東方解放記録   作:GRAN

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皆々様2017年になりました。
自分は去年不幸があったため、おめでとうとは言いません。
けれども、心の中ではおめでとうと言っています。
皆様今年もよろしくお願いいたします("⌒∇⌒")
それでは新年1発目の東方解放記録スタートです。


自由の終わり
記録1「ボクの名前は鳳優希」


「ここはどこだ?「ボク」の知らない場所だなぁ...」

 

ボクの名前は「鳳優希」普通の高校生だ。これといった特徴も無く趣味もあまりなく、友達も少ない。(ちょっと寂しい)けれども、人と変わっていることがひとつある。それは...

 

ボクが「女の子」ということだ。

 

見た目は男の子で、喋り方も男の子みたいな感じだし胸もない(貧乳だって貴重価値はきっとあるはず...)こんな成りだから今まで初めて出会った人には女の子と認識されたことがない。(けど、普通の女の子だよ?)まぁ、ボクの自己紹介はこれくらいで良いでしょ。そんなこんなでボクは普通に登校していた。

 

「はぁ...毎日毎日授業とか嫌だなぁ...早く日曜日にならないかなぁ...」

 

「おいおい、またネガティブ発言か?ポジティブになった方が良いぞ~」

 

「ボクはいつだってポジティブさ。けど、授業が嫌なだけ」

 

こいつの名前は「天宮春斗」(あめみやはると)ボクの幼馴染みだ。

 

「ふーん...まぁ良いや、さっさと教室に行くぞ~」

 

「分かってるから引っ張るな~!」

 

「ほれほれ~遅刻するぞ~」

 

「まだ20分も余裕あるよー!」

 

...言っておくけど恋人関係じゃないからね?これがいつも通りの光景だから。数時間後、ボクは授業を終えて帰ろうとしていた。

 

「んー!やっと終わったー!」

 

「お疲れさん」

 

「ホントに疲れたよ~それじゃさっさと帰ってごろごろしますか~!」

 

「ごろごろし過ぎると太るぞ~(笑)」

 

「なっ!春斗!女の子に向かってその言葉はタブーだよ!」

 

「すまんすまん。それじゃ気を付けてな~」

 

「全く...それじゃあねー!」

 

ボクは家に向かって一目散に自転車を走らせた。いつもは、何事もなく家に帰れるはずが、今日は「いつもと違った」

 

「ふんふふーん♪...あれ?」

 

いつもの帰り道に女の人が「倒れていた」

 

「えっ!ちょ、ちょっと!大丈夫ですか!?」

 

「はぁ...はぁ...」

 

女の人はかなり苦しそうだ。

 

「え、えーっと...ど、どうしよう...」

 

周りには誰もいない。かといって助けを求める友達もいない。すると「そ...そこにいるのは誰...?」女の人がボクに話しかけてきた。

 

「ぼ、ボクですか?えーと、ボク名前は鳳優希って言います。...貴女の名前は...?」

 

「わ...私の名前は...「八雲...紫」よ...」

 

ん?八雲...紫?待てよ?どこかで聞いたような...しかもこの人をボクはどこかで見ているはず...すると、八雲紫と名乗る人が場所を聞いてきた。

 

「ここは...どこ?」

 

「ここは日本ですけど...どこから来たんですか?」

 

「そう...ここは「外の世界」...なのね...」

 

外の世界...?あっ!思い出した!この人東方projectに出てくる「八雲紫」だ!ボクはダメ元でどこから来たのか聞いてみた。

 

「あ、あなたはひょっとして...「幻想郷」から来ましたか?」

 

すると、八雲紫が「なぜ...知っているの...?」と言った。

 

やっぱり!この人...あの八雲紫だ!

 

「まぁ...いいわ...優希...」

 

「は、はい!」

 

「あなた...幻想郷に行ってくれない...?」

 

「えっ!?ボクが...幻想郷に?」

 

「ここで出会ったのも何かの縁よ...っ!はぁ...はぁ...」

 

「だ、大丈夫ですか!?」

 

「そろそろ...限界ね...優希...」

 

「な、なんですか?」

 

「後は...「藍」に託すわ...藍!来なさい!」

 

「お呼びですか、紫様」

 

紫が藍と言う人物を呼び出した。その人は尻尾が9本あって、狐耳と思われる尖ったものが頭にあった。

 

「後は...頼むわ...」

 

「おまかせ下さい」

 

そう言って、紫が消えた。

 

「あ、あなたは?」

 

「私の名前は「八雲藍」時間がないから手短に説明するぞ」と言われ、説明を受けた。

 

「...というわけでお前には幻想郷に行ってもらいたい」

 

「ボク何もできないですよ?」

 

「紫様が行けと仰ったのだ。お前なら大丈夫」

 

「あまり府に落ちませんけど...分かりました。個人的にも幻想郷に行ってみたいですし」

 

「分かった。では早速転送するぞ。目をつむってくれるか?向こうに着いたらまた声をかける」

 

ボクは頷き、目をつむった。数分後、どこからともなく声が聞こえた。

 

「目を開けても良いぞ」

 

ボクは目を開けた。すると、先ほどの光景とはうってかわり、周りは木で埋め尽くされていた。

 

「ここが幻想郷か...それにしても、ここはどこだ?ボクの知らない場所だなぁ...」

 

こうして、ボク鳳優希は幻想郷入りした.....

 

 

 

 




ついに優希ちゃんが幻想郷入りしました。ボクっ娘って難しいですね( ´・∀・`)自分は男ですので、多々不自然な所が出ると思いますがご了承下さい(o・ω・o)

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