もしもブレイブウィッチーズにドリフターズのあの人が来たら   作:ひえん

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(続きが)できちゃった…

なお、菅野の出番は少ない


聖なる夜に

南洋島

 

 海水を蹴って扶桑海軍の九七式飛行艇が飛び上がる。任務はいつもと同じ哨戒だ。飛び慣れた南洋を今日も行く。

 

「今日は天気がいいな」

 

 機長が言う。

 

「絶好の海水浴日和でありますな」

「うん、本土からの観光客は大喜びだろうな」

 

 暇つぶしの雑談で盛り上がる中、電探員が言った。

 

「機長、電探に感、3時方向」

「何?妙だな、航路からだいぶ外れているが…」

「漁船でしょうか?」

「ちょっと確認しに行くぞ」

「了解」

 

 九七式飛行艇がいつものコースから外れ、未知の艦影を求めて飛行する。それが漁船や客船ならいいが、違法な密漁船や非合法な行為を行う船である可能性もあるのだ。確認する必要がある。しばらく飛ぶと、搭乗員の目が異様な艦影を捉えた。

 

「前方に艦影!あれは・・・!?」

 

 明らかに民間の船ではない。軍艦の中でも特異な艦影を持つそれは…

 

「空母!?なんでこんな所に…?」

「こいつは…!?なんだ、このひどい損傷は…」

「中型空母と思われますが、所属は不明!」

「司令部に至急電だ!急げ!!」

 

 

ペテルブルグ基地

 

 ひかりが風邪で倒れた。ウィッチはケガや病気になりにくい。だが、ひかりの場合は魔法力が低いことと度重なる実戦による疲労が重なり倒れてしまったのだ。

 問題はそれだけではなく、基地の状況は苦しいものとなっていた。ネウロイの攻撃によって複数の貯蔵庫が破壊され、物資、食料が大きく不足していたのである。

 

「…よって、明日のサトゥルヌス祭は中止にする」

「ええー!!」

 

 ラルの通達にニパは大きな声を上げた。

 

「何が『ええー!!』だ。どうせ、祭でひかりを喜ばせようとしたんだろう」

「分かってるなら賛成してよ」

「物資も食料も不足してるんだ、無理だって」

 

 二人は廊下で歩きながら話す。そして、見舞いのためにひかりの部屋へと向かった。

 

ひかりの部屋

 

 ひかりが目を覚ました。

 

「あ、起きた」

「二人ともどうしたんですか…?」

 

 事情が分かっていないひかりに二人が説明した。

 

「えっ!私、風邪で倒れたんですか!?」

「ごめん、私がソリになんて付き合わせたから…」

「いえ、私の気が緩んでたせいです」

「ひかりのせいじゃないって!」

「私、ただでさえ役立たずなのに、風邪で倒れちゃうなんて…」

「早く元気になって、また一緒に飛ぼう!」

 

 直枝がさらに何か言おうとするニパを制し、ひかりを寝かす。

 

「燃料不足で基地内の暖房が止まってるんだ。温かくしてさっさと寝ろ」

「直枝さん…」

 

 見舞いの帰り道、ニパは直枝に言った。

 

「やっぱり、サトゥルヌス祭をやろう」

「言うと思ったぜ」

「私、少しでもひかりを元気づけたい!この基地に来て良かったって、そう思ってほしいんだ!」

「ったく…でも、隊長が中止しちまったしなあ。そもそも基地にはすいとんぐらいしかないぞ」

「それでも、出来るだけのことはやっておきたいんだ」

「そんなこと言ってもなあ…」

「そうだ!他のみんなにも相談してみよう!」

 

 そして、二人は格納庫や厨房で他の隊員たちにアイディアを募った。その結果、プレゼントはサーシャから、料理は下原とジョゼの二人から提案を受けることができたのだ。

 

「食事とプレゼントの当てはついたね」

「ああ。もっと、なんとかならねえかなあ」

「直さんに相談してみる?」

「アイツに一言でも言ってみろ。あっという間に基地中に話が広まって、終いには隊長にまで知られるぞ」

「うーん…じゃあ、クルピンスキーさんに相談してみようか」

「アイツかあ…」

 

クルピンスキーの部屋

 

 二人はクルピンスキーにこれまでの経緯を話し、相談してみた。

 

「え?祭でひかりちゃんのハートをゲットしたい?」

「そんなこと言ってねえよ」

「冗談だよ、冗談。じゃあ、お詫びにいいこと教えてあげる。実はこの基地にはサトゥルヌス祭の夜に、銀髪の狐女が現れるんだ」

「「狐女?」」

「身長151cm、年は19歳って本人は言ってるけど、ほんとはサバを読んでる婆さん狐で、夜な夜な若いウィッチの生き血を啜って回るんだ」

「生き血を…」

「へっ…そんなヤツ居るわけが…」

 

 その話に怯える二人。その時、クルピンスキーは深刻そうな表情をして指をさした。

 

「後ろに…!!!」

「「うわあああー!」」

 

 二人は叫びながら部屋を飛び出した。それを見て爆笑するクルピンスキー。すると、部屋に誰か入ってきた。狐が使い魔で銀髪の女性…エディータ・ロスマンである、明らかに怒っている様子である。

 

「初耳だわ、そんな言伝え…」

「き、狐女…いや、これはその…ぎゃあー!!!」

 

サトゥルヌス祭当日 司令官室

 

 ロスマンとラルが話し合っていた。それを紅茶を飲みながら暇そうに眺める直。

 

「ニパさんと直枝さんが祭をやるようです」

「そうか。なら、今日は二人とも非番でいい」

「寛大なんですね」

「そうじゃない、今は哨戒任務すら減らして、次の作戦に備えたい状況だ」

「あら、てっきり隊長も祭に興味があるのかと…それと、クルピンスキー中尉の風説の流布に対する懲罰の件ですが」

「モミの木…」

「は?」

「サトゥルヌスにはツリーが必要だ」

「なるほど、モミの木の入手に行かせるんですね」

「そうだ」

 

 話を聞き部屋を出ようとする直。そこにラルが問いかけた。

 

「ん?どうしたアドバイザー?」

「ちょっと野暮用が」

「そうか、厄介事だけは作るなよ」

「分かってるって」

 

 基地の外の森ではクルピンスキーが斧を振るい、盛大にため息を出しながらモミの木を切り倒そうと奮闘していた。彼女の首には「私は虚偽の情報を流布しました」という看板がぶら下げられていた。

 一方、格納庫では直枝、ニパ、サーシャの三人が作業をしていた。ひかりへのプレゼント作りである。作っているのは木彫りの人形だ。三人ともナイフで木材を削る。

 

「サトゥルヌス祭のこと、ひかりさんには言ってないの?」

「うん、ひかりをびっくりさせたいんだ」

「分かったわ。あら、直枝さんできた?」

「できた!我ながらいい出来だぜ」

 

 そういう直枝に対して、サーシャが感想を言った。

 

「かわいい猫ね」

「犬だ…」

 

 その時、格納庫に誰か入ってきた。ひかりである。

 

「おはようございます!」

「うわ、ひかりだ!」

「隠せ隠せ!」

 

 慌てて人形と木材を片付ける三人。そして誤魔化すためにサーシャが直枝を正座させ、ニパが慌ててひかりに駆け寄り言った。

 

「駄目だよ、まだ寝てないと」

「でも、私、昨日一日寝てたからトレーニングをしないと…熱も下がったし…」

「いや、まだ少し熱があるみたいだから寝てないと…」

 

 その時、格納庫にモミの木が投げ込まれた。それに仰天する面々。そして、クルピンスキーが格納庫に入ってくる。

 

「いやー、やっと運んでこれた。一番でっかいヤツ採ってきたからねー。あ、ひかりちゃん見て見て!」

「あっ、中尉、ダメー!」

「ひかりちゃんのためのツリーだよ」

 

 それを見て盛大に頭を抱える直枝とニパ。すべてが台無しになった瞬間である。

 

「私のためのツリー…?」

 

 そう言ってふらふらと倒れそうになるひかりを支えるニパ。

 

「やっぱり、まだ寝てないと駄目だよ」

 

 ニパはひかりを部屋へと運んだ。そして、ひかりをベッドに寝かせるとこれまでの経緯を全て説明した。

 

「私のためにお祭りですか?」

「うん。今、中尉とロスマンさんが美味しいキノコを採りに行ってるよ」

「ニパさんって優しいですね…あっ、私、サトゥルヌス祭ってよく知らないんですが…」

「欧州各地の冬至の伝承が集まって祭りになったんだ」

「へえ…直さんのためにはやらなくていいんですか?」

「あはは、あの人は毎日お祭り騒ぎで楽しそうだから」

「ふふ、そうですね」

「あ、そろそろキノコ届いたかな?ちょっと見てくるね」

 

 そう言ってニパは部屋を出て厨房へと向かった。

 

 厨房に近づく、すると美味しそうな香りが漂ってきた。どうやら、採ってきたキノコで早速料理を作っているらしい。だが、どこか様子がおかしい、やけに静かなのだ。変だな、と思いつつも厨房に入る。すると…

 

「どうしたの、みんな!?」

 

 厨房には下原、ジョゼ、ロスマンの三人がいた。だが、皆机に倒れこんでいた。ニパは仰天して問いただす。

 

「こ、このキノコを食べたら…」

 

 そう言ってロスマンが震える手で器を指さした。ニパが中身を慌てて確認する。すると、今までに見たこともないようなキノコが入っていた。

 

「何、このキノコ…見たことないよ…」

「クルピンスキーさんが、絶対美味しいって…」

 

 下原が弱々しく返事を返す。三人とも息が荒く、顔が真っ赤だ。その時、背後からクルピンスキーに話しかけられた。

 

「ニパ君ごめん、せっかくの祭を台無しにして…」

 

 そう言って、クルピンスキーは崩れ落ちた。彼女も例のキノコを食べたらしく、他の三人と同じような状態だった。ニパの顔が青くなる。最早、祭りどころの状況ではない。早く皆を医務室に運ばなければ…そう思った矢先である。

 

 空襲警報が鳴り響いた。

 

「中型ネウロイ一機、当基地に向けて接近中!」

 

「なんでこんな時に!」

 

 ニパは格納庫に駆け込んだ。すると…

 

「サーシャ!おい、しっかりしろ、サーシャ!」

「くそ、こっちもか…」

 

 サーシャが机に倒れこんでおり、それを直枝が必死に介抱しようとしていた。どうやら、目の前でサーシャが倒れたことでパニックに陥っているらしい。

 

「カンノ!出撃しないと!!」

「でも、サーシャが!」

「医務室に運んでも基地ごとやられたら意味ないよ!行こう!!」

 

 その時、無線が鳴った。隊長からだ。

 

「ニパ、直枝、聞こえるか?今飛べるのはお前たちしかいない。頼んだぞ」

「了解!」

 

 その時、ひかりが格納庫に飛び込んできた。

 

「ニパさん!直枝さん!」

「ひかりは来ちゃ駄目だよ!上官命令だからね!みんなのこと任せたよ!」

「…了解」

 

 ひかりにそう伝えて、二人はストライカーユニットに飛び乗った。その時、ネウロイからの攻撃が基地に着弾した。格納庫前に立てておいたモミの木に直撃、炎上しながら倒れた。

 

「ツリーが!」

「くそ、よくも!」

 

 二人は炎をかいくぐり飛び上がった。すると、格納庫に直が駆け込んできた。

 

「敵か!?」

「あっ、直さん!みんなをお願いします!私、ニパさんたちを手伝ってくるんで!」

「お、おう…?」

 

 そう言うと、外へ勢いよく駆け出すひかり。一方、直はみんなを頼むと言われたが、状況がさっぱり読めない。何が起きているんだ、そう思いながら辺りを見回すと、机に倒れこんでいるサーシャを見つけた。急いで駆け寄り様子を見る。息が荒い、顔も真っ赤だ。

 

「こりゃあ、ただ事じゃねえな」

 

 一方、上空に上がった二人はネウロイを探していた。続けて隊長から無線が飛んでくる。

 

「発見が遅れたのは何らかの能力によるものと思われる。十分に警戒しろ」

「了解!隊長は大丈夫そうでよかった…」

「そうだな、他の連中のことも何とかしてくれるだろう」

 

 ラルは受話器を置き、そのまま机に倒れこんだ。机の上には空の器。ラルも例のキノコを食べていたのだ。そんな事を知らない二人はネウロイを探す。

 

「いた!あそこだ」

「よし、ニパ!行くぞ!」

 

 二人は上昇、ネウロイの上方から攻撃を仕掛けるつもりだ。射程に入った、機関銃を撃つ。すると、ネウロイが姿を消した。

 

「消えた!」

「カモフラージュ!?」

「くそ、どこだ?」

 

 その頃、地上では…司令官室の扉が勢いよく開き、直が駆け込んできた。

 

「おい!隊長大変だ!」

 

 だが、ラルも机に倒れこんでいた。

 

「くそ、こっちも駄目か…」

 

 その時、ラルがフラリと立ち上がった。そして、直へとふらふらと歩いてくる。そして、直に倒れこんできた。慌ててラルを支える直。すると、ラルが何かを呟いた。

 

「神様…」

「は…?」

 

 一方、上空では二人がネウロイを探し回っていた。その時、無線が鳴った。ひかりからだ。

 

「11時の方向にいます!」

 

 その方向へ向けて飛ぶ。だが、見当たらない。

 

「いないよ?」

「え?私からは見えてますけど」

「まさか!?」

 

 ニパは何かに気付いたのか、急降下し高度を下げる。そして、体を反転させ上を見上げる。すると…

 

「いた!やっぱり上だけカモフラージュしてたんだ!」

「姿が見えりゃこっちのもんだ!」

 

 二人はネウロイに機関銃を撃ちまくる。だが、弾が突然出なくなった。

 

「うわ!?弾が詰まった!?」

「嘘だろ!?こっちもだ!」

 

 すると、ネウロイがここぞとばかりに猛反撃してきた。翻弄される二人、必死で攻撃を避ける。

 

「くそ、なんとか近づければ…!」

「なんでこんなにツイてないんだ!」

 

 万事休す、二人がそう考えたその時である。どこからかロケット弾が飛んできてネウロイに命中、コアが露出した。

 

「コア確認」

 

 機銃弾が的確にコアへと撃ち込まれ、ネウロイは四散した。

 

「誰が撃ったんだ…?」

 

 直枝がそう呟くと背後から声が聞こえた。

 

「よう、ニパ!」

「イッル!」

「ネウロイ撃破確認、オールグリーン」

「サーニャさん!」

 

 ネウロイを撃ったのは元501統合戦闘航空団に所属していたエースの2人、エイラ・イルマタル・ユーティライネン「イッル」少尉とサーニャ・V・リトヴャク中尉であった。そして、二人の飛んできた方向を見ると輸送ソリが走ってくるのが見えた。

 

「サトゥルヌスのプレゼントです」

「いい子にしてたかー、ニパ?」

 

 そして、4人は輸送ソリを護衛しながら基地に着陸した。基地の廊下を歩いているとエイラが疑問を口にする。

 

「それにしても、なんで2人だけで戦ってたんだ?」

「それがね、みんな毒キノコ食べちゃったみたいで、倒れちゃって…」

「えっ!?大丈夫なのか?」

「うん。多分、今頃みんな医務室に運ばれてると思うから」

 

 ニパが苦笑いしながら答えていると、ひかりが走ってきた。

 

「大変です!みんなが…、みんなが…!」

 

 顔を青くしたニパと直枝が駆け出した。ひかりの様子から最悪の想像が頭をよぎったのだ。

 

「ここです!」

「おう!」

 

 直枝が勢いよく扉を開ける。すると…

 

 すごく高そうな椅子にふんぞり返りながら座ってサーシャの頭を撫でる直と、それに祈りらしきものを捧げる502の隊員たちという、摩訶不思議な光景が広がっていた。

 それを見て動揺し「どうしましょう」と言うひかり、唖然とするニパ、興味津々といった様子で見つめる客人二人、そして直枝が直に叱りつける。

 

「何やってんだテメエ!!」

「いやー、気持ちえがったー」

「さっさと医務室に運べー!!」

 

 医務室に皆を運び、軍医が適切な処置を施した結果、夕方にはすっかり回復した。なお、キノコを食べた者が口々に「ジャングルで犬人間みたいなのに神様のご機嫌をとるように言われた」と証言したが、キノコによる幻覚症状だろうということで片づけられた。

 

 スオムスからの救援物資を受け取り、格納庫に灯りがともされた。祭の始まりである。

 

「皆さん、料理が出来ましたよ」

 

 幻想的な光景が広がる中、下原とジョゼが料理を運んできた。一方…

 

「先生もキノコ採ったのに、なんでボクだけ…」

 

 クルピンスキーが格納庫でぐるぐる巻きにされて吊るされていた。ついでに首から「私は破壊活動をしました バーカ!バーカ!」と書かれた看板がぶら下げられていた。ちなみに、看板に「バーカ!バーカ!」と書き足し、格納庫に吊るしたのは直である。

 

「あれ?こんなに食材もってきたっけ?」

「さあ?」

 

 エイラとサーニャが首を傾げる。すると、下原がその疑問に答えた。

 

「それは直さんが持ってきてくれたんですよ」

「大尉にもなってギンバイするとは思わんかったわ!」

「ギンバイ?」

 

 ヌハハと笑う直の発言に皆が首を傾げる。

※ギンバイ…海軍用語で不正に食料を入手すること。銀蠅とも言う

 

「おっ!酒があるじゃねえか!!飲むぞ!飲むぞ!」

「たまには付き合おう」

「そうですね」

 

 直がシャンパンの瓶を発見し、ラルとロスマンがグラスを出す。そして、皆に注いで回る。酒が飲めない者にはジュースを注いだ。

 

「では…乾杯!」

「乾杯!」

 

 一方…

 

「ボクもシャンパン飲みたいし、料理も食べたいよ…おーい、誰かー…」

 

 吊るされたクルピンスキーの嘆きは誰にも届かなかった。

 

おわり

 




空神様降臨!

閲覧数に驚く→続きを構想する→ネタに困る→ドリフターズ全巻読み返す→ネタに困る→「最後の撃墜王」を読み返す→史実の菅野のイメージが混じって菅野のイメージがカオスになる→菅野には幸せになってもらいたい→ヒロインが決まる→でも、ヒロインとかいてもいいの?→大 迷 走

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