あと現在終局特異点で作者は猛烈な胸熱を体験中です。
「──お前とは、共に戦いたかった──」
「!」
え?俺喋れたの?
あ、アーチャー消えた。驚いたような表情してたってことは多分聞かれてたんだろう(生エミヤ間近で見るノルマ達成)。
じゃあ俺は喋れないんじゃなくて口数少ない系キャラということか。しかも意図せず急に喋り出す。何それ不便。
帰ったらダヴィンチちゃんに俺の代わりに喋ってくれそうなアイテム作ってもらおう。
ってそんな場合じゃなかったな。速くマスター達のところへ急がねば・・・。
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「いずれ貴方も知るだろう。アイルランドの光の御子よ。聖杯探索、グランドオーダーは始まったばかりだということをな」
「おい待て、それはどういう・・・っておお!?こんなところで強制帰還かよ!チッ!仕方ねぇ嬢ちゃんあとは頼んだぜ!!」
「グランドオーダー・・・何故あのサーヴァントがその呼称を・・・?」
「所長、どうかしましたか?」
「・・・っ!いえ、なんでもありません速く聖杯を確保しなさい」
「はい、了解しました・・・!?、これは!?」
「まったく、私の計算外だよ誠に遺憾ながらね」
「レフ教授・・・!?」
『レフ!?レフ教授だって!?彼がそこにいるのか!?』
「その声はロマニ君か。すぐに管制室に来なさいと言ったのに、どうやら生き残ったみたいだね。全くこれだから人間は・・・統率の取れないクズばかりで吐き気がする」
「!?マスター、下がってください!あれは・・・レフ教授は人間ではありません!」
「レフ!?ああ・・・レフ!レフ!レフなの!?よかった・・・生きてたのね!」
「所長!いけません、その男は・・・!」
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あ、やべぇ!もうアーサー王もいねぇしキャスニキもいねぇ!しかも
所長がレフの側にいやがる!
クソッ、ガンナー装備ならここからレフを撃ち抜いてやったが今は最も射程の短い双剣だ。近づけばなんとかなるがただ近寄れば俺もあの変なのの中に突っ込まれて人間ミキサーみたいになっちまう!
なんとか出来るアイテムは・・・あれ?なんでけむり玉がポーチに入ってるんだ?寝ぼけてモドリ玉と間違えたか、まぁいい今はとにかくこれで・・・!
けむり玉。
煙幕と言うと普通逃走のために使われるのがよくあるのだが、モンハンでは見つかってる状態で使っても全く意味がなく、普通に攻撃してくる。
主に2頭同時クエで片方づつ片付けるために使うのだが何故か一番よく使いそうなリオ夫妻にはけむり玉が効かない。運営の悪意か。
逆に明らかに目が無い、元から目が悪いであろうフルフルやダイミョウザザミ等には効果があるらしい。謎の基準である。
「まだ誰にも褒められてないのに!いや!いやぁぁぁぁ!!?」
「所長!」
「・・・なんだ?この煙は?」
「・・・え?あれ?私なんで・・・?ってハンター!?何故あなたが!?」
おう、王子様じゃなくてすまんな所長。抱きとめると鎧が刺さるだろうからお約束のお姫様抱っこだが、許せ(赤王感)。
しかしすげぇなけむり玉。攻撃しようとしなければすぐ側まで寄ってもバレねぇや。おかげで所長を助けられた。本当の意味で助けられるかはこれからだが・・・。
「お前は・・・なんだ?ただの人間ではあるまい、ましてやただのサーヴァントでもない。」
「ハンター!よかった、来てくれたんだね!」
『どうやってあそこまで近づいたんだ!?計測器にも反応はなかった・・・というより周りの白い煙が計測の阻害をしている!!この煙は彼の宝具なのか!?』
いいえ、ただのアイテムです。
煙玉最強かよ。煙玉使ってる間の俺はアサシンですか?兎にも角にもレフをどうにかやり過ごさなくては。所長を下ろしてってと。
「フン、まぁどうせそいつはもう助からん。だからこそ先に殺そうとしてやったものを・・・おっと、この時代ももう限界か。
ではな諸君、こう見えても私には次の仕事があるのでね。このまま時空の歪に飲み込まれるがいい。
私も鬼ではない、祈りの時間くらいはくれてやろう。」
『まずい!もう既にその時代は崩れ始めている!至急レイシフトを!』
「はい!先輩、手を!!」
「でも、所長が・・・」
さて、いよいよか。確証はないが試す価値はある。モンハンの世界でもトップクラスの回復能力を持つ・・・
いや、体力やスタミナのゲージを増やしているあたり、もはや『生命力の付与』をしてるとまで言えるこの「いにしえの秘薬」・・・体が既に生命活動を停止してるとはいえ、まだ時間はそう経っていない。
いにしえの秘薬
秘薬の強化版回復アイテム。
秘薬は体力を限界値(150)まで上げる+回復するだけだが、いにしえの秘薬はそれにさらにプラスしてスタミナも限界値まで上げることが出来る。
一クエストに持ち込めるのは1個だけと非常に少ないが調合分も含めると秘薬より多く持ち込めるのが更なる利点か。
調合成功率がかなり低いので調合書を⑤まで持ち込まないといけなさそうだが。
「なに!?ハンター、何これ?これを飲めっていうの?なんだかとんでもないものを感じるのだけれど!?これを飲めば私は助かるの!?と言うか飲んでも大丈夫なものなの!?」
「・・・(グイッと)」
「なんで酒を飲む動作なのよ・・・っ!あぁ、もうやってやるわよ!」
『レイシフトスタート!みんな無事に帰ってきてくれ!!』
さてとどうなるか・・・とりあえずエレシュキガルちゃんにでも祈っとこう。頼むぞ・・・!!
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けむり玉といにしえの秘薬についての説明を追加しました。