悪と正義の波紋&幽波紋(スタンド)使い、変化する者の幻想入り 作:(´鋼`)
第1話 再来の天空城
『樹条浄夜の世界訪問から3ヶ月後』
あれから幾ばくか経った日。俺は今………
「どうですか~?京谷♪」
「気持ち良いですよ~♪」
咲夜に耳掻きしてもらってます。いやぁ気持ち良いものですなぁ。というか、落ち着きますなぁ。しかも膝枕ですよ。
こんな時間が続けば良いんだけどなぁ。
………ってか、こんな事考えてると絶対崩されるのがセオリーになってるよな?もうそれが定番だよn
「お邪魔しま~す♪」
「うわっ!!?」
「何すか紫さん?………って言うのは野暮ですね。また何か?」
「………そうね、ちょっとメンドくさい事が起きたわ」
「それは如何な案件で?」
「………『ヘブン・クラウド』が再発したわ」
「「!!?」」
その場から耳掻きなんてやってる場合じゃない事に気が付いて立ち上がる。
「紫さん」
「えぇ。場所は別世界の幻想郷………だけど『スタンド使い』は居ないわよ」
「ってなると………別世界のDIOじゃなく、この世界で起きた事象を誰かが模倣しているのか?」
「中々良い推測ね、大方合ってる筈よ。でも………誰が?」
「この『ヘブン・クラウド』の事象は………一応皆知っているが、詳しくすれば限られてくる。父さんや俺、というか早苗を除いたスタンド使いなら誰でも知ってるし霊夢や紫さんも知ってる。逆を言えば、先程挙げた名前以外知らない筈だ」
「そう。そこが問題よ。一体何故、誰が、何の為に『ヘブン・クラウド』を再発させたのか………そこが焦点になるわね」
「………兎も角、俺は今すぐ行きます。紫さん、お願いします」
「分かったわ。今すぐ展開させるわよ」
「京谷、私も行くわ」
「………どうなっても知らないぞ?それに………俺は咲夜を………」
「知ってる。でも、流石に油断はしないわよ。前の異変は油断してたけど、偽物なら大丈夫な筈よ♪」
「………ふぅ、分かった。紫さん、頼む」
「………了解。それじゃあ展開させるわよ」
紫さんがスキマを展開したことで不気味な空間が足元に形成される。これがどういう事か分かるよね?
落ちるんですよ。
「もうちょっと優しくしろやあぁぁぁぁ!!!」
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現在空中に居ますよ。あの紫さんのせいで空中に居ますよ。
同じく咲夜も居ますね。どうしよ?
咲夜は飛べるから良いとして………問題は俺だな。
仕方無いか。
オーバーヘブンに進化させて、俺の体を別の物に変化させる。
背中に翼を生やして、空気抵抗を作り着地する。
着いた先は竹、竹、竹………永遠亭の迷いの竹林の入り口か。
咲夜も俺の近くに着地する。その場から空を見上げると………『ヘブン・クラウド』があった。恐らくあの方向は………無縁塚か。あの辺りは外の世界とを隔てている結界が不安定なんだよな。
そんな中、複数の風切り音が聞こえた。そして、それらは俺たちの目の前で降り立つ。
早苗と、妖夢と、鈴仙と………後はじいさんと俺と同い年位の奴か?
んなこと考えてると、今度は早苗、妖夢、鈴仙から弾幕来たよ。真面目に止めろ!!普通なら死ぬわ!!
まだオーバーヘブンになっているので、再度自分の体に触れて、今度は腕から刃物を出す。さしずめ、【輝彩滑刀の流法】だな。こりゃ。ついでに波紋を刃物に流し込んでっと。
弾幕を切断ッ!!!
「ハァァアアアア!!!」
「「「「「!!?」」」」」
すべての弾幕を切り裂いて無力化させて、その五人の集団に向かう。
でも、全員戦闘態勢か………どうやら、こちらもやるしかないようだなぁ。
「咲夜、行くよ!!」
「勿論!!」
咲夜はナイフを構え、臨戦態勢をとる。
さてと、メンドくさいが………ちょっとオネンネしてもらいますかぁ!!!
どうも、皆様。鬼の半妖でございます。
いやね。コラボ一回終わったんですけど………またコラボしてくださる方を見つけましてね。その方とコラボすることに成りました。
では、sakeuさんの小説『諸行有常記』と次回をお楽しみに!!