダレカタスケテー!」

 

「あの声は、男湯の方からね?何かあったのかしら?」

 

男湯を見に行ったプレシアが見た物は、襲われた踏み台転生者の姿だったと言う。




踏み台君が襲われた話をR18で書いた方がいいかしら?
感想に15人以上(一人一回とする)増えてあったら、書くか考えておく。

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