ダンジョンなんだから探求を深めて何が悪い   作:省電力

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恥ずかしながら帰って参りました
執筆環境が落ち着いた(笑)とか言っていたやつは死にました

それではご覧ください


冒険の条件

アイズがLv.6の高みに至った。

先日、ラプラスがエイナとホームを出た直後に判明した。ラプラスはアイズからランクアップするためにどのような【偉業】を成し遂げたのかを聞こうとしたのだが、あいにく既にダンジョンに行ってしまっているようだった。いの一番に話が聞きたかったラプラスは少し落ち込みながらホームから街へと繰り出そうとしていた。

 

「あれー、ラプラス今日はまだホームに居たんだねー」

 

そこへ、ヒリュテ姉妹やフィン、その他にも多くの団員が連れ立ってやってきた。遠征までまだ時間はあるというのに、フィンが団員を引き連れている光景にラプラスは首を傾げた。

 

「主力メンバーの半分がいるじゃないか。何かあったのか」

 

ティオナが手を振りながらラプラスに声をかけた。さらに彼の疑問を他所に、腕を掴むと、自分より目線の低い団長に向き直った。

 

「ねえ、フィン! ラプラスも連れて行こうよ! ダンジョンじゃないんだし、一緒に行ってもいいんじゃない?」

 

ティオナは笑顔でラプラスを連れて行こうとしていた。全く話をつかめていないラプラスは困惑していたが、フィンはンー、と少し考えると答えた。

 

「うん、いいんじゃないかな。ラプラス、君も僕たちに着いてくるように」

 

 

 

 

 

 

「それで結局、どこに連れて行かれるんだ?」

 

フィン達との同行が決定してからすぐにラプラスは彼らの行き先について尋ねた。

 

「これから、オラリオの下水道の調査に行くんだよー! ほら、この前ベートとロキが食人花に会ったって言ってた場所!」

 

「もしかしたら食人花のモンスターが出るかもしれないから、その時はラプラス、君は後衛に下がるようにね。久々の実戦だからといって、前に出過ぎないでくれよ」

 

ラプラスの最もな疑問に先頭を歩くフィンと、相変わらずラプラスの手を引っ張っているティオナが答えた。

ダンジョン攻略に復活することを決めたばかりのラプラスは、久し振りにモンスターと戦えるかもしれないと、気分が良くなった。

しかし、そんな気持ちも束の間、しばらくすると、ラプラスはあることに気がついた。ティオナと手を繋いでずっと歩いているのだが、彼女は、一番前を歩いているフィンに続いて、どんどん進んでいくため、ラプラスは他の団員からの視線を背中に浴び続けていたのだ。一度気にしてしまうと、どうにも気になってしまい、また、少し前を歩くティオナも顔はよく見えないのだが、同じ状況にも関わらず、何とも思っていないように見えるため、ラプラスは自分だけが気にし過ぎていることが少しむず痒くなった。

 

(うう〜、顔が熱いよ〜! ラプラスは何でそんなに平気な顔してるの〜!?)

 

ティオナは何とも思っていない、そんなことはなかった。寧ろ、ラプラス以上に今の状況に対して混乱していた。自分の中では完璧に自然な流れで腕を組んだところまでは良かったのだが、少し恥ずかしくなり、手を繋ぐことに落ち着いた。

しかし、ティオナはそれでも動揺しまくっていた。これで少しはラプラスが自分を意識すればいいなー、などと考えていたが、いざ自分から仕掛けてみると予想以上に恥ずかしかったのだ。男女の駆け引きにおいて、ティオナは姉の普段のアプローチが如何に凄いことをしているのかを身を以て知ることになった。そして、姉を改めて心の底から尊敬するのであった。尤も、その姉は駆け引きの引きの部分は一切ないのだが。

きっと紅くなっているであろう自らの顔をラプラスに見せたくなかったため、決して隣を歩こうとせず、ラプラスを引っ張るように少し前を歩くティオナ。その後ろを、何とも言えない表情で手を引かれるままに着いていくラプラス。そんな彼らの珍しい姿を見ることができたのは、こっそり様子を確認していた少年のようなアラフォーの小人族(パルゥム)だけだった。

 

 

 

 

 

 

しばらくすると大通りに出た。人通りの多い道を大派閥である【ロキ・ファミリア】が大人数で移動していることもあり、他の冒険者や歩いている人達が自然と道を開けていく。すると、先頭の方を歩いているティオナと、幹部であり、第一級冒険者でもある彼女に手を引かれて歩いているラプラスに視線が集まり、それらの人々からも不思議な目で見られてしまうのだった。

前からも後ろからも普段あまり感じない注目を集めたラプラスは、自らもロキの眷属であることを再確認するとともに、そんな自分が果たして【ロキ・ファミリア】として、相応しいのかという考えが頭をよぎった。

ラプラスが様々な考えに耽っていると、少しティオナが自分の手を強く握ったような気がした。ラプラスが前を歩くティオナに視線を向けると、彼女は引っ張るように歩いていたペースを下げ、ラプラスの半歩前程の距離まで近づいた。

 

「また何か考えてたでしょ?」

 

先程までとは違い、少し真剣な声音のティオナに、ラプラスは何も言い返すこともなく、口を噤んでいた。

 

「 あたし、ラプラスみたいに頭良くないし、いつも難しいこと考えてるわけじゃないけどさ、ラプラスも色々考えすぎなんじゃない? もっと気楽にいこうよ! みんな家族(ファミリア)なんだしさ!」

 

ティオナはラプラスの方へ、太陽のような笑顔を向けた。ラプラスは少し頬を緩めると、ほんの少しだけ手を強く握り返した。

 

「そそそそ、それに、あたしには別に隠しごとなんてしなくていいというか……寧ろ何でも話してほしいというか……」

 

「やっと着いたっすー!ここがロキとベートさんの言ってた下水道っすねー!」

 

ティオナは勇気を振り絞り、ラプラスへ家族としてではなく、彼女自身の想いを口にした。しかし、その声は普段の彼女からは想像もつかない程小さく、そしてタイミングの悪いことにラウルの到着を喜ぶ声によって掻き消されてしまうのだった。

 

「ふむ、ここが例の新種が出るという場所か……ところでティオナ、さっき何か言いかけたか?」

 

「ううん! なんでもない、なんでもない!……………ラウル許さない」

 

慌てて否定するティオナにそれ以上問い詰めることもなかったラプラスだったが、ぼそっと呟かれた最後の言葉をしっかり聞き取ってしまった彼は、一体何がそこまでティオナの逆鱗に触れてしまったのかの検討もつかないまま、静かにラウルに向かって合掌するのであった。

 

 

 

 

 

 

結論から言えば、向かった下水道にはこれといった異常は見当たらなかった。しかし、初めて見る食人花のモンスターにラプラスは興奮を抑えきれず、戦おうとしてしまう場面もあったため、フィンに注意を受けてしまうこともあった。

寧ろ、同時刻にダンジョンの中で激戦を繰り広げていたアイズやベート達の方が重要視されるのは当然であった。話を詳しく聞きたかったラプラスはフィンやリヴェリアに掛け合ったが、彼らも整理しきれていない様子であった。

 

 

 

 

 

 

「次の『遠征』が決まったよ。僕達は59階層を目指す。とうとう未踏破階層に踏み出す」

 

アイズ達が24階層の事件から帰還してから2日後、月のない暗い夜に、ラプラスは【ロキ・ファミリア】ホームである黄昏の館北の尖塔、その最上階にいた。

 

「今回も俺は留守番だな。流石に1週間後の遠征に着いて行こうなどとは口が裂けても言えん」

ラプラスは普段執務室として使われているその部屋の椅子に腰掛けていた。彼と話す小柄な団長は未だに雑務が残っているのか執務机で羊皮紙を眺めていた。フィンの様子を見たラプラスはちら、と時計に目をやると日付が変わる直前を示しており、大通りの方はまだ賑やかだろうと考えていた。フィンはラプラスの方を一瞥すると、再び手元に視線を落とし、告げた。

 

「それに、君のダンジョンに潜る際の条件もまだ伝えていなかったからね。それを守ってもらえないと君はダンジョンに行けないからね」

 

フィンから言われたことに驚いたのか、少し体を揺らしたラプラスはフィンをじっと見て口を尖らせた。

 

「初耳だぞ。そんなの」

 

「改めて、リヴェリア達と話したんだ。無条件でダンジョンに君を放り込むわけにはいかない。制約はつけた上で挑んでもらうよ」

 

不機嫌そうな雰囲気を見せるラプラスを見てフィンは困ったように苦笑した。

 

「安心してくれ。何もいつまでも条件を付けるわけじゃない。時間を置いて、徐々に取り除いていくつもりだよ」

 

ラプラスは本当なのか、という疑いの目をフィンに向けた。しかし、少年のような見た目で困った表情をされては、自分が悪いことをしている気分になったため、それ以上問い詰めることはしなかった。

 

「それにしても『27階層の悪夢』の白髪鬼(ヴェンデッタ)オリヴァス・アクトか……また随分と、懐かしい名だな」

 

ラプラスは、フィンから聞いた24階層での事件の主謀者の名を口にした。過去に一度だけ見たことがあったかの悪鬼は、数年前といえど、鮮明に彼の脳裏に焼き付いていた。

 

「まさか彼が生きていたとはね。しかも、モンスターと同じ魔石を埋め込まれ、剰えそれを女神のように信奉していたそうだよ」

 

モンスターと神の眷属の混合種である怪人(クリーチャー)となった彼は、想像を絶する強さを手に入れていたが、その最期は何とも呆気ないものだったという。

 

闇派閥(イヴィルス)に属して邪神などと崇めていた時点で相当に狂っていたとは思うがな。とうとうモンスターまで信仰の対象にしていたとは。細切れにしてダンジョンにばら撒いた方が奴にとっても本望だったのではないか」

 

「……君にしては珍しく辛辣だね」

 

普段感情をあまり表に出さない彼が浮かべる侮蔑と嫌悪に、フィンが珍しいものを見た、と羊皮紙から目を外し視線を向けた。ラプラスは何かを思い出したかのように苛立たし気に腕を組み、目を瞑っていた。

 

「そうか、君にとっていや、あのエルフにとっても『27階層の悪夢』は……」

 

「言うな、フィン。もう過ぎたことだ」

 

目を開けたラプラスは窓の外に目をやり、ゆっくりと息を吐いた。その瞳は黒く染まった空ではなく、何処か別の場所を見ているようだった。

 

「……昔話はこれくらいにしよう。アイズ達の事件で何かわかったことでもあるのだろう?」

 

ラプラスはフィンの方へ視線を向けると、努めて普段の様に振る舞った。彼のその様子にフィンは何も言わず、一度ため息をつくと、視線を鋭くした。

 

「はあ……うん、そうだね。僕が聞きたいのは君の意見さ。これらの話を聞いた上で今の君の意見が聞きたい。何でもいい、話してくれるかい?」

 

真剣な表情の団長からの質問にラプラスは口角を少し上げて、薄い笑みを浮かべた。

 

「ダンジョンにも行っていないような、幹部でもない奴の意見でいいのか」

 

「僕が冗談を言っているように見えるかい?それに毎回言っているだろう。僕は()()意見が聞きたいんだ」

 

今までも何度かしてきたやり取りに、フィンはもう一度ため息をつく。

ラプラスは、そんなフィンの様子を見て、観念したかのように肩を竦めた。

 

「ふむ、単刀直入に言おう。『27階層の悪夢』で死んだとされる闇派閥(イヴィルス)の首謀者どもだが、生きているだろうな。数人は生き延びているのではないか?」

 

ラプラスは澱みなく答えた。彼の答えを聞き、フィンはそうか、と一言だけ言うと、目を瞑り口を閉ざしてしまった。

 

「どうせ俺が言わなくとも、答えは出ていたのではないのか? というより、俺はあの狂者どもがあの程度で死ぬとは到底思えなかった。寧ろ、今回の事件で疑惑が確信に変わったぞ」

 

何も言わないフィンに、ラプラスはまくしたてるように告げた。少ししてフィンは目をゆっくり開けると、鋭い視線のまま口を開いた。

 

「……僕も、俄かには信じ難いよ。信じたくないものさ。五年前に彼らの命を犠牲に闇派閥(イヴィルス)を殲滅したと思っていたんだからね」

 

その言葉にラプラスは何も言えなかった。事件の被害者の救出を諦め、主神を一斉に天界に送還する作戦を決行したのはフィンだった。そして、その案に賛成し、彼らを見捨てる決断をした1人がラプラスだった。

あの時は最善だと思った行動が、ラプラスの中にはしこりのように残っていた。そして同時に、一度見捨ててしまった風のエルフに対する罪悪感も抱き続けていた。

「……くれぐれも無茶だけはするなよ。俺にも出来ることがあるならなんでも言ってくれ」

 

「ありがたいね、それじゃあ【ヘファイストス・ファミリア】にロキと行こうと思ってるんだ。君もそれについてきて欲しい」

 

その言葉にラプラスは少したじろいだ。

 

「……コルブラントのところか」

 

苦々しげに口にすると、フィンは微笑んで答えた。

 

「そうだね、彼女らに次の『遠征』の協力の確認をするんだ。序でに君のギルドの担当者にも話をしてこよう」

 

俺はやつが苦手なんだぞ、と不満を込めた目でフィンを睨むと、視線の先の小人族《パルゥム》は少年のように屈託無く笑うのであった。

 

 

 

 

 

 

翌日、ラプラスは珍しく朝からギルド本部にやってきていた。同業者達が冒険に向かう中、ダンジョンに行くわけではない彼は、お目当ての人物を見つけた。

 

「おはよう、チュール。こんな時間に尋ねてきてすまんな」

 

ラプラスの姿を見たエイナはぱっと明るい笑顔になると、次の瞬間には不思議そうな表情を浮かべた。

 

「おはよう、どうしたのラプ君。こんなに朝早く来るなんて珍しいね」

 

普段ラプラスがギルドに来るのは決まって同業者が少ない時間帯だった。エイナの仕事を邪魔しては悪いとの考えでそういった時間帯を選んでいるのは、彼女だけではなく、他の職員にも察せられていた。

そんなラプラスが朝のラッシュ直前にやって来たのはここ数年では数えるほどしかなかったのだ。

 

「少し、摩天楼(バベル)のテナントに用があってな。次の『遠征』が決まったから、俺にも出来ることをしておこうと思ったんだ」

 

ラプラスは摩天楼(バベル)の上層に店を構える【ファミリア】に買い物をしに来たのだった。彼はダンジョンには行っていないが、冒険者稼業ではない別の方法で莫大な資産を生み出しているため、第一級冒険者達にも劣らぬ金遣いをする事でも有名だった。

 

「そっか、もう『遠征』が決まったんだ。でもラプ君は行かないんでしょ?」

 

エイナは心配そうにラプラスを見た。ラプラスは片目を瞑ると、残念そうに微笑んだ。

 

「ああ、今回は留守番だ。またロキのお守りをしないとな」

 

エイナはその言葉にほっと息をつくと、ギルドが賑やかになる束の間、ラプラスと談笑するのだった。するとそこへ「あの……」と澄んだ声が響いた。

 

「む、アイズか。どうしたんだ?」

 

そこにいたのは装備を整えたアイズだった。しかし、ラプラスとエイナは話しかけられた意図が掴めず、お互いに顔を見合わせるのだった。

 

「んと、用があるのはラプラスじゃないの……あの、これ……」

 

エイナの前に歩みでたアイズは、辿々しく言葉を並べると、手に持っていたプロテクターを差し出した。

 

「む、随分下級装備のようだが、誰のものなんだ?」

 

それを見たラプラスは、アイズが使うはずのない装備に疑問を浮かべた。

エイナは差し出された防具を見て、はっと顔をアイズに向けた。

 

「これって、もしかしてベル君の……!」

 

こくこくとうなづくアイズ。ラプラスは何処かで聞いたことのある名を思い出そうとしていた。

 

(ベル……ベル……ああ、アイズに惚れているあの兎のような少年か)

 

ベル本人が聞いたら、恥ずかしさで真っ赤になりそうな覚え方をしていたラプラスは一人納得した。ラプラスが思考に耽っている間に、アイズとエイナは話がついたようで、アイズから直接本人に返すことになったようだった。そこへ、ちょうどよく件の人物が現れた。

 

「「「……」」」

 

三人が一様に全員固まっている中、ラプラスだけは頭にハテナを浮かべ、一言呟いた。

 

「……? 来たぞ」

 

その言葉がスタートの合図になったのか、白兎は正に脱兎の如く逃げ出した。

ほう、速いなとラプラスが一人場違いな感想を抱いている中、エイナは動揺から復活し、声を張り上げた。

 

「べ、ベル君!?待ちなさい!」

 

彼女の声も聞き入れず、ベルはどんどん遠ざかっていく。ガーンとショックを受けている様子のアイズに、ラプラスは声をかけた。

 

「アイズ、追いかけないのか? これではいつまで経っても返せないぞ」

 

ちら、とその手に持つ防具を見たアイズは、ラプラスが()を使わなければ見えない程の速さで少年を追いかけた。

速いな、とまた見当違いな感想をこぼすラプラスに、エイナははあ、と大きなため息をついた。

 

「もう、ベル君は! あれじゃあヴァレンシュタイン氏に近づくこともできないじゃない!」

 

頬を膨らますエイナに、ラプラスは笑みをこぼした。

 

「アイズもあんなのは初めての体験だったみたいだな。目に見えて狼狽していたぞ」

 

愉快そうに笑うラプラスに、エイナは主神の影響が出てきているのではないかとちら、とその様子を窺った。

 

「お、どうやら決着がついたようだぞ」

 

視線の先ではぺこぺことお辞儀をするベルと、それをおろおろと見ているアイズがいた。なんとも微笑ましいその二人の様子に、エイナはすっかり毒気を抜かれてしまうのだった。

 

「はあ、ベル君には困っちゃうなあ。ダンジョンでも、私生活でも……」

 

疲れを感じさせるエイナに、ラプラスは目を向けた。

 

「少し、素直すぎるきらいがあるとは思うがな。しっかり見張っておかないと、とんでもないことに巻き込まれそうだ」

 

「うん、そうだね。ベル君は巻き込まれ体質だからなあ……」

 

眉尻を下げ、手のかかる弟を見るようにエイナが呟く。未だに謝り続けているベルを見ていたラプラスは、少し目を細めると、ベルを見ているようで、白く純粋なその少年から、何か別のものをじっと見つめているのだった。




ダンまち2期いいよね!!!!(やけくそ

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