比企谷八幡は選択する   作:calpass

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こんにちは、カルパスです!
年末から年始にかけて俺ガイル一気見しました!
続きが気になる最終回でしたので
ifストーリーを自分なりに、
あの続きを書いてみようと思いました!

原作は1巻くらいしか読んだことがないので
ズレてる部分が多いかもしれませんが、
暖かい目で見守って下さい。
あと初投稿ですので慣れない部分も多いと思います!
では、はじまります。




序章

 

 

由比ヶ浜結衣、雪ノ下雪乃、そして俺比企谷八幡の依頼。

あの水族園の出来事から2週間が経った。

 

 

俺は、どうすればいいのだろうか。由比ヶ浜結衣のことを優しい女の子だと思っていた。

雪ノ下雪乃のことを強い女の子だと思っていた。

 

 

だからこそあの日の出来事は本当に衝撃的だったのだ。

 

 

今まで彼女たちと過ごした日々を思い返し

彼女たちの行動を思い返し

俺は自分の中でそう思い上がっていたのだ。

 

 

本当の彼女たちを知らなければ

「 本物 」なんてもの、見つからないのかもしれない。

 

 

果たして、俺たちの問題は、関係は、一体この先どうなってしまうのだろうか。

 

 

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まだ肌寒さの残る3月半ば、俺たちは終業式に出ていた。

全校生徒が体育館へ集まり

ふと、本来3年生がいるであろう隣の列に目をやる。

 

 

そう、3年生は先週卒業されたのだ。

城廻先輩ともお別れだ。

本当に学祭では迷惑掛けたな...ははっ。

 

 

そんなことを考えながら

校長の有難いお言葉、もとい無駄話を聞いていた。

 

 

校長の話ってなんなんでしょうね、本当に。

絶対あれ校長の自己満足でしょ?

俺が校長だったら絶対面倒だからしない。

というより式とか絶対やらないまである。

でも来年度から入学する小町のためなら

喜んで、盛大に迎え入れるだろう。

 

 

最愛の妹である小町がこの総武高校に

見事合格したのである。

4月から入学する小町のためにも

奉仕部の関係性を改めなければならない。

と言っても一朝一夕に解決する問題ではないがな......

 

 

式も終わり今日から短い春休みが始まる。

今日でこのクラスともお別れだ。

クラスの奴らは寂しいだのなんだの抜かしているが、

プロぼっちである俺には関係のないことだ。

 

 

「はちまーん!」

 

 

ふと声のする方を見ると

何だが天使が俺に手を振っている。

 

 

「もう、八幡ってばー!」

 

 

ついに俺も天に召される時が来たのかな?

いや天使もとい戸塚である。

いや、戸塚もとい天使か?

なんだ、ただの天使か。

これからは天使と書いて戸塚と読むことにしよう。

 

 

「おう、戸塚か。どうした、何か用事でもあったか?」

 

 

「えっとさ、もう今日でこのクラスともお別れ...だね。あはは...それでさ、また来年度も八幡と同じクラスになったらいいなあって。」

 

 

なんなの、この子本当に天使なの?

今までこんなに優しくされたの小町以外初めてなんですけど、それと何で戸塚は男の子なんだ。マジで神って無能。

 

 

「お、おう。そうだな。俺も知り合いとか全然いないし、戸塚がいてくれるとだな、なんというか、助かる。」

 

 

「あははっ、嬉しいなあ。前と比べて八幡って素直になったよね。あ、そろそろ部活行かないと。八幡、4月からもよろしくね!バイバイ!」

 

 

「おう。じゃあな。」

 

 

戸塚曰く、俺は素直になったらしい。

特別意識はしたことがないが、奉仕部という場所が

彼女たちが、彼女たちを取り巻く環境が

俺を変えてくれたのかもしれない。

 

 

「そんじゃ、俺もそろそろ行きますかな。」

 

 

正直奉仕部に行くのはあまり気乗りしない。

本来俺は専業主夫を希望しているからだ。

それなのに自分から職場へ向かう俺ってマジ社畜の極み。

しかし、そんな軽口を叩く暇などないのだ。

あの日の出来事がそうはさせてくれない。

 

 

行くしかないのだ。行かなくてはいけないのだ。

 

 




ここで序章の終わりです!
初めての投稿なので自分でも違和感だらけで
最後まで書けるか分かりません!
が、ラストスパートまで駆け抜けてみせます!

それではまた次回も
よろしくお願いします。

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