ハンターになって人理修復に参戦   作:YO!Hey!

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この間感想からあったアイデアをダイジェストで書いてみました。
こういう書き方って楽しいですよね。
(なお、本格的には書かないもよう)

お気に入り登録数4千件突破記念です!(アットウテキ・・・カンシャ・・・!)
本編の区切りもいいのでもう一つUA2万突破記念もやろうと思ってるので、皆さんのご意見もお聞かせください。


嘘予告:特異点G 滅亡文明黙示録 シュレイド王国

嘘予告ネタ

特異点G 滅亡文明黙示録 シュレイド王国

 

 

いつものように次の特異点が観測されるまでゆったりとカルデアで過ごしていたハンターやマスター、サーヴァントたち。

だがある日、それは"嵐の前の静けさ"であるということを思い知る。

 

 

マシュ「先輩、ドクターが呼んでます。どうやら新たな特異点が発見されたようです、ブリーフィングがあるようなので急ぎましょう!」

 

 

ロマニ「やあ。集まってくれたかい、皆。もう聞いていると思うけど突然新たな特異点が発見された。

だが今回の特異点は今までにない、妙な点があるんだ」

 

 

少しずつ・・・狂った歯車が回りだし、やがて大きな歪みへと成長していく。

 

 

ダヴィンチ「そこからは私が引き継ごう。

今回の特異点、発見はできた。座標も特定した。だが()()()()()()()()()()()()()()()()()()()んだ」

 

 

ハンター『んん?それはまたどういう事だ?』

 

 

有り得るはずのない交わり・・・それは淀みとなって溜まり続け、やがて爆発する。

 

 

ダヴィンチ「簡単に言うと、この特異点は人類史には存在しない歴史なんだ。過去から現在まで繋がっている時代、時の流れ。

そのどこにも無い、その特異点という空間だけが浮いている状態なんだろう。

だがその空間は何故かは分からないが今も膨張を続けており、やがて隣接する私たちの世界を圧迫し始める。そうなると不味いのはなんとなくでも分かるだろう?」

 

 

立香「とにかく今まで通り聖杯を確保して歪みを無くせばいいんですよね?」

 

 

ロマニ「ああ。だが今回の特異点は年代というものが分からない以上、中にどんな世界が広がり、なにが待ち受けているのか全く予測できない。

ろくにサポートも出来るかも分からない・・・それでも、行ってくれるかい?」

 

 

立香「大丈夫!今までも似たようなことは沢山あったし、全然OK!」

 

 

ダヴィンチ「頼もしいことだ。でも無理だけは絶対にしないようにね?それじゃあ、行ってらっしゃい!」

 

 

ただ1人この世界を知り、大きな黒い影を感じるハンター。

 

 

マシュ「レイシフト無事完了です。ここは・・・どこでしょう?」

 

 

ハンター(嘘だろ・・・この世界、まさか・・・っ!)

 

 

立香「?、どうかしたのハンター?あ、あっちに国みたいなのがある!とりあえずあっちに行こう!」

 

 

見たこともない文明。見たこともない環境。見たこともない植物。

・・・そして、見たこともない・・・

 

 

エミヤ「なんだコイツらは・・・小さい恐竜か?」

 

 

ハンター『・・・ソイツらはランポスって()()()()()だ。群れで襲って来るのに気をつけろ』

 

 

立香「ハンター何でそんなこと知って・・・」

 

 

国へと入り、国王との面会でこの世界の現状を知る。

 

 

立香「えーっと、なんでいきなりお城に連れてこられたんだろ?」

 

 

国王「お前達が、予言の者なのか?古くよりこの世に在り、我々人間に自然の化身としてその猛威を奮ってきた古龍たちを葬る者か?」

 

 

兵士「国王様!会談中に失礼致します!国の東、山脈の方より古龍、ヤマツカミです!」

 

 

ハンター『!、すぐに向かうぞ、マスター!!』

 

 

何故か王国を狙い、次々と襲い来る古龍たち。

カルデアから来たマスターたちも奮戦するが徐々に徐々に、戦線は押されてくる。

 

 

ハンター『ゲームみてぇに決められた動きしかしないってのはやっぱり無ェか・・・だが、それでもまだ俺が強い・・・!』

 

 

立香「ハンターが竜種を相手にあそこまで苦戦するなんて・・・」

 

 

エミヤ「この龍達の異常な力はなんだ!?こんなもの、ただの生命に許される範囲を軽く超えている・・・!」

 

 

絶望が広がり、挫けそうになる心に更なる追い打ちがかけられる。

 

 

立香「エミヤ!ハンターは?ハンターはどこに行っちゃったの!?」

 

 

エミヤ「・・・ヤツは、トドメを刺すと言って対峙した嵐龍の生み出した竜巻に吸い込まれ、そのまま・・・」

 

 

立香「そんな・・・ハンターは蛇帝龍と炎王龍との戦いでもう2回復活しちゃっているのに・・・」

 

 

兵士「伝令っ!伝令っ!

王国南の海方面より、煉黒龍グラン・ミラオスが接近!

同時に国の東より、老山龍ラオシャンロンが迫っています!」

 

 

マシュ「あんな強力な龍たちが、同時に別方面から来るなんて・・・」

 

 

立香「・・・・・・ここまで、なのかな・・・・」

 

 

だが、絶望が迫れば追い抜くように希望もまた駆け抜けてくる。

 

 

ハンター『諦めるにはまだ早すぎるぜ、マスターよ』

 

 

立香「!!・・・ハンター、今まで、何処に・・・!!」

 

 

ハンター『すまんな、俺も流石にヤバイと思ったが子ギルのおかげでどうにか助かったんだ。

あとこっちに向かいながら散らばっていたサーヴァントたちを集めてたんで遅れちまった。』

 

 

 

そうして舞台に役者は揃う。

 

 

子ギル「僕はちょっとそこのハンターさんに興味が湧いたので人間側の助っ人になろうと思いましてね。

あ、名乗り忘れてました。僕の名前はギルガメッシュ、ギル君って呼んでもいいですよ?」

 

 

アルトリア「初めまして、貴方が彼のマスターですね?

私はアルトリア・ペンドラゴン。この度の戦い、セイバーとして助太刀させていただきに来ました。

私もドラゴンを倒した経験はありますが、この世界では殆どその経験は生きないようですね・・・」

 

 

クーフーリン「よぉ久しぶりだなアーチャーよぉ!随分と疲れた様子だが、俺が代わってやろうか?(ニヤニヤ)」

 

 

小次郎「私だけ場違いな感じがするが、まぁそんなことは気にするまい。

とある世界では私もドラゴンスレイヤーと呼ばれているという知識が与えられているのでな。それなりに役に立って見せるとしようぞ」

 

 

武蔵「うーん、また変な所に来ちゃったなぁ。

でもまっ!新鮮な敵ばっかりで戦いがいがあるし!これも剣の道を極めるのには必要なことかもね!」

 

 

ハンター『敢えて言わせてもらおう・・・!ナイスな展開じゃないか!!』

 

 

そして2頭の超大型古龍を二手に別れ、無事討伐するが休む間もなく新たなる厄災が迫る。

 

 

「グルオオオオオ!!!」

 

 

ハンター『やっぱり来やがったか・・・!』

 

 

アルトリア「あれは・・・?」

 

 

ハンター『あれは神域に住まう、神さえも恐れたと言われる最悪の龍・・・煌黒龍、アルバトリオンだ!!』

 

 

戦いは鮮烈を極める。

いがみ合う者も協力し合い、

 

 

エミヤ「ランサー!?何故・・・!」

 

 

クーフーリン「・・・へっ!この、俺を、なめるなよ・・・。

この程度で死ぬようなら、俺は英霊になんぞなってねぇ!!」

 

 

立香「マシュ、アーサー・・・!頑張って・・・っ!!」

 

 

見知らぬお互いを助け合う。

 

 

アルトリア「ええ、準備はいいですか?ギャラハッド・・・いえ、マシュ・キリエライト」

 

 

マシュ「はい!

——それは全ての疵、全ての怨恨を癒す我らが故郷——顕現せよ、『 いまは遙か理想の城(ロード・キャメロット)』!!」

 

 

そして終わりが訪れる。

始まりと同様、それは唐突にやって来た。

 

 

赤衣の詩人「よくぞここまで耐えた、と言いたいが貴様らもここで終わりだ・・・伝承の再現は今ここに成された・・・

キョダイリュウノ

ゼツメイニヨリ

デンセツハヨミガエル

 

数多の飛竜を駆遂せし時

伝説はよみがえらん

数多の肉を裂き 骨を砕き 血を啜った時

彼の者はあらわれん

 

土を焼く者

鉄【くろがね】を溶かす者

水を煮立たす者

風を起こす者

木を薙ぐ者

炎を生み出す者

 

その者の名は ミラボレアス

その者の名は 宿命の戦い

その者の名は 避けられぬ死

 

喉あらば叫べ

耳あらば聞け

心あらば祈れ

 

ミラボレアス

天と地とを覆い尽くす

彼の者の名を

天と地とを覆い尽くす

彼の者の名を

彼の者の名を

 

フフ、フハハハ!フハハハハハハハ!!」

 

 

ハンター『お前が・・・お前が、原因だったのか・・・』

 

 

立香「あれは、3匹の・・・龍?」

 

 

同時に現れた3体の龍。

黒龍、紅龍、そして祖龍。

次々と消えていく仲間達、だが英雄たる彼等がただで消えるなどあるはずもなく。

それは次の希望へと繋がれていく。

 

 

子ギル「さぁ。皆さんの魔力を受け取って最終再臨、いえ僕の聖杯も使ったのでまさに限界を突破したのでしょうか?

最後まで見れないと言うのは残念ですが、どうかハッピーエンドで終わってくださいね?」

 

 

ハンター『・・・あぁ、あとは任せろ。これが()()()

 

 

立香「でも、それをやったらハンターが消えちゃう!

ギル君の道具で世界に直接繋いだ状態でそんなことしたら、ハンターの記録は燃え尽きてカルデアからもいなくなっちゃうって・・・!!」

 

 

ハンター『マスター、悪いがこれは他の誰の為でも無く、ただ俺のために。

俺が"ハンター"である為に、俺は行くよ』

 

 

そして巨悪は祓われる。

曇天の空は裂け、眩しい陽の光が光の柱となって戦場に降り注ぐ。

 

 

立香「ああっ!ハンターの身体が・・・」

 

 

ハンター『俺は満足だったよ、マスター。

お前たちに会えて、共に戦えて、馬鹿なことをして、怒られて、そして笑って・・・。全く、我ながら晴れ晴れとした生き方だった。

さてと、湿っぽいのは嫌いだし、「さよなら」は言わない。

だから・・・・・』

 

 

ハンター「——またな、マスター。

またいつか、どっかで会おうぜ」

 

 

立香「ハンターーーっっ!!!」

 

 

 

 

 

そして時は経ち、人理修復は完了する。

世界を救ったマスターは、以前これで会話をしていた人物が残した、傷だらけの腕輪をなでる。

 

 

立香「私たち・・・頑張ったよ、ハンター。

結局、最後まで名前聞けなかったや・・・。」

 

 

「しけた顔してんなぁ。そんなんじゃ周りまでテンション下がるぞ?」

 

 

立香「!!?・・・ハン、ター・・・?」

 

 

「おいおい、それはクラス名だろう?俺の名前は———だ」

 

 

立香「〜〜〜っ!!おかえり!———!!」

 

 

ハンターである男の人生はまだまだ終わらない。

 




ぐだ子がヒロインみたいな終わりになった・・・何故に?
ぐだ子はロマンのことを忘れてないよ?ただ修復完了してから少し時間が経っただけなんだよ?

こんなんもし書いたらいつ終わるか分かったもんじゃ無いな・・・

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