もう一つの未来   作:蒲鉾侍

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あけましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いします。

あ、そういえば私、小説を書くときスマホのメモ機能で書いているのですが今回なぜか全然コピーが出来ずもう一度ハーメルンにて書き直しました。だから投稿遅れたのはしょうがないよね!( ̄ー ̄)

活動報告でアンケートやっております。
どうぞ、コメント くださいませ。



魔王 本領発揮

 

「クウラの気が消えた……」

 

俺との戦いをやめ、バビディとダーブラに挑んでいったクウラの気が完全に消えた。

でも、俺は聞こえた気がしたんだ クウラが再び蘇ってみせる と言ったのを。

 

 

「あの人は自力でバビディの魔術を解き、そして命をかけ挑んでいったのですか……それにしても一瞬感じたダーブラの気……とんでもないですよ…恐らくあれが魔凶星の力を得た状態でしょうね」

 

トランクスは今となってはクウラは良い奴だったのではないかと考えている。

シンもバビディの魔術を自力で破った事を称賛したが、ダーブラの強大な気を思いだし 顔をしかめる。

 

「シンさん、俺の剣をだしてくれませんか…?あれがないと落ち着かなくて」

 

シンは召喚術を使い、トランクスの剣を召喚する。

それをトランクスが受け取り、背中に背負う。

 

やはり、トランクスには気で作り出した剣よりも悟飯やブルマと作った自身の剣が似合う。

 

「では、行きましょうか、16号さんとキビトはあまり無理をしないでくださいね」

 

「あぁ、足手まといにならんよう気をつけよう」

 

シンとトランクス キビト 16号は覚悟を決め、バビディとダーブラの元へ向かう。

 

~~。

 

「バビディ様、界王神達が来ましたな 。全員を始末して魔人を復活させてみせましょう」

 

「頼むよ ダーブラ 最初から本気をだしちゃって良いからねぇ」

 

ダーブラはバビディからの許可を得て 再び、体に内蔵されている魔凶星の星屑でパワーアップする。

 

その時のパワーアップの割合は普段のダーブラの10倍ほどだ。

クウラとスラッグのフルパワーも越える。

 

「スゴい気だが、俺達相手に勝てるかな?」

 

トランクスは超サイヤ人2のまま気を高め、シンは神の姿と成り 万全の状態でダーブラに戦いを挑む。

 

「ふん、見たところ貴様らの中で戦闘力が高いのは界王神 そしてクウラと闘っていた貴様 そして、今スラッグと戦っている3人……全員がスラッグやクウラレベル 確かにそれは凄いことかも知れんが…教えてやろう 俺がスラッグとクウラ同時に戦ったときの戦績を…!」

 

「ハアァッ!!……すまないな 随分と隙があったから攻撃させてもらった」

 

ダーブラが喋り終わるのを待たず、トランクスが鋭い蹴りを首元へ繰り出す。

 

「…400試合近くして俺は無敗だぁ!」

 

「なっ!?ぐあぁ!」

 

トランクスの蹴りを受けても、ダーブラの体は微動だにせず 気の開放だけで弾き返す。

 

「くっ!界王拳!!」

 

トランクスの黄金の気が紅く染まり、戦闘力は2倍に膨れ上がる。

同時に増大した筋肉のついた拳でダーブラを叩く。

 

「ほう、少しはマシになったなぁ!」

 

しかし、それも決定打にはならない。

ダーブラが異空間から剣を取りだし、トランクスも界王拳を使い 剣で突きを受け流す。

 

「ハッ!」

 

「チッ!界王神か」

 

シンが二人の戦いに割ってはいり、得意の衝撃波を撃ち放つ。

しかし、それをダーブラの剣が軌道を反らし 再び剣を構える。

 

「ヘルズフラッシュ!!」

 

「鬱陶しいッ!」

 

そこに16号が腕のパーツを外し、強力なヘルズフラッシュを撃つ。

しかし、それも剣で切り裂き 16号を破壊しようと気功波を作り出す。

 

「ギャリック砲ッ!!」

 

「くっ!」

 

それを阻止するため、トランクスがギャリック砲でダーブラを吹き飛ばす。

可能だったのは吹き飛ばすだけで、ダメージはほとんどないだろう。

 

「16号!キビトさん!ここは俺達に任せてください!」

 

まだ何も出来ていない少し顔を歪めるキビトだったが、足手まといになっては困ると16号と共に戦場を離れる。

 

「さぁ、再開しましょうか!ダーブラ!」

 

16号とキビトが去っていくのを確認し、神の気を更に高めダーブラの名を叫ぶ。

 

 

「……ふん、あの程度のやつら見逃しても良いだろう

貴様らから、エネルギーを奪えば良いだけだからな」

 

服についた埃をはらいながら、ダーブラがトランクスとシンの前に立つ。

 

「波あぁぁーーーっ!!」

 

「…また横槍か!」

 

何処からか放たれたかめはめ波を手刀で弾き、横槍をさしてきた人物を睨む。

 

「トランクス!シンさん!俺も手伝います!」

 

スラッグをハイヤードラゴンと共に撃破した悟飯が駆けつけた。

3人に囲まれるダーブラだがいっさい動じる様子はない。逆に笑みを浮かべている。

 

「この俺が戦えることを喜ぶ日がくるとはな…!全力でな!俺も全力で潰してやろう」

 

「俺たちの全力を舐めるなよ…!」

 

ダーブラは剣先を悟飯達に向ける。

お互いに全力でぶつかる覚悟だ。

 

「かめはめ波あぁぁ!!」

 

「はあぁ!!」

 

悟飯がかめはめ波を瞬時に作り出し、シンがそれを衝撃波と気功波で勢いを強める。

 

「避ければすむことだ!」

 

「させません!」

 

避けることが得策と見たダーブラだが、シンの目が光を発すると同時 動きが止まる。

シンの金縛りだ。

一瞬だけでもダーブラの動きを止めることが出来れば避けるという選択肢は消え、正面から防御するという選択肢のみとなる。

 

「んごおぉ!!ペッ!」

 

防御は無駄だと判断したダーブラをかめはめ波に向かって唾を吐く。

すると、かめはめ波がその場で石化し地面に落ちていく。

 

「くっ!忘れていた…!ダーブラの唾は当たったものを石にすることが出来ることを…!

 

シンはダーブラの能力を思いだし、悟飯に注意を呼びかける。

 

「バカめ…!…む?」

 

その時、ダーブラとシンがある人物がいなくなっているのに気づく。

トランクスはどこに行ったのか その疑問を打ち捨てるよう ダーブラの前にオレンジ色の気を纏ったトランクスが現れた。

 

「これが俺の…全力だ!」

 

「ぬおぉっ!?」

 

裏拳がダーブラの顔を連続で叩き、地面に叩き落とす。

 

「クウラが俺に力を使うのをやめさせたことで温存できた…!やつの肩を持つ気はないが…貴様を倒す!」

 

時間制限のある超サイヤ人2と界王拳一体化だが、クウラが洗脳をとき 使う必要がなくなったことで少しではあるが力を温存することに成功した。

ダーブラを倒すのにはじゅうぶんな時間がトランクスには残されている。

 

「だが、遊んでいる暇はない!一瞬で決めてやる!」

 

「カァッ!」

 

トランクスが気を練り始めた瞬間、ダーブラの目が光る。

シンの使った金縛りなのではない。

 

魔凶星の加護をうけパワーアップしたダーブラは気合いを混めて睨みつけた者を一瞬だけ“動きだけを石化”することが可能となったのだ。

 

「死ねぇ!!」

 

動きがとれない間に始末をつけようと、剣を降り下ろす。

トランクスはそれを見つめ身体の自由が戻るのを待つ。

 

「ハッ!」

 

「なにっ!?」

 

シンの衝撃波がダーブラの持っていた剣を弾き飛ばした。

それと同時、トランクスの動きの石化が解ける。

 

「フニッシュバスター!!」

 

トランクスの編み出した必殺技 フニッシュバスター

がダーブラを呑み込む。

 

 

「ぐぬおおおおぉ!!さ、最高のパワーだ…!」

 

 

ダーブラの肌は焼き焦げ、服が焼けていく途中 機械のようなパーツが現れ 紅く光った。

 

「へへーん!ナイスだよ ダーブラ!これで魔人ブウは復活する!」

 

ダーブラは気絶したものの、その機械パーツは独立して動き 魔人ブウの封印されている球に張り付いた。

 

「これはねぇ!万が一の時があった場合の緊急処置 ダーブラのうけた今までのダメージとエネルギーが数値され魔人ブウの復活貢献してくれるんだよぉー! 」

 

つまり、ダーブラが倒れるほどのダメージをくらえば 今までの蓄積ダメージとその時のエネルギーが魔人ブウ復活のために使われるのだ。

ダーブラは今は気絶しているだけだが、もう命は長くないだろう。

 

トランクス達はバビディに対してこれまでにないほどの怒りを抱いていた。

 

いくら悪しき心を持つ戦士達と言えど、命をバビディのために散らずなど本望ではないはずだ。

全てはバビディの洗脳によって心が支配されたせいだ。

 

いち早く動いたのは命を司る神 界王神であるシンだ。

 

「はあぁぁ!!」

 

本気の一撃を魔人ブウの封印された球に向かって撃ち込む。

 

「なっ!?おのれ界王神!でもねぇそれぐらいじゃ死なないよ!お前もこの戦いで多少はダメージを受けたはずだ!」

 

「何が言いたいんだ!バビディ!」

 

シンはバビディの言葉を理解できない、もう一撃撃ち込もうとした時 バビディが汚い笑みを浮かべ界王神を指差し言った。

 

「最初からここは僕の拠点 ここで発生したダメージは魔人ブウの復活のためのエネルギーとして送っていた。その神の気とかいう強力な気も!ブウには含まれているはずだ!パパが復活させた時よりも数段強い魔人ブウの復活さぁぁっ!!」

 

トランクスの超サイヤ人の黄金の気も界王拳の炎のような気も悟飯の限界を超越えした気もそして界王神の神の気を得魔人ブウが今復活する。

 

桃色の煙が球から発生し、形を作り出した。

 

「ブウッー!!」

 

トランクスの超サイヤ人2と界王拳を一体化させた時の爆発的な気よりも巨大な気を持つ魔人ブウが復活した。

 

 




ここで、戦闘力をおさらい。

ダーブラ 800億(通常最大)8000億(魔凶星)
スラッグ 3000億(通常最大)6000億(メタル化)
クウラ 3000億(コア搭載)6000億(最終形態)
メダルクウラ軍団 180億

トランクス 30億(通常最大) 1500億(超サイヤ人)
3000億(超サイヤ人2)6000億(超サイヤ人2+界王拳)
1兆2000億(超サイヤ人2と界王拳を一体化)
悟飯 20億(通常最大)1000億(超サイヤ人)
5000億(潜在能力開放)
シン 1000億(通常最大)5000億(神化)
キビト 15億(最大)
16号 1250億(最大出力)


魔人ブウ 3兆(最大)

原作だと魔人ブウの戦闘力は1兆くらいらしいけど、界王神がダメージ受けたせいで神の気を持ったことにより3倍 やべ、これ勝てねぇわ。

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