これは人外ですか?いいえ、ただの人間です(凍結)   作:爆走ボンバー人間

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今回も話回です

バトルはもう少し後です


ごめんなさい私年下はちょっと・・・

〈キャーかわいい!毛なみももふもふで最高!あ〜ずっとこうしてたい、

これ無しじゃもう生きられないわ!もふもふもふもふ!〉

 

「いやあんたもう死んでるでしょうが」

 

あ、どうも星上院志希です

 

今成仏させる為に琥徹をもふもふさせてます

 

式神である琥徹なら幽体でも触れられるのである

 

え?何でもふもふさせてるかって?

 

まぁ説明が面倒くさいので回想で説明します

 

 

 

 

 

 

 

 

 

いろいろなんやかんやあってはぐれ悪魔を倒した志希であった

 

え?説明が雑い?詳しく知りたい方は前回の話を見てきてください

 

簡単に言うとグレモリーがはぐれ悪魔を倒さないから被害が増える前に

俺がわざわざ討伐しに来たのである

 

結局説明してるって?説明しろって言うから説明したのに

なんで文句言われるんだ?

 

ゴホン!話が逸れてしまいましたね

 

じゃあ今度こそ回想入ります

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

はぐれ悪魔を倒した次に俺が狙ったのは幽霊の女性だ

彼女と喋る前に琥徹がちょっとデカすぎるので小さくする

 

「琥徹ちょっと小さくなってくれ」

 

琥徹はガウ!と軽く頷くと琥徹の体が光に包まれどんどん小さくなっていき

犬サイズぐらいにまで縮んだ

 

〈こ、これは…!〉

 

「まぁ驚くのも無理ありませんがまずは俺の話を

〈かわいい!!〉って言ってるそばから聞いてない!」

 

幽霊の女性はミニ琥徹に飛びつき撫で撫でしていた

 

〈ねぇもふもふしていい?いいよね!ね!〉

 

「いやだから俺の話を〈ダメなの?〉ウッ!」

 

こ、これは男のほとんどが必ずと言っていいほど聞いてしまう

噂の涙目上目遣い!この人、なんて高等技術を!

 

だが甘いな この程度で俺は負けるわけが

 

「別にいいですよ」〈わぁ〜ありがとう!〉

 

負けちゃいました ダメですあんなのに勝てるわけがない

 

あれに勝てるのは枯れてる奴とホモだけだ!

 

〈もふもふだぁ〜!〉

 

「ガウウ!」

 

どちらも大変気に入ったようである

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

はい!というわけで最初に繋がりました

 

え?なんで成仏させるか説明してない?

 

すみません今からするのでお待ちください

 

〈ねぇ君さっきから何一人で喋ってるの?やっぱりあなた可哀想な

「違います至ってノーマルですから忘れてください」そ、そう〉

 

危ない危ない もうちょっとで本当に可哀想な人と思われるところだった

 

「話が逸れていましたがこれはあなたにとっても大事な話なので

よく聞いてください」

 

〈大事な話って…ごめんなさい私年下はちょっと…それに私死んでるし〉

 

「告白じゃありませんよ!!しかもなんか振られてるし!告白してないのに

振られるってなんかすごく虚しい」

 

〈ごめんごめん冗談冗談!ちゃんと聞くから!〉

 

「ちゃんと聞いてくださいよ、それでは…!」

 

やっと話そうとすると今度は近くに悪魔たちが転移してきた

 

「またか!また邪魔が入った!何で俺が話そうとすると邪魔が入るんだよ!

ってかまたあいつか!毎回遅いくせに何で狙ったように俺の邪魔すんだよ!

嫌がらせかこの野郎!話進まねぇよ!読者もいい加減にしろってカンカンだよ!」

 

〈そんな堂々とメタ発言しちゃダメだよ!しかも今回私邪魔してないよ!〉

 

「あ、ああ、すいません取り乱しちゃいました。邪魔したのはあなたではなく

これから来る悪魔ですよ」

 

〈え、悪魔ってさっきの化け物と同じやつってこと?〉

 

幽霊の女性は首をかしげながら聞いてきた

あんまり驚いたり怖がったりしないな、自分を殺した種族なのに

 

「いえ種族は一緒ですがあんな化け物ではありません。でも少し面倒な

ことになるので場所を移しましょう」

 

〈わ、わかった〉

 

 

そのまま俺たちはグレモリー眷属に見つからないように裏口から

簡単に脱出することが出来た。

 

 

 

 

 

それにしても逃げ道も塞がないって…罠かってぐらい簡単に脱出できたぞ

 

本当にあんなのがキングでいいのか?もうキング(笑)じゃないか

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ただいまユー、ごめんちょっと遅くなった」

 

〈お邪魔しまーす!〉

 

家で話す為に連れて来たがこの人全然遠慮がないな

まぁ別にいいけど

 

『おかえり志希 お客さん?』

 

「ああ、そうだ」

 

〈この子も私の事が見えるんだ!嬉しいな!ねぇ!あなたの名前は何?〉

 

『私はユー、ユークリウッド=ヘルサイズ』

 

〈ユーちゃんか!私はミドリ、長田 ミドリ!よろしくねユーちゃん!〉

 

長田さんはニコニコとユーに笑顔を向け話しかけユーは無表情だが

どこか楽しげだった

 

まぁ女同士、何か感じるところがあるのだろう

ユーも俺以外とはほとんど人と話す機会がないからな

 

俺とユーは座布団に座り長田さんの分も出しそこに

座る。浮いているが

 

「二人とも話してるとこ悪いけど大事な話があるからいいかな?」

 

〈そうだったそうだった忘れてた!〉

 

忘れてたって、この人

 

「では今度こそ長田さ〈ミドリでいいよ!〉ミドリさん、大事な話しをするので

よく聞いてくださいね」

 

〈分かった!ちゃんと聞くね!〉

 

「では話しますね。ミドリさん

 

あなたには成仏してもらいます」

〈うんいいよ!〉

 

ガタンッ!

 

あまりの即答に柄にもなくズッコケてしまい卓袱台に顔からぶつかる

 

〈大丈夫?〉

 

「大丈夫です、いきなりの即答に少し取り乱しただけですから」

 

我ながら落ち着いた返しだ

最近驚きの連続だから持ち直しが早くなったという嬉しくない

成長である

 

 

ユーは……!!??

 

俺は今、信じられないものを見てしまった

 

 

 

 

 

 

 

ユーが…一瞬だが口元を抑えて震えていた!!

 

「ユー、お前今笑って『笑ってない』いや絶対笑って『笑ってない』

いやでも『笑ってない』…」

 

頑なに認めないユー、だが今日は良いものが見られた

 

まさかユーが笑うところを一瞬でも見られるなんて、赤飯ものだ

 

〈ねぇ大丈夫?顔がすごくにやけてるよ〉

 

若干引いている様子でミドリさんが言ってきた

 

おっとダメだダメだ、あまりのことに顔に出ていた

 

「すみませんあまりのことに動揺してしまいました」

 

〈そ、そう。でも確かにユーちゃんあんまり笑わなさそうだもんね〉

 

『だから笑ってない それに話が逸れている』

 

「ああそうだった!本当に良いんですかミドリさん。成仏するってことは

自分が消えることを意味すんですよ?」

 

〈ん〜私も流石にそろそろ成仏して一歩を進まないといけないと思ってね。でも…

「成仏ができない、と」そうなんだよねー〉

 

「まぁ簡単に成仏なんてそうそう出来ませんからね。それじゃあ

ミドリさんの未練は何ですか?この世に縛られるほどの強い未練です」

 

〈うーん未練か、

 

 

 

 

 

お婆ちゃんにお別れを言えなかったこと、かな?〉

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〈私の両親は私が小さい頃に事故で亡くなって以来ずっと

私の親代りをしてくれてとっても優しいお婆ちゃんだったの!〉

 

〈でも私が死んだあの日、お婆ちゃんが倒れたって聞いて私は

心配で気が気でなくて急いで病院に行こうとあの廃墟の前を

通った時、気づいたら廃墟の中に入っていてあの化け物に会って食べられちゃったの。

それで気づいたらこんな姿になってたの〉

 

「そうですか、お婆ちゃんに会えないまま死んでしまいそれが

心残りで魂がこの世に縛られてしまったんですか」

 

霊になった人のよくあることであるがそれだけにこの世への

未練も強くそして叶えにくい未練だ

 

伝えたいことがあっても普通の人には幽霊を見ることも話を聞くこともできない

 

文字などで伝えようとしても心霊現象などになり上手く伝わらなかったり

上手くいったとしても生きている人にとっては死んでいる人からのメッセージは

ありえないと受け入れることが出来ず拒絶されてしまうのがほとんどだ

 

〈幽霊になってもおばあちゃんの病室に行こうとしたけど

なぜかあの廃墟から離れられなくて…今覚えば何で

こんなところまでこれたんだろう?〉

 

「ああ、それは多分あのはぐれ悪魔の放つ魔力が原因ですね。

普通の魔力とかならそんな事はないんですけど、異形化した

はぐれ悪魔が持つ魔力は負の気が強いので負の濃度が強すぎて

あそこに縛られてたんでしょうね。俺が浄化したので出てこれたんですよ」

 

〈へぇ~そうなんだ!じゃああなたも魔力を持ってるの?〉

 

「いやただの人間である俺は魔力は持ってませんよ。

その代わり霊力を持ってるんですよ」

 

〈霊力?〉

 

「主に五行や結界術、式神なんかを使役する力です」

 

〈それじゃあ琥徹ちゃんも式神なの?〉

 

「そうですよ。まぁこの話は置いといてミドリさんを成仏

するために今日は遅いから明日辺りおばあさんの病室に

行ってみましょうか」

 

〈え?でもこんな姿じゃあ……〉

 

「不安なのは分かりますがまずはおばあさんの様子を見に

行ってみましょう」

 

〈…そうだよね、うん分かった!〉

 

 

 

 

 

明日の用事が決まり時間も遅かったので俺たちは寝ることにした

 

だが朝ユーはミドリさんの話にずっと付き合っていたらしく

目に隈が出来ていて眠そうだった

 

それでもユーは一言も愚痴や文句を言わなかった

 

 

 

 

 

ユー!なんて優しい子!!

 

 

 

 




はいオリ主の力は霊力によるものでした

え?オリ主能力持ってるって?

神器や魔王の血なんかなく英雄の子孫でもなく天才でも
なくドラゴンは宿していない霊力をもったただの人間ですよ?

別に詐欺ではないですよ

ごめんなさい調子のりました

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