問題児たちが異世界から来るそうですよ?~全裸王(ユウシャ)異世界に起つ   作:固竜

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エロ本を見ただけで顔を赤くする白雪姫ちゃん見たかったんです・・・。まあ、蛇バージョンだった訳ですが。



~だって落としちゃったんだもん 白雪姫へん~

 

 黒ウサギにバレずに“世界の果て”に向かう十六夜達。アストレアが智樹を抱いて飛んでしまったのでイカロスは十六夜を抱いて飛んでいた。

 

 「へぇ、エンジェロイドってのは随分早く飛べるんだな」

 「まだ早く出来ますがどうしますか?」

 「いや、いい。あんまり早かったらせっかくの楽しそうな所を見落としそうだからな」

 

 イカロス達は大体マッハ1で飛んでいる。これでも早いと思うのだが十六夜の動体視力があれば大抵の物は見落とす事はないらしい。

 

 「ヒィ!?木の上を飛べ!!!」

 「大丈夫よ!当たらないわよっと!?」

 「ギャァァァァァァ!?当たる!絶対当たる!?」

 「あははは!当たらないわよ。バーカ!バーカ!」

 「し、死ぬ!!!」

 

 「当たらないもんだな」

 

 イカロス&十六夜ペアは木々の上を、アストレア&智樹ペアは木々の間を飛んでいる。智樹は懐に入れたエロ本を思わず落としてしまいそうになるほど動揺していた。十六夜はそんな2人のやり取りを見てのんきに感想を言った。

 

 『ぴひょ、ぴひょぴひょ。ぴひょ~っ・・・!?』

 

 箱庭、世界の果て付近在住のいろんな事に慣れっ子の鳥達が驚き飛び去っていく。あぁ、今日も箱庭は平和です。

 

 

 やがて、彼らは森を抜けて大河の岸辺に出た。

 地面に足を付けるエンジェロイド達、智樹は先程までのアストレアの行動に怒り心頭といった所だ。だが、アストレアの顔には満面の笑み、それを見た智樹は怒る気が無くなってしまった。

 智樹は岸辺に転がっていた適当な石の上に座って釣りの準備をする。だが、肝心の釣り竿が無い事に気付いた智樹はアストレアに聞く。

 

 「で?どうすんだ?アストレア」

 「え?何が?」

 「釣り竿だよ。せっかくここまで来たのに釣り竿あるのか?」

 「・・・あ」

 「オイ・・・あ、じゃねえぞ!あんな思いさせて竿もってきてないってのか!?ばーか、ばーか!」

 「な、なによ!バカはアンタの方でしょ!気付いてたんならすぐに言いなさいよ!バーカ、バーカ!」

 「オレだって今気付いたんだよ!ヴァーカ!」

 

 結局は言い争いが始まってしまった。それから数分後、どちらも馬鹿だったということで落ち着いた二人。十六夜はその間1人で釣り竿を作っていた。材料はいったいどこからとかそんな事をつっこんではいけない。

 

 「お前ら出来たぞ」

 「「え?」」

 

 その釣り竿は至ってシンプルなものだった。

河釣りを始める3人。それを眺めていたイカロスはふと視界の端に映ったものが気になって横を向く。イカロスは大河の深い所に大きな影を見た。

 

 30分ほど過ぎた頃。

 

 「つ、釣れねー」

 「お腹・・・すいた」

 「マスター、あの」

 「ん?どうした?イカロス」

 「先ほど大きな影が水面に映りました」

 「お、来た来た。6匹目だぜ」

 「あー、もしかしたらこの河の主かもな」

 「へえ、そりゃあ面白そうだな」

 

 智樹の竿には一匹たりとも引っかからず、アストレアはほろりと涙を流す。その中で十六夜だけが釣れていた。主と聞こえた十六夜は次のエサを付けて次の獲物を釣ろうとしている。

 その時だった。智樹の竿が大きく曲がった。

 

 「ウォ!?き、来た。お、おも!?おい、イカロス手伝ってくれ!」

 「はい、マスター」

 「ご、ご飯!?」

 

 「こりゃデカい。もしかしたら本当に主かもな」

 

 智樹は予想を大きく上回った重さに驚きながらもすぐにイカロスに助けを請う。イカロスは智樹と共に釣り竿を握る。それを横目で見ていた十六夜はその魚の引き具合からとても大きなものがひっかったのだと予想した。

 

 「(マスターに喜んでもらいたい) アストレア!手伝って」

 「え、あ、はい!イカロス先輩」

 

 イカロスはこれは一人では釣り上げられないと思いアストレアを呼ぶ。智樹、イカロス、アストレアの3人が精一杯に引っ張ると少しずつ水面に影が浮かんでくる。あと少しだと思った3人は力を入れ直す。

 

 「いきます、マスター!」

 「絶対に釣り上げるんだから!」

 「おう!いっせーの!」

 

 『おぉ!?』

 

 タイミングを合わせ一気に引っ張った。

そして主はついにその姿を現した。太陽に照らされ白く光る体、身の丈30尺強は有りそうな胴体。その尋常じゃない姿に智樹達は思わず釣り竿を手離す。

 

 「な!なんだよあれ!?」

 「デカイ蛇だな」

 

 智樹は驚き、十六夜は冷静に答える。そう、彼らが釣り上げたのはまさしく蛇だった。しかもこの蛇ただの蛇に非ず。実はこの蛇、ここら一帯の大河を仕切る水神の眷族だったのだ。

 

 『い、一体何が起こった!?目の前に食べ物があったから口に入れたと言うのに。いきなり引っ張られるとは・・・いたた、口に何か刺さっておるのか?』

 

 釣り上げられ ズズズ と地面を滑った蛇は巨体を起こし喋った。痛がっているのはおそらく釣り竿の針が口に刺さってしまったからだろう。

すると蛇の口に何か小さいモノ達が集まってきた。

 

 『おぉ、お前達は水精群達。我の口から抜いてくれるのか。感謝する』

 

 水精群と呼ばれた者たちは蛇の口から釣り針を抜いてすぐに消えていってしまった。

 

 「大丈夫ですか、マスター」

 「・・・なぁ、イカロス」

 「はい?なんでしょうか」

 「あれはやっぱり蛇なのか?」

 「・・・・・・はい」

 「うわぁぁ!?俺は家に帰るんだ!」

 

 智樹はこの非現実を目の当たりにして取り乱した。対照的に十六夜は随分と落ち着いていた。

 

 「やっぱりこれ位ないと面白くないよな!」

 

 蛇神はそんな彼らを見て静かに言った。

 

 『貴様達が我を釣り上げたのか、小僧共』

 「ヒィ!?」

 『そうか・・・これは驚いた!いくら油断していたとはいえ人間に我が釣られてしまうとはな』

 

 蛇神の声には少しの羞恥心が含まれていた。たかが人間に釣られてしまったのだ。これが神格持ちの何者かならば分からなくもない。動揺し声だけでも落ち着いているように取り繕った結果、逆に少しの羞恥心が隠せなかったのだろう。結局、蛇神の中では自分を釣り上げたのは人間だという事実は変わらない。

 

 『それでは何かを与えなければな。よ、よし!この鱗をやろう』

 

 顔を近づけて自分の鱗を智樹に与えようとする蛇神、智樹はあまりの急展開に頭が付いて行かずビビりながら両手を伸ばし鱗を受け取る。その時、智樹の懐から何かが落ちた。

 

 『小僧、何かが落ちたぞ。何々・・・ぼよよん、揺れる揺れるおっぱい祭り!私達を脱がさないで~!in教室、運動会編・・・!な、なな、何を持っているのだ貴様は!こ、こんな卑猥な本を持ち歩いていて恥ずかしいと思わないのか!へ、変態!』

 「・・・・・・今、なんて言った?」

 『何度でも言う、この変態!』

 「違う!この本を卑猥な本といっただろう!」

 『な、何を言っている!こら、こっちに向けるな!』

 「これは卑猥な本じゃない。ここに来て初めての俺の友だ、それを卑猥な本扱いなんてお前の方がよっぽど変態だろ!」

 『な!?我は変態だったのか・・・・・・!って、そんな訳ないだろうが!』

 

 「結構、初心なんだなあの蛇」

 「あれはヘビ?それともうなぎ」

 

 顔の辺りを紅く染める蛇神、智樹は蛇神の顔にエロ本を近づけて更に顔を紅くさせる。ちなみにイカロスはいつでも蛇神を撃退できるように備えていた。

 数分の間、智樹と蛇神の言い合いだけが続いた。そして十六夜、イカロス、アストレアの3人は沈黙を保っていたのだった。

 

 

 『も、もういいわ!この話は終わりだ!』

 

 そう言って頭の熱を冷ますために蛇神は大河に潜っていく。だが、すぐに水面に顔を出した。

 

 『・・・こほん。さぁ小僧』

 「俺か?」

 『あの小僧の様に我に挑むのだろう。試練を選べ、知恵か?勇気か?力か?』

 

 少し落ち着いたのか、蛇神は十六夜に対して上からの物言いで喋りかける。その物言いに十六夜は楽しそうに答えた。

 

 「さっきまで情けなかったのによくそんな偉そうに出来るな。なかなか出来ない事だぜ、オマエ」

 『き、貴様!』

 「随分と上から目線で素敵な事を言ってくれるな。そんなに自信があるんなら試させてやるよ。俺を試せるのかどうかをな!」

 『ほう、よく言ったな、小僧ォ!!』

 

 相手が何かをしようとする前に、十六夜は地面を砕いて跳躍し蛇神を殴り飛ばした。蛇神は倒れ込み大河の水がその勢いで溢れだす。イカロスは智樹と空腹のアストレアを抱えて飛ぶ。

 

 「あぶね!あと少しでエロ本が濡れるとこだった。よくやったイカロス」

 「はい、マスター!」

 「おなか減って力が出ません、イカロス先輩」

 「お前はしっかりしろ、アストレア!」

 「なによ!私の気持ちも知らないで!晩ご飯食べてないからもうお腹が減って限界なのよ」

 「アストレア、しっかりして」

 「い、イカロス先輩!(目、目が赤くなってる!何か怒ってる!?)」

 「出来る?」

 「はい!できます」

 「そう(せっかくマスターが褒めてくれたのに怒らせたくない)」

 

 十六夜と蛇神の戦い、水と竜巻と拳が乱れ狂う。イカロスは一時的な加速では早いアストレアに智樹を託す。

 蛇神の起こした竜巻で何度か木が折れ飛んでくるがイカロス達は一度も当たらず避けた。十六夜は竜巻をものともせず、蛇神を殴り飛ばし蹴り飛ばす。蛇神が水面に落ちた衝撃で何度も水柱が出来た。

 正直に言って智樹にはこの出来事が何一つ信じられなかった。イカロス達と他のエンジェロイドが戦っているなら智樹もすぐに状況を受け入れる事が出来る。だが、十六夜は人間だ。普通、人間があんな戦いできる筈がない。先輩や会長にだって無理だと思う。・・・ムリだよな。

 智樹は何の前触れもなくあの手紙について思い出した。『己の家族を、友人を、財産を、世界の全てを捨てて、我らの“箱庭”に来られたし』と書いてあった。これが本当ならば、

 

 (や、ヤバイ・・・。俺達帰れないんじゃないか!?)

 「大きな白いウナギですよ!イカロス先輩!(食べれるかな?)」

 『誰がウナギだ、誰が!?』

 「よそ見なんかしてんじゃねえよ」

 『っ、舐めるな小僧!』

 

 十六夜は目立った怪我は何もなくいい笑顔で暴れていた。蛇神はどんどんボロボロになっていき疲労が智樹達の眼にも見て取れた。誰の目から見ても勝敗は明らかだった。

 

 「―――え?」

 「智樹さん!アストレアさん!危ない!」

 

 アストレアがそれを見て安心したその時、先ほどとは比べ物にならない速さで轟音と共に木々が飛んできた。それと同時に黒ウサギが到着した。黒ウサギが叫ぶ、だがアストレアは一瞬の判断の遅れのせいで避けきれない。黒ウサギが駆け寄ろうとも間に合わない。アストレアは身を呈して智樹を守ろうとした。

 

 「うわああああ 「aegis(イージス)展開」 ああ・・・え」

 

 しかし、アストレア達に木が当たる事はなかった。イカロスのイージスが間に合ったからだ。

 

 「大丈夫ですか、マスター」

 「大丈夫かイカロス!怪我とかしてないか」

 「え、あ。大丈夫です」

 「・・・ふぅ、そっかよかった。ありがとな」

 「大丈夫ですか皆さん!?」

 「ウヒョ!おっぱい揉めれば大丈夫です」

 「ここに来て何を言っているんですかこの変態様!」

 

 相変わらずおっぱいにまっすぐな智樹。黒ウサギのハリセンが高速で智樹の頭を正確に狙って放たれた。

 

 一方、十六夜は戦いが落ち着いたらしく黒ウサギの方にやって来た。

 

 「あれ、お前黒ウサギか?どうしたんだその髪の色」

 「はぁ、はぁ・・・もう、一体どこまで来ているんですか!?」

 

 智樹をハリセンで倒した黒ウサギは息を切らしながら十六夜の方に振り向く。髪の色が変わっている事について尋ねられたが怒りのせいで答える気はなかった。その代わりに質問をする。

 

 「“世界の果て”まで来ているんですよ、っと。まあそんなに怒るなよ」

 

 また、怒りを強めるような答えを!と思った黒ウサギだったがその後の十六夜の足の速さを褒められて途端にいい気分になる。黒ウサギは“箱庭の貴族”と呼ばれる優秀な貴種なのだから当然と言うのも忘れない。だが、そこでふと思った。

 

 (半刻以上もの時間、追いつけなかった・・・・・・?)

 

 いろいろと不可解な事が起きた。“箱庭の貴族”であるウサギに気が付かれないで姿を消した事などを思い返してみると人間とは思えない身体能力だと思った。まあ、今は同士候補の無事が確認できただけで十分だと思うことにした。

 

 「ま、まあ、それはともかく!皆さんが無事でよかったデス。水神のゲームに挑んだと聞いて肝を冷やしましたよ」

 「水神?―――ああ、アレのことか?」

 

 十六夜が指さす方を見て硬直した、水面に白くて長い蛇がひっくり返って浮かんでいたからだ。もしかして死んでいるんじゃなかろうかと黒ウサギは思ったが、その気持ちに気が付いたのか十六夜は、

 

 「さすがに殺しちゃいねえよ」

 

 そう付け加えた。黒ウサギは安堵する。

 

 「それで十六夜さ 『まだ……まだ試練は終わってないぞ、小僧ォ!!』 ・・・蛇神!って、どうやったらこんなに怒らせられるんですか!?」

 

 黒ウサギが話し始めようとすると蛇神はムクリと起き上り叫んだ。黒ウサギも同じく叫んだ。

 

 「へえ、まだ起き上れたのか?」

 『貴様・・・・・・付け上がるな人間!我がこの程度の事で倒れるか!!』

 「皆さん下がって!」

 

 蛇神が甲高い咆哮をあげ、牙と瞳を光らせる。起こした竜巻が水柱を上げて立ち昇る。巻き込まれれば人間の胴体など容赦なく千切れ飛ぶだろう。黒ウサギは庇おうとする。だが、十六夜の鋭い視線はそれを許さない。

 

 「何言ってやがる。下がるのはテメェだろうが黒ウサギ。これは俺が売って、奴が買った喧嘩だ。手を出せばお前から潰すぞ」

 

 本気の殺意が籠った声音だった。黒ウサギはもう始まってしまったゲームに手出しできないと気付いてはがみする。イカロス達は黒ウサギと一緒に後ろに下がった。

 

 『心意気は買ってやる。それに免じ、この一撃を凌げば貴様の勝利を認めてやる』

 「寝言は寝て言え。決闘は勝者が決まって終わるんじゃない。敗者を決めて終わるんだよ」

 『フン―――その戯言が貴様の最期だ!』

 

 蛇神の雄叫びに応え、嵐の様な竜巻が河の水を巻き上げる。水を巻き上げた竜巻の大きさはゆうに蛇神を越える。それは何百トンを超えるだろう。竜巻の数は5つ、生き物のように唸り蛇の様に十六夜に襲いかかる。

 この力こそ“神格”のギフトを持つ者が使う事が出来る生態系を崩しかねない力だった。

 

 「十六夜さん!」

 「十六夜!」

 

 黒ウサギや智樹が叫ぶ。

 竜巻は十六夜の身体を飲み込み―――

 

 「―――ハッ、しゃらくせえ!!」

 

 十六夜は腕の一振りでそれらを全てなぎ払った!

 

 「嘘!?」

 『馬鹿な!?』

 「すげー!」

 

 黒ウサギと蛇神はあり得ないと思い、動揺を隠せない。蛇神の攻撃は決して手心を加えたようなものではなかった。全霊の一撃を放った筈なのだ。それをただの腕力だけで弾かれてしまった。とすれば、十六夜という人間はもはや人智を遥かに超越した力の持ち主であるということである。蛇神はあまりのショックに放心する。

 智樹はこの状況を何とか受け入れた。正確には理解する事を諦めて純粋に楽しんでいたのだが。だってそうだろう、突然異世界に呼ばれて怪物と戦って勝つなんてまるでアニメの話のような体験、なかなか出来る事じゃない。それを目の前で見せられては楽しむなという方が無理だろう。いつか自分もパンツロボと共に大活躍したいと思う智樹だった。

 

 十六夜は蛇神の隙を見逃さなかった。獰猛な笑いと共に着地した十六夜は、

 

 「ま、中々だったぜオマエ」

 

 大地を踏む砕くような爆音。胸元に飛び込み蛇神の胴体を蹴り上げた。蛇神の巨大な身体は空中高く打ち上げられ大河に落下した。その時の衝撃で大河が氾濫し水が森を浸水する。

全身を濡らしながらも十六夜は難なく神格を倒したのだった。

 

 

 「おい、大丈夫かお前」

 『・・・クッ!まさか我がこんな一方的に負けてしまうとは。頭がグラグラする』

 「お前ら凄かったぜ。な! イカロス、アストレア」

 「はい、マスター」

 「大きなうなぎ、食べちゃ駄目なの?」

 「ダメなの!っていうかうなぎじゃねえ!」

 「え!?」

 『た、食べるのか!?』

 「食べていいんですか!」

 「ダメに決まってんだろうがぁぁぁ―――っ!!」

 『た、食べれるキノコならあの辺りに生えていたはず』

 「わーい!ご飯だ!」

 「聞けえええ―――っ!」

 

 智樹は蛇神に近寄って安否を確認。アストレアがよだれを出しながら満身創痍の蛇神に近寄っていく。蛇神はその姿に恐怖した。しかし、咄嗟にキノコの事を思い出しアストレアに伝える。アストレアはキノコに釣られる、ファインプレイだと蛇神は思った。

 

 「・・・全く、あんまり遠くに行くなよ!」

 「分かってるわよ!・・・一緒に食べない?」

 「食べねえよ!一人で行って来い!」

 「・・・ばーか」

 

 『小僧、そう言えばあのひわ・・・お前の友をどこで手に入れた?』

 「え、あっちの方で拾ったけど」

 『・・・そうか(双女神の印があったような、まあいいか)』

 「・・・?」

 『最後の木々は我がやった訳ではないが大丈夫だったか?』

 「うん?・・・大丈夫だった」

 

 

 

 その後、蛇神は、話が終わったようで上に乗って来た黒ウサギに敗者として水樹の苗を渡した。

 




 そはらさんがいないので智樹が中々ボロボロにならないのが悩みの今日この頃。問題児キャラで下手に攻撃させるとシャレにならないから大変です(ギャグ回なら遠慮はいらないのですが)

 会長のイメージが…うーん。何故か、例えば一対一で対峙したら飛鳥のギフトが効かなくて耀が本能的に無条件降伏してしまいそうな気がする。しかも、白雪姫ちゃんも何とかしてしまいそう。

 最後は白雪姫ちゃんと智樹が話している間に黒ウサギたちの会話も終わってしまったと言う事にして欲しいです。

 なかなか進まないし中々全裸にならない智樹・・・いったいいつになったらトモ棒は暴れるのか!それは分からない…。と言う訳で今回はここまでです。

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