もしもブレイブウィッチーズにドリフターズのあの人が来たら 作:ひえん
鬱蒼とした森林地帯の上空をウィッチ二人が飛び回る。地上に目標を発見、そのまま機銃弾を叩き込む。
「目標撃破!」
「まだあそこに!」
線路沿いを駆け回り、森林に身を隠そうとする小型ネウロイの一団。しかし、そこに容赦なく数発の爆弾が突き刺さる。瞬く間に爆炎と破片の暴風を浴びたネウロイは纏めて消し飛んだ。
「よっしゃ!ザマアミロ、バカヤロウコノヤロウ!!」
無線に叫び声が響く。そして、爆撃を終えた一機のIl-2が上昇。叫んだ主は菅野直、異世界に流れ着き、第502統合戦闘航空団に拾われた日本海軍のパイロットである。なお、現在乗っている機体は基地の近所に放棄されていた初期型のIl-2を拾ってきて修復した機体であった。
「直さん、流石!」
「周辺に敵影無し、これで終わりね」
共に飛ぶ二人のウィッチ、下原定子とジョーゼット・ルマールが菅野の戦果を確認。そして、基地へこの地点の制圧を報告した。
ここはペテルブルグより北、ラドガ湖を超えたペトロザヴォーツク周辺の森林地帯。ここを攻撃する理由はバレンツ海方面とペテルブルグの鉄道による補給路を確保する為である。よって、各地でネウロイを掃討すべく陸空で戦闘が繰り広げられた。そして、遂にバレンツ海方面への補給路を奪還する事に成功したのだ。
そして、基地へ帰還した後の事である。下原とジョゼの二人に管野直枝が声をかけた。
「おう、二人とも今日は大活躍だって?最近ずっと調子いいな」
「ええ、あのアドバイスしてくれる人のおかげで」
「ん…?誰だ?」
直枝は首を傾げる。そういう人物は身に覚えがない。
「え?夢に出てくるあのローマ人みたいな人」
「えーと、確かス…ス…ああ、スキピオさん」
「そうそう、凄く助かるよねー」
「お…おう…そうなのか…」
その会話を聞いた直枝は近くにいたニパとひかりに小声で話しかけた。
「おい…サトゥルヌス祭の時の怪しいキノコ食ってからみんなやっぱり変だ…」
「他の人も似たような話してたよ…食べた人全員の夢の中に必ずローマ人が現れるなんて…やっぱり何か後遺症が残ったんじゃ…」
「私、いいお医者さん探してみます!」
そんなことがありつつも昼食時、部隊の皆が集まり食事を始める。本日のメニューはトナカイ肉のシチュー、基地の食料事情はスオムスからの救援物資で幾分か回復していた。更に今後は新たな補給路から物資が運ばれる為、今までの物資不足から解消される見通しだ。そういった事情から部隊内の緊張感はある程度、解消されてきた。
「うめえなあ、いくらでも腹に入りそうだ。下原ちゃん、おかわり!」
「定ちゃん、私ももう一杯…」
「はいはい、たくさんあるからもっと食べていいよ」
皆が食事をしていると、クルピンスキーが食堂に入ってきた。すぐに席に座り食べ始めた。
「お、今日は豪勢だねえ。しかし、これには『ぶどうジュース』が欲しくなるなあ」
「ぼやかさずに素直に『葡萄酒』と言えばいいだろう」
「ハハハ…いやー、飲めない子もいるから、ね?」
クルピンスキーの一言に直のツッコミが飛んだ。しかし、無いものは無いのである。欲しがろうとも出ては来ない。ただし、何故か直の部屋にはいつも酒が転がっている。何故あるのか、それはこの基地の謎の一つである。
そんな最中、部隊長であるラルとロスマンが資料を持って食堂に入ってきた。
「そのままでいい。新しい任務だ」
「ブリタニアからの輸送船団がバレンツ海のムルマンに入港します。そこで、その船団を護衛してほしいという要請がありました」
「ネウロイの出ない安全地帯だが、断れん。派遣人数は5人、菅野大尉とクルピンスキーに行ってほしい。他に連れて行く三人は二人で自由に決めていい」
「えー…面倒だなあ。他の人でよくない?」
クルピンスキーは露骨に嫌そうな顔をする。そこでロスマンが写真を取り出す。
「万が一の為、船団にはこのウィッチが護衛として配属されています」
「むむっ、美人…行きます、行かせていただきます」
写真を見て即座に任務に志願。要するに写真のウィッチ目当てである。それを見てロスマンは頭を抱えていた。
「また、現地で新型ストライカーユニットを受領して戦力増強を行います」
「新型!?行く、行かせてくれ!」
「よし、一人決まり。後は、ニパ君とひかりちゃんにしよう。これでいい?大尉殿」
「餅は餅屋だ。専門家に任せる」
「じゃあ、決まりで」
人員が決まったところにラルが一言付け加えた。
「ああ、今回は物資輸送も兼ねる。だから輸送機でムルマンまで行ってもらう」
「輸送機?それはまた珍しい」
「単純な理由だ。そもそも大尉が飛べんし、ストライカーだけだとまともに荷物が運べん」
「ああ、なるほど」
「出発は明朝。準備をしておけ」
そして、翌朝。基地から少し離れた仮設滑走路に作戦参加者である直、機材破壊の常習犯3人組(直枝、ニパ、クルピンスキー)とひかりが集まる。滑走路の側では輸送任務に参加するC-47がエンジンの暖機運転を行っていた。その間に貨物としてストライカーユニットと装備が積み込まれていく。
「ほう、ダグラス輸送機か」
「そっちではそう呼ぶのか」
「ああ、メーカーの名前でな。DC-3をみんなそう呼んでた」
「なんか似たような名前の会社があったな…というか、そっちにもDC-3あるのか」
「やれやれ、今日はのんびり座っていられるなあ」
「みんなも一緒なら今日こそは故障や事故には合わないで済むね!」
「おい、ニパを今すぐ基地に戻せ。オレは落ちたくない」
「えー…なんか扱いひどくない?」
雑談しながら出発時間を待っていると、下原が基地からやって来た。
「お、下原ちゃん。どうした?」
「直さん、これどうぞ。お弁当です、こっちのポットにはスープが入ってます。途中、皆さんで召し上がってください」
「おお!朝早くにすまんな。お前らー!喜べ、差し入れだー!」
弁当という旅のお供を手に入れた作戦参加者の士気は上がる。そして意気揚々とC-47のタラップを駆け上がっていく。両翼のエンジンが唸りを上げて機体が滑走路へ移動する。外では下原と整備員達が手を振って送り出す。それを見たひかりとニパが窓から手を振り返す。エンジンの回転がさらに上がる、機体がぐんぐん加速してそのままゆっくりと朝の空へと浮き上がる。そして、一行を乗せた機は北へと針路を向けた。
ペテルブルグからムルマンまでは約1000km。航路はネウロイの行動範囲から外れているものの、万一を考えて内陸を飛ぶ。4、5時間のフライトである。機内には座席が並べられている。ただ、旅客機と違う点は座席が胴体の左右両端に配置され、互いに向かい合う形となっている点である。片側に直、直枝、クルピンスキー。反対側にニパとひかりが座る。機体の後方にはストライカーユニットと武器が置かれていた。帰りには持ち帰る物資もあるから空きスペースは無くなるだろう。飛行は今の所順調。輸送機とはいえ、原型は大ベストセラーの旅客機とだけあり、戦闘機やストライカーユニットよりもはるかに快適である。ひかりは物珍しそうに機内をあちこち見て回る、コクピットへ見物に行って興味津々の様子である。ニパは座席ですやすやと寝ていた。
そして、向かい側の座席では…
「そういえば、ちゃんと聞いたことが無かったけど、大尉殿は今までどんな所で飛んできたんだい?」
クルピンスキーが直に聞いた。
「オレか?だいたい太平洋の南の島だ。その後はずっと内地」
「いいなあ、この北国より快適そう」
「バカ言え、ただの地獄だ」
「海に落ちても寒くないし」
「サメに喰われる」
「それは嫌だな」
直枝も話に加わった。
「なあ、敵機を撃墜した事ってあるのか?」
「そりゃあるさ」
「撃墜されたことは?」
「ある、機体が火達磨になった。なんとか脱出はできたが」
「そうか…」
直枝は数日前の不思議な夢を思い出す。直の話を聞いてそれがただの夢では無いという妙な確証を覚えたのだった。
「それより、チビ。今度本貸せ」
「あ?絶対貸さねえ」
「ケチ」
「うるせえ、自腹で買え!」
元文学青年と文学少女の大喧嘩が始まりかけたものの、機はそのまま順調に飛んだ。そして、昼頃に輸送機は目的地の滑走路に降り立つ。貨物扉からストライカーユニットが降ろされる。この基地で直枝とクルピンスキーは新型機を受領する事となっている。しかし、この後の船団護衛任務に参加する事になっている為、すぐに慣熟飛行をしなければならない。新しいユニットでいきなり実戦を飛ぶわけにはいかない。不慣れな状態だと事故のリスクが跳ね上がるのである。整備によるユニットの点検が終わるまで、一行は受け取る物資の確認へ向かった。
「こりゃ凄い」
「基地の品薄っぷりが嘘のようだぜ」
「これでもまだ一部みたいだよ」
基地の敷地はどこも物資が山積みとなっていた。担当者に案内されて倉庫に入る。受領する物資は、ラルとロスマン向けの新しいユニットと他のユニットの整備部品、補充用の武器弾薬、食料と日用品に医薬品…輸送機に積み込む物資は急を要する一部だけであり、他の物資は陸路である鉄道を使って運ぶ。特に急を要するのは新ユニットと整備部品である。それらを確認し終えた所でクルピンスキーが趣向品の入った木箱を開ける。そして、中身を取り出してニヤリと微笑んだ。そこに整備からユニットの点検と整備が完了したという報告が飛んできた。一行はユニットのある格納庫へ向かう。
「おお、新型だ。紫電二一型…オレの紫電改だ!」
「こっちはボクのBf109Kだね」
ニパに整備員が報告を入れた。持ってきたユニットを一緒に点検してもらっていたのだ。
「えっ!?ユニットが壊れてて飛べない!!?しかも重整備送りじゃないと直せないの!?」
「じゃあ、明日の作戦はどうするんです?」
「ニパ君、これ使いなよ。ボクは念のために持ってきたユニットがあるし」
「え、いいの?」
「ボクは使い慣れたユニットの方がいいからね」
そして、直枝とニパの二人が新ユニットで空を飛ぶ。
「二人とも、慣らしなんで無茶しないでほしいとの事です」
「分かってらぁ!管野一番、出るぞ!」
「カタヤイネン行きます!」
2人のウィッチが飛び上がる。一気に加速してフワリと飛び上がった。そのまま上昇、動作を確かめる為に少しづつ旋回や上昇降下を行っていく。
「今までと大違い、加速力も切り返しの速さも段違いだ」
「カンノー、こっちのK型もすっごい速いよ!」
「くっそー。雁淵のやつ、こんないいもん乗ってやがったのか」
下から直とひかりの二人が、上空の直枝とニパの曲芸紛いで飛ぶ姿を見ていた。
「おーおー、新しいの貰ったからってずいぶんと舞い上がってらぁ」
「二人ともどうですかー?」
「へっへー、もうお前らにでかい顔はさせねえぞ」
「うるせえバカヤロウコノヤロウ、調子に乗んな!」
「ああっ!?やるかテメエ?」
「上等だ、後で海にぶん投げてやらあ!」
「ああ、こっちこそ全力で殴ってやらあ!」
「ま…まあまあ、落ち着いて」
そんな中、クルピンスキーはさっき木箱から取り出した瓶の栓を開けていた。
「うーん、たまらないねえ。ああ、うまいっ!」
それにひかりが尋ねる。
「何飲んでるんです?」
「これは美味しいぶどうジュースだよ」
「えー、ジュースなら私も飲みたいです」
「駄目だよひかりちゃん、これは大人のぶどうジュースだから…おお!あそこに陸戦ウィッチのかわい子ちゃんが!」
「ああ、どう見てもワインだな」
「えー、お酒かー」
そして、そのまま飛行を終えた二人が降りて来て解散となった。ウィッチ一行はサウナに入った後、そのまま宿舎で就寝していた。直は外を歩いていた。飛行場に駐機していた機体を見ていたのだ。
「あ、大尉殿」
クルピンスキーが手を振りながら呼び掛けてきた。明らかに酔っている。
「一人でずいぶん楽しんでるな」
「まあまあ、大尉殿。お酒なら各国のやつがより取り見取りだよ」
「おっ、こっちにもくれ」
二人で基地の片隅で飲みだした。空き瓶の数が増えていく。
「クルピンスキー、今回あの三人を何故選んだんだ?」
「ああ…それはね、経験を積ませたかったから。ウィッチは20歳頃から魔力が低下して戦えなくなる。うちの基地のベテラン…具体的には隊長やロスマン先生だね。あの二人もあと数年で第一線を退かないといけない。その抜けた穴を埋めるためにも年少三人組に多くの経験を積んでほしいんだ」
「お前、意外と真面目なんだな」
「ひどいなあ。ボクだって士官で中尉だよ」
「素行不良」
「大尉殿には言われたくないねえ」
「うるせえ、もっと飲め!」
「え?その酒は強すぎる…ちょ…うわあ!」
夜は更けていく。
翌朝、船団護衛任務に飛ぶために皆が集まる。しかし、指揮官たるクルピンスキーがいつになっても来ない。
「どうしたんでしょう?」
「さあな。何やってんだか…」
「あ、来た」
「…おはよう、みんな」
ふらふらとした足取りでクルピンスキーが歩いてくる。顔は真っ青である。
「クルピンスキーさん、大丈夫ですか!?顔がおかしいですよ!」
「大丈夫、大丈夫…ひかりちゃんは今日もかわいいねえ…」
「今日は休んだ方が…」
「ニパ君、心配無用だよ。どうしても行かないと…」
「中尉…そこまで頑張るなんて」
「ボクは護衛のかわい子ちゃんを迎えに行くんだ…!」
「うわあ…」
「5発ぐらい殴りてえ…」
そんな中、直が格納庫に入ってきた。
「よお、今から出撃だろう。見送りに来たぞ」
「直さん、クルピンスキーさんが!」
「ん?…二日酔いだな、情けない」
「大尉殿は何故あれだけ飲んでケロッとしてるの…?」
「適当に何か機体借りて俺も行くか?」
「いやいや、大尉殿。任務は専門家に任せて…代わりに物資受領の書類片づけといて」
「よし、蹴るか」
「おう、その後に殴らせてくれ」
「おっと、もう時間だ。飛ばないと」
ダブルカンノから襲撃される危機から逃げる為、クルピンスキーはそそくさと飛び上がって行った。
「あ、テメエ。勝手に一人で飛ぶな!」
「ああ、待って!待って!」
「おいて行かないでくださーい!」
残りの三人も慌てて飛び上がって行った。残された直は…
「仕方ない、やるか…」
物資の積み込みの手伝いと、書類を片付けるべく基地の施設へと歩いて行った。そして、書類を片付け終わり、輸送機に積む積荷の搭載を見ていると、格納庫の隅に積みあがった物資の山の片隅にある物を見つけた。そして、輸送機乗員に尋ねた。
「おい、後どの程度積む余裕がある?」
「そんなにでかい物でなければまだ乗ります」
「そうか、すまんな」
そして、基地の物資担当者にも尋ねる。
「おい、あれは貰って行ってもいいか?」
「ああ、あれですか。扶桑からこっちに展開していた部隊宛に運ばれてきたのですが、その部隊は受け取る前に帰国してしまったのです。このままだと捨てるしかないのでいいですよ。むしろ持って行って貰えるならありがたいです。置場が少しでも空くので」
「おお。では、ありがたく」
そのある物を土産として輸送機へと積み込んだ。
そして、しばらく経った頃…飛び上がったウィッチ3人が真っ青な顔で直の元にすっ飛んできた。
「大変です!クルピンスキーさんが!」
「何!?」
「事故か被撃墜で海に落ちました!それで病院に運ばれたとのことです!」
「すぐに病院に行くぞ!」
基地の病院に4人が転がり込む。そして医師からクルピンスキーの状況を確認した。意識ははっきりしており、怪我もそこまでひどいものでは無いとの事であった。皆がホッとしてクルピンスキーの病室へと向かう。
「アイツめ…一人でカッコつけて大物に殴り込むからああなるんだ」
「なんだ、大物が何匹も来たのか?」
「2体も大きいのが来たんだ。船団護衛のウィッチはすぐにやられちゃったみたいで…」
「大変でしたよー。大きいのから小さいネウロイがいっぱい出て来て」
「まあ、船団の大部分が無事たどり着いてよかったぜ。向こうの指揮官も喜んでたし」
戦闘の様子をウィッチ達が直に話しながら病院の廊下を歩く。規模の大きい病院らしく広い。ほぼ話し終わったところでクルピンスキーの病室にたどり着いた。ひかりがドアをノックして扉を開ける。
「失礼しまーす」
「クルピンスキー、大丈夫か?って…」
クルピンスキーは片足を怪我したようで、その足をギプスで固定していた。が、問題はそこではない何故か船団護衛のウィッチに親身に看護されていたのだ。どうやら、先の活躍で惚れ込んだらしい。クルピンスキーもそのウィッチに口説き文句を並べていた。一方、それを見た4人は呆れていた。
「よし、予定通りペテルブルクに帰ろう」
「ああ、そうしよう」
「中尉なら一人で帰れるもんね」
「ちょっと、みんな酷くない!?」
「だって元気じゃないですかー」
そんな病室に一人の兵士がやって来た。
「こちらに菅野直大尉はいらっしゃいますか?」
「俺だ」
「手紙をお持ちいたしました」
「俺に手紙だぁ?」
「飲み屋の請求書じゃねえの」
「ねえよ」
そんな事を言いながら手紙を受け取る。その兵士は足早に帰って行った。そして、手紙の裏の差出人を見る。すると、直が一瞬固まって細かく震え出した。
「おい、誰からだ?」
「どわっははは!生きとったんか!!」
「お、おい、どうした。誰からだったんだ!?」
「『人殺し多聞丸」め!」
差出人には「大日本帝国海軍少将 山口多聞」と所属と氏名が書かれていたのであった。
「何!?向こうの世界の人間からの手紙!?部隊外の人がいるここで話すのは不味い、場所を変えよう!」
病院の外の広場に移動して手紙の中を見る。直枝とひかり、ニパものぞき込む。
「うーん、扶桑語…?読めない」
ニパの一言に全員がずっこけた。
「仕方ねえ、訳してやる」
オラーシャにいるという日本海軍航空兵へ
扶桑政府関係者から同じ日本人がこの世界にいると聞き、この書を認める。私は大日本帝国海軍少将 山口多聞である。貴官は新鋭戦闘機と共にこちらへ来たと聞いたが、当方は空母「飛龍」と共にこちらへ来た。現在は欧州各地を視察中である。一度、貴官に会って話を聞きたいと思っている。もしも、貴官に当方と会いたいという意思があれば下記に返信されたし。
「直さん!会いに行きましょう!!」
「向こうにも飛龍という艦名の空母があるのか…しかし、空母ごと来るなんて」
「直さん、どうするの?」
「バカヤロウ、そりゃ会うに決まってらぁ!」
すぐに手紙を送った。次は502基地に手紙を送られたし、と記載して。
あの人から手紙が来たようです
スキピオ先生に出番が出来たよ!やったね!!
502各キャラからのダブルカンノの呼び方の区別をどう付けるかが意外と厄介だったり
※追記
皆さんありがとうございます!
久々の投稿ですが、マイペースで完結まで進めていきたいと思います
誤字訂正