もう一つの未来   作:蒲鉾侍

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活動報告でアンケートやっております。
どうぞ、コメント くださいませ。

久しぶりの更新。
色々現実の方で忙しくてね、申し訳ない。


ヒルデガーン編
魔人vs幻魔人


魔人ブウは現在幻魔人ヒルデガーンに圧倒されていた。

体格の差、そして戦闘力の差 全てにおいて劣勢に立たされていた。

 

「だからやめろと言ったんだ……!今のあいつを封じ込めれるほど俺は強くない…!」

 

ヒルデガーンの下半身を我が身に閉じ込めていた青年……タピオンが剣を引き抜きながら立ち上がる。

 

「お前も協力しろ あいつ倒すの …あ、いいこと考えた」

 

ブウは気絶し倒れているダーブラを見つけ、その素へ走っていく。

 

「よっこいしょっと」

 

自分の体の一部をちぎり、それでダーブラを包み込み吸収する。

 

「これでちょっとは強くなったかな」

 

ダーブラを吸収したブウの体格は変化していた。

身長は高くなり、太っていたのが痩せ より戦闘向きにそしてあるかどうかさえ分からなかった目が大きく鋭くなる。その目は界王神達を吸収する前の一番邪悪な魔人ブウの頃に戻っているようだった。

 

そして、この体の異変にブウは気づいた。

 

「戻れるのかな……あ、戻れた でも戦うときは痩せた方が良いな」

 

しかし、その体型はブウの意思で自由自在で太った体型へ戻ることが出来た。

気に入っている姿に戻れることをしったブウは戦闘向きな姿に変形する。

 

「避けろっ!!」

 

「んん?」

 

ヒルデガーンの動きを見てタピオンがブウに向かって咄嗟に叫ぶ。

しかし、ブウはそんなことを気にすることなく腹に刺さったヒルデガーンの尻尾を掴む。

 

「……硬い」

 

「な、何ていうやつだお前は」

 

突然ヒルデガーンの尻尾に噛みつくブウ。

意味のわからない行動にタピオンは本心でブウの頭の心配する。

 

「チョコになっちゃえー!」

 

「グオオオゥ!!」

 

ブウが頭に映えた触角から相手をお菓子にする光線を放つが、ヒルデガーンが突然突風を起こし消えた。

 

「後ろだっ!!」

 

「!!?」

 

再びタピオンがブウに叫ぶが、反応する前に吹き飛ばさせる。

 

「くっ…!一人でやるしかないか」

 

タピオンがヒルデガーンを睨みつけ、剣を構える。

大昔にもこの対決はあっただろう、勇者と幻魔人の戦いは現代にて再びおこる。

 

「おれもまだいるぞ」

 

「い、今のをくらって無事なのか」

 

吹き飛ばされたはずのブウはいつの間にかタピオンの横に立っていた。

 

「でも、おれこいつに勝てない。どうすればいいんだ?」

 

いくらヒルデガーンと同じ魔人といえどスケールが違う。

ブウの方が明らかに劣っている、万に一つもブウとタピオンがヒルデガーンに勝つことはないだろう。

 

[[それは大丈夫]]

 

「ん?誰だ」

 

突然、空から声が聞こえた。

ブウとタピオンは辺りを見渡すが人の気配はない。

 

[[おれはミスター ゴッド ポポ 明日まで時間をかせいでくれればすごく強い戦士がそいつを倒してくれる だから頑張れ]]

 

声の主はミスターポポ、ちゃっかり神になった証か自分の名前にゴッドつけているのは彼のお茶目な部分だろう。

そして、一日の時間稼ぎを二人に任せ さっさとテレパシー切っていった。

 

「一日もこいつと闘うのか…?」

 

「それしかないようだっ!!」

 

ブウでさえ、短いようで長い一日の格闘に冷や汗を流す。

タピオンも冷や汗を流しながら、ヒルデガーンに斬りかかる。

 

「ゴウゥゥン!!」

 

「はあぁぁぁ!!」

 

「す、すごいなあいつ」

 

ヒルデガーンは炎を口から吐き出すがタピオンはそれを剣で反らし再び斬りかかる。

明らかに自分よりも弱いはずの者が大活躍しているのを見てブウも驚いた。

 

 

───────数分前。

 

 

トランクスはシンと共に地球の神殿に来ていた。

 

「お、トランクス 精神と時の部屋使うか」

 

二人が現れたのを察知したポポはトランクスとシンを出迎える。

 

「はい!俺はまだ一日入れるのでシンさんと修行して魔人ブウを倒そうと思いまして 使わせてください!」

 

「いいぞ。………あ、ポポです、地球の神様になりました」

 

「あぁ、どうも」

 

精神と時の部屋の使用許可を出したあと、神の最上位である界王神に一礼する。

 

「あ、そうだ トランクス」

 

「はい、なんでしょう」

 

精神と時の部屋のドアをあけ、入ろうとするトランクスをポポが止めた。

 

「いま、地上には魔人ブウより何倍も強いヒルデガーンっていうのが現れている地球が壊れないでもったとしても1日が限界。だから1日で魔人ブウの何倍も強くならないといけない」

 

「な、なんですって!?い、急ぎましょうトランクスさん!」

 

「はいっ!」

 

ヒルデガーンの伝説を知るシンはトランクスと共に急いで精神と時の部屋に入っていく。

 

────。

 

 

「シンさん、ヒルデガーンというのはなんなんでしょう?」

 

魔人ブウの何倍も強いというヒルデガーンに興味が湧いた。

 

「ヒルデガーンは古代から伝わる幻魔人です。

先程、ポポさんから聞いた情報ですと私たちの何倍も強い魔人ブウを更に上回るほどの戦闘力の持ち主です それを1年で越えなければいけないのです。早速特訓を始めましょう」

 

シンの言葉に表情を変え、トランクスの眼光は鋭くなる。

シンにもその意思は伝わり、二人の目は遥か高い目標を狙い定めていた。

 

「分かりました!ですが、3カ月ほど 個人で修業をしてもいいでしょうか」

 

「3カ月ですか……一帯何をするんです?」

 

12カ月の内4分の1の間 個人で修業をするというトランクスにどのような意思があるのか尋ねた。

 

「超サイヤ人の壁をこえて超サイヤ人2になったように……もう一度超サイヤ人の壁に挑んでみたいと思います。超サイヤ人を精一杯極めたいんです」

 

「なら、私は神の力を極めてみます」

 

シンは気を落ち着かせ神の気を引き出し、トランクスは超サイヤ人2まで一気に開放し、荒々しく黄金の気を高め続ける。

 

己の限界を越えるために。

 

 





魔人ブウがダーブラを吸収してなれるようになった戦闘形体はまさに 魔人ブウ(悪)の姿です。
自由自在に魔人ブウ(善)の姿に戻ることも出来ます。
戦闘形体の方が戦い易いということです。

_戦闘力_
魔人ブウ 3兆(通常最大)➡4兆(ダーブラ吸収)
4兆5000億(戦闘形体)

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