こんにちは!
本当はもうちょっと更新したかったんですけど、
執筆中に寝落ち&寝落ち&バイト&遊びということで
先程帰宅しました。はい笑
段々お気に入りして下さる方々も増えてきて
私本当に嬉しいです!
いつもありがとうございます!!
それでは後半スタートです!
先程までワイワイ騒いでいた皆様がどうでしょう。
最早ゾンビのようです。はい。
こんにちは、比企谷小町です!
平塚先生の悪ノリが始まり皆様泥酔してしまったようです。未成年なのにバレたら平塚先生はどうなるのでしょう。皆さんの心配をするなんて小町的にちょーポイント高い☆
いや、もうそんなこと言ってる場合じゃありません。
早くお兄ちゃん帰ってきてええええ!!
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「えええ.....。」
俺は思わずそう声に出してしまった。何がどうなってるの?状況説明できるやついんのこれ?
「ひ、比企谷。俺が居ながら大変なことになってしまった。」
「葉山、お前は正常なのか?一体何があったんだよこれ。」
「ゆきのーん!ゆきのんってば!!どうしたの!!」
必死に雪ノ下の両肩を両手で揺らしている由比ヶ浜を横目に俺は葉山に質問をした。
「実は皆んなのジュースに、いつの間にか平塚先生が飲んでいたアルコールを入れていたようで....。このありざまだ。」
何やってんだよこの独身三十路女!!
そんなんだから貰い手いねえんだよ!!
「大体のことは分かった。お前が困り果てているのもよく分かった。そんじゃ小町が見当たらないから、後のことは頼んだ。」
「お、おい比企谷!!君はどこに行くんだ!!」
もう無視無視。だって俺関わりたくないもん。さっきから一色が何か呟きながら俺の足掴んでくるわ、海老名さんは海老名さんだし、何か雪ノ下怖えし。てか最愛の妹を置いてけぼりとかシスコンの名が泣く。
「ヒッキー!さすがにこれはマズいよ!人でなし!アホ!ボケナス!ハチマン!!」
「おい、人の名前を悪口みたいに言わないでもらえる?まあ、無闇に探し回るよりか、ここで小町を待っといた方が効率いいか。はぁ....。」
「すまない、助かる。」
「別にお前のためじゃねえよ。」
「ハチ×ハヤきたあああああああ!!」
「「「........。」」」
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酔っ払いの相手は心底面倒くさい。
これは平塚先生との付き合いから経験したことであり、例外もあるが大体面倒くさい。人は酔うと普段言えないことを言ってしまうらしい。
人間の潜在意識とかどうとか。とにかく大胆になるということだけは言っておこう。
「とりあえず葉山、普段お前が扱い慣れている三浦、海老名さん、戸部の介抱は頼んだ。あとの3人は俺たちが引き受ける。」
「ちょっとヒッキー!隼人くんだけ3人って可哀想だよ!」
「あのな由比ヶ浜。こいつは当事者でもあるんだ。そのくらいの責任を負う義務はある。それに俺たちには最大の難関、平塚先生がいるんだぞ。先生を引き受けたんだから感謝して欲しいくらいだ。」
確かに。と由比ヶ浜は関心した表情をしている。でもそれって、暗に平塚先生のこと面倒な人って納得したことには変わりないからな?
「ああ、分かった。こっちのことは任せてくれ。結衣も比企谷の方を手伝って貰ってもいいか?」
「うん、隼人くんがそういうならそうするね!ヒッキー、私たちも頑張ろう!」
本当に何でこんな面倒なことを.....。はっ、もしかして小町、あいつこれが分かって逃げたな.....。
とりあえず1番まともそうなやつは.....。いねえな。こういう場合最も酒に弱いタイプの人間を選んだ方が賢明だ。ここでリバースされても困るしな。先生はいつも通りだ、ある意味ダメだけど。一色はなんやかんやで強そうだな。となると雪ノ下か。
1.雪ノ下の救出
2.一色の救出
3.平塚先生の救出
この順番でいこう。
まずは雪ノ下だ。
「おーい、大丈夫か雪ノ下?」
「私は別に大丈夫なのだけれろ?ほれより由比ヶ浜はんさっきから比企谷ふんと近ふぎないかひら?」
ああもうこれ末期ですね。普段の威厳などありませんよほんと。
「ゆきのんってばしっかりしてよー!!」
「とりあえず由比ヶ浜は雪ノ下の頭を揺らすな。それと悪いが、みんなの水でも買ってきてくれるか?後は俺がなんとかする。」
「うん!分かった!みんな酔ってるからって変なことしちゃダメだからね?絶対だよ??」
どんだけ俺への信頼って薄いんですかね。
「分かったからさっさと買ってきてやってくれ。」
「絶対だからね?じゃあ行ってくる!」
ったく。マジで面倒なことになったな。唯一まともそうだと思っていた雪ノ下が、こうも腑抜けてしまうとは....お酒、ダメ!絶対!
「おい、雪ノ下。気分はどうだ?吐きそうだったらすぐに言えよ?」
「比企谷ふん、何を言っていふのかひら。わたひがそんなことするわけ.....うっ....」
「ちょっと雪ノ下さん!?ここではやめてね??別の場所まで移動しようね??」
さっきからキャラブレすぎだろ、平塚先生後で覚えてろよ。
「じょうらんよ。わたひがそんなことする訳ないやない。」
「いやいや、シャレにならねえから。今の絶対ガチでしょ?」
「そんなことより、比企谷ふん。わたひはあなたのことが大好きなのに、なんれ違う女性とデートに行くのかひら。」
えええ、ちょっと本当に怖いんですけど。下手なこと言うと絶対怒られる、というか殺される。
「いやいや、あれデートじゃねえから。葉山との練習相手だからな?別に好意があって行った訳じゃない。」
「え〜、せんぱ〜い。聞き捨てなりまへんねえ〜。わたひの初めてを奪ったくへに〜。」
「ちょ、ちょおおおおおおおい!!何言ってるんですか一色さん!?語弊があるからきちんと訂正してええええ!!!」
「ふぇ?何だかわたひ眠たくなってきまひた....zzz」
「おい、寝るな!寝たら死ぬぞ、主に俺が!」
「比企谷ふん、後でお話ひがありまふ。」
ひえぇ....。覚えてませんように。酔いが醒めたら全部忘れてますようにお願いします神様仏様小町様。まだお兄ちゃん死にたくない。
「へえ、ヒッキーいろはちゃんと何かあったんだ。」
「ゆ、ゆ、ゆ、由比ヶ浜さん?いつの間にお戻りになったのですね。ていうか笑顔なのに目が笑ってませんよ?」
まだ暑くないのに、変な汗が止まらない.....。
「別にー、詳しいことは後でゆきのんと直接聞くから覚悟しといてね?」
グッバイ、マイライフ。
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そんなこんなで色々あったが、なんとか皆んなの酔いは醒めた。後日、由比ヶ浜と雪ノ下に一色とのことを責められたのは言うまでもない。
「ほんとーにっすまなかったー!」
本当だよ、平塚先生。
「平塚先生、あなた教師という立場を分かってますか?未成年に飲酒をさせるだなんて、世間に知れ渡ってしまったら先生の立場はどうなるか分かっているのかしら?」
「ぐ、返す言葉もありません。」
「まあまあ、雪ノ下さん。先生も反省しているようだし、済んでしまったことなんだからさ。ね?」
「まあ隼人が言うんだから、あーしももう大丈夫だけどね。」
俺が修羅場に発展していた頃、葉山はと言うと。あーしさんに甘えに甘えられ、それはそれは大変なことになっていた。戸部との介抱中には海老名さんから「トベ×ハヤきたあああああああ!」と言われていた。
あれ?海老名さん変わってなくない?もしかして飲んでなかったの?
そういえば小町は.....
ヴヴヴ
嫌な予感しかしない。ケータイを開くと.....
差出人:小町
件名:ごめんね☆
本文:お兄ちゃんを探しに行ってたんだけど、思いの外修羅場だったから先に帰っちゃった☆てへっ
ごめんね☆
あのガキ....。お兄ちゃん的にポイントちょー低い。俺は小町に『帰ったら説教な』と返信した。
もう二度と花見なんてしない。そう俺は心に深く刻み込んだ。
お花見編これにて終了です!
いかがだったでしょうか?
作者の経験談から言わせてもらうと、酔っ払いの相手は本当に面倒です!
友人曰く作者も酔っ払うと面倒だそうです笑
今回もありがとうございました!
ということで、次回はガハマさんとのデート回でもしようかなーと考えてます!
乞うご期待!