バイオハザード7買ったらはまってこっちの事忘れてました。
八幡「ま、すぐ本部からの支給品でマッ缶が来るから平気だな。ただ今日はこの1本だけか」
コンコン..
大淀「失礼します。」
八幡「わかったか?」
大淀「..提督は、誰がやったと思ってますか?」
誰が..か。この口ぶりだと分かったんだろうな。でも仲間を売るわけにもいかないから様子見って感じか。仲間思いで素晴らしい..それゆえめんどくさい
八幡「はぁ、誰でも当てはまりすぎて困ってる」
ただ目星がなんとなく..ついてるのは内緒だ。ま、俺の人間観察能力は前世?で鍛えてきたからな
大淀「そ、そうですか。一応監視カメラの映像をお渡ししておきます。あともうそろそろ演習先の提督がいらっしゃりますから準備の方を」
八幡「ん、ああ。わかった。時間になったら艦娘達を演習場に集めておいてくれ」
大淀「はい」
さて、この映像は見てもなんの得にもならんのでポイだな。目星をつけても証拠がないからな..。カメラは明石に頼んだがきっとアイツにバレてるだろうし、やっぱり直接お話か?挑発の類いの情報は..うん、あるな。こんなに早く見つかるとか八幡ビックリ
八幡「後で呼び出すとして..今は演習だな」
そう言って部屋を後にする
八幡「大淀..もしかしてあれ?」
大淀「もしかしなくてもあれです」
睦月「おぉ!とっても大きいですよ!!」
八幡「なんで睦月がいるんだよ。待機って連絡したんだが?」
睦月「またまたぁ〜、睦月ちゃんがいないと寂しいクセに〜♪」
ウィンクすんな。あと語尾に♪みたいのつけんな。あざといんだよこのやろー。いや、まあかわいいですけどね?
睦月「あれあれぇ?睦月の優しさに感動して言葉も出ませんか?」
八幡「あぁ..そうだな。優しすぎて言葉も出ねー(棒)」
ただな..睦月。覚えておけよ。真実ってのは残酷だから嘘をつく。つまり嘘とは優しさなんだよ。結局優しさってのは嘘なんだ。俺みたいなのに優しさ奴はたいてい他のやつにも優しい。もしくは何か企んでるか..。洗練されたボッチは同じ手に二度も引っかからない。そういう負けることに関しては俺が最強なんだよ。相手が悪かったな、睦月。
大淀「提督..来ましたよ」
提督「やぁ..君がここの提督かい?」
うわぁ..何この爽やか系イケメン。俺の一番嫌いなタイプ。これはあれだ、絶対に艦娘にちやほやされてるやつだ。挙句の果てには色々しちゃってるやつだよ。べ、別に羨ましいとかじゃないからね?そんなんじゃないからね!?
八幡「あ、はい。比企谷です」
よし、噛まずに言えた。スタートは順調
葉風「よろしく、比企谷くん。俺は葉風っていうんだ」
八幡「葉風大将ですか」
葉風「大将なんてつけなくていいよ。」
八幡「それじゃ葉風さんで..」
何この人..コミュ力高くね?俺みたいなコミュ障相手にスムーズに会話を運びやがる。こいつ..手練だな
葉風「さて、早速演習を始めようか..。演習場はあっちかい?」
八幡「はい。ご案内します」
何でこんなに笑顔なの?この笑顔眩しすぎる!!!
葉風「ところで..こちらの艦娘は、君の秘書艦かな?」
大淀「私は補佐をしてるだけですので秘書艦ではありません」
睦月「睦月も違いま〜す」
八幡「秘書艦はまだ決まってませんね」
というか決められん
葉風「そうなのか..。書類仕事とか大変だろう」
なんでこの世界は俺に優しい人ばかりなの..なんか気持ち悪いわ。ムズムズする
八幡「いえ、そんなことは。大淀が有能すぎて俺の仕事がないくらいです。むしろ俺の存在価値が疑われてるレベルまで行ってます」
葉風「くくく..なんだい、それは..」
笑い方も爽やかで何よりですね..。
八幡「着きましたよ。席はあちらになりますので。自分は艦娘達に指示を出して来ますので」
葉風「ああ、ありがとう。今回の演習..楽しみにしてるよ」
急に手を差し出されても困るんですよ。なんて言ったってボッチですから
八幡「い、イェッサー」
思わず英語になっちゃったよ
響「睦月、提督のところにいたのかい?」
なんか俺といるとダメみたいな口ぶりなのは気のせいですか?
睦月「うん!睦月ちゃんがいないと寂しいって言ってたからついていってたんだ!」
そんなこと一言も言ってねーな。むしろあれだろ、お前が一緒にいたいんじゃないの?違いますよね、わかります
赤城「提督..その手にもってる黄色いのは一体..」
八幡「ん?ああ、マッ缶だ」
赤城「一口頂いても?」
加賀「赤城さん?」
赤城「加賀さん..止めないで」
八幡「お、おう。ほら」
赤城「ごくごく....」
八幡「..ど、どうだ?」
赤城「..なぜ..」
八幡「はい?」
赤城「なぜ今までこれがあるのを黙ってたんですか!!!」
なんかキレ始めたんですが!!??
八幡「いや、冷蔵庫にダンボールごと突っ込んでおいたんだが」
赤城「なんですと!?赤城..一生の不覚」
こいつ..アホだわ
加賀「提督..今回の作戦を」
八幡「まあ、相手は大将クラスだ。きっと強いんだろうな」
イク「強いに決まってるの。葉風提督は艦娘のなかでも有名なの」
イケメンパワー恐るべし
八幡「今回は実力差があれだからな。負けても何も文句は言わん。自分たちの思うようにやれ」
時雨「さ、作戦って言わないよそれは..」
八幡「何言ってんだ..。作戦通りに行く作戦なんて無いんだよ。臨機応変に対応しろ。今回の演習はなかなか辛いが人生の辛い部分に比べればマシだろ?」
イク「言ってることが暗すぎなの..」
響「しかし、提督の言ってることも一理ある。部分的にだけどね」
八幡「一言多いんだよ。作戦内容は旗艦の時雨に一任するから。ま、頑張れよ」
「「了解」」
八幡「ふぅ..」
葉風「提督になって日が浅いだろうけど..どうだい?」
八幡「え、まあそれなりに頑張ってます」
急に話しかけんなよ、ビックリするだろうが。あ、演習が始まった
葉風「しかも初めて着任したところがこことは..災難だね」
八幡「いえ、そんなことは」
葉風「ならいいんだけど。因みに話は変わるんだけど今回の演習、僕達に勝てるかい?」
ほんとゴロゴロ話変わんな。ついていけん。というかなんて上から目線、まあ上の人なんだが
八幡「無理ですね」
葉風「ははは..言い切るね。もしもの事があるかもだろ?練度もさほど差も無いだろうし」
八幡「まあ確かにそうですね。でも、余裕のありようが違います。あいつらの顔を見てください。葉風さんの所の艦娘は余裕そうな顔をしてますが、自分の所の艦娘は切羽詰まった顔してますから、あれじゃ勝てませんよ」
葉風「なるほど..分かってるなら言ってあげればいいんじゃないか?」
八幡「俺はそんなにいい人間じゃないんで。それに俺が言ったところでなんも変わりませんよ」
葉風「しかし、このままではいずれ..」
轟沈..ってか?言いずらいよな。こんないい人がそんな言葉を軽く言えるはずがない。でも俺は
八幡「きっと沈むでしょうね」
葉風「なら..」
八幡「すぐ治るものじゃないんですよ。俺が治すんじゃなく、あいつら自身でなんとかしないと。提督は書類仕事をするんであって艦娘と仲良くする職じゃない」
俺が何とかするなんて主人公が言うセリフだ。俺は主人公と言うよりモブか悪役のモブあたりがいい所なんだよ。言ってて悲しくなってきた
葉風「そうか..君はそういう考え方をするんだね。さて、演習は君の言う通りの結果になりそうだ。今回ここに顔を出した理由を話そう」
あ、ホントだ。あと響しか残ってないわ..。ボコボコ
葉風「艦娘を道具のように扱い海域を解放する急進派と艦娘を友のように大切に扱う穏健派と、中立の立場の中立派があるんだが」
八幡「葉風さんは穏健派で勧誘、もしくは俺が急進派じゃないかの視察..って感じですか?」
葉風「その通りだ..ちなみにこっちに来る気は」
八幡「ないですね。というか興味がないです」
葉風「君は..冷たいね。その返答は予想通りだけど残念だ」
八幡「そもそも大将さんがこんな辺鄙なところに演習を申し込む時点でおかしいんですよ」
葉風「最初から疑ってたわけだ」
八幡「そういう性分なんですよ」
何か言われたら裏があるんじゃないかとか、嘘をついてるんじゃないかと、その言葉を素直に信じる事が出来ない。それが悪いことだなんて毛頭思わないけどな
葉風「わかった。でも、ここで会ったのも何かの縁だと思う。これからも仲良くやろう」
八幡「まあまた縁があれば」
この人苦手だからもう関わりたくないけどな
葉風「さて..やることは終わったからおいとまさせてもらうよ」
八幡「はい。お疲れ様でした」
俺にはもうひと仕事残ってるけどな
さて、長くなっちゃいましたが面白かったでしょうか笑
ただバイオハザードが面白すぎてまた更新が遅くなるかもです笑