東方解放記録   作:GRAN

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はい。いつも通りのGRANです。(o・ω・o)
またまた期間が空いてしまいました(*- -)(*_ _)ペコリ
一週間以内に更新出来たら良いなぁ…(震え声)
では東方解放記録スタートです。


記録4『貴様…何者だ?』

レミリアが驚愕している隙をついて、優希と魔理沙はもうスピードで接近した。

 

『あの小娘が私の弾幕を使うとは…これは予想外だ』

 

驚愕しつつもレミリアは冷静であった。

 

『はぁ!』

 

魔理沙が弾幕を放つ。

 

『フッ、鈍い鈍い!』

 

すると、背後に優希が素早く回り込んでいた。

 

『だからボクを忘れてもらっちゃ困るな~』

 

そう言いつつ、強烈な弾幕をレミリアに向けて放つ。

 

『チッ!こざかしい小娘だ!』

 

弾幕は直撃したものの、あまりダメージは入っていないようだ。

 

『あんまりダメージは入ってないなぁ…どうしよう…』

 

啖呵を切ったのは良いものの、早くも優希は諦めムードに入っていた。

 

しかし、魔理沙は諦めていなかった。

 

『レミリア!私が正気に戻してやる!』

 

魔理沙は交戦を続けている。

 

『まぁ、魔理沙が頑張ってるしボクも頑張るか~』

 

…啖呵を切ったのは優希であることは黙っておこう。

 

二人は果敢に攻めていた。

 

『フッ、良いコンビネーションだ。だが、この私には無意味だ』

 

軽々と避けられてしまう。

 

『くそっ!当たらない!』

 

『当たらないなぁ…』

 

どちらも攻防譲らぬ戦いを繰り広げていた。

 

しかし、この戦いに『異変』が起こった。

 

それは...

 

『さぁ…異世界より来たれり住人よ…この世界を救う少女を助けたまえ…』

 

この戦いを密かに監視するものがそう告げると、突如空間から激しい光が現れた。

 

『フッ…異世界の『サイヤ人』よ…お前にこの少女を救えるか…?もし救えなければ.....』

 

『殺すぞ…』

 

少し時間を巻き戻して、優希と魔理沙は攻撃の手を緩めず、弾幕やスペルカードを放ち続けていた。

 

『はぁ…はぁ…優希、こっちにもう決定打がないぞ…』

 

『言われなくても分かってるよ…うーん…どうしようかなぁ~…』

 

『どうした?もう種切れか?フン…つまらん余興だったな。さて、もう飽きた。そろそろ始末してやろう』

 

そう言ってレミリアはスペルカードを発動した。

 

『スペルカード発動。紅符『レッドマジ…』

 

スペルカードを発動しようとしたその刹那、突然空間に激しい光が放たれた。

 

『っ!?なんだ!?』

 

『ま、眩しい!』

 

『これは…!』

 

数秒後、光が収まった。

 

すると、光が発していた場所に『一人の人物』がいた。

 

『うーん、ここはどこだ?声が聞こえたと思ったら突然飛ばされたぞ?』

 

その謎の人物は『男』だった。

 

『あれは…?』

 

『あの人は誰だろう?』

 

すると、レミリアがその男に話しかけた。

 

『貴様…何者だ?』

 

『おっ?レミリアじゃねぇか。どうしたんだ?こんなところで』

 

『それはこっちのセリフだ。貴様は何者だと聞いている』

 

『今日のレミリア何かおかしいぞ?どうしたんだ?』

 

こんなやり取りを続けていると、レミリアが痺れを切らした。

 

『貴様は何者だと聞いている!答えるつもりが無いなら強行手段でいくぞ!』

 

レミリアはスペルカード発動させた。

 

『スペルカード発動!紅符『レッドマジック』!』

 

レミリアを軸に、波紋状に弾幕が展開された。

 

その男は微動だにせず、腰に納めていた木刀だけで、全ての弾幕を打ち落とした。

 

これにはさすがのレミリアも驚いた。

 

『なんだと!?この私のスペルカードを意図も容易く…貴様…』

 

レミリアは怒りに満ちている。

 

ここで、謎の男が『奇妙』な発言をした。

 

『お前、俺のいる『世界』のレミリアじゃないな?はぁ…さっきの光で飛ばされたって訳か…』

 

『さっきから何をいっている!いい加減に貴様は何者かを答えろ!』

 

『良いだろう。そんなに知りたいのなら教えてやる。俺の名前は『上条定夜』『元』人間で今は『サイヤ人』だ』

 

『サイヤ人だと…?聞いたことがない種族だな』

 

『私もそんな種族聞いたことがないぜ…?』

 

優希は心の中でこう思っていた。

 

『嘘でしょ!?サイヤ人って…ドラゴンボールのサイヤ人!?そんなことってありえるの!?』

 

『さて、異世界のレミリアよ』

 

『なんだ?光より現れしサイヤ人とやら』

 

『まだこの状況が飲み込めねぇがお前を一瞬の内に倒してやろう』

 

『ほう?この私をか?ふーむ…異世界の奴等は皆無謀らしいな』

 

『奴等?ということは、俺以外にも異世界の奴がいるのか?』

 

『貴様の質問に答えるつもりはない。知りたければこの私を倒してみろ』

 

『良いだろう。お前をぶっ倒して聞き出してやる』

 

と言って、レミリアが戦闘体勢になろうとしたその瞬間、定夜と名乗る男がレミリアに一気に接近し、ゼロ距離の位置にまで達していた。

 

『なっ…!?』

 

声を出す暇もなく、男は腰に納めていた木刀でレミリアを攻撃した。

 

一瞬だった。男はまるで『時を止めた』かの如く接近し、レミリアを攻撃した。

 

優希達は凍った。いや、何が起こったのか分からなかった。

動けなかった。

 

『.....えっ?』

 

『何が...起きたの…?』

 

レミリアは地面に叩きつけられ、立ち上がることが出来ない。

 

『がはっ…な、なんだ今のスピードは…み、見えなかった…』

 

すると、男が降りてきて、レミリアを見下ろした。

 

『だから言っただろう?一瞬だって』

 

すると、レミリアの顔に笑みが零れた。

 

『フッ…フフフ…実に良い…』

 

『な、なんだぁ?叩きつけられて笑ってるぞ…Mなのか?』

 

すると、突然レミリアの体が光始めた。

 

『フッ、一旦退くとしよう。定夜とやら、次は更なる力で相手になろう。それまで暫しの休戦だ』 

 

そう言って、レミリアは消えた。

 

『消えた…一体何だったんだ?』

 

『終わったのか?』

 

『終わったみたいだね…』

 

こうして、意外な形でレミリアとの戦いに終止符が打たれた。果たしてこの男は何者なのか?この男は味方なのか?次回、この男の全てが判明する.....

 

 

 

 




さぁ~出てきましたよ男性キャラ。( ´・∀・`)
いやぁ~この男の子は実は多作品のキャラクターで『東方螺旋録』という作品を手掛けている、作者『月人』さんのキャラクターなんですね(≡・x・≡)
いわゆる、コラボです。(o・ω・o)
今後もこの定夜君は重要人物として参加してもらうつもりなので( `・ω・´)ノ ヨロシクー
えっ?定夜君を呼び出したのは誰だって?
・・・・・
さぁ?一体誰でしょうね(白目&震え声)

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