問題児に紅茶、淹れてみました(休載)   作:ヘイ!タクシー!

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話がなげーよマジでー。未だに本拠に入れないとかどーなってんだよー。ぜってー子供達おねんねの時間だよー。
つまりR15の時間だ。




12話 白夜叉が挑戦します

「安心したついでに、疑問なんだが。エミヤはどんな契約をしたんだ?差し支えなければ教えて欲しいのだが。」

少し経った後、レティシアは契約内容に興味を持った。

「……特別大それた事じゃないよ。ただ、死ぬはずの運命を待つだけだった人達のために延命を願い出た、それだけだよ。」

「ほほう。何か大切な人でもいたのか?」

「いや、特別そうだった訳じゃないの。……そろそろこの話も良いでしょ?そんな事よりも、私は白夜叉に頼みたい事があってきたの。」

そう言ってエミヤは、内心の気持ちを悟られない内に話をずらした。

 

「ほう?おんしには会った時に至福の時間を堪能させて貰ったのでな。可能な限りだが、頼みを聞こう!」

そう言って会った時の感触を思い出し、下卑た表情をする白夜叉。

 

「余り気にしていなかったのだけど、ここ箱庭では何が起こるかわからないわ。今は二つのギフトのお陰で大丈夫だけど……もし私が何かしらの方法で魂を抜かれた場合、私は抑止力によって魂だけ戻されてしまうかもしれないの。」

「なんじゃと?それは、一大事ではないか!?」

「そう。そのために私の魂を箱庭と繋ぐための存在が一人欲しい。だから、出来れば魂と魂を繋ぐ強力なギフトか何か持ってないかしら?」

「む、そんなので良いのか?ふむ…箱庭には色々な

物があるからの。……一番代表的なのは魂の隷属かの。だが、同時に主従関係にもなってしまうのでな。お勧めはせんよ。」

「いや、それで構わないよ白夜叉。私は昔執事をやっていた経験があるからね。そう言った主従関係には慣れてる。そうだな……レティシア。君が私のマスターをやってくれないかい?」

「なぜ私なのだ?それに今は他人の所有物だと言っただろう。」

そう言ってNoを示すレティシア。

そこに白夜叉が吼える。

 

「では私が貰おう!!こんないたいけな少女を所有物に……夢が膨らむではないか!!

貰った!是非貰った!!」

「君は別のコミュニティだろう?それは流石にノーネームに対する裏切り行為。ノーサンキューよ。」

そう否定するエミヤだが白夜叉引かなかった。

「むう。なら魂の繋がりだけで良い!!是非、是非にお願いします!!」

(そしてゆっくりと懐柔してやろう)

白夜叉はエミヤに向かって飛び上がると、綺麗な空中回転捻り土下座を敢行する。ズザァァァァッ!!とした音と共に土下座の体勢で着地する白夜叉は、その下を向く顔にとんでもなく悪どい表情を張り付けていた。

そんな攻め攻めな白夜叉に、エミヤは焦る。

「わ、わかったよ白夜叉。それで頼む。」

((この娘押されやすい))

白夜叉とレティシアの思考が揃った。

 

「それでは早速行うかの。では、舌を出せエミヤ。」

「……はっ?」

余りの発言に、コテンッと首をかしげる。

 

その瞬間を狙って白夜叉はエミヤに飛びかかり、顔を近付け、口づけする。

脅威の感じなかった(鈍感)エミヤ、容易く唇を許してしまう。

「……んっ……」

白夜叉は半開きになった口に容赦なく舌を入れ、口の中を蹂躙する。

「んむぅ!……んあぁ……ひゃめっ……ひろやひゃ………ふぅぅ……」

くちゅくちゅと口の中を蹂躙されるが、そこは元エロゲーの主人公。無意識にもスイッチが入り、白夜叉の口へ強引に舌を入れる。

「んんん!?……ふぁぁ……んくっ……みゅあぁぁ………こにょっ、ンあッ!……ンンぅ……」

 

そんな光景を外野にいたレティシアが、顔を真っ赤にしながらチラチラと視線を向ける。

「お、お前達……せめて私がいないところでやってくれ……」

 

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最終的な勝者は主人公スペックをもつエミヤに軍配が上がった。

同時に、幼女を傷物にしてしまったという罪悪感で四つん這いになり、項垂れていた。その横で顔を真っ赤にし、放心状態で仰向けに転がっている白夜叉。

その光景に、どうして良いかわからないレティシアはあたふたしていた。

 

 

「……バカな……こんな、こんなことがあって良いのか……。いや、良くない。如何にも生娘感丸出しのこやつに負けるなんて……私は……私はッ!!」

そう言って立ち上がる白夜叉。

「これもまた乙だな!!」

グッと拳を握り閉め、宣言した。

 

そんな光景に呆れながらも、目的が無事終了したか聞くレティシア。

「………これで、終了したのか白夜叉?」

「ん?……ああそうだの。自分達の体液の一部を媒体にして、魂と魂、両方にそれぞれの繋がりが浸透した。これで、ある程度の意志疎通も出きるようになったぞ。

ーーーーー見えない赤い糸で繋がってる、と言うやつじゃな。」

フフフフッと笑っていた。

 

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「今日は、ありがとう?と言っておくわ。……それと、ああいったことは人助けとは言えもう誰かにしないで。

別にキスするぐらい私は良いのだけど、会って間もない者に簡単に唇を許すのは良くないわ。

……特に外見上、ディープキスはアウトだよ。」

「フフッ、自分の唇を奪った者に心配するとはの。お人好しなのか危機感が足りんのか………。

安心しろ。今のところ気に入った女にしかヤル気はないよ。むしろ、おんしの方こそ心配だ。前の世界では知らんが、此方では私以外にヤルのは許さんからな。」

「肝に銘じておくよ……。では、そろそろ帰るよ。黒ウサギ達も心配しているだろうしね。」

 

そう言って立ち上がったエミヤに、少し待ったをかける白夜叉。

「む?もう行くのか?それならレティシアも連れてってやってくれないかの?こやつは今脱走した身分なのでな。此方で匿っているのがそろそろバレる。その前に引き取ってくれんか?

……魂の繋がりで少しだけわかったが、おんしの強さは上層でも通用するだろう。」

そう言って視線をレティシアに移す。

「……そうだな。いつまでも他のコミュニティに面倒をみて貰うのは気が引ける。……だが今は彼らに会いたくないな…。白夜叉よ。小さくなる呪いを弱めにかけてくれないか?」

「ああ、わかった。弱い呪いだから、おんしがその気になればすぐ戻るだろう。」

そう言って白夜叉は呪詛の念をレティシアにこめた。

レティシアは、しゅるしゅると擬音が付きそうな早さで小さくなっていく。

掌に収まるほど小さくなると、レティシアは黒い翼を背中から生やし、エミヤの顔の前まで飛び、一度ターンして止まった。

「エミヤ。一度隠れるので、君の衣服の何処かに潜ませて欲しい。」

「ああ、了解した。襟の部分に入ると良い。」

そう言ってエミヤは、黒のタートルネックの襟を引っ張った。そこの中に入り、もぞもぞと定位置を確認するレティシア。

「暑くないかな?」

「大丈夫だ。」

「そうか。それじゃあ黒ウサギ達の所に帰ろう。夜分遅くまでありがとう白夜叉。」

「構わんよ。私は階級支配者様だからな。これぐらいの事など全く問題ない。」

えっへん、と小さい身体で無い胸を張る白夜叉。

なんだか子供っぽく見えたエミヤはその頭を撫でた。

「お、おおっ?……これ、エミヤよ。流石に子供扱いはよせ。こう見えても私はおんしより何千何万倍も歳が上なのだぞ。」

「ああ、すまないね。勝手に手が動いてしまったの。だけど私もかなり長い時間を過ごしてきたのだ。それこそ、千年単位では効かないほどだ。君が思ってるほど若造ではないよ。」

そう言って手を離したあと、白夜叉の部屋から退出していった。

「ではまたな。」

 

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エミヤ達は店を出て、襟から顔を出したレティシアの説明を聞き帰路についた。

 

ノーネームの門前にて、一つだけ異様な気配を放つドでかい剣が地面に飾突き刺さっていた。

 

「な、なんだこのバカデカイ剣は……。」

「ああすまないね。これは目印にと、黒ウサギ達に頼んでおいた物だ。」

そう言って、巨大な剣を持ち上げてギフトカードにしまうエミヤ。その光景を見ていたレティシアは尋ねた。

「その大剣と呼ぶにはデカ過ぎる剣がお前の得物か?」

「いや。これはある技を使用するために必要な剣であって、メインではないよ。私は大量の剣を備蓄しているのでね。これもその一つだ。」

「ほう?……差し支えなければ後で見せて欲しい。」

「いいよ。」

そう言ってエミヤは門を開けて進もうとしたが、その先の光景を見て立ちすくんだ。

 

「これは……」

その光景を見ていたレティシアも、辛そうな顔を浮かべていた。

「………これが魔王と戦ったその爪痕だ。この光景がたった三日間の内に行われた。

……エミヤも覚えておけ。魔王と戦うとはどれ程危険で、身を滅ぼすことであるかという事にな……」

 

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エミヤ達は大きなホテルのようなノーネーム屋敷にて、黒ウサギと合流した。

途中、不審者を見つけたが、十六夜が別の屋敷の門前にて仁王立ちしていたので大丈夫だと思い無視した。

 

「あっ、エミヤさんお帰りなさいませ!これから飛鳥さんと耀さんと一緒に大浴場に行くのですがご一緒しませんか?」

「ただいま黒ウサギ。そうだな……一度、部屋の方に行ってみたいので後で入るよ。誘って貰って恐縮だけどごめんなさいね。」

「そうですか…残念です……。あ、部屋でしたね。こちらについてきてください。」

ガールズトークをしたかった黒ウサギはとても落ち込んでいたが、気を取り直してエミヤを部屋に案内した。

 

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ノーネーム門前の道

 

マイケル「なんだこのバカみたいな大きさの物体は!?」

ジョン 「おいおい……これ剣だぜ!?どこのだ?」

マイケル「旗に何も描かれてねーじゃねーか。ってことはノーネームか?」

ジョン 「なら、いただいちまおうぜ。こんな所に置いてる奴等が悪いんだしな。それに、もしかしたら違うかも知れねーし。」

マイケル「そうだな、うばっちまうか。見たことねー剣だし高く売れるかもな。でも持ち手の部分届かなくね?」

ジョン 「側面がこんなゴツゴツしてんだ。手を引っ掻けて持てばいいだろ。そっち持て。」

マイケル「おう……ふんがぁぁぁぁ!!おもてぇぇぇ!びくともしねえぇぇ!」

 

ジョン 「……まあ、そうだろ。物理的に考えて気づけ馬鹿。」

マイケル「え……なに?俺騙されただけなの?てか、親友に悪事働かせようとするとか、酷くない?」

ジョン 「ドンマイ♪」

マイケル「ドンマイ♪、じゃねぇぇぇぇぇ!!」

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通りかかった"ラプラスの小悪魔"の記録から抜粋

 

ちなみに小悪魔はこの記録をマイケルに脅して梨ゲッツ!!

その後、彼は捕縛された。

 




書いたのは深夜。
ちなみにエミヤさん海外で色んな所に行っていたことがあるのでキスは中々に寛容です。

最後ノリで入れたけどなんでだろ?
疲れてんのかな?

盗みとかすんなよ♪byまりさ

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