アキバ神拳伝承者の異世界譚(ハイスクールDxD+A) 作:グリムリッパー02
【速報】家はあった。
公園を後にしてしばらく適当にぶらぶらしているとアキバ神様から『私は今、お前の脳に直接語りかけている』があったので家とかその変諸々聞いみた。あとついでにファミ〇キくださいと言っておいた。
するとどうやら都心からそんなに離れてないあたりに家を用意してくれたらしく、戸籍やらなにやらも神様パワーでなんとかしてくれたらしい。
かみさま の ちから って すげー 。
んで、その家とやらに行ってみたんだが、三階建ての一軒家が堂々とそびえたっていた。
いや、デカすぎ。
正直こんなにいらないんだけれど、頭の中でドヤ顔を映像として送ってくる神様がウザいのでとにかく入ることにした。
「よ!遅かったな」
そのドヤ顔は玄関前にあった。
とりあえず登子に教わったチョークスリーパーをかけておいた。
ファ〇チキはテーブルの上に置いてあった。
無駄に律儀な神様だ。
んで、色々と説明を聞いて(説明したらアキバ神様は帰った)、その日は飯食って寝た。
そして、朝である。
俺は駒王学園という高校の制服を着ていた。
めっちゃ、暗い気分で。
いや、この時期に転入とか、嫌に決まってんだろ。オタクってのはそこら辺繊細なんだぞ。
んで、
「あー、学校行きたくねぇ」
「…キミ、それ先生の前で言うかね?」
来てしまった学校。しかももう教室の前だ。
別に超スピードだとか催眠術とか断じてそんなもんでも、別段恐ろしい片鱗でもないぞ。
とはいえ、先生も苦笑していらっしゃるわけだし、そういえば以前引きこもりな妹に学校へ行ってみろなんて行ったことあったし、
遠く離れた異世界とはいえ、妹に情けない姿を見せるわけにはいかん。
お兄ちゃんは妹にとってかっこよくなければ。
よし。
「えー、今日は転入生を紹介する。入ってこい」
先生の呼びかけと共にガラガラと扉が開く。
オタクならオタクらしく、俺は俺らしく、散るならば、一花咲かせて散ろうじゃないか。
開き放たれた扉、一言踏み込み、息を吸う、
「アキバ出身、七瀬 七志。ただの人間には興味ありません。この中にアニオタ、ゲーマー、腐女子がいたら俺の所に来い!以上!!」
言ってやった。
~〇✕△□~
「はぁ~~~~…」
「あー。大丈夫か?」
あまりの意気消沈っぷりに隣の男子くんが声をかけてくれる。
「大丈夫だ。問題ない……わけないだろ…」
「だよな…ははは」
ネタにキレがないせいか男子くんもやや苦笑だ。
いや、だってよぉ。
「それにしても驚いたぜ。あんなことにするなんてな」
「あぁ、まぁな。悔いはない。が…」
「あぁ、その後だよな。まさか」
「あぁ、まさか」
「「まさか、先生も含めクラスの全生徒が生徒が流れに乗っかるなんてな」」
まさか、クラス一同声を合わせて「これ、笑うとこ?」と来くるとは思わないだろ。
しかもその後例のエンディングテーマを歌いだしたり踊り出すとは。
因みに踊っていたのはこの学校のダンス部らしい。道理でキレッキレなわけだよ俺も混ざったわ。
「まぁ色々あったけどなんかお前とは仲良くなれそうだぜ。俺の名前は兵藤一誠。イッセーでいいぜ」
「俺の名前は七瀬七志だ。ナナシでいいよ」
「ハハッ、変わってんのかそれ?」
「馬鹿野郎。変わってるだろニュアンス的なものが」
そういってガッシリと握手する。不思議だ。
こいつからはモグラの奴らと同じような、大切な仲間になる。そんな予感がする。
「因みに、俺は朝〇奈さん派だ。しかも未来版」
「ハハッ!俺は長〇派だ」
その日の午前は先生をも巻き込んだ熱い討論会が開かれたそうだ。
~〇✕△□~
???side
「…入りにくいな」
この日、とある金髪のイケメンが昼休みを他クラスの前で過ごしたことは、
誰も知らない。
to be continued?
主人公改め七瀬 七志くん。
やっと名前がもらえた。
やったね!ナナシくん!呼んでもらえるよ!
イッセーくん
空前絶後の超絶怒涛のおっぱい星人。
全ての乳を愛し、これから乳に愛される男。
???くん
実はクラスの女子には気づかれていたイケメンくん。
クラスの腐女子からは既にイッセー×???くんで大量のウ=ス異本が制作されているらしい。
クラスメイト+先生
クラスの殆どがオタクでできたクラス。
ナナシくんが来るまで、まさか横の人がオタクだとは思っていなかったとか。
彼ら彼女らの伝説は、今始まる。
かもしれない