悪と正義の波紋&幽波紋(スタンド)使い、変化する者の幻想入り   作:(´鋼`)

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第2話 変化と不変化

あっぶねぇ………つーか、いきなり弾幕は無いでしょうが。輝彩滑刀の流法を出しちゃったよ。オーバーヘブンで自分を上書きしちゃったよ。

 

ったく、俺は【ヘブン・クラウド】を止めに来たってのに………もうこうなりゃヤケクソだッ!!なりふり構わず八つ当たりだッ!!

 

その集団に俺は接近を仕掛ける。んでっと。

 

 

「『世界《ザ・ワールド》』!!」

 

 

時を止めて、5人全員に腹パン仕掛けまーす。テメエらが悪いんだよ。恨むなら俺じゃなくて過去の自分を恨みやがれッ!!

 

集団から距離を取ってと。

 

 

「時は動き出す」

 

 

「グフゥッ!!」

 

 

5人全員吹っ飛ばされて行きました。でも、体勢を整えたのが青年とじいさんのみか。えぇい!!追加サービスじゃい!!DIOオーラ発動!!このままDIOキャラで行ってやる!!

 

 

「ほほぅ………少しはタフな様だな………」

 

 

その青年は別の奴等を確認していた。んだよ、無視すんな。怒るぞ?

 

 

「フッ………青ざめたな」

 

 

その時、不思議な事が起こった。その青年は右足を踏み出した。いや、DIOオーラ結構効くんだけど………あ、弱点で精神の強い奴はあんまし効かないんだっけ?

 

 

「ほほぅ………向かってくるのか」

 

「向かわなきゃ………アンタをぶっ飛ばせれないからなッ!!」

 

「………勇気と無謀は違うぞ?」

 

 

なーんて言ってるけど、勇気の証は既にあるんだよね。だってDIOのオーラなんて普通耐えられないからね?普通は。

 

兎も角、あんなこと言ったから俺はゆっくりと近付いてっと。

 

残り7メートル………6………5………4………ここでッ!!

 

 

「『世界《ザ・ワールド》』時は止まった………!?」

 

 

下半身を変化させたんだが………おいおいおい、冗談じゃねぇぞ!?何で動けてるんだよ!?この能力攻略が難しいやつなのに!?

 

 

「動揺したのはお前の方だったな………」

 

 

今度はアッチが接近してきた。【時を止めた】のにも関わらずなのに!?兎も角、迎え撃つッ!!変化させた下半身で攻撃を仕掛けるぜッ!!

 

 

「無駄ァ!!」

 

「………少し焦ってないか?」

 

 

俺の攻撃を避けて、俺の顎に拳を入れてきやがったよ!!仕方無いッ!!少し仰け反ってスタンドで受け止めて………そのまま後ろに飛ばされちゃった真似でもしてと。

 

 

「勇気と無謀は違う………か。確かにそうだな。無謀は何も考えずに敵に立ち向かうアホ………しかしだな………俺には考えはあったんだぜ。裏付けがあったからこそ、突っ込んだんだ」

 

 

………長い。説明長いよ君。もっと端的に。ってか確認しないのね。良かったけど。

 

咲夜も気付いて接近しなかったね。出来れば騙す為に来てほしかったけど。

 

さて、能力の仮説だけど………シャーベットの【全ての影響を受けない能力】と酷似しているけど、違うわな。アイツは『例え時が止められても普通に動ける』し、何よりローブのスタンド像だしな。

 

つーことは………シャーベットのスタンド能力の空間版ってとこかな?まぁ仮説だし、何回かやれば分かるでしょ。

 

気付かれない様に体勢を立て直して………不意討ち食らえ!!

 

 

「ガハッ!!」

 

 

何?俺がやられたと思った?残念動けてます。

 

 

「トドメは刺しておくものだぞ?」

 

「て、テメエ………」

 

「しかし、これ程のダメージを受けて尚立っているとはな。賞賛に値する。それに、先程の拳………生身にしては相当な物だ。この俺が拳を受けるとはな」

 

 

勿論嘘です。スタンドで受け止めてました。何かピリピリしてるけど。

 

 

「だが、流石に限界だろう?スタンド使いでは無いにしては健闘したぞ?」

 

「スタンド………使い………さっきの『世界《ザ・ワールド》』という言葉といい………何でジョジョの単語が出てくるんだ?っと、問いたいが………信じたくないが………スタンド使い………存在するのか?」

 

「Exactly(その通りだ)」

 

「そうか………だが、テメエみたいな奴は野放しには出来ないな」

 

 

いや野放しに出来ないのヘブン・クラウド出した奴!!あ、知らないのか。じゃなかった。

 

 

「それと、名推理をした君にもう1つ教えてやろう」

 

「テメエみたいな高圧的な奴は大っ嫌いだ。それに………俺の平穏を脅かす奴はもっと嫌いだ」

 

 

いや、だからぁ!!………でも、こういう人間は好きだね。

 

 

「………ハハッ!!その強気な態度は嫌いじゃあ無いな!!俺のスタンド名は『変化者《チェンジャー》』といってな、変化出来るのだよ。貴様がどれ程のスタンドを知っているのかは知らないが、少なくとも貴様が知っている数以上のスタンド能力を変化させられる。変化は強い………この意味が分かるか?」

 

「……………」

 

 

少しの黙りから、青年は笑みを溢した。少しだけ口角を上げてね。

 

 

「フフ………」

 

「おや?ここに来て笑みを浮かべるとは………何か考えでもあるのか?」

 

「さぁな、どう逃げるのかを考えてるんじゃねぇの?」

 

 

痺れを切らして咲夜が話してきた。

 

 

「京谷、やるべきことは別にあるわ。さっさと終わらせましょう」

 

 

………ふぅ、それもそうか。

 

 

「ふむ………コイツはまだ游がせておきたいのだがな………そうも言ってられないな」

 

 

そんな中、妖夢が目覚めて全員が話し始める。いや、俺も結構忙しいんだけど?

 

 

「何時までお喋りしているつもりだッ!?」

 

 

右腕を『星の白金《スタープラチナ》』に変化させて殴り付ける。

 

 

「そうはさせません!!」

 

 

そう言いながら妖夢が俺の拳を刀で受け止めた。へぇ、『サムライ・スピリット』を持ったこっちの妖夢と同じ位かな?

 

その隙に青年は銃を構えていた。

 

 

「こっちを見ろ」

 

 

パァンという音と共に弾丸が発射されていった。だが、俺の目の前で銃弾は止まった。

 

 

「この様な欠伸の出るスピードじゃあ、避ける必要も無いなぁ」

 

「妖夢!!目を閉じろ!!」

 

 

瞬間、弾丸から眩い光が放たれる。ブロウが使うスタンドと同じ位か!?

 

 

「…………ッ!!」

 

 

青年は拳銃を2丁構え、妖夢は刀を構えて戦闘態勢を取る。

 

 

「ここは距離を取らせてもらう。さぁ、ここからが本番だろ?」

 

「フフ………やはり貴様は面白いな」

 

 

浄夜以来だな。でも今回はスタンド使いじゃねぇからな。俺も手加減………は出来ねぇな。こっちが殺られそうだ。

 

 

「京谷、私も参戦するわ」

 

 

おっ、こりゃ心強いな。【殺す能力】のスタンド使い『咲夜』登場ってか?

 

さぁて、本番と行くか。久々にオーバーヘブンでいってやらぁ!!

 

 

 

 

 

 




はい、どうも皆様。うぷ主の鬼の半妖です。

コラボ2話目ですが………少々こちら側に合わせてる部分がありますが、基本的な内容は変わらないので気にしないでください。

次回はオーバーヘブン炸裂回ですよ!!皆様見てくださいね!!

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