悪と正義の波紋&幽波紋(スタンド)使い、変化する者の幻想入り   作:(´鋼`)

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第五階層 Part3 『悪vs悪』

京谷「オーバー………ヘブン……この能力が。」

DIO「バカな!!貴様の能力は最初の攻撃で封じていた筈だ!」

京谷「封じていた?一体どういう事だ?俺の能力は封じられてなかったぞ。」

DIO「いや私が封じたのは『変化』ではなく『共鳴』だ!何故貴様の共鳴が発動しているのだ!?」

京谷「『共鳴』……なるほど、どうりであんたのスタンドに触れても何も感じなかったのか。」

DIO「貴様!一体その弓矢で何をしたぁ!!」

京谷「………俺がしたのは弓矢をスタンドに刺した。それだけしかしていない。」

DIO「では!何故貴様はオーバーヘブンを身に付けている!?」

京谷「……恐らく、こいつのお陰だな!」

 

京谷は自分の服の懐から日記帳を取り出す。

 

DIO「何だそれは?」

京谷「ただの日記帳さ。と言っても、弓矢の欠片が入っていた日記帳だけどよ。」

DIO「弓矢の欠片……だと?」

京谷「恐らく、その弓矢の欠片が俺の体内に入った事で共鳴の封印が解かれ、今までの共鳴が一気に出現したってところか。」

DIO「な、何だとぉ!?」

京谷「後、一つ言っておく。俺はオーバーヘブンを発動しようとは思ってなかった。」

DIO「何だと!?」

京谷「俺が発動しようとしていたのは

 

 

 

 

 

       『レクイエム』

 

 

 

 

 

それを発動しようとしたら、そのオーバーヘブンの能力が共鳴された。つまり!今の俺はオーバーヘブンじゃあない!

 

 

 

 

 

 

  『オーバーヘブン&レクイエム状態だ!』

 

 

 

 

 

DIO「レ、レクイエムだとぉ!?バカな!貴様がレクイエムを発動させるなぞ、有り得ない事だ!!」

京谷「それがあり得たんだ。そして!俺のスタンドの名は

 

 

 

 

 

 

 

『チェンジャー・オーバーヘブン・レクイエム』!

 

 

 

 

 

 

 

DIO「何だとォ!?まさか貴様!天国を超えたというのか!?」

京谷「あんたがそう言うんだ。俺は天国を超えた!!」

DIO「このような事、あって良い筈がない!このDIOの天国の更なる高みが、あの別世界の私の生まれ変わりにあって良い筈がない!!」

京谷「じゃあてめぇはどうだ!?てめぇの言う通り、俺は別世界のDIOの生まれ変わりだ!だが、てめぇが言ってんのはてめぇ自身が更なる高みっていうのに到達出来ない事になるぜ!」

DIO「グヌヌヌヌヌゥ!!き、貴様ぁ!!」

京谷「さあ!DIO!ここで決着をつけるぞ!

 

 

 

『悪の生まれ変わり』と『天国に到達した悪』との

 

 

 

 

      『最終決戦だ!!』

 

 

 

 

京谷とDIOは互いに接近した!

 

京谷「チェンジャー・オーバーヘブン・レクイエム!!」

DIO「ザ・ワールド・オーバーヘブン!!」

 

京谷のスタンドが出現する!その姿は右目が赤く、左目が青くなっており、体の一部、髪や拳、脚が白く変化していた!

DIOのスタンドは全身が白い状態で出現する!そして!

二人のスタンドの拳が衝突する!その周囲から、ヘブンクラウドが揺れる程の衝撃と風圧が生み出されていた!

 

DIO「!?何ィィィィ!バカな!このDIOの『ザ・ワールド・オーバーヘブン』と互角のパワーだとぉ!?」

京谷「そういや、てめぇが俺に最初の攻撃をした時……」

 

京谷は自分のスタンドの拳を少しずらす!

すると、DIOのスタンドのバランスが崩れる!

 

DIO「しまっ!?」

京谷「こうしてたよなぁ!!」

 

京谷はバランスが崩れた所を狙い、スタンドの脚でDIOのスタンドに攻撃をした!

 

DIO「クガアァ!!」

京谷「追撃!」

 

DIOの体は空中に上げられた!そこに京谷の追撃の蹴りがDIOの鳩尾に入った!!

DIOの体は壁にクレーターができるほどの威力で飛ばされる!

 

DIO「カブアァ!!ば、バカな!この『ヘブン・クラウド』を破損させただとぉ!?この建物は、私でも傷を付けるのに一分間ラッシュしなければならなかった壁を!たった一撃でッ!!」

京谷「大したことねぇな!てめぇ!」

DIO「糞がァ!!」

 

DIOは体制を立て直し、力を溜める!

 

DIO「この真実の雷がかわせるかぁ!?」

 

DIOの腕が振り下ろされる!同時に京谷の真上に雷が出現する!

 

京谷「!?あぶなっ!!」

 

間一髪で避ける京谷!部屋の中を駆け巡り雷を全て避ける!

 

DIO「あ、当たらない!?当たらないだとぉ!!」

京谷「お返しだ!」

 

京谷も力を溜める!京谷の背後に六つのエネルギーが凝縮された球体が出現する!

その球体は、DIOに向かって放たれる!

 

DIO「チィ!!」

京谷「無駄無駄無駄ァ!!」

 

DIOはその球体から避ける!だが、その球体は、DIOを追っていた!

 

DIO「なんだとぉ!?」

京谷「その球体は追尾型だ!そして!」

 

その球体から光線が発射される!

 

DIO「グガアァ!!」

京谷「どうだい!?俺の能力の感想はよぉ!?」

DIO「ッ!!舐めるなぁ!!」

 

DIOはスタンドを出し、球体に向けて拳を放つ!

すると、その球体は消された!

同じように他の球体も消していくDIO!

 

DIO「無駄無駄無駄ァ!!」

京谷「それが、『オーバーヘブン』の能力か!………ん?これは………『真実』……『上書き』………まさか!」

 

京谷は頭を押さえた後、DIOに接近する!

 

DIO「チィ!!」

 

DIOは咄嗟に腕で防御する!

 

京谷「無駄だぁ!『望む真実に到達する』!」

 

京谷のスタンドの拳はDIOの腕に命中する!しかし、それだけでは無かった!なんと!その腕にダメージが入っていたからだ!

 

DIO「何ィ!?バカな!『私への攻撃にはダメージが通らないという真実に上書きした』筈だ!」

京谷「やはりか!オーバーヘブンの能力!それは!

 

 

 

 

    『真実を上書きする能力』!

 

 

 

真実を上書きさせる事で望んだ結果になるって訳か!だが!俺もてめぇに向けて真実を上書きさせてもらった!『俺の攻撃は必ず相手にダメージが入るっていう真実』をな!」

DIO「な、何故!何故貴様が真実の上書きを知っている!?」

京谷「何故か頭に流れてきたんだよ!単語で『真実』、『上書き』ってよお!それを予測して、俺も『真実の上書き』という能力を使用したんだよ!」

DIO「ま、まさか!?別世界の私の魂が、生まれ変わりに教えたのか!?私の得た能力を!別世界の私が手に入られなかった能力を!教えたというのか!?」

京谷「まだまだ行くぞぉ!!」

 

京谷はスタンドでラッシュを仕掛ける!

負けじとDIOもスタンドでラッシュを仕掛ける!

 

C・O・R「無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄ァ!!」

T・W・O「無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄ァ!!」

 

接戦の中、DIOは徐々に押されていく!

 

DIO「な、何だとぉ!?この私が、押されているだとぉ!?もしや!私のスタンドと互角ではなく、私のスタンド以上のパワーとスピードを有しているのか!?」

京谷「オオオオオオオオオオ!!」

DIO「こ、このままでは、やられる!このDIOがやられる!何とかして、この状況から脱しなければ!!」

京谷「既に無駄なんだよぉ!!」

 

京谷はDIOの背後に回り込んだ!

 

京谷「『星の白金《スタープラチナ》』!!」

 

京谷は変化させた右腕で、おもいっきりDIOの背中に拳を叩き込む!

 

DIO「グブアァ!!な、何故だ!?何故離れていられる!?」

京谷「てめぇに教えといてやる!俺の『チェンジャー・オーバーヘブン・レクイエム』は

 

 

 

 

 

     『自我を持ってんだよ!!』

 

 

 

 

 

DIO「じ、自我だとぉ!?」

京谷「その自我のお陰で俺は射程距離内の制限があるが!別々の行動が出来るんだよ!」

 

その時!バランスを崩したDIOは京谷のスタンドの放たれた拳が命中する!

 

C・O・R「無駄ァ!!」

DIO「グブアアァ!!」

 

命中したDIOはまたもや壁に激突する!今度は先程よりも倍の大きさのクレーターができる!

 

京谷「ナイスだ!チェンジャー!」

C・O・R「チェンジャーじゃねぇ。チェンジャー・オーバーヘブン・レクイエムだ。よーく覚えとけ。」

京谷「何か普通に喋ってるよ!?」

C・O・R「あぁ?普通に喋って何か文句あるか?」

京谷「いや、珍しいタイプだなぁって。」

DIO「くそッ!このDIOをここまで追い詰めるか!」

 

京谷とスタンドはDIOの方へと向く。

DIOには見たところ傷は無かった。

 

京谷「恐らく、真実の上書きで傷を消したか。」

C・O・R「長くなりそうだから一気に決める。レクイエムの能力教えるから耳貸せ。」

京谷「あ、ああ。」

DIO「隙だらけだ!『ザ・ワールド・オーバーヘブン』!!」

 

スタンドから能力を教えられた京谷は驚きを覚える!

 

京谷「そ、そんなチート能力か!?」

C・O・R「さっさと使え。もう迫って来てる。」

京谷「分かったぁ!!」

 

京谷とスタンドは同時に左手をDIOとDIOのスタンドに向ける。

そして!同時に言い放った!

 

 

京谷「対象の全ての行動を停止させる!」

C・O・R「対象の全ての行動を停止させる!」

 

なんとDIOとDIOのスタンドは!

 

 

 

  『その場から一歩も動けなかった!!』

 

 

 

DIO「何ィ!?」

京谷「今だ!『真実を上書きする』!」

 

京谷はDIOに接近し、DIOの顔面にスタンドの拳を放つ!

 

DIO「グブアァ!!」

京谷「制限時間だ。全ては動き出す。」

C・O・R「制限時間だ。全ては動き出す。」

 

京谷とスタンドの発言でDIOの体は自由を取り戻した。

 

DIO「はぁ、はぁ、くそッ!」

 

DIOは頭に手を当てた。だが!

 

DIO「な、な、何だと!?何だとぉ!?し、真実が上書きできない!?」

京谷「俺たちが真実を上書きした!『真実を上書きできない』っていう真実にな!」

DIO「き、貴様!私に何を仕掛けたぁ!?」

C・O・R「俺がレクイエム時の能力を教えたのさ。その能力を使用したに過ぎない。」

京谷「そして、その能力こそ!

 

 

 

『対象の全ての行動を五秒間停止させる能力』!!

 

 

 

DIO「な、何だと!?わ、私の動きを、停止させたのか!?」

京谷「正確には『行動』だ。お前がしようとしていた事を五秒間止めたのさ!」

C・O・R「驚く事に、この能力は射程距離も条件も無い。どんなに長い距離離れていたとしても能力の使用は可能なのさ。」

DIO「そ、そのような能力が!この生まれ変わりに存在していたのか!!」

京谷「さあ!これで終いだ!DIO!」

 

京谷はスタンドを構えた!

 

京谷「取り込んだ全ての魂を!

 

 

 

 

     返しやがれぇぇぇぇ!!

 

 

 

 

C・O・R「無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄

 

 

 

 

 

         無駄ァ!!

 

 

 

 

 

スタンドの拳が全てDIOにぶちこまれる!

 

DIO「グブアアアアアアアア!!」

 

DIOの体は真っ二つに裂け、その場に血や内臓が飛び散る。

DIOの体内から光が出現し、それは外に出ていく。

 

京谷「こ、これで……漸くか。」

 

京谷はその場に倒れ込む。

 

霊夢「京谷!!」

安神「京谷さん!!」

 

その場に霊夢と安神が京谷に駆け寄る。

 

京谷「あー、お前らか。」

霊夢「京谷!異変の主犯は!?」

京谷「もう……とっくに……死んでらぁ。」

 

京谷は真っ二つに裂けた死体に指さす。

 

霊夢「そ、そう。」

安神「こ、これで、この異変は終わったんですか?」

霊夢「そうなるわ。」

安神「こ、これで………!?」

 

その時!突如ヘブン・クラウドが崩れ落ちる!

 

安神「うああああ!」

霊夢「安神!捕まって!」

 

安神は霊夢の手を掴む。

 

霊夢「京谷!手を!」

京谷「………………………」

霊夢「京谷!?まさか!!」

京谷「(あーまずった。どうも体力が殆ど無いや。てか、ここ上空1500メートルか。あー、死ぬな。こりゃ。)」

 

 

京谷はゆっくりと目を閉じ、落ちていく。

 

 

        死を覚悟して。

 

 

 

 

 

 




どうも、うぷ主の鬼の半妖です。
(゜ロ゜)…………自分で書いてて驚く。チートや。チートやこれ。後ですが
C・O・R=チェンジャー・オーバーヘブン・レクイエム
T・W・O=ザ・ワールド・オーバーヘブン
                   です。
はてさて次回、京谷君はどうなるのでしょうか?
次回もお楽しみに。

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