まぁ個人の感想はともかく東方解放記録スタートです。
霊夢と紫が協力関係を結んで一週間程度が過ぎた頃、どことなく違和感を感じている者がいた。
「なんか最近霊夢の様子がおかしいんだぜ...紫となにかしているみたいだが、どうも引っかかるな...」
私の名前は「霧雨魔理沙」幻想郷にいる普通の魔法使いだ。私は最近霊夢と紫が妙なことをしているので、少し違和感を覚えていた。
「ふーむ...やっぱりおかしいんだぜ。なんか...「幻想郷が壊れ始めているっていうか...」変な感じだぜ...」
そう思った私は、自分と同じことを思っている奴はいないか探すことにした。
私は始めにアリスの家に向かった。
「おーいアリスーいるかー」すると「開いてるわよ、入ってらっしゃい」と、穏やかな声が聞こえた。「お邪魔するぜー」と言って、私は声のした方へ向かった。
「アリス、元気か?」
「急にどうしたの?魔理沙?魔術書でも借りに来たの?」
今、私と話しているのは「アリス・マーガトロイド」私の友人だ。
「唐突で悪いんだけど、なんか最近違和感を感じないか?」
「違和感?別になにも感じないけど...本当にどうしたの?」
私は心の中でこう思った。「ふーむ...アリスはなにも感じていない...やっぱり私の思い過ごしか?」
「いや、なんでもないんだぜ...」
「悩み事があるならいつでも相談してよ?」
「そういうのじゃないんだ。でもありがとう」
私はアリスと少し世間話をして、アリスの家を後にした。
一方その頃、霊夢は…
「ふぅ...紫の言われた通りにしたけど、これになんの意味があるのかしら?」
私が行っていたのは、紫に手渡された「皆が幸せになれる装置」を幻想郷中に設置したこと。正直私はかなり怪しいと思ってるけど...紫が言ってるんだから安心と思って設置していた。
すると「設置は捗っている?霊夢」
「あ、紫。えぇ、順調よ。無事に設置できてる」
紫も、私とは別で動いているようだ。
「紫の方は順調なの?」
「えぇ、順調よ。貴女に心配されるほど歳はとっていないわよ?」
「そうじゃないわよ...ただ単に質問しただけでしょう?」
こんなやり取りがここ一週間続いていた。しかし、ある時妙なことが起こった。それは、「下級妖怪がいように苦しみ、死んでいっている」というものだった。
これは何かの異変と思い、すぐに調査に出かけた。すると、どの場所でもある「共通点」があった。
それは、「全て装置の半径20メートル以内に死んでいる」ということだった。
さすがの私もおかしいと思い、すぐに紫に話を聞いた。
「紫?ちょっと聞きたいことがあるんだけど」
「あらっ?なにかしら?」
「紫に渡された装置の半径20メートル以内に下級妖怪が次々に死んでいってるの、どういうわけか説明してくれる?」
すると、紫が残酷な答えを述べた。
「だからどうしたというの?この計画には犠牲は必ず付き物なの。人間ならともかく下級妖怪で良かったわ」
私は違和感を覚えた。「紫がこんなひどいことを言うはずがない」と
私は思いきって聞いてみた。
「ゆ、紫?どうしたの?なにか変よ?」
「私は別におかしくないわよ?今の私から見れば下級妖怪ごときで慌てふためいている霊夢の方が変よ?」
私は確信を持った。目の前にいる紫は「私の知る紫ではない」と。
私は戦闘体勢になった。
「貴女、紫じゃないわね。本物の紫はどこ?教えなさい!」
「霊夢どうしたの?戦闘体勢になって...私は本物よ。嘘偽りない八雲紫よ」
すると、紫がなにやら「意味深」なことを呟いた。
「フフッ...「肉体」は本物よ...」
私は聞き逃さなかった。
「なんですって!?」
すると、いきなり後頭部に激痛が走った。
「グッ...」
私は地面に倒れた。かすれゆく意識の中で微かに紫とは違う別の人物を確認した。
「もうこの子はダメね。.....しましょうか」
「あぁ、.....してダメなら.....するとしよう」
私の意識が途絶える瞬間耳にした言葉がある。それは...
「せいぜい頑張ってね...『奴隷』ちゃん...」
その言葉を最後に、意識が途絶えてしまった。
少し時間を戻し、とある場所では...
「ここはどこだ?ボクの知らない場所だなぁ...」この世界を変える「重要」な人物が辿り着いていた。
ついに、霊夢までも危険に晒された。霊夢が危険になることにより、幻想郷は大きく狂い始める.....
ついに霊夢が紫と対峙しました。
はたしてこれから先どうなるのか?
それは作者である自分でさえも分からない...