初心者ながら小説を書かせて頂きます。
暖かい目で見ていただくとありがたいです。
それでは東方解放記録始まります。
束縛への始まり
この世の中には「幻想郷」と呼ばれる世界が存在する。幻想郷とは自由で誰もが楽しく暮らせる世界だった。
だが、今は違う。
今の幻想郷は全てを均等に皆が平等に暮らす全く自由と言う言葉が似合わない世界だった。これを例えるならそう...「地獄」だ。
自由も許されず、欲望に縛られた「束縛の幻想郷」この世界が始まったのは、約1ヶ月前のことだった...
事の始まりは、「八雲紫」が突然いなくなったことから始まった。
「そういえば、最近紫が来ないわねぇ~」
私の名前は「博麗霊夢」この幻想郷に存在する「博麗神社」の巫女よ。私は紫が突然いなくなったことに少し疑問を抱いていた。
「う~ん...紫が突然来なくなるのはいつものことだけど、なんか胸騒ぎがするのよねぇ...」
少し胸騒ぎを覚えた私は、紫がどこにいるかを調査することにした。
最初に訪れたのは「冥界」死者の魂が集う場所。ここにいるのが紫の古くからの友人『西行寺幽々子』に話を聞くためだ。
「幽々子~いる~?」すると「どちら様~?」と優しい声が聞こえた。
「霊夢だけど、少し上がっても良いかしら~?」
「良いわよ~」
本人の了承を得て、幽々子が住まう場所『白玉楼』に上がることにした。
「あなたが急に来るなんて珍しいわねぇ~」
「少し野暮用でね。単刀直入に言うけど、紫はどこにいるのかしら?」
すると、幽々子から意外な答えが帰ってきた。
「ごめんなさい...私も分からないの」
私は驚いた。
「分からない?幽々子でも?」
「えぇ。数日前までは顔を出してくれたんだけど、ここ最近全然来なくて...「藍」も呼んだんだけど、来なくて...」
私は幽々子の言葉に少し疑問を抱いていた。
「藍も来ない?」
「そうなの。前まではすぐに来てくれたんだけど、今では全然反応が無いの」
私が抱いていた胸騒ぎが大きくなっていった。
「そう...ありがとう。見つけたら幽々子にも知らせるわ」
「えぇ、お願いするわ」
私は白玉楼を後にして、紫を再び探し始めた。私は片っ端から聞いて回ったが、有力な情報を得られなかった。私が紫を探し初めて早3日、今日も紫を探しに行こうとすると
「ずいぶん久しぶりね、霊夢」
私はこの声に聞き覚えがあった。
「そ...その声は...ゆ、紫!?」
振り返ると紫の姿があった。
「何をそんなに慌てていたの?」
「なんでって...あんたが急にいなくなったから心配で!」
私の目に涙が零れた。
「ふふっ...霊夢はまだまだ子供ね」
「だ...だって...」
すると、紫がある「提案」をしてきた。
「ねぇ?霊夢」
「な...何?」
「私ね?ここ数日幻想郷を離れて少し思い付いたことがあるの」
「思い付いたこと?」
「そう。『皆が等しく均等に暮らせる幻想郷』にしたいと思ったの」
「ふーん...それで?」
「そこで、この計画を実現させるためには、貴女の協力が必要なの。お願いできる?」
私は悩んだ。
「うーん...私にはよく分からない提案だけど、紫には何か考えがあるのかしら?」私は決めた。
「良いわよ、協力してあげる」
「ありがとう。それじゃあ早速行動開始よ」
この紫の提案と霊夢の協力でまさか、幻想郷から自由が無くなるとは今は知るはずがない.....
いかがでしたか?
これからも東方解放記録をよろしくお願いいたします。