不死者と英霊達のネギま録   作:羽撃鬼

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世界観とか?


第6話 神秘は秘匿すべき

あれから数十年の月日がたった。

貸し与えた本土側の土地は麻帆良と呼ばれ巨大な学園都市となっていた。だが未だに全てが作られているわけでなく未完のものもまだ多数とある。

我々の領域と貸地の中間には我々に仕える魔術師達や陰陽師達の拠点が幾つかある。拠点は連なっているわけでなく。数㎞毎に配置してあり、本土側の者達を拒むように出来ている。我々の領域は魔術師の総本山である。魔術協会より派遣してきた者が教える学校のようなものがある。ここは魔術師だけでなく陰陽師達の技術を学び己が魔術を完成させる切っ掛けを作れればいいをコンセプトに作られている。しかも、ここは自称正義の魔法使い以外は拒まない。故に封印指定となった者達も数多く存在する。ここに所属している間は執行者に襲われることはないため、ここにずっと所属するものもいる。封印指定者の最後の逃げ先となっている。

神殿に向こう側の代表者が来たようだ。俺達は奥から見ている。

 

 

「魔法使・・・失礼。精霊魔術師代表の者じゃ。今日は頼みがあって参った。学園の防衛のために人員を貸してほしいのじゃ!」

 

「貴様!ここを何だと思っている!ここは!お前達の下部組織ではない!そのような話持ってくるではないわ!」

 

「じゃから、頼みだと言うてるではないか?数人借りるだけでいいのだぞ!関西からの襲撃なのだから仕方無いじゃろ。儂ら関東魔法協会とは敵対してるのじゃから!」

 

「それは貴様らだけだろ?それに日本の裏組織は我らの配下だ!仲が悪いのは貴様ら部外者だけだろ!追放しないだけましだと思え!」

 

 

こいつら変わらないな。どんなやつも無意識にこちらを見下してやがる。本人はその気がなくとも教育の過程で自分はの方が上だと認識しているからな。人員か。向こうに監視を送るということならいいだろうが懐柔されないやつらがいい。俺の狂信者でも送るか!

 

 

『聞こえるか?』

 

『ええ。何でしょうか?我が神よ!』

 

『聖堂教会の奴等を監視と神秘の秘匿(物理)ということで送ろうと思う。あの者共は秘匿がなっていない故に向こうにも支部をつくる。よいな?』

 

『は!御心のままに!』「貴様。我が神が人員を送ると!」

「おおう!」

 

「だが苦情は受け付けない。後日拠点の制作と共に人員を送ろう!」

 

「ありがとうございます!」

 

 

これでよいだろう。人員は送る。だが言うことを聞くかは向こうの出方次第だな。出方がどうであろうと聞かないかもしれないが、いや聞かない可能性の方が大きいな。まぁこれで少しは秘匿について改善されるだろう。物理的に。

 

 

 

そして、

 

 

「今日よりこの地に配属になった。聖堂教会の者です。我々は我々の教義に従い、悪し者達に鉄槌を行いたい所存です。」

 

 

待て!聖堂教会!何て者を!送ってくるのじゃ!魔法使い達に軽々しく魔法は使わぬように厳命しなければ命が危ない。

 

 

「我々は土地の所有者に雇われた身です。規則に忠実にこの業務を行いたいと思っています!」

 

「これからは同僚だ。そんな固いこと言わずこれからよろしく!」

 

 

お主達!何をしている?

 

 

「同僚?我々は土地所有者側に所属している身で貴方達の上司に当たります。あなた方も神秘の秘匿を守らなければ討伐対象になります。故に馴れ合うつもりは有りません!それでは、今日のところはこれにて失礼します!」

 

 

やはりか!彼らが来た以上地球の裏組織についてもっとしっかり話した方がいいだろう!

 

 

「お主達!はらはらさせんでくれ。肝を冷やしたぞ!」

 

「学園長!あの者達の態度は何なんです!悪を挫く正義の魔法使いらしくないです!」

 

「あの者達についてはしっかり話す必要がある。君はこの国の裏組織について知っていることを述べよ!」

 

「我々、関東魔法協会と陰陽師どもの関西呪術協会ですよね?」

 

「魔法世界より来たものについての認識はそうだ。だがこの世界生まれの者達には違う。」

 

「それは?」

 

「まずこの世界の主な組織のみ言おう。神話の時代より転々と血筋と共に受け継がれてきた魔術を使う魔術師達の総本山である魔術協会。神の教えにより異端を排除してきた聖堂教会。この日本を古代より守ってきた陰陽師達による神祇省。他にも存在するが我々が理解するべきなのはこれぐらいじゃ!」

 

「つまり彼らは異端を狩るものだと?それなら私たちに何の関係が?」

 

「この地球において我々の使う魔法は異端ということじゃ。正確には魔法という呼び名を使い続けている限り襲われるじゃろう!」

 

「魔法を魔法と言って何が悪いんですか?!」

 

「彼らのいう魔法の定義が我々と異なるからじゃ!彼らのいう魔法とは既存の術では再現不可能なものを指す。我々か使うのはただの精霊魔術ということじゃ。話がそれたな!この国の裏組織は一つ神祇省のみ我々が関西呪術協会と読んでいるのはそれの実行部隊のようなものじゃ。神祇省はこの国の機関であり政府公認の組織じゃ。」

 

「それでは我々の関東魔法協会とは何なんですか?」

 

 

ちゃんと気づいたな!良かった。盲目過ぎると死にかねないからな。

 

 

「それはの、ハリボテのようなものじゃ。我々はこの地では、否この星では完全な部外者じゃから形だけそうあっているだけなのだ。そしてあの大樹側の土地にいるものを陰陽師、魔術師達の他に聖堂教会の面々も崇めている。」

 

「その者は何者なんです?」

 

「神話の時代より神が人間から離れていくなか最後まで地上に残った唯一の神よ!」

 

「神なんているはずがありません!神なんて名乗るものは退治するべきです!」

 

「お主!先ほどの彼らに聞かれていたら殺されても文句は言えんぞ!間違っても害そうなど思い行動してはならんぞ!行動に写せば我々は命の保証など出来んぞ!先ほど言ったことを忘れたか?我々にはそうでなくとも彼らにとっては崇める対象なのだぞ!そんなものを害したとなれば我々はこの星の裏組織全てに終われる立場になるのだぞ!そうなればこの星にいることが出来なくなる。こちらに属している限りこの星出身の者もじゃ!そやつらに家族と離ればなれにさせると!お主は!そういいたいのか?」

 

「わ、わたしはそ、そこまでは!」

 

「以後、気を付けること!良いな?」

 

「「「は、」」」

 

 

この都市が出来始め、最初のうちは規律に沿った行動が出来る者が多かったがやはり時間が経つにしたがって組織の腐敗が目立つようになった。それに伴って神秘の秘匿についても緩くなる。そしてこのたび聖堂教会によってのお仕置き(死ぬかはその人の行動次第)によって立て直すことが繰り返された。




FGOやっとバビロニア終わった。

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