Infinitum Heroicis Ficta -無限の英雄- 作:燃え尽きた灰
頑張らなきゃ。
原作一夏が躓いた2時限目の授業が始まった。そこで急に織斑先生が、クラス代表を決める、と言い出した。
「自推、他推は問わない。クラス代表に相応しいと思うものを言え。」
「はい!私は織斑君を!」
「私も!」
「じゃあ、私は織斑さんを!」
俺とあのでき損ないの名前が真っ先に上がる。俺はともかくとして、なんであのでき損ないが推薦されるんだ?
「他にはいないのか?ならこの二人で決めることになるが。」
「ちょっと待ってください!一夏さんはともかくとして、極東の島国の類人猿が推薦されて、なんでこのイギリス代表候補生のセシリア・オルコットが推薦されませんの!?」
「世界一メシマズな島国よりはましだ!それに俺は一夏より優秀だ!なのになんで、一夏がともかくで俺が納得できないんだよ!」
「なんですって!無教養な黄色い類人猿がよりわたくしが劣っていると言いますの!?それに貴方のような類人猿が代表候補生達より優れているなんて、あり得ませんわ!」
は!?あのでき損ないが国家代表候補生?冗談だろ!?
「ふん、ほざいてろ。」
「どちらが正しいのか、決闘ですわ!」
「いいよ、四の五の言うより分かりやすい。受けてたつ‼」
決闘なら紳士として淑女にはハンデをあげるとしよう。淑女をいたぶる趣味はない。
「ハンデはどれ位付けたら良いんだ?」
「はっ、本気で言ってますの?...随分と舐められたものですわね。むしろハンデが無くって負けるのは貴方ではございませんこと?」
「そもそも代表候補生相手に勝てる訳が無いんじゃない?男が女より強いってのはISが発明されるまでの話だよ。」
「そうそう。むしろ今から謝ってでもハンデを付けて貰うべきじゃない?」
原作一夏が結構いい勝負をしていたのにこの俺が負けるわけ無いだろ。
「いや、俺が言い出したことだからハンデは要らない!」
「そこまでにしろ、オルコット。織斑兄も一夏をおとしめるような発言はお前でも許さんぞ。...では、この三人で異論はないか?ないなら三人は来週月曜の放課後、第三アリーナにて決定戦を行う。準備をしておけ。」
「「「はい!」」」
◇◇◇
はぁ、あの目立ちたがりが何か言ってます...
というか、搭乗時間ゼロのド素人以下が代表候補生と戦えるとは到底思えません。
それよりセシリアです。彼女は代表候補生にも拘らず、日本という国を侮辱しました。あれは宣戦布告ととらえるのが妥当でしょう。そういう発言は安易にすべきではありません。一秋もです。あれはイギリスへの宣戦布告と捉えられても仕方ありません。あまりの事に呆れ果てたせいか、何故か敬語になってます。はぁ、胃薬どこにあったっけ。一つだけ言わせてもらいたいと思います。搭乗時間ゼロの素人以下が国家代表候補生にかてるわけないだろっ!
◇◇◇
何だかんだで放課後。
「ねぇ、簪。ちょっと模擬戦しない?」
「良いけど... 私はまだ練習機だよ?打鉄弐式が開発凍結されたから...」
「ごめん、
「一夏が悪いんじゃないから気にしないで?」
「分かった。じゃあ、そろそろ時間だから、第三アリーナ行こうか?」
「うん!」
◇◇◇
と言うわけでアリーナ。
私は自分の専用機である、
対するかんちゃん(簪さんを布仏さんがそう呼んでいたので私もいいか聞いたら許可してくれた)は練習機の打鉄弐式を纏う。
そして、私たちの
こんな駄作でも読んで頂けているんですね。
次もできるだけ早めに。